2014年02月22日

「フクシマ」東京

2014年2月22日。ブログがなかなか書けなくなってしまいました。気楽に書くよう努めるように意識しているのですが、結果示すように半年振りです。
何時も写真展などの発表の機会の広報になってしまています。
今回は、昨年の広島での「フクシマin広島」展以来です。「フクシマin広島」 を多少変更して東京で「フクシマ」として、発表します。下記の2カ所A,B会場で開催です。
内容は、広島の展示と基本的には変りません。会場の環境に合わせて、展示のサイズ変更が大きな違いです。会場Aは、スチール写真。会場Bは、動画となります。小さな会場ですが、見易く工夫したいと思っています。勿論どちらも、東日本大震災から起因した福島第一原発発電所の放射能物質の拡散による汚染地域の風景を記録したものです。自然の風景には視覚的に捉え難い災害ですが、敢て視覚的記録である写真で挑戦した作業です。
会場ごとの企画主旨書のURLを下記に添付します。アクセス頂ければ幸いです。
また、youtubeでは、既にオンラインしている「フクシマの唄」という作品があります。既にご覧いただいている方もあるかも知れませんが、ジャズピアニストの中村力哉氏とのコラブレーションしていただき、すばらしい音楽の世界です。古来から親しまれて唄われています民謡「相馬二編返し」「神長老林節(かんちょろりん)」をジャズにアレンジした音楽です。私は、民謡の持つ力をあらためて学ぶことになりました。中村氏に深く感謝しております。
アクセスを期待しています。
尚、この「フクシマの唄」は、会場A,B共に展示放映しています。A会場はモニター画面で。B会場ではプロゼクターで、大きなスクリーンで放映しています。


会場A-----銀座ニコンサロン(2月26日〜3月11日)
http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2014/03_ginza.htm#01

会場B-----photographers' gallery(2月28日=3月9日
)http://pg-web.net/exhibition/hiromi-tsuchida-fukushima2/

土田ヒロミyoutube
http://www.youtube.com/user/tcdHiromi

投稿者 nirhiro : 18:18 | トラックバック (0)

2013年07月29日

フクシマin広島

連日のお知らせです。今度の<フクシマin広島>のチラシのURLが出来ました。URL:www.hiromi-t.com/fukushima_hiroshima.pdf
デス。アクセスしてみてください。
チラシには、細かなデータが出ています。中でも面白い試みは、ARなるアプリです。スマートフオンに限りますが、これで、チラシから動画の情報が得られます。ARなるアプリをチラシの説明に従ってダウンロードしてください。それを開いて、スマホのカメラのレンズを4会場のそれぞれの写真にかざして見て下さい。スマホは、その印刷された写真から、動画の情報を、アウトップトし出します。
感度がよすぎで、隣のイメージへ飛んだりしますが、試みて頂けませんか?印刷されたものでも、あなたが今開いているパソコンの映像でも可能です。遊んでみて下さい。何か面白いアートの表現にも使えそうな予感を感じています。ぜひ、試みて下さい。すべて無料です。感想聞かせてください。

投稿者 nirhiro : 23:50 | トラックバック (0)

2013年07月28日

フクシマin広島

<フクシマin 広島>と題した私のフクシマの仕事が展示開催はじまります。先に報告しましたが、新たにお知らせ致します。
四会場で、1㎞以内と近いのですが、各会場それぞれ個別的な展開です。
開催期日が下記の様にずれています。
一日で廻れるのは、8/6〜8/11と一週間ほどに限られます。
既に開催しているD会場もありますが、ややこしいデスね。
ヒロシマ86にいらっしゃることがありましたら、是非に。
A会場 galleryG  (写真展示)                    8/6~8/13
B会場 NSA Gallery (写真展示)                  8/6~8/11
C会場 旧日本銀行広島支店(地下金庫室ギャラリー)(プロゼクター)  8/5〜8/13
D会場 ギャラリーてんぐスクエア (動画 :モニター) 7/20〜8/12

投稿者 nirhiro : 23:46 | トラックバック (0)

2013年06月29日

「フクシマ」in広島

先におしらせ致しましたように、広島でフクシマの写真、動画作品などの発表の詳しくが決定致しました。少しながくなりますが、企画書のコピーを以下に記載させて頂きます。会場は、4会場に別れて、ほぼ同時開催です。下記の企画を簡単に記述いたしますと
会場A スチール写真とそのインスタレーション
会場B スチール写真
会場C スチール写真からのプロゼクターによる作品
会場D 35ミリカメラによる動画作品

それぞれ、かなり差異ののある表現にしたいと考えています。
原爆忌、瀬戸内アートフアエアで訪広島される予定の方、ぜひお立ち寄り下さい。
アサヒカメラの8月号にもその一部が掲載されています。参照ください。
まもなく案内チラシも完成します。添付お知らせ致します。

<「フクシマ」in 広島>展の企画内容と展示の具体
2011年3月11日の福島第一原子力発電所事故は甚大な被爆被害をもたらしている。この原発事故は、物理的破壊の領域に留まるものではなく、人の社会構造の破壊、自然と科学、言い換えれば自然と人間の関係をも問い直すことを求められる破壊が進行している。
土田は、このような放射能汚染が「自然と人の共存」の関係を喪失させた現在の状況を福島の豊かな自然の風景に透視しようと「フクシマ」の撮影作業を進行させている。その表現の中心は、福島の四季に移ろう風景、除染活動などの情景写真(2011年6月〜2013年6月撮影)であるが、土田 ヒロミは、その「フクシマ」の初見の場として「広島」を選んだ。
そのプロジェクト名を土田ヒロミ<「フクシマ」in広島>として、ここに企画する。
「ヒロシマ」の記録を継続してきている土田 ヒロミの「フクシマ」がどのように顕れされるのか。被爆という惨事の意味が「ヒロシマ」、「フクシマ」を通して問う
ドキュメントである。

主催:土田ヒロミ<「フクシマ」in 広島>実行委員会
共催: 広島県美術館活性化対策事業実行委員会、NPO法人アートプラットホームG
協力:ギャラリ―G/ NSA/世界の子どもの平和像(せこへい)を広島につくる会/アートアーチひろしま2013サテライト企画「FUKUSHIMA」/株式会社ニッショウプロ

A 展示会場 gallery G 
展覧会タイトル:「フクシマの森」
    展示内容:写真展示とプロゼクションマッピング
       *大壁面のインスタレーション大作品(南壁)、他1,2階に展示 
       *正面ガラス壁面の映像<プロゼクションマッピング>
期間:2013年8月6日(火)〜11日(日)
        写真展時間:(11:00〜19:00)
        プロゼクションマッピング映写時間(19:00〜20:00) 
    場所:〒730-0012 広島市中区上八丁堀町4-1  地図A
Tel:082-211-3260 E-mail:gg@gallery-g.jp

B 展示会場 NSA Gallery 
   展覧会タイトル「フクシマの村」
展示内容:写真パネル展示
   期間:2013年8月6日〜11日(11:00〜19:00)
   場所:〒730-0016 広島市中区幟町6-21 地図B
Tel:082-221-1921 Mail:nsachoramali@mac.com

C 展示会場 旧日本銀行広島支店(地下展示スペース) 
  展覧会タイトル:「フクシマの唄」(せこへい美術館※関連企画)
  展示内容:「福島の自然(仮)」プロゼクターによる動画(日銀備品利用)
   期間:2013年8月5日(月)〜8月13日(火)
     (10:00〜19:00、初日は15:00〜、最終日は〜15:00)
  トークショー:8月7日(水)17:00〜19:00(1Fにて)
   場所:〒730-0036 広島市中区袋町5-21 地図C
Tel 082-504-2500 (広島市役所市民局文化スポーツ部文化振興課)    
 
※せこへい美術館=せかいのこどものためのへいわの美術展

D会場展示 ギャラリーてんぐスクエア 
展覧会タイトル:「ヒロシマ、そしてフクシマ」
展示内容:宮角孝雄(写真)と土田ヒロミ(動画=モニター)の二人展
  期間:2013年7月20日(土)〜8月12日(月)(10:00〜18:00)
  場所:〒730-0051 広島県広島市中区大手町1丁目5−12 地図D
      Tel 082-248-4881
※この会場での展示のみ「アートアーチひろしま2013」の企画の一部として文化庁助成対象事業

投稿者 nirhiro : 21:32 | トラックバック (0)

2013年05月02日

フクシマ

311の震災から、福島原発事故へ。2011年06月から、福島の風景を撮りだしてきています。この夏、広島で、4ヶ所のギャラリーで、少し多様に発表する予定です。詳しくは、次回、連休明けに記します。この連休に広島で打ち合わせにでかけます。特異なアプローチですので、興味深く見えてくるはずです。これも期待してください。

投稿者 nirhiro : 00:28 | トラックバック (0)

2013年05月01日

俗神

ただ今、中野のギャラリー青冬(gallery@tosei-sya.jp)で写真展[俗神]開催中です。今更、と言う感じですが、いつまでたっても「俗神」は、私を解放させてくれません。「俗神」を断ち切れないと云うことでもあるのでしょう。「俗神」から浮遊して、その距離を楽しんでいるだけで、断ち切ってはいないのでしょうね。
作品は、8×10サイズの小さいサイズ、50枚ほどです。私の在廊、多くしたく思っています。
尚、11日(土)15時から、ギャラリーでトークショーを行います。
渋谷区立松濤美術館の光田由里さんとのトークです。彼女の質問に応えるカタチで進行することになると思います。出来れば、現在進行中の「フクシマ」の映像まで、辿りつけるといいのですが、私はもたもたしますから、どうなりますか。
ご参加期待しています。参加費1000円もとるらしい。定員40名です。

投稿者 nirhiro : 23:50 | トラックバック (0)

2012年06月19日

「BERLIN」2012/06/20

写真展「BERLIN」が大阪ニコンサロンで開始されます。期間は6/28〜7/11の2週間です。
関西圏の皆さんには、是非みて戴きたく思っています。

前にも書きましたが、写真集での試みは一冊を捲ってゆくときに展開する時間のリフレイーン(反復繰り返し)する様を表現することを中心に編集作業をしたつもりです。
一ページ毎、捲る作業ー現われ、消えてゆく(視覚から消え去る)とゆうー身体行為から認識する写真集という表現に対して、写真展では、限られた空間と個々の写真イメージは、同一壁面(順番、サイズは異る)に同時的に存在し、移動することで視覚の後ろに追いやるー視角から一時的に外れることもあるが、瞬時に視角を戻して見ようとすれば視界から消え去ることはない。展示空間は、見る者の気まぐれも含め、作者の意図を離れて(限度があるが)自由に見ることが可能なような場だ。作者側が入場者に順番に見てゆくことを期待したとしても必ずしもそうはならない。期待は裏切られたりする。展示の逆から廻る者、途中から見出す者、ゆっくり、あるものは素早く、見る者の恣意に任されている、そんな表現媒体としての写真展では、直截に、直感的に惹着付けなくてはなりません。
そのように体験して、歴史とはどのように形成されてゆくものか、リフレイーン(反復繰り返し)する危うさを写真集とは、異なる構成をして見ました。
勿論、定点撮影による見ることの持続性、見る集中度、スチール写真の記録性について、などなど欲張って見ました。
そんな中で、デジタルのプリント再現力がもたらす表現の質に注目して頂きたいと思っています。肉眼の識別域を超えた細部の表現(ディテール)を是非堪能してほしいと思います。

なお、29日(金)18時30分から、写真展会場横のセミナールームで、「BERLIN」の制作に至プロセスやさらにyoutabe等にも展開した「BERLIN」も合わせ話し出来ればと計画しています。写真展と共にぜひセミナーに参加して頂けますようお願いいたします。

投稿者 nirhiro : 23:21 | トラックバック (0)

2012年04月26日

写真展

お知らせしなければと思いつつ、遅れてしまっています。
来月の9日から22日まで、東京の銀座ニコンサロンにて、開催予定しております。昨年の11月も出版いたしました写真集「BERLIN」(平凡社)を写真展に展開したものです。
写真集の形式が「BERLIN」の表現としてのみならず、写真展という形式でどのような表現をつくりだことが可能か。という挑戦です。おそらく、写真集の表現にある迷宮のような目眩から解放され、簡潔に受け入れられるイメージを造り出すとこにいけたかなー。と写真プリントが出来た今週の火曜日に、すこしほっとし安心しているところです。搬入が愉しみになってきいます。
ぜひ、写真集をご覧いただいている方にも、見ていない方も、それぞれ発見頂けるものがあるのではないかと自負しています。ご期待下さい。

尚、大阪ニコンサロンは、6月28日から7月11日に同展を開催予定しています。また
フオトセミナーを5月11日(金)、6月29日(金)に開催します。作品「BERLIN」について、私自身の解説?の時間を持ちます。皆さんの参加期待しています。

投稿者 nirhiro : 23:41 | トラックバック (0)

2012年02月08日

「BERLIN」

「BERLIN」
2月6日より「BERLIN」をYouTubに張リました。YouTube:http://www.youtube.com/
二種の動画です。写真集とは、全く表現が異なったものに仕上げました。実際の制作作業は、(株)スリークォーターの田島茂雄君です。私にとって動画での表現は、初めてなこと、よく判らないことばかりですが写真集「BERLIN」とほぼ同じ素材を使って、時間をランダムに交差するという同じコンセプトです。感想などお聞かせください。永くスチールをやってきて、動画に惹かれる私が在ります。ヒロシマで少し動画を取り込んだ表現を考えたりしています。
深入りは、私の歳では、もはや無理でしょうが。スナップ動画程度のものとスチールとを組み合わせしてみたいと考えていますが、すこし実現は先になりそうです。

もとに戻りますが、YouTubeのサイトで「土田ヒロミ」と検索すると2、3番目に出てきます。
また、動画の下の tcdHiromiをクリックすると「土田ヒロミ:Tsuchida Hiromi チャンネル」というYouTubeで土田ヒロミのホームページが表示されます。

投稿者 nirhiro : 14:23 | トラックバック (0)

2012年01月24日

「BERLIN」

今回、のお知らせは、「BERLIN」の動画Yutube
「BERLIN」が出版されて2ヶ月程、ダイレクトメールで多くの方が買って頂いている様子。ありがたいことです。友人知人からの私的には、様々なすてきな評価の手紙、メールを戴いていますが、悪い評価など直接私に届くわけなどないのですが、それを差し引いてもおもしろく感じていただいているようです。しかし、パブリックな評価、新聞などの書評には、あまり出てきていません。雑誌は、3月号になるのかも知れませんが、あまり期待しない方がいいのかも知れません。
私の過去の写真集「俗神」「砂を数える」も出版当時は、殆ど評価されませんでした。
私は、少し前を歩きすぎているのだという、これ一種の思い上がりかもしれませんが、事実時代が後から追っかけて来るという経験をしてきた!などと不遜な言い様は、いけませんが、今回もまた、そうかとすこし残念な気分です。大変判りやすく編集したのですが、判り安すぎたのか。しかし、ここまで編集の作業で工夫している写真集は、他に類を見ない革新的な編集だと自負しているのですが、壁の歴史という歴史的事実を記録したドキュメントと捉えられたら、残念ですね。「歴史」って何なんだろう。という問題提起が主題と言っていいのでしょう。その解答を示しているわけでもないのですが、人間の営みの時間の重層性が感じて戴くとうれしいです。

投稿者 nirhiro : 11:25 | トラックバック (0)