性行為で感染する「梅毒」の患者数が増加している。16年1〜3月に梅毒と診断されたのは、前年同期比2倍にのぼった。梅毒は、性行為により粘膜や傷口から病原菌が侵入して感染する。感染してから約3週間後、感染した部位(陰部、唇など)に小さな発疹ができ、約3か月後には発疹は全身に及ぶ。数年後には皮膚、筋肉、骨などに腫瘍ができ、死に至る場合もある。