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日タイビジネスフォーラム (JTBF)

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タイ国に駐在経験のある日本人ビジネスマン(現役&OB)が個人の立場で参加しています。これまでの日本・タイ国両国におけるビジネス経験を生かし、両国間友好関係の促進に寄与したいと考えています。


sketched by H. Murata
View of Mekong river from Nakhon Phanom. Thakhek Laos on the other side of the river.


リレーエッセイ 第20回配信

2024年04月01日配信
JTBF 広報委員会

タイミッション報告(その2)

タイミッションに参加して

今回訪問したKOSEN(高専)、TNI(泰日工業大学)、食品研究所について感想を。 

まず今回初めて訪問したKOSEN。私がJTBF入会時に当時の本村副会長から何度も高専の素晴らしさを聴いた。日本の高専の姿が描けないままでいたが 昨年、北山会長からのお話しで日本の高等専門学校機構谷口理事長のご紹介をいただいた。その後、明石高専訪問を経験し、今回キングモンクット大付属KOSEN訪問することができ感無量である。KOSENは日本とタイ王国を技術で繋ぐとても大切な役割を担っており タイの優秀な技術者を育成するため5年前に設立。在学中は奨学生として全額支援されるが、卒業したら日本-タイの架け橋として活躍してもらう。面談ではKongkarn校長と日本人教授陣から 生徒の自立性を生かし設計から組み立てまで“ものつくり”の基本を学んでいる、合わせて日本語教育も徹底と説明を受けた。構内見学したが学生が楽しみながら学んでいる姿を垣間見た。 

次に、同じ“ものつくり”を目的のTNIを訪問。毎年訪問 今年は少し趣が違い、ランサン学長の強いリーダーシップを感じた。学長からは今年度実績と今後の計画を聴き、タイでは少子化が進んでおり学生数の減少傾向を危惧されていた、KOSENの卒業生が学位取得のためTNIで引き取りを考えておられたが、今のKOSEN制度ではそれは叶わないこと伝えた。今回も日本の技術系漫画本を授与し、自動車工学の部屋を中心に見学した。  

今回訪問したKOSENTNIは “ものつくり”・日本語教育と言う共通項がある。どんなお手伝いができるか 今後考えていきたい。 

翌日、食品研究所を訪問。食品加工・調理そして保存技術を研究。具体的には食品ロスの削減やサステナブル食品である。最近の話題として 三重県が“うまか棒”の機械を供与したが、その機械で魚の代替として大豆で製造することを開発、彼らは「将来の食品」として自慢していた。今後新商品開発を期待したい。

jtbf 教育委員会委員長 野澤俊夫

写真は左から KOSEN TNI 食品研究所