Coordinating Committee of Earthquake and
Volcanic Eruption Prediction Researches

災害の軽減に貢献するための
地震火山観測研究計画

News お知らせ

TOPICS

災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画(第3次)が令和6年4月より始まりました

令和5年12月、科学技術・学術審議会総会より関係大臣に、「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画(第3次)の推進について」が建議されました。地震・火山噴火予知研究協議会は、全国の大学、研究機関、行政機関等と連携・協力して、令和6年4月よりこの新たな5か年計画を推進していきます。

<研究課題一覧はこちらのページ>

TOPICS

予知協ホームページをリニューアルしました

新しい建議「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画の推進について(第3次)」に基づく5年間の研究計画が実施されます。今後も随時コンテンツを更新・追加していきます。
企画部では、協議会や参加機関の活動をホームページで紹介したいと考えており、 ニュース記事や写真、図面を募集しています。企画部までお寄せ下さい。

EVENT

令和5年度成果報告シンポジウムが開催されました

令和6年(2024年)3月13日(水)~14日(木)
「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画(第2次)」の令和5年度成果報告シンポジウムが開催されました。皆様のご協力により、成功裡に終了しました。ありがとうございました。 
シンポジウム参加人数:358名 懇親会参加人数:55名

詳細につきましてはこちらのページ

MEDIA

研究成果共有データベースを公開しています

「災害の軽減に貢献するための地震・火山観測研究計画」では、これまでの研究計画等で観測されたデータや成果等をデータベースとして整備し、公開する活動を行っています 。使用のルールに従ってご活用ください。

研究成果共有データベースはこちらのページ

MEDIA

パンフレット「関東地震」「南海トラフ地震」に備える

大正関東地震から100年 昭和東南海・南海地震から77年を迎えて「関東地震」「南海トラフ地震」に備える パンフレットを刊行しました。

パンフレットはこちらのページ

About 地震・火山噴火予知研究協議会とは

文部科学省 科学技術・学術審議会(文部科学大臣の諮問に応じて科学技術の総合的な振興や学術の振興に関する重要事項についての調査審議等を行う)で策定・建議された「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画(第3次)」(令和6-10年度)を、大学、研究機関、行政機関等が連携・協力して実施するために、東京大学地震研究所に設置された組織です。

Achievements 成果

水蒸気噴火の準備過程を捉えるための火山熱水系構造モデル

草津白根山の湯釜火口北側の噴気について、3He/40Ar 比(40Arはマグマ由来の40Arを意味する)に基づきマグマ発泡度の変化が火山活動活発化と関係していること、さらにマグマの発泡で説明できることを示した。発泡度変化のタイミングは浅部熱水だまりの膨張・収縮とよく一致しており、同火山の活動の活発化を駆動するマグマ~浅部活動の物質学的な繋がりが確認できた。草津白根山のような熱水が卓越している火山の活動活発化にマグマ(おそらく熱水系より深部)の寄与を示唆した意義もある。希ガスなので複雑な反応を考える必要がなく、今後、火山活動モニタリングの指標の一つとして活用が期待できる。

プレート境界面上の滑りの時空間変化の把握

長期的SSEの時間発展。(左図)2018年から2022年の間に南海トラフ沿いの非定常地殻変動から推定したプレート境界での累積のすべり量分布(カラースケール)。青い矢印は各地点のすべりの方向と大きさを、赤枠は右図のグラフそれぞれの範囲を示す。(右図)左図の赤い領域ごとの累積モーメントの時間変化。右側の縦軸は、地震モーメントで示した値である。四国中部の縦線は短期的SSEの発生時期を示す。四国中部、豊後水道で2019年始めに長期的SSEが発生したことがわかる。また、日向灘南部では長期的SSEが2020年半ばから2021年半ばにかけて発生したこと、種子島沖では2019年種子島沖地震(M6.4)[黒点線]の余効すべり後に短期的SSEが発生したことがわかった。なお四国中部では、2019年以降、長期的SSEの発生期間中に短期的SSEが発生し、両者が共存していると考えられる。

研究者の方へ

本事業費を使用して得られた研究結果を論文等に発表する際には、以下を参考にして謝辞に記して下さい。
日本語:本研究は文部科学省による「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画(第3次)」の支援を受けました.
English: This study was supported by the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology (MEXT) of Japan, under its The Third Earthquake and Volcano Hazards Observation and Research Program (Earthquake and Volcano Hazard Reduction Research).