紅麹サプリ
健康被害問題

小林製薬の「紅麹」サプリによる健康被害。4月1日時点で死者5人と、深刻な状態になっている。ここまで最悪な状態を招いてしまったのは、最初の被害報告から公表まで2カ月もあき、しびれをきらした厚労省に成分名を公表されるなど、同社の隠蔽体質だ。

  • 「紅麹」サプリメントで健康被害多発、最悪の事態に
    被害公表も成分名公表もすべてに遅い! 
    小林製薬の隠蔽体質が被害を拡大した

    垣田達哉
  • 税金を使わずに被害者を救済する
    「食品公害基金」を創設せよ
    明石昇二郎

    繰り返される食品公害の被者を救済するにはどのような仕組みを整える必要があるのだろうか。過去の事例を踏まえて考える。

衆議院補選自民3敗か

岸田政権崩壊へのカウントダウン 裏金問題などで自民党への逆風が止まらない。衆議院3補選の結果次第では、岸田政権の崩壊が見えてくる。

  • 全敗なら岸田首相の総裁再選に「赤信号」
    6月末の「やけっぱち解散」はあるか 金本裕司
    衆院の三つの補欠選挙が4月16日告示、28日投開票で行なわれる。過去、補選は時の政権にとって大きな「鬼門」で、その後の政権運営、与野党の力関係を大きく左右する(表1参照)。裏金問題で過去最低の支持率にあえぐ岸田文雄政権ははたして何勝できるのか。「全敗」の可能性もある補選とその後を読み解く。
  • 東京15区
    影を落とす「政治とカネ」自民は都民ファ候補に相乗り 竪場勝司
    「カネ」の問題で自民党衆院議員が相次いで辞職するという異常事態が続いた東京15区(江東区)。パーティ券裏金問題の影響も加わって自民党は公認候補を立てることができず、候補者乱立で混戦模様となっている。
  • 島根1区
    三つの補選の「天王山」自民党実力者が危ぶむ情勢 佐藤和雄
    衆院島根1区(松江市、安来市など)補選は、自民党実力者だった細田博之・前衆院議長の突然の逝去によるものだ。今回の三つの補選で自民党が唯一、すでに公認候補予定者を抱え、総力を挙げて議席確保を目指している。「保守王国」であり、当選11回を重ねた細田氏の後継を選ぶ戦いでありながら、自民党関係者は不安の声を隠さない。
  • 長崎3区
    自民、結党以来はじめての不戦敗 伊田浩之
    選挙の告示まで2週間ほどに迫った4月2日、自民党は長崎3区での候補者擁立見送りを発表した。1955年の自民党結党以来、長崎での国政選挙で初めてのこと。立憲民主と維新の事実上の一騎打ちとなりそうだ。

次号予告:2024年04月19日号(第1469号)

次号予告:2024年4月19日(第1469)号 【特集・次期戦闘機輸出】 ●【半田滋の新・安全保障論】殺傷兵器を多くの国々に売る 「アリの一穴」となる ●【元内閣官房副長官補の柳澤協二氏に聞く】次期戦闘機の輸出は日本に何をもたらすか |佐藤和雄 【パレスチナ問題】 ●親イスラエルのドイツ かき消されるパレスチナ連帯の声|駒林歩美 【新・買ってはいけない】 ●小林製薬「紅麹サプリ」事故 機能性表示食品制度を見直すべき|渡辺雄二 【くらし 食】 ●貿易が止まれば7000万人が餓死なのに食料自給をめざさない日本政府|印鑰智哉 【きんようぶんか】 ●中国の歴史と現在に向き合い、問い続ける。 「私たちは誰か」 映画『青春』のワン・ビン監督に聞く|中村富美子 ●逃走中の自撮り編集 映画『夜明けへの道』 抵抗の監督コ・パウ氏に聞く|北角裕樹 【行動する若者】 ●核兵器廃絶と気候変動テーマに大規模イベントを実施、国連に声届ける|竪場勝司 【好評連載】 ●自由と創造のためのレッスン|廣瀬純 ●あの人の独り言|松崎菊也 絵空事/石倉ちょっき

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