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2005_07/27 UP 2005_07/15 7月8日。以前からトライしていた塩原の「破壊王」Ｖ11〜12のロースタートバージョンを登る事ができた。これは破壊王のスタートのルーフの、さらに奥にある両手で持てるアンダーからシットスタートするというもの。課題名は「ナラク」グレードはＶ13〜14でトライ日数は約3日間。登れた日は雨が降ったり止んだりの悪天候で、通常なら登らない程非常にコンディションが悪く、無理やり登ったという感じだった。よって体感したグレードはあまり当てにならないが、少なくとも四段＋Ｖ13はあると思う。 この課題ははスタートのアンダーを両手で持って体を浮かしてからの一手が非常に悪く、その後の三手をこなしてから、いかに疲れずに破壊王に入っていくかがカギになると思う。面白いのでぜひトライしていただきたい。 ▽ 「ナラク」四段＋ 五段−Ｖ13〜14（破壊王ロースタート）スタートホールド付近。  ▽「ナラク」Ｖ13〜14。スタートしてから一手目のスローパーをとったところ  ▽「ナラク」（破壊王）核心部。左手の二本指をとったところ  ▽「ナラク」四段＋五段−（破壊王ロースタート）全景。 雨でびっしょりのスラブを必死でトップアウトしました。 
2005_04/22 栃木の野立岩でトライを重ねていたプロジェクトを登る事ができた。
今回登れたラインは去年初登した（ハイドラ）5段のシットスタートである。 グレードはまだ確定していないのだが、V15〜16、5段から6段のどこかだろう。 恐らく日本最難課題だと思う。 このプロジェクトはハイドラをトライし始めた時から可能性を感じていたのだが、 スタートしてからの5手が余りにもハードで、繋げて登るのは不可能に感じたため、 その後に出てくる左手3本指と右手の２本指ポケットからスタートして 完成させたのがハイドラだった。 12月にハイドラを完成させ、その後下部のムーブも探ってみたのだが、 非常に厳しく、その時は解決する事ができなかった。 3月に入り、雪で閉ざされていた岩場も入る事ができるようになり、また塩原通いが始った。 3月17日には（カランバ）4段-の左からスタートして カランバに合流する（カタルシス）5段ーを完成させた。 そして再びハイドラのシットスタ−トのトライを再開。 3日間をかけて下部のムーブを解決、ハイドラのスタートホールドまで繋げる事ができた。 その後、最初から繋げに入り、3日目に全体の50％を繋げる事ができた。 しかしこの時点では、完成までにはまだ程遠いという感じだった。 4月22日、この日は非常に風が強く、 余りの強風に川の水が巻き上げられてルーフの中に入って来る程だった。 この日はウオームアップの時からいつもより調子がいいように感じていた。 一回目のトライでムーブを練習し、2回目のトライで信じられない事に、後三手まで迫る事ができた。 その後3回目4回目と、惜しいところまでいくも完登ならず、 この日は諦めかけていたのだが、最後にダメもとでもう一度という感じでトライする事にした。 充分にレストして最後のトライ。結局この最後のトライで登る事ができたのだが、 今だに登れた事が信じられないという感じである。 それ程難しく感じていた し、今の自分に登れるのだろうかと疑問にさえ感じていたから。 この課題を登れた事で僕は以前より強くなれたのだろうか？ それとも何か特別な日だっただけなのか解らない。 |
