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横浜クニツィア会 2024.04.13

Spielbox-EdiitonSpielbox.JPG第32回横浜クニツィア会です。会場は神奈川区民館料理室。参加者は4人。序盤はぴーかんさんと2人だったので、「キャッチ」「マラブンタ」「ザメック(カルカソンヌディブルク)」と2人用ゲームを3種遊びました。個人的に初プレイのゲームはありませんが、久し振りに遊ぶゲームが多く、昔のクニツィアの奇妙なゲームを見直すいい機会になりました。版違いでの初プレイはシュピールボックス収録の「キャッチ」です。

Spielbox-SpielImHeft.JPG第3回から(第12回を除いて)古い順にひとつずつ遊んでいたシュピールボックスシリーズは、今回の「キャッチ」で最終回です。1991年2号から1995年6号まで29号連続でゲームを掲載するのは凄いことだと思います。1992年までの11作(2枚目の写真)は Spiel im Heft(冊子のゲーム)と書かれていただけですが、1993年以降の18作(1枚目の写真)は Edition Spielbox とシリーズ化され1番から通し番号がついています。これらの中には製品化されたものが12作あります。他にも製品版にすれば良いのにと思うゲームもいくつかあります。また、アブストラクトゲームが16作(うち2つは多人数アブストラクト)と多いのも特徴です。

以下はこれら29ゲームの横浜クニツィア会で遊んだ時のレポートへのリンクです。

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1991年
プリズマ Prisma (アブストラクト、同名で製品化)
ジロ デ イタリア Giro d'Italia (多人数アブストラクト、レースゲーム)
フリント船長の財宝 Der Schatz des Käpt'n Flint (アブストラクト、同名の製品版は別のゲーム)
インベストポリー Investopoly (経済ゲーム)
パワープレイ Powerplay (アブストラクト、「革命/アトランテオン」の元)

1992年
アイリッシュ ウルフ Irish Wolf (カードゲーム、「フリンケピンケ」としてルール変更の上で製品化)
トライアド Triad (アブストラクト)
オリンピアード Olympiade (10種競技のダイスゲーム)
リネア Linea (アブストラクト、「ストーンヘンジ」としてルール変更の上で製品化)
アスコット Ascot (大人数での交渉と賭けの競馬ゲーム)
ホモ プフィフィカス Homo Pffificus (多人数ビッド&レースゲーム、「王宮にて(ゲーム全格納庫より)」として製品化)

1993号
クリンチ Clinch (アブストラクト、「ティク」として製品化)
ペナルティー Penalty (2人用アイスホッケー、ブラインドビッドゲーム)
ジュピター Jupiter (ダイスとコマの配置ゲーム、同名で製品化)
インターメッツォ Intermezzo (アブストラクト、同名で製品化)
ロイヤル フラッシュ Royal Flush (トランプを使ったポーカーハンドのブラフゲーム)
ビジネス Business (多人数アブストラクト、エリアマジョリティー)

1994年
投票日 Wahltag (エリアマジョリティー、「ベガス」としてルール変更の上で製品化)
レー Re (チェス系のアブストラクト)
キング King (チェス系のアブストラクト)
クアトロ Quattro (アブストラクト)
オリックス Olix (アブストラクト、同名で製品化)
トップ Top (トランプを使ったセットコレクション、「スパイ」としてルール変更の上で製品化)

1995年
チェックス Chex (チェス系のアブストラクト)
キック Kick (2人用サッカーダイスゲーム)
シーシュポス Sisyphos (読み合いのレースゲーム)
タビュラ ラサ Tabula Rasa (ラミーキューブを使ったマジョリティーゲーム、同名でルール変更の上で製品化)
リメス Limes (チェス系のアブストラクト)
キャッチ Catch (ドミノタイルを使ったアブストラクト、同名で製品化)
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キャッチ Catch (シュピールボックス版)
(プレイ時間 各10−15分)
CatchSpielbox06:95.JPG「キャッチ」はシュピールボックス1995年第6号の付録でEdition Spielboxの17作目です。そして29号連続でシュピールボックスに掲載されたクニツィアのゲームの最後でもあります。

2人用のアブストラクトゲームで、8x8のボードに1x2のドミノ型のコマを交互に配置します。ドミノを置く向きはプレイヤーごとに決まっていて、ひとりのプレイヤーが縦向き、もうひとりが横向きに置きます。置いたことによって3マス以下のエリアを区切るとそれが自分のものになり、自分のコマを置きます。こうしてどちらのプレイヤーも配置できなくなったらゲーム終了です。

Catch20240413.JPGバリアントとして「キャッチ2」、「キャッチ4」があり、それぞれ2マス以下、4マス以下のエリアを区切るのが目的です。それらと区別するために、このメインのゲームはキャッチ3というらしいです。

用具として28の長方形コマが必要で、ドミノを裏返して遊ぶと良いと書かれていたので、クニツィアの「ドミノパズル Domino Knobelspass」のドミノを使用。プレイヤーのコマは「オリックス」から流用しました。なるほど、ドミノのD6を使うので28枚な訳ですね。

CatchBoxes20240413.JPGぴーかんさんが縦向き、自分が横向きを担当し、先手プレイヤーを交代して2回遊びました。アブストラクトゲームとしては難しく、そしてかなり面白いゲームだと思います。相手に1や2のエリアを与えつつ自分は3のエリアを取るということをしたり、1x6のエリアを作ってエリア4つ分を確定させたりと、激しい攻防が続くなか、どちらも後手が勝利しました。

このゲームは2013年にインテレゴ・ホルツシュピールから製品版が出版されています。ルールは同じで、キャッチ2やキャッチ4のバリアントも収録されています。どうして長方形のコマが28枚なのだろうと思っていましたが、今回その謎が解けました。ゲームに歴史あり、ですね。

結果
1戦目:自分 12、ぴーかん* 8
2戦目:ぴーかん 11、自分* 9



マラブンタ Marabunta (ホビージャパン版)
(説明 25分 プレイ時間 55分)
Marabunta20240413.JPGフタリシュピールで遊んだ以来2回目です。ようやく自分のコピーを手に入れました。紙ペンの一種ですが、何度も消せるボードになっています。ボードに数字を書いていき各エリアでもマジョリティ争いをします。ロール&ディバイドと書かれたシステムで、ひとりがダイスを6個振ってそれらを2つの組に分け、もうひとりが好きな方を選び、ダイスを振ったプレイヤーは選ばれなかった方を取るという方法です。いわゆるケーキの切り分け問題で、カードを使ったものでは「カナルグランデ」や「サンマルコ」が有名かもしれません。

ダイスなのでその出目の傾向によって作戦を変えていかなければならないのが面白く、これは紙ペンバトル鉛筆シリーズの「ピックアペン」にも通じます。カードだといつか必ず出るのですが、ダイスではそうはいかないのでそこが面白いところなのです。お互いいい勝負だったと思うのですが、2点差でぴーかんさんの勝利。

結果:ぴーかん 11、自分 9



ザメック Zamek
(説明 15分 プレイ時間 40分)
Zamek20240413.JPG「ザメック」は「カルカソンヌディブルク」のポーランド版です。「カルカソンヌディブルク」では手作りしなければならなかった拡張「ファルコン」が、「ザメック」では製品化されたのでそれを試したかったのです。しかし、ぴーかんさんは「ディブルク」」自体が未プレイだというので、今回は拡張なしで遊びました。

ぴーかんさんはかなりアグレッシブにこちらの領土を乗っ取ろうとしてきます。必死に守ったり、追加でミープルを近くに配置したりと防戦に追われて前半は点数が伸びず、かなりぴーかんさんに差をつけられてしまいました。しかしスコアトラックの角にある特殊タイルをゆっくり取っていけたこともあり、赤い建物での首位のボーナスで最後は逆転。4点差という僅差の良い勝負でした。さすがぴーかんさんです。次回は拡張を入れたいものです。

結果:自分 87、ぴーかん 83



フロッテ フロッセ Flotte Flosse
(説明 5分 プレイ時間 5分)
FlotteFlosse20240413.JPGここから4人です。まずはぴーかんさんリクエストその1「フロッテフロッセ」です。めくられた魚と同じ魚を網で取るだけなのですが、魚が歯を出していたら危険なので取ってはいけません。取るための握り手付きの網が良いと、その部分は好評でした。

結果:ぴーかん 3、佐藤 3、自分 3、とけい 1



カントリー ライフ Alles Tomate!
(プレイ時間 10分)
AllesTomate20240413.JPGぴーかんさんリクエストその2「カントリーライフ」です。シンプルな記憶ゲームですが、7種類のものがどんどん入れ替わっていくので慣れるまでは難しいです。「ぶんぶんかくれんぼ」とこのゲームがクニツィアの記憶ゲームでは好きです。

結果:自分 18、佐藤 11、ぴーかん 8、とけい 4



ジェネシス Genesis
(プレイ時間 65分)
Genesis20240413.JPGぴーかんさんリクエストその3「ジェネシス」です。カラーダイスを使った陣取りで、プリミティブで渋いゲームだと思います。何度やってもどうやったら勝てるのかがよくわかりません。序盤はどこから打てばいいのかよくわかりませんが、終盤近くだと打ちたいところが多いのに手番数が少なくて大変です。カラーダイスでいつもワイルドを2つを出していたぴーかんさんの勝利。

結果:ぴーかん 29、とけい 26、佐藤 25、自分 20



ピックアペン 庭園 Pick a Pen: Tuinen/Gardens (999ゲームズ版)
(説明 5分 プレイ時間 40分)
PickAPenTuinen20240413.JPGここで、最近よく遊ぶピックアペンシリーズから「庭園」です。このシリーズでは一番説明しやすいです。レベル1を選び、自分は5色エリアを6つ作る作戦です。しかし、単色エリアも同時に優先させてしまい、5色エリアは4つしかできませんでした。あと少しだったのに。

結果(レベル1):自分 74、佐藤 65、ぴーかん 65、とけい 55



フェーケライ Ferkelei
(説明 5分 プレイ時間 35分)
Ferkelei20240413.JPGぴーかんさんリクエストその4「フェーケライ」です。「交易王」の元になったゲームですが、そこまで似ていません。場に3枚以上にならないと点数にならず、4枚、5枚にして2倍、3倍にすることが大切です。なので手札を同じ色で貯めたいのですが、交易王と違って5枚の手札制限があるので、何度か無駄打ちをして手札を調整しなければならないのがどうもなあと思ってしまうところです。しかし、このゲームならではの独特な部分もあり、遊ぶ価値があるゲームだと感じます。

今回は佐藤さんがピンク5枚を一気に出したのが決めてとなり、佐藤さんの勝利。

結果:佐藤 82、自分 73、ぴーかん 72、とけい 60



フィガロ Figaro (ティルシット版)
(説明 5分 プレイ時間 40分)
Figaro20240413-1.JPGぴーかんさんリクエストその5「フィガロ」です。 自分を含む誰の前にもカードをプレイできるというのが特徴で、誰をバーストさせるのかというなんとも恐ろしいゲームです。久し振りに遊んだので、こんなに攻撃的なゲームだったことを忘れていました。みんな口々に「オープン会には持っていけないゲームですね!」と言います。でもユニークで良いゲームだと思います。

結果:佐藤 1位、ぴーかん 2位、自分 3位、とけい 4位



キングス ロード King's Road
(説明 10分 プレイ時間 40分)
KingsRoad20240413.JPGぴーかんさんリクエストその6「キングスロード」です。「帝国(「古代ローマの新しいゲーム」あるいは「ローマ」より)」のリメイクですが、それぞれのバージョンでルールが違います。「キングスロード」は基本的には「ローマ」に収録されていた「帝国」に近いのですが、決算の順番が異なります。以前は決算の順番は数字の低い順からだったのですが、単純に時計回りに、1、6、4、7、3、5、2、8の順になりました。また1と3が隣接地域として扱われるようになりました。

スタートの1の地域での1点は捨てて次の6と4にコマを置こうと思ったプレイヤーが多かったらしく、佐藤さん以外の3人は4−6−6というビッド! 見事にバッティングしました。自分は1や3の低得点の地域を使って貴族の得点を活用しようと思っていたのですが、あまりうまくいかずに結局最下位。

今回は、2つ大きな間違いをしてしまいました。貴族の得点を貴族を新たに置く前に加算してしまったので、貴族がすぐに得点になりませんでしたが、貴族を置いた後に得点が入るのが正しいです。また、貴族のボーナスは隣接地域だけにしてしまったが、自分の貴族で繋がっていればさらに先の貴族もボーナスになる(つまり最大8点)のが正しいです。ルールの書き方がかなりわかりづらく(ギークでもフォーラムで色々書かれている)、さらに久し振りに遊んだので色々忘れていました。いずれまた仕切り直して遊びたいものです。

結果:ぴーかん 60、とけい 53、佐藤 50、自分 47



ピックアペン 石碑 Pick a Pen: Crypten/Crypts (999ゲームズ版)
(プレイ時間 45分)
PickAPenCrypten20240413.JPGピックアペン2作目の「石碑」はレベル3を初めて遊びました。石碑が6x7と大きいです。1列で3マス連続で同じ色に塗ると3点というのはレベル2と同じですが、このレベル3では2x2で同じ色に塗ると7点になります。これをチグリスユーフラテスに例えて「文明の建物」と「モニュメント」と勝手に呼んでいました。連続手番ができる機会も多くなったので、個人個人でかなり最後は塗ったマス数に差が出ます。

自分はモニュメント5色をすべて完成させ、さらに横列はすべて得点できたのでそのボーナスも得られました。かなりやりがいがあります。レベル1の方が実は難しい気もしますが、楽しいのはこのレベル3だと思います。

結果(レベル3):自分 97、とけい 71、ぴーかん 50、佐藤 37



ドラゴンパレード Dragon Parade (Z-MAN版)
(説明 10分 プレイ時間 20分)
DragonParade20240413.JPG説明書を別のところに置いてきてしまったので、ある程度推測で遊びました。だいたい合っていましたが、最後にドラゴンが到達した場所から両側でそれぞれ一番近いグループが3点で、両側のうちどちらが近いかという距離は関係ありませんでした。このゲームを遊ぶと「メンバーズオンリー」が遊びたくなりますが、こちらの方が予想が立てづらいのでよりパーティーゲーム感があるのかもしれません。
詳細レビュー:https://www.gamers-jp.com/playgame/archives/002067.html#dragonparade
結果:佐藤 18、とけい 17、自分 17、ぴーかん 10



ゴールド ラッシュ Gold Rush (サニーバード版)
(プレイ時間 5分)
GoldRush20240413.JPG最後は手軽な「ゴールドラッシュ」です。序盤から10と6が出てしまいましたが、それにうまくチップを置けたぴーかんさんと自分が勝利。

結果:ぴーかん 16、自分 16、佐藤 14、とけい 7



Results20240413.JPGこれで今月の横浜クニツィア会は終了です。4人だけだったので全てのゲームに参加しました。また今回でシュピールボックスシリーズが終了したので、今後は出版社別、メカニクス別などのテーマ会もときどき開催しようかと思っています。


川崎18XX会 2024.04.06

18GB 18GB: The Railways of Great Britain
(説明 65分 プレイ時間 480分)
18GB-20240407-1.JPG18GBはイギリスのグレートブリテン島(イングランド、ウェールズ、スコットランド)を舞台にした18XXです。特徴としては以下の要素があります。
1.列車購入義務がない。よって強制列車購入もない。
2.社長株も売ることができる。そういった社長は自動運営される。
3.ダブルオーOO,ダブルエックスXXタイルが多い。
4.タイル配置のルール制限が厳しい。その会社が届く場所の線路が新たに変えられなければならない。
5.緑と茶色の間に青色タイルがある。
6.東西ルート、南北ルートのボーナスがある。
7.運営ラウンドは固定で2ラウンド。
8.列車は、4+2や4Xなど特殊なものが多い。

18GB-20240407-2.JPG特に1の列車購入義務がないことは新鮮で、会社にお金がなくなったら2のように社長株を売ってしまえば良いのです。これは、今までの18XXのルールを覆す斬新なルールですが、ちゃんと機能しているように思います。また、タイルについては3で述べたように同ヘックスに2つある都市は独立した路線に上になり、路線が絡み合ったように発展していくのは真実味があって面白いです。

18GB-20240407-3.JPG今回は未経験者のための推奨ルールで、プライベート会社をランダムで分配して開始。自分はリバプールの港からの収益が高くなる Livrpool & Manchester と、カーライルにトークンを置ける Maryport and Carlisle の2つのプライベートが割り当てられたので、リバプールに比較的近いリーズ Leeds にある Lancashire and Yorkshire Railway (LYR) を設立しました。XXタイル上にあり、他のみんなが同タイルのもうひとつのリーズ駅を使っていたので、自分は割と悠々と路線を作れました。

18GB-20240407-4.JPGOOタイル嫌いのがとぅさんが列車保有制限のルールを誤って、余分に2列車を買ったことから、自分に思いがけなく3列車が来てリバプールまでの高収入路線を序盤から確保できたのは大きかったです。2番目の会社としては、エジンバラ Edinburgh の North British Railway (NBR) を設立。フォース湾 Firth of Forth を超えるルートでアバディーン Aberdeen までの独立路線を建設しました。その後 NBR は社長株を売って(!)手放し、なんとかLNYは4X列車を購入。最後はさたもとさんがスプレッドシートを使って収益を計算し、自分が珍しく勝利しました。

18GB-20240407-5.JPGやはり勝因は序盤の3列車、それによる収益で多くの株を買えたことだと思います。ただ、終盤はやることがなくなってしまい、少々退屈な展開になってしまいました。しかし、ちゃんと完走できたのは良かったです。(最後の写真は持っていた株と盤面の最終図)。

結果:自分 4845、さたもと 4270、しのだけ 4265、がとぅ 3679、とけい 3534


トランプ&タロット会 2024.04.06

NameTag20240406.JPG第5回目となるトランプ&タロット会です。カナスタにちなんで名札はスペードの3です。今回は新しいゲームは遊ばずに、伝統トランプゲームを中心に遊びました。




カナスタ Canasta
(説明 15分 プレイ時間 各130-150分)
Canasta20240406.JPGまずは、前回遊んでまた遊びたかった「カナスタ」を遊びました。前回と異なり、この日は山札からの補充は1枚です。補充が2枚だと確かにゲームは早いのですが(前回2枚補充で5ディール、今回1枚補充で8ディール)、2枚取って1枚捨てるので手札が自動的に増えていき、ゲーム終盤での最初のメルド120点などは格段に作りやすくなります。やはり補充1枚の方が厳しいし面白いではないのかというのが今回の自分の感想です。

1戦目ではかなり致命的なルールのミスをしてしまいました。ワイルド(ジョーカーや2)が捨てられたらフローズンなのですが、ナチュラル2枚が手札にあればそのワイルドを拾ってメルドを作れるとしてしまったのです。なので、ワイルドを捨てるのが難しく、フローズンにしたくて捨てても拾われてしまうことが多かったのです。しかし、我がペアが勝利しました。(1枚目の写真はこの日唯一のナチュラルカナスタ)

CanastaScores20240406.JPG2戦目は「スカート」のあとに遊びました。このときは経験豊富なズミさんの指摘で、ワイルドや黒3は絶対に拾えないということがわかり、正しいルールで遊べました。そして正しいルールはやはり面白かったです。前回のレポートでのカナスタのルールを修正しておきました。我がペアは2ディール目以降なかなか高得点が取れず、5ディール目終了時には1000点以上の差があったのですが、7&8ディール目で相手チームがマイナスを2連続で取ったこともあり逆転勝利!

参考:カナスタの詳細レビュールール
https://www.gamers-jp.com/playgame/archives/002365.html#canasta


結果
1戦目(8ディール):自分&ハッチ 5825、ダックス&ミロ 5315
2戦目(8ディール):自分&mulberry 5930、みつる&ズミ 4270



タントニー Tantony
(プレイ時間 45分)
Tantony20240406.JPGリードスートの最も小さいカードがそのトリックの点数になり、トリックを自分を含めた好きな人に与えられるゲームです。1人3トリックしか取れず、取ったカードが次のディールを兼ねています。シンプルながらもかなりマニアックなルールです。一般的には後半のトリックの方がボイドも多くなり高得点なので、前半のトリックは他のチームに渡したいところですが、そのコントロールを得るためには高い数値を使わなければなりません。また、同一スートのトリックを2つ取れば、それだけで8枚くらいは同じスートになるのでかなり強いです。この辺りが基本的な方針だと思います。

結果:自分&mulberry 210、ミロ&みつる 124



ハーツ Hearts
(プレイ時間 45分)
Hearts20240406.JPGここで気分を変えて、シンプルな「ハーツ」を遊びました。時間の都合で50点勝負、つまり誰かが50点を越えたら終了としました。5ディール目にシュートザムーン(スラム)に成功し、ここで50点を越えたプレイヤーが出てゲーム終了。写真はその時の手札です。

やはりハーツはトリックテイクのなかでもシンプルで面白いと思います。リードのやり方、トリックの取り方、避け方など基本がよくわかるのも良いところです。

結果(5ディール):自分 12、mulberry 49、ミロ 59、みつる 62



スカート Skat
(プレイ時間 9ディール65分)
Skat20240406.JPG3人だと通常なら「ナインティナイン」などをやるのですが、ドイツの伝統ゲーム「スカート」に興味を持ってくれたので教えることになりました。それにしても「スカート」は教えるのが難しいですね。今回はデクレアラーが常に敗北し、61点を取るのは(あるいはひとつもトリックを取らないのは)絶対無理だろうという印象を与えてしまいました。9ディールやって、一度もデクレアラーが勝てませんでした。ということで、全員マイナス点です。

結果:自分 −48、マルベリー −136、みつる −222



ここで、カナスタの2戦目。詳細は前述の通り。



キャンセレーションブラックレディ Cancellation Black Lady
CancellationBlackLaady20240406.JPG最後のゲームは9人で「キャンセレーションブラックレディ」です。なんと4デッキ分入っているそうで、2−4枚の同一カードはキャンセルということになりました。これはかなりパーティー感が強いです。1ディールだけのプレイ。

結果:不明



Results20240406.JPGこれでトランプタロット会は終了です。6人くらいで浅草で夕食をとり、そのあとズミ&さやさん宅にお世話になりました。ここでは「ピックアペン」シリーズからまだ彼らが遊んでいないという「石碑」を遊びました。




ピックアペン 石碑 Pick a Pen: Crypten/Crypts (999ゲームズ版)
PickAPenCrypten20240406.JPGどのレベルでも良かったのですが、短そうなレベル1を選択。縦横5列で連続で同じ色を塗るのが目標です。パスができないのがかなり辛いのですが、横列を完成させればそのシンボルはワイルドになるので自由度が高まります。以前遊んだ時よりはうまく行ったと思うのですが、ズミさんが強かったです。

結果(レベル1):ズミ 42、自分 34、さや 25



それにしても、たっぷり遊べた1日でした。次回が楽しみです。