歌舞伎町ビル火災から20年~あの惨事を繰り返さないために~


階段や廊下に荷物を放置していませんか?!

新宿歌舞伎町ビル火災は、平成13年9月1日午前1時頃発生し、44名もの尊い命が犠牲となった火災です。
多くの方が犠牲となった主な原因として、屋内階段に大量の物件が放置されていたことが挙げられます。
これらの物件が避難の障害となり、さらに多量の煙を発生させ、上階への延焼拡大につながりました。
階段や廊下に荷物を放置するのは消防法令違反です。
今一度、建物の防火安全対策ができているか確認しましょう。

新宿消防署の取組みについてはコチラ

2024年4月28日 新宿歌舞伎町大歌舞伎祭開催~歌舞伎町発の大お練りも実施。中村勘九郎さん「一生に一度できるかできないかの体験!」


5月3日(金・祝)より(~26日 THEATER MILANO-Zaにて公演)行われる「歌舞伎町大歌舞伎」を前に、街をあげて歌舞伎公演を盛り上げようという「新宿歌舞伎町大歌舞伎祭」(4月28・29日)。
この日、4月28日は大歌舞伎祭のメインイベントとして「歌舞伎町大歌舞伎」に出演する中村勘九郎さん、中村七之助さんをはじめ、中村虎之介さん、中村勘太郎さん、中村長三郎さん、中村鶴松さん、6人の歌舞伎俳優が参加しての新宿の街で大お練りが実施されました。

歌舞伎町が誕生したのは昭和23年4月。命名したのは当時の東京都で戦後復興を手掛けた石川栄耀(いしかわ ひであき)氏。当時の歌舞伎町(旧称:新宿角筈一丁目)にて復興協力会を結成した鈴木喜兵衛氏らから被災地を繁華街にする計画案がだされて、、「東向きに芸能施設をなし、道義的繁華街を建設する」(鈴木喜兵衛氏)と歌舞伎劇場(菊座)誘致による大衆芸能を主軸とした"道義的"繁華街の建設を目指していたと言います。そして新興文化地域にふさわしい町名を、との声が起こり、都で戦災復興に奔走していた石川栄耀が提案した「歌舞伎町」に決まりました。
しかし、歌舞伎を公演する菊座(東宝)や映画館、演芸場、ダンスホールの建設計画が立てられ、いよいよ着工・建設という段階に突然の臨時建築等規制と預金封鎖の金融緊急措置令が発動。計画は不可能となり頓挫。歌舞伎劇場を誘致することなく「歌舞伎町」の名前が残り、今に至ってます。
あれから76年経ち、当時の復興協力会で主導的立場にあった方々の子孫は今や3代目となります。先人たちの思いを実現すべく、いつか歌舞伎町で"歌舞伎"公演を、という念願を、歌舞伎劇場の建設、とはいかないまでも、こうして本格的な歌舞伎公演を東急歌舞伎町タワーを有する東急が形にした、ということで、では、街をあげて(歌舞伎町睦の神輿渡御、大お練りはモア4番街からのスタートとするなど))それを応援しましょう、ということでの本イベント実施となったわけです。
かねてより渋谷文化村シアターコクーンでの歌舞伎公演の実績のある東急だからこその誘致成功という部分もあったように聞いています。東急歌舞伎町タワー建設時より練られ、実現できたことは関係者にとっては感慨深かったのではないでしょうか。
公演自体は5月3日よりはじまります。1等席はまだまだ余裕があるようですので、よかったらこの歴史的公演に足を運んではいかがでしょうか。
歌舞伎町大歌舞伎特集ページ:https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/24_kabuki/

【開催概要】新宿歌舞伎町大歌舞伎祭「大お練り&舞台挨拶」
■日時 : 2024年4月28日(日)13:00~14:40
■場所 : 新宿歌舞伎町エリア
(新宿歌舞伎町広域エリア・東急歌舞伎町タワー・シネシティ広場・モア4番街)
■参加者 :
・『歌舞伎町大歌舞伎』公演出演者
中村勘九郎、中村七之助、中村虎之介、中村勘太郎、中村長三郎、中村鶴松
・東京神楽坂組合芸妓 10名
・木遣り 14名
・実行委員会関係者
新宿歌舞伎町大歌舞伎祭実行委員長(歌舞伎町商店街振興組合名誉会長) 片桐 基次
歌舞伎町商店街振興組合理事長 一般社団法人歌舞伎町タウン・マネージメント理事長 杉山元茂
新宿区議会議員 下村治生
東京商工会議所新宿支部会長 ?野 吉太郎
新宿大通商店街振興組合理事長 竹之内 勉
新宿東口商店街振興組合理事長 志村久弥
新宿駅前商店街振興組合理事長 和田 総一郎
一般社団法人新宿観光振興協会理事長 杉江 俊彦
東急株式会社執行役員 文化・エンターテインメント事業部長 木村知郎
・来賓
新宿区長 吉住健一

■進行概要 :
12:10 歌舞伎町睦・神輿渡御
13:00 大お練りスタート@モア4番街~ゴジラロード通過~シネシティ広場特設ステージへ
13:45 舞台挨拶スタート
登壇者紹介 / 主催挨拶 / 来賓挨拶 / 歌舞伎公演出演者挨拶
東京神楽坂組合芸妓より花束贈呈 / 記念撮影(フォトセッション)
舞台挨拶終了


舞台挨拶では中村勘九郎さんが「全国色々な所でお練りをしてきましたが、生まれも育ちも東京の中、東京でのお練りは少し恥ずかしかったです(笑)。人力車で新宿の駅前を通って、靖国通りを横断なんて一生に一度できるかできないかという体験をさせていただきました。今度は私たちが舞台から皆さまにパワーをお返しする番だと思っております。」と新宿・歌舞伎町という街で初めてのお練りを終えた興奮と、公演に向けて意気込みをコメントしました。
また、中村七之助さんは「学生時代に新宿でよく遊んでいたのですが、40歳になり久しぶりに新宿に来たら(街が変化しており)衝撃を受けました。学生時代に遊んでいたボーリング場がそこにあり、人生で最高スコアを出した場所です。新しいものと古いものが混在している街の、新しい「THEATER MILANO-Za」で初めて歌舞伎をやらせていただくことを、本当に嬉しく思います。」と歌舞伎町の思い出を交えながら、歌舞伎公演を行う喜びを語りました。
続いて、中村虎之介さんは「歌舞伎を新宿で観るのは初めての方もいらっしゃると思いますので、この一ヶ月間、歌舞伎町を歌舞伎色に染めることができればなと思っております!」と公演に向けた意気込みを語るとともに、見どころについて聞かれると「お練り中に若い女性がチラシを見て”マジやべ〜!わかりやすそう!”と言っていたので(笑)、たくさんの方に身近に感じてもらえる舞台なのではないかと思います。」とお練り中のエピソードや今回の公演の魅力をコメントしました。
中村勘太郎さんは「新宿はあまり来たことがないですが、色んなビルが建っていて、新しい光景を見ることができました。今回、僕は『流星』の彦星(牽牛)というお役を踊らせていただきます。一生懸命勤めますので、どうぞ皆様お足を運んでいただけると幸いです。」とお練りの中で感じた新宿の街並みの感想や公演に向けた意気込みを伝えました。
中村長三郎さんは「歌舞伎町でお芝居をするのは初めてですし、初めての『流星』での織姫(織女)役なので、一生懸命勤めていきたいです。」と語り、役への意気込みについては「久しぶりの女方で、今年に入ってからは初めての人間(のお役)なんです!(今までは)獣から虫になって、人型の神様になって、まだ人間の役をやっていないので。女方も2年ぶりなので、男にならないように気をつけたいです!」と笑顔で話しました。
中村鶴松さんは「最先端の新宿・歌舞伎町で、400年前から続く歌舞伎を上演できることを楽しみに思います。お練りをしていても、今までのお客様の層とは異なり、若い方も多かったので、僕らの歌舞伎をその方々にも観てもらいたいです。(演目の)ストーリーも分かりやすいので、外国の方が観ても面白く、楽しめると思います。」と『歌舞伎町大歌舞伎』への意気込みをコメントしました。

動画アーカイブ
  • 【建築家解説】歌舞伎町タワーだけじゃない!? 街の古いビルはアイコニックで超クール!!建築家の永山祐子さんと歌舞伎町を散歩してみた
  • 【公式】ブラカブキ-歌舞伎町探索-Exploring Kabukicho【内部解説】 東急歌舞伎町タワーを建築家の永山祐子さんが解説!水に込められたデザインの秘密
  • 12月22日(金)警視総監が歌舞伎町を巡視 ― 年末年始の特別警戒 2023/12/22
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