ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

本当の自信を持つには

世界中の一流人物にも愛読者が多いエマーソン(エマソン)の『自己信頼』は、とにかく自分を信頼しろ、盲目的に自分を信じろと言う。
たとえば、どんな芸術作品だって、あなたの評価を待っているのだと言う。それほどあなたは信用するに足る重要人物であるということだ。
これを見ると、私は青池保子さんの『エロイカより愛をこめて』(1976~2012。全39巻)という漫画の初めの頃に、エロイカを名乗る同性愛者の怪盗グローリア伯爵が、「私が良いと言えばそれが価値になる」みたいなことを言ったのを思い出す。
エロイカはそんな超ナルシストのかなりイカれた男であるが、エマーソンの主張もエロイカに匹敵するナルシスト振りだ。

だが、エマーソンは「どうやったら自信を持てるか」といったことは何も言っていないように思う。
ただ、「あなたにはそれだけの価値がある」と言うだけだ。
ホルストの『惑星』中の『木星』の曲を使った平原綾香さんの大ヒット曲『ジュピター』に、「夢を失うよりも 悲しいことは 自分を信じてあげられないこと」という美しい歌詞(作詞は吉元由美さん)があるが、「そうは言っても、どうやって自分を信じるのだ?」と言いたい人が多いと思う。
そりゃ、エマーソンは14歳でハーバード大に入学、18歳で卒業した天才だから自信も持てそうなものであるが、はたして普通の人はどうすれば良いのか。まして、普通以下の人は。

ところが、エマーソンは、親にしっかり食べさせてもらっている少年こそが自信を持っていると言う。
つまり、経済的な不安のない少年が、最も強いというわけだ。
どういうことかと言うと、そんな少年は、誰の顔色をうかがう必要もないからだ。それはつまり、自分より強い人間はいないと思っている領主のようなものだ。
少女に関しては、当時はアメリカでも女性の地位が低かったこともあり、少年のようにはいかないかもしれないし、女性の権利問題は今日でも解消されていないが、それなら、十分に権利が保障された令嬢の場合で考えても良いと思う。
だが、世間常識では、そういった自信は、幼稚であり、大人になってもそうであるなら、健康的でなく、不遜であり、謙虚でないことになる。
だが、うろ覚えだが、ビートルズの『ヘルプ!』でも、「僕は子供の時は自信があって、何でも出来た。でも今はダメダメだ」みたいなことを言っていたと思う。
そしてだ。
子供の時のような自信を取り戻してみれば、それは非常に良いものであることが分かるのだ。

で、どうやれば、そんな子供の時のような自信を取り戻せるかだが、最近ここでよく取り上げている、ネヴィル・ゴダードの想定の法則を使えば簡単だと思う。
他に適当な方法がないと思うほどだ。
想定の法則の使い方は、願いが叶ったらどんな気持ちかを想像するだけだ。
そこで、叶ったら自信を持てるような願いを想定すれば良い。
たとえば、仕事で成功するとか、1億円持つとか、憧れのアイドルを恋人にするとか。
本当の願いであることが必要だが、それなら(それが本当の願いなら)、想定の法則のそのメソッドをやった瞬間に自信が出来る。
その瞬間に願いが叶っているからであり、1度や2度では少ないながらも、その実感は得られるのだからだ。
そして、何度も繰り返せば、想定の法則に従って願いは現実化する。

温かい家
AIアート765
「温かい家」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)自己信頼(ラルフ・ウォルドー・エマソン)※電子書籍
(2)自己信頼(ラルフ・ウォルドー・エマソン)※紙の本
(3)エマソン名著選 精神について(ラルフ・ウォルドー・エマソン)
(4)想定の『超』法則(ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(5)その思いはすでに実現している! (ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(6)The Power of Awareness(Neville.Goddard)
(7)エロイカより愛をこめて 1(青池保子)
  
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日米の思想統制は社会主義国家に近いレベル

2020年のアメリカ大統領選挙が行われる少し前の時期、私は日本のジャーナリストのある記事で衝撃を受けたことを鮮明に憶えている。
当時、アメリカ大統領選挙は、トランプ大統領とバイデン候補が激しい選挙戦を繰り広げていたが、主要メディアの世論調査ではバイデンのかなりの優勢が伝えられていた。
その日本人ジャーナリストは、このような世論調査に対し、「私の現地調査では、それは全く実態と合っていない。この世論調査は作為的なものではないかと思う。こう言ったら、驚く人も多いと思うが、アメリカにも思想統制は確実にある」と述べていた。
私は、この「アメリカにも思想統制が確実にある」という言葉に衝撃を受けたのだ。
当時の私は、アメリカはスーパーマンのキャッチフレーズではないが「自由と平等の国」であると思い込んでいた。それは思想的な自由も当然含まれている。
思想統制・・・つまり、国民の考え方を支配者が捻じ曲げるなんてのは、中国や北朝鮮、あるいは、旧ソ連などの話であると思っていた。
日本だって、海外の情報が微妙に色付けされて日本国内に伝えられるということは、多くの国際ジャーナリストが指摘していたが、日本には露骨な言論弾圧や思想統制はない。
とはいえ、岡田斗司夫さんの『僕たちの洗脳社会』に書かれている通り、支配者は国民を洗脳して、支配者に都合のよい考え方をするように誘導するものだが、私は、日本やアメリカでは、ややマシであると思っていたのである。
※『僕たちの洗脳社会』はPDFで無償公開されているので、検索すれば得られる。

しかし、アメリカに思想統制があるどころか、アメリカの思想統制は中国や北朝鮮のように露骨に高圧的ではないかもしれないが、それほどの違いはないレベルかもしれない。
2020年アメリカ大統領選挙で、大手メディアの世論調査は、社会主義国家のように嘘の世論調査をでっち上げたのではないが、バイデン有利と出るような調査の仕方をしたというだけである。
たとえば、電話調査であれば、バイデン支持層が在宅しているであろう時刻に電話をかけるといった具合で、やり方は無数にある。
そんなことを知っている、アメリカの政治学者で、過去の大統領選挙予想を外したことがないという人物(名前は忘れたが、大学教授であったと思う)は、「世論調査は全く不正確。トランプが地滑り的に(圧倒的に)勝利する」と、自信満々で断言していたものだった。
実際、2020年アメリカ大統領選挙は、少なくとも接戦と言え、世論調査とは全く合っていなかった。

アメリカの主要メディアのほとんどは、民主党、つまり、バイデン側である。
だから、バイデンやバイデンの家族の不正やスキャンダルが持ち上がると、国民の目をそらすために、トランプの訴訟問題を大々的に取り上げ、国民の関心をトランプの訴訟に向けさせ、同時に、バイデン側の不祥事は報道せず、トランプのイメージを落とし、バイデンのイメージ失墜を避けるのである。
しかし、ネットの発達で、そのような手法が通用し難くなり、主要メディアがトランプを攻撃するたびに、逆にトランプの人気が上がり、支持が高まるということになっている。
現在は、主要メディアですら、トランプの支持率がバイデンの支持率を数パーセントだが上回っていると報道しているが、逆に言えば、トランプは「数パーセントしかバイデンをリードしていない」と言っているのである。
しかし、それはどうでも良い話で、アメリカの大統領選挙は、8つほどの「激戦州(スイングステート)」と呼ばれる州の選挙結果で決まる。その他の州は、共和党(トランプ)が勝つか民主党(バイデン)が勝つか、ほぼ決まっているからだ。
そして、激戦州の世論調査では、トランプが圧倒しており、このままではトランプが地滑り的勝利を収める可能性が高い。

では、日本の思想統制はどうかというと、もちろん、社会主義国家のやり方とは異なるが、かなり思想統制されている。
たとえば、昨年、人気お笑い芸人の松本人志さんのスキャンダルが凄い勢いで報道されたが、これは、政治的に騒がれると困る事件から、国民の目をそらすために、与党が主要メディアに報じさせたものだ。
いくら人気者でも、一芸能人の下らないニュースがあれほど報道されたことが異常だと感じないなら、とっくに国家に思想統制されている、つまり、洗脳されていると言って良い。
最近では、大谷翔平さんの結婚や通訳の不正といったニュースの報道が凄いのも、裏金問題や、その他、国民に注目されては困る事件があるからである。
思想統制、洗脳をされたくなければ、テレビを見ないことで、新聞も一般紙はなるべく読まないことである。

水平線が見える場所
AIアート764
「水平線が見える場所」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)洗脳原論(苫米地英人)
(2)明治維新という名の洗脳(苫米地英人)
(3)まだGHQの洗脳に縛られている日本人(ケント・ギルバート)
(4)リベラルの毒に侵された日米の憂鬱(ケント・ギルバート)
(5)光と影のTSMC誘致(深田萌絵)
(6)半導体戦争(平井宏治)
(7)トランプの真実: トランプ・ファミリーとホワイトハウスの素顔
(8)動物化するポストモダン(東浩紀)
  
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親が偉いと思っているうちは引き寄せは難しい

あらゆる引き寄せの法則の中で、「想定の法則」ほど簡単・確実なものはない。
時々、想定の法則は引き寄せの法則とは別のもののように言う人がいるが、想定の法則は引き寄せの法則の1つ、あるいは、応用だと思った方が良いと思う。
想定の法則の活用について難しいこと、複雑な説明をする人も多いが、想定の法則の使い方は、「願いが叶ったらどんな気持ち(気分)か」を想像するだけである。これを何度も繰り返すのである。

ところで、あらゆる引き寄せの法則についてだが、心の中に、洗脳、偏見、固定観念が大きい場合には、引き寄せが起こり難い。
よく言われる例では、幼い時から、お金は汚いものだという固定観念、偏見、洗脳を叩き込まれてしまっている場合、お金を引き寄せるのが難しくなる。
全般に、心に不安が大きいと引き寄せが起こり難いが、およそ文明というものがある場所では、庶民の心には不安が大きいものである。
なぜなら、支配者が庶民を支配するためには、庶民の心に大きな不安がある必要があるからで、支配者は庶民が大きな不安を持つ仕組みを世の中に構築しているのである。

不安は、自分には力がないと思うことで出来る。
別の言い方をすれば、自分より力がある人の存在が大きければ不安も大きい。
自分より強い力があると思う、存在感の大きな存在とは、まずは親である。
世の中に、「親は子供より偉い」という偏見、固定観念、偏見を蔓延させておけば、それだけで庶民は弱くなる。
こう言うと「親が子供より偉いのは当たり前じゃないか?」と言う人が多いのは、もう見事に洗脳されている証拠である。
そりゃ、親の恩というものは大きいかもしれないが、偉いというのとは全く違う。
ところが、親は自分より偉いと思って逆らえない変な人が多いのである。
無論、親をないがしろにしてはならないし、老いた親の面倒を見るのは義務でもあるが、別に親が偉いから面倒を見るわけではない。
親は自分より偉いと思っている限り引き寄せは難しいと思って間違いない。

どこぞの本当は馬鹿なエリート経済学者が、「老人は集団自決をしろ」と言ったのも、親は偉いという洗脳と戦って歪んだのかもしれないと思うのだ。

世の中は庶民を不安にさせるシステムが強力に構築されている。
その典型が法律で、法律なんて曖昧で、どんな意味にでも取れ、実際に、どう適用するかは恐ろしく難しいといった、いい加減極わりないものなのに、それが自分を縛るのだから、平気でいられるわけがない。
法律違反で罰せられるかどうかは、警官のわけの分からない判断で決まるのが当たり前で、これにより、警察が自分より強い、あるいは、偉いという固定観念を持たされる。
学校では、内申書が運命を決めるが、内申書の書き方は教師の胸先三寸である。つまり、教師が自分より強い、あるいは、偉いと洗脳される。
確定申告をすれば、それが経費で認められるかどうかは税務署のわけのわからない判断次第ということも多く、税務署は自分より強い、あるいは、偉いというとんでもない偏見を持たされる。
こんな世の中で、心に大きな不安を抱えないことは、ほとんど不可能だ。

しかし、世の中には、別に権力者でもないのに不安なしに生きている人がいる。
そんな人は、実は引き寄せ自在である。
そこまでいかなくても、大きな不安は解消しなければ引き寄せは出来ない。
だから、想定の法則のネヴィル・ゴダードも、ジョセフ・マーフィーも、フローレンス・スコーヴェル・シンも、その他優れた引き寄せの教師達は、宇宙最強の力は自分の中にあるのだと強調するのだ。
だが、その最強の力が自分の中にあるという説明が難しいので、宗教を利用することが多いが、自分を宗教家だなどと全く思っていなかった釈迦やイエス・キリストも、その説明には苦労したのである。

静かな川
AIアート763
「静かな川」
Kay


今回は問題提起だけにする。
そんなに簡単に解決出来る問題ではないし、そもそも、解決のためには問題を知ることが大切だ。
だが、問題は、洗脳、偏見、固定観念なのだから、それを壊せば良い。
洗脳がなくなれば、親は偉くない、お金は沢山持って良いということを、当たり前に思えるようになる。
そうすれば、IQは打ち上げ花火のように上がり、想定の法則を使って自在に願いを叶えるようになる。
実は、固定観念を壊す方法はこれまでも述べたが、もっと良い方法を取り上げようと思う。
とりあえず、役に立つと思われる書籍を下に紹介しておく。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)自己信頼(ラルフ・ウォルドー・エマソン)
(2)自分を信じて(ジョセフ・マーフィー)
(3)アイ・アム・ザット 私は在る~ニサルガダッタとの対話~
(4)ラマナ・マハルシとの対話 第1巻
(5)想定の『超』法則(ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(6)その思いはすでに実現している! (ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(7)オプティミスト(ヘレン・ケラー)※『Optimism』翻訳書
(8)楽天主義(ヘレン・ケラー) ※『Optimism』翻訳書
  
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普通の引き寄せと想定の法則の違い

ネヴィル・ゴダードの想定の法則は、最も効率的な引き寄せ法であるため、老少なく益多い。
一方、普通の引き寄せは、概して、労多く益少ない。
だが、想定の法則や、その原点であるゴダードの『AT YOUR COMMAND』の翻訳書を見ても、「これじゃあ分からないだろうな」と思う。
抽象的過ぎたり、肝心なポイントと補足的なことの区別が曖昧なのだ。
だが、想定の法則の手法は、他のあらゆる引き寄せの手法より簡単なのである。
そこで、一般的な引き寄せと想定の法則のやり方の違いを述べる。
題材(引き寄せたいこと)は、憧れの人を恋人にすることとするが、あらゆる願望に容易く応用可能だ。

一般的な引き寄せでは、彼女(彼氏)にしたい人と楽しくデートしている様子をイメージする。
どこで、どんなふうにデートするかを、具体的に、詳細に、鮮明にイメージする。
どんな服を着て、どこの遊園地で、何に乗り、どんなふうに楽しんでいるか?
どこのレストランのどの席で、どんな料理を、どんなふうに楽しむか?
相手の笑顔や会話なども思い浮かべればさらに良い。
それらが現実だと思えるほどの気分になり、実現を信じて疑わなければ叶う。

早い話、無理である。
ただ、実際に、そんなことが出来る人は確かにいる。
そんな人は、想像力が優れているのではなく、未来を見ることが出来るのだ。
無数の未来があり、その中の好ましい未来にフォーカスして、それを見ているのである。
だが、それを意図的に出来る人は、千人に一人いるかどうかである。

想定の法則では、こうやる。
彼女(彼氏)と恋人としてデートしたらどんな感じだろうと想像する。
具体的なことはどうでもよく、ただ、どんな気分かを想像出来る程度にぼんやりとした雰囲気を感じたり、一瞬の大雑把なイメージを思い浮かべれば良い。
そのくらいなら出来るだろう?
願いの実現を想定し、その気分を味わうだけである。
言葉は不要だが、「楽しいなあ」「嬉しいなあ」「幸せだなあ」と言ったら気分が高まるなら、心ででも言ってみれば良い(別に口に出しても良い)。
しかし、あくまで肝心なのは気分である。
願いが叶ったのだから楽しいはずだ。楽しくないなら、願いが間違っているのだ。
これらをまとめて言えば、「願いがかなったら、どんな気分か想像する」だけである。
これを何度もやれば、自ずと実現を信じるようになる。願望によっては、実現した時のイメージが鮮明になることもある。
だが、無理に信じようとしたり、イメージを思い描く必要はない。勝手にそうなるに任せるのだ。
だから、あえて言えば、性行為をする想定は大抵うまくいかない。そりゃそうだ。性行為の場合、イメージ優先になるからね。

緑の目の令嬢
AIアート762
「緑の目の令嬢」
Kay


普通の引き寄せでは、イメージ優先で気分が副次的なものである。
しかし、想定の法則では、気分が超第一で、具体的なイメージは副次的というより、どうでもいい。
ヘレン・ケラーは「五感は幻想、イデア(理想的観念)が本物」と言ったが、想定の法則では、
「五感は幻想、想定で起こる感情が本物」
であるのだと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)想定の『超』法則(ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(2)その思いはすでに実現している! (ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(3)世界はどうしたってあなたの意のまま(ネヴィル・ゴダード)※『AT YOUR COMMAND』翻訳書
(4)オプティミスト(ヘレン・ケラー)※『Optimism』翻訳書
(5)楽天主義(ヘレン・ケラー) ※『Optimism』翻訳書
  
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才能と成功の残酷な現実は覆せるか?

2013年に、有名な陸上選手だった為末大さんが、「アスリートもまずその体に生まれるかどうかが99%」とツイッター(現X)で投稿したことが話題になったが、おかげで、「才能がなければ努力しても無駄」という言い方が、昔は非難されたが、今は受け入れられる場合が多くなったと思う。

それよりずっと昔、作家の村上龍さんと音楽家の坂本龍一さんの対談で、村上さんが、「今の坂本龍一があるのは、才能ということもあるが、3歳の時からピアノをみっちりやったからだ」と努力の必要性を主張すると共に、天才的な才能が必要なことでなければ、10年打ち込めばモノになるという論を語ったことがある。

だが、現KADOKAWA社長の夏野剛さんとチームラボ社長の猪子寿之さんの対談で、猪子さんは、「生まれつきの天才はいないと思う。かけた時間の問題。イチローが成功したのは誰よりも野球に時間をかけたから」と、上の2人とは異なった見解を述べた。
とはいえ、ほぼ全ての高校野球の選手は、努力しても大谷翔平になれる可能性はゼロと思う。いや、ほとんどはプロにすらなれない。

スポーツや芸術であれば、まだ才能の必要性を語り易いが、頭の良さというか、IQ(知能指数)に関しては、まだまだタブー視される傾向が強いと思う。
つまり、スポーツや芸術は、才能がなければ、努力しても出来るようにはならないが、勉強は努力次第であり、せいぜいが、経済面などの家庭環境の問題がある程度のように言われる。
しかし、それはどうか?
今、日本保守党の飯山陽さんという、女性のイスラム思想研究家がブームで、街頭演説でも大人気のようだ。
その飯山さんが、街頭演説で「私は普通の主婦です」と何度も言うが、普通の人が東大で博士号を取ったりなど出来ない。
飯山さんは努力もしたのだろうが、生まれつきIQが高かったから出来たのである。
こう言うと、「いや、努力してから言え」と言われるかもしれないが、IQが低い者が努力しても駄目なのである・・・と言ったらまだまだ非難される可能性が高い。

では、能力のない・・・特にIQが低い者がボロボロになるまで努力しても駄目な結果を見せれば、私が言うことも説得力があるかもしれないが、そこまでやるのは哀れであろう。
架空の話として、平井和正さん原作の石ノ森章太郎さんの漫画『幻魔大戦』の主人公、東丈がそんな「駄目な」者として描かれている。
あらゆる能力が劣り、幼い時から劣等感にとりつかれた丈は、その反発で「努力だよ、努力さえすれば何でも出来るんだ」との信念で、過剰な努力を続ける。
猛勉強して東大を目指すも模試で成果は出ず、「ぼろ雑巾みたいになるまで」頑張った野球でも3年生でようやくレギュラーの座を取れそうになったが、1年生に取られてしまう。さらに、それほど努力したわけでもない友人がレギュラーに選ばれる。
まあ、漫画であるから、丈は、超能力者としては宇宙でも屈指とすごいことになったが、現実では、才能がなければ駄目ということが、非常にリアルに描写されていると思う。
しかも、考えれば、丈はまだマシなのだ。無理とはいえ東大を目指すくらいのことはしていたし、野球についてはレギュラーに近かったし、柔道も2級だ。丈に遠く及ばない人間など、世の中ザラだ。
『幻魔大戦』を読んで、丈に同情して涙する者は、駄目ではあっても丈レベルという者なのだと思う。

勉強はIQの問題であることは、私は、小学5年生の時、クラス全員のIQと成績の関係を確認して思い知ったことがある。
もう見事に、成績はIQで決まっていた。例外はゼロだった。

生まれつきIQが低く、容姿が良いわけではなく、身体能力が高いわけでもなければ、ささやかな成功なら出来るかもしれないが、大きなことは出来ない。これが残酷な現実である。
才能と、いくらかの家庭環境に恵まれなければ、一生「下々の者」で過ごすしかない。

才能と子供の時の家庭環境に恵まれていなければ、もう引き寄せしかない。
しかし、引き寄せも才能かもしれないと思うことがある。
そもそも、引き寄せがうまく出来る者は、実際には少ないと思われるからだ。
だが、最近よく取り上げている、ネヴィル・ゴダードの「想定の法則」であれば才能は関係ないように思える。
ところが、日本では想定の法則の本はほとんど出ていないし、出たものは絶版で電子化もされていない。
動画やKindleなどでの素人解説者の想定の法則の説明はもう全く的外れと思う。
いや、そもそも、想定の法則の本自体が改ざんでもされているように思える。
支配者が隠そうとしているのは、ザ・シークレットではなく本当の想定の法則で、ザ・シークレットですら、その目的に利用されている・・・というのは陰謀論的か(笑)。
そんなわけで、しばらくは想定の法則のちゃんとした説明を続けようと思う。

なぜか憶えていること
AIアート761
「なぜか憶えていること」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)幻魔大戦(1) (石ノ森章太郎デジタル大全)
(2)言ってはいけない~残酷すぎる真実~(橘玲)
(3)村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Cafe
(4)「大企業の時代」は終わったか 【Voice S】(夏野剛、猪子寿之)
(5)想定の『超』法則(ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(6)その思いはすでに実現している! (ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(7)The Power of Awareness(Neville.Goddard)
  
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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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