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HsbtDiary


2024/04/24 (水) [長年日記]

ruby-build 20240423 をリリースした

昨日のリリースに合わせて ruby-build についても新しいバージョンを含んだものをリリースした。

https://github.com/rbenv/ruby-build/releases/tag/v20240423

こちらについては、定義を追加してくれる人が多いのでマージしてリリーススクリプトを実行しただけなので楽。

all-ruby に最新の安定版バージョンを追加した

Ruby の全バージョンのインタプリタが含まれている all-ruby にも新しいバージョンを全て追加してイメージを更新しておいた。

https://github.com/akr/all-ruby/commit/5913313aa06c4766c2a3ccccca46b86b29c61bd2

https://hub.docker.com/r/rubylang/all-ruby/https://github.com/orgs/ruby/packages/container/package/all-ruby から取得できます。今回から、ベースイメージが bullseye になっているので、何かおかしいところがあったら教えて下さい。

ruby-docker-images に最新の安定版バージョンを追加した

all-ruby とは別に、Ubuntu をベースとした Docker イメージの方にも 3.0.7 から 3.3.1 までを含むものを作成して push しておいた

上記から取得できるのでご利用ください。この辺、完全自動化できると良いのだけど、CircleCIから GitHub Actions に引っ越して力尽きたのでもうひと頑張り...

snapcraft の ruby パッケージに最新の安定版バージョンを追加した

まだまだ続くバイナリパッケージ作業、ということで最後は snap の Ruby パッケージを更新した。

https://snapcraft.io/ruby

Linux などで、とりあえず新しいバージョンの Ruby インタプリタが動けば良い、という人はこの snap パッケージを使うのがおすすめです。ご利用ください。それにしても、この辺を全部やるのは、必要だからやるけど他の言語だとどうやっているのか気になる。バイナリパッケージとか知らん、みたいな感じなんだろうか。


2024/04/23 (火) [長年日記]

Ruby office hour

今日は Matz と最初の方に笹田さんが参加していたので以下のようなことについて話していた。

自分は〜というと、後にも書くがこの日にリリース予定としている Ruby の新しいバージョンの準備をせっせとしていたので記憶がない...。

Asakusa.rb 第764回 & RubyKaigi 2024 タイムテーブル徹底解説

https://asakusarb.esa.io/posts/1196 にあるように Asakusa.rb 第764回ミートアップとして、RubyKaigi 2024 のタイムテーブルを眺めながら参加者でワイガヤしていた。

まずは会場にも参加している登壇者がいれば登壇者から何のネタについて話すか、というのをザーッと見た後に、会場にはいない場合には松田さんや事情を知ってる人がやいやい話すというのをやっていた。自分は rubygems などに近しい人の発表で「多分こういう話」というのを保証もなく喋っていた。最後にイベントページを見て、会場に主催の起業がいれば「こういうイベントです」というのをザーッと眺めて終わり。最終的には40人を超える参加になって良かった。

で、自分は〜というと、次に書くように Ruby のリリースを裏でやっていたので、話したこと以外の記憶がない...。

CVE-2024-27282 を公開して Ruby 3.0.7 と 3.1.5 をリリースした

前回の stringio と rdoc の CVE 取得と公開、各種修正バージョンのリリースと同様に今回は正規表現の方に脆弱性と判断した事象を CVE をアサインして公開、そして各種修正バージョンのリリースをした。

詳細はどこかに書こうとは思うけど、毎回全ブランチのリリースというのは地獄を伴っていて、日付が変わるくらいまで突入してやることが多いこともあり、事前に準備しまくって行った。具体的には

  • ブランチメンテナ + mame さんの予定抑え、リリースマネージャマネージャである。
  • AWS などのプラットフォーマーなどにリリース予告
  • 全ブランチの CI がグリーンになるように直しまくる。ちょっと古い Ubuntu とか、逆に新しい Ubuntu など古いバージョンが動くようにするのがメチャクチャ大変。
  • 全ブランチで git am だけで適用できるパッチを作成、レビュー、事前にテスト実行。
  • CVE の公開ページ、全ブランチのリリースページのドラフト文章の作成、レビュー
  • いつ、誰が、何をやる、のタスクリスト作成

というあたりを1-2週間前くらいからやっていた。いやー、まじで GitHub に pull-request を出せない開発はしんどい。これに加えて、今回は 3.0 が EOL となるということもあって、色々リリースに合わせた調整が多くて大変だった。

あと、これ以上は 3.3.1 のリリースを遅らせることはできないということで、3.0 と 3.1 のブランチメンテナである usa さんに代わって、僕が代理で全部やってしまった。いつも同席しているので、だいたい何をやっているかは把握しているものの、コマンドなどは初めて実行するものもあり、成瀬さんや nagachika さんに助言してもらいながら無事 19:00スタート、21:00完了、という優秀な出来でリリース作業が完了した。

我ながら、リリースエンジニアリング能力が神がかっているのを感じる。お疲れ様でした。


2024/04/22 (月) [長年日記]

WEB+DB PRESS 総集編を読んだ

休刊となってしまった WEB+DB PRESS の Vol.1-136 全てと著者多数によるコラムが掲載された総集編をいただくことができたのでコラム全部と最近の巻で気になる記事をいくつか読んだ。

コラム、ほとんどが Web も DB も、なんなら WEB+DB PRESS にすら関係ないキャリアやマインドセットなどのソフトスキルの話で、これはこれで面白くはあるけど自分と重なるような属性以外の、ようは若者や初学者にとっておもしろいのかなあとは疑問に思った。あと、女性がめちゃくちゃ少ない。最後に、コラムの中で「Web+DB」とか「WEB+DB Press」とか表記揺れがめちゃくちゃで、inao さんなどが目を光らせていたころのような編集はもうないのだなあとか考えていた。

WEB+DB PRESS、執筆という経験を通して色々得られたものは文章技術だけではなく人とのつながりも大きかったのはありがたいと感じる一方で、2-3年前の特集をパラパラ眺めると「うむ、特に参考にはならない」という記事も多くて商業媒体としてはまあ難しいかなあとも改めて感じるなどしていた。


https://www.amazon.co.jp/dp/4297141566

駐車場を変えた

マンションの駐車場の抽選にはずれ続けながら、マンションの理事会に抽選じゃなくて居住年数順にしてくれなどと要望を出し続けていたら、マンションの管理人の人が近所に駐車場があるのでこちらはどうですか、と別の駐車場を斡旋してくれた。

どれどれと、不動産会社経由で見てみたら、今使っている駐車場より近い上に地上階、屋根付きという好条件だったのでちゃちゃっと契約をして乗り換えることにした。大変ありがたい。

構図がわかれば絵画がわかる を読んだ

Kindle Unlimited で以前に読んでいるシリーズの3つ目の最後のやつを読んだ。完全に読む順番を間違えたのだけど、この本がシリーズの1冊目で、ここに書いてあることが後続の2冊でちょくちょく出てくる、という内容だったので「あれ、この話前も言ってなかった?」というのがちらほらある状態だった。

まあ、そういう体験も含めてパラパラ読む感じで。特に新しい発見はなかった。


https://www.amazon.co.jp/dp/B00TIK9PN6