関西社会学会第75回大会に関する情報を、お伝えします。2024年度第75回大会は、大和大学にて対面で開催いたします。
また、昨年度同様、第75回大会でも、参加申込を大会ホームページからの事前受付のみとさせていただきます。報告についても、大会ホームページからの申込となります。
具体的には、以下リンク先の通りです。
Kansai Sociological Association
関西社会学会第75回大会に関する情報を、お伝えします。2024年度第75回大会は、大和大学にて対面で開催いたします。
また、昨年度同様、第75回大会でも、参加申込を大会ホームページからの事前受付のみとさせていただきます。報告についても、大会ホームページからの申込となります。
具体的には、以下リンク先の通りです。
2024年5月25日(土)・26日(日)に大和大学で開催される第75回関西社会学会大会のプログラムと要旨集を、PDF形式で掲載します。
第75回関西社会学会大会要旨集【近日公開】
*紙媒体のプログラムは、4月18日(木)以降に事務支局より発送予定です。
*紙媒体の要旨集の配布はいたしません。学会ホームページまたは第75回大会特設サイトより、PDFファイルをダウンロードしてご覧ください。
今期研究活動委員会は、コロナ禍の2021年度から始めた「関社インカレ博論セミナー(KIDS)」を引き継いで、今年度も実施することにしています。そのプログラムが確定しましたので、ご案内いたします。この企画は、博士論文作成中の報告者が博論構想についての報告を行い、報告者が希望する他大学所属の教員がコメントして、その後フロアを交えてディスカッションするという、若手研究者支援と大学間の研究交流を目的として開始され、今回で3回目になります。今年度は、3月30日(土)に対面・オンライン(Zoomによるリアルタイム配信)併用で開催されます。会場は、関西学院大学大阪梅田キャンパス1002教室(10階)です。
参加は会員・非会員とも可とします(とくに、多くの院生のみなさんのご参加をお待ちしています)。参加希望者は3月28日(木)までに、下記のKIDS事務局メールアドレスに、希望者の氏名・所属・会員/非会員・メールアドレスなどの情報を付して申し込んでください。対面かオンラインかのいずれの参加にかかわらず、すでに申し込まれた方のほか、これから申し込まれる方には3月29日(金)に、Zoomのアクセス情報をメールにてご連絡いたします(Zoom情報は他の方に転送しないでください)。
KIDS事務局メールアドレス:ksa.kids2023@gmail.com
また、このプログラムと参加要領については、各大学の院生メーリングリストなどで自由にご周知いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
関社インカレ博論セミナー(KIDS)プログラム(敬称略)
3月30日(土)10:30~17:30 司会:松田素二(総合地球環境学研究所)
【報告1】(10:30~11:30)
報告者:戴雨濛[タイ ユモン](甲南女子大学大学院 人文科学総合研究科)
タイトル:(仮題)中国におけるファンコミュニティの縮小および解体の過程の研究――相互行為儀礼連鎖理論の視点から
コメンテーター:難波功士(関西学院大学)
【報告2】(11:30~12:30)
報告者:冷芸[レイ ウン](同志社大学大学院 社会学研究科)
タイトル:(仮題)災害復興における高齢者のネットワークに関する研究
コメンテーター:金菱清(関西学院大学)
【休憩】(12:30~13:30)
【報告3】(13:30~14:30)
報告者:郭文静(同志社大学大学院 社会学研究科)
タイトル:(仮題)AI時代におけるホワイトカラー女性労働者の働き方の変化
コメンテーター:筒井淳也(立命館大学)
【報告4】(14:30~15:30)
報告者:野崎祐人(京都大学大学院 人間・環境学研究科)
タイトル:(仮題)戦後日本の養護施設における実践知の歴史社会学
コメンテーター:戸江哲理(神戸女学院大学)
【報告5】(15:30~16:30)
報告者:田多井俊喜(京都大学文学研究科 非常勤講師)
タイトル:(仮題)企業社会のなかのジェンダー・アイデンティティのゆくえ
―「性同一性障害」と「トランスジェンダー」の生存権をめぐってー
コメンテーター:朝田佳尚(京都府立大学)
【報告6】(16:30~17:30)
報告者:中村健太(関西学院大学大学院 社会学研究科)
タイトル:(仮題)安全の社会学序説
コメンテーター:岡崎宏樹(神戸学院大学)
関西社会学会研究活動委員会
早稲田大学文学学術院より以下の公募情報をいただきましたので、お知らせいたします。
「日本を含むアジア・太平洋地域における先住民・少数民族を対象とした
脱植民地・脱国家・自治権拡大に関する研究」
2024年3月18日(月)~2024年5月17日(金)17時(郵送必着)
https://www.waseda.jp/flas/glas/recruitment/
以下、ご案内させていただきます。
日本スポーツ社会学会 第33回大会
1. 開催期間
2024年3月16日(土)・17日(日)
2. 会 場
日本大学スポーツ科学部三軒茶屋キャンパス
東京都世田谷区下馬3-34-1
3. 主 催
日本スポーツ社会学会 http://www.jsss.jp/
4. 第33回大会実行委員会
会場責任者 加藤幸真(日本大学スポーツ科学部)
実行委員長 水上博司(日本大学文理学部)
実行委員 北田典子(日本大学スポーツ科学部)
実行委員 松尾絵梨子(日本大学スポーツ科学部)
実行委員 石岡丈昇(日本大学文理学部)
実行委員 吉田明子(日本大学文理学部)
実行委員 加藤秀治(日本大学国際関係学部)
第33回大会ホームページ
https://spsociology.org/
学会長挨拶
このたびの2024年1月1日の能登半島地震により犠牲となられた方々に深く哀悼の意を捧げますとともに、被災された皆様、またご家族・関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、被災者の救助・救済活動と被災地の復興支援のためにご尽力されている方々に心より敬意を表しますとともに被災地域の皆様の安全と、一日も早い復興と心の安寧をお祈り申し上げます。
日本スポーツ社会学会第33回大会が、日本大学三軒茶屋キャンパスにおいて開催されます。この間、水上博司実行委員長のもと、多くの皆様がご尽力くださり開催できますことを心より厚く御礼申し上げます。
「現場は理論の先をいく」ではありませんが、現場ではさまざまなスポーツ課題、社会課題が散見されます。2020東京オリンピック・パラリンピックの総括はされたのか、本年開催されるパリオリンピック・パラリンピックの意味をどう捉えればよいのか、なくならないスポーツ指導における暴力・ハラスメント問題、国家ぐるみのドーピング問題、ジェンダー問題、障がい者スポーツをめぐる問題、スポーツ権をめぐる問題、eスポーツの位置づけと意味、機能をめぐる問題など、スポーツの「公共性」「自由」「権利」「平等性」「多様性」等をめぐる問題が山積しています。それらの問題群に対して社会学的にどのようにアプローチし理論化できるのか、ひいては社会学の理論の構築に寄与できるのか。
学会大会において、シンポジウムや口頭発表を通して、さまざまな問題意識に基づき研究報告がなされます。学的進展のためには、触発機能が重要です。本学会のシンポジウムや口頭発表、また懇親会も久しぶりに開催されますので、お互いが触発しあういわば「相互触発」の場として活用いただければ幸いです。皆様と学会大会でお会いできることを楽しみにしております。
最後に本学会大会のために尽力くださっている実行委員会の皆様、また日頃より学会運営に尽力くださっている理事・監事をはじめとした皆様に心から感謝申し上げます。
日本スポーツ社会学会
会長 松尾哲矢(立教大学)
京都大学人間・環境学系(大学院人間・環境学研究科)では、20
応募締め切りは2024年4月18日です。すべての提出書類をオ
詳しくは下記のJREC-INポータルおよび京都大学大学院人間
https://jrecin.jst.go.jp/seek/
研究活動委員会では、次の次の大会(2025年度第76回大会)時に、若手研究者がコーディネートする部会の開催を支援します。
この企画は、修士課程終了後、概ね10年以内の方が、プログラムの一般報告の時間に開催する、新たな部会を企画された場合、上限10万円の経費補助をおこなうものです。経費は、事前の打ち合わせの会場費、資料代(書籍代・コピー代)、当日学会員以外の方に登壇していただく際の交通費等に当てることができます。
若手企画の開催方法(シンポジウム、ワークショップ、ゲスト講演その他)や、準備のための研究会の運営方法(公開/非公開)や回数は、目的に沿うかたちで自主的に決めることができます。ふるってのご応募をお待ちしております。
企画の申込、お問い合わせは下記アドレス宛にEmailにてお願いします。関西社会学会ホームページ掲載の過去の若手企画部会記事もご参照ください。
①申込の際の電子メールの標題
「76回 若手企画 ○○○○(○の部分に氏名を記入)」
②申込記載内容
(1)代表者および参加予定者の氏名・所属・本学会会員/非会員の別
(2)若手企画のタイトルと概要(800字程度)
※上記(1)(2)の内容をWordまたはテキストファイルで作成し、メール添付にて提出してください。
※代表者は本学会会員とします。申請時点で非会員の場合、本企画への応募と同時に入会申し込みをお願いします。また参加予定者は応募時点で未確定でも構いません。
なお、部会への非会員の参加は、参加予定人数の半数を超えない限り可能とします。
③申込締め切り 2024年3月8日(金)17:00
※企画の採否は2024年4月上旬開催予定の理事会で決定し、結果を同4月中旬にお知らせする予定です。応募者多数の場合、研究活動委員会で選考を行う可能性がある旨、あらかじめご了承ください。
④申込先
関西社会学会研究活動委員会 E-mail 2023kansya(アットマーク)gmail.com
※「2023」の箇所にお間違えのないようにご注意ください。
⑤備考
採択された企画については、研究活動委員との第1回の打ち合わせを2024年度第75回大会時(2024年5月25日)に開催する予定です。こちらもご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。
(研究活動理事 梅村麦生)
今回は大会初日土曜(5月25日)の午後に、開催校シンポジウム「戦争社会学の可能性と課題―岩波シリーズ『戦争と社会』を手掛かりに―」を企画しています。
「戦争の時代」「戦時下で生きる」という言葉がリアリティを持つ状況に私たちはある。2022年2月24日ロシアによるウクライナ侵攻に始まりいまも続くロシア・ウクライナ戦争、2023年10月7日ハマスによる越境攻撃とイスラエルの報復攻撃によるパレスチナでの暴力の応酬と惨状を目の当たりにし、私たちは「戦争と暴力」に立ちすくんでいる。
第二次世界大戦、あるいはアジア太平洋戦争が終結して78年が経つ。敗戦で日本社会は軍隊・戦争を放棄し、長らく「平和国家」として戦争と「直接」は関係のない「戦後」社会を生きてきた、とも言えよう。もちろん、戦後も国共内戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガニスタン紛争、9・11以降の米国によるイラク派兵等多くの戦争と紛争に直面してきた。だがいまほど「戦争」「戦時下」という言葉が強く響く状況はなかったかもしれない。
日本社会は「平和研究」には長い伝統を持つが、「戦争研究」の歴史は浅い。この10年ほどで「戦争社会学」というジャンルが確立されつつある日本の社会学界にとって、いまのこの状況をどう見るかという難問が突きつけられていると言えよう。そして多くの社会者、日本社会は「戦争社会学」が眼前の状況をどう見ているか、どう研究するかに強い関心を持っているだろう。本来、社会学会や社会学者は現状を緊急課題として論じるべきであろう。だがここはいったん立ち止まり、日本における「戦争社会学」がどのような研究をしてきたのか、戦争社会学はどのような研究射程を持つのかを見定めてみる作業も欠かせないだろう。
まったく意図せざる結果ではあるが、野上元、福間良明、石原俊、西村明、佐藤文香、一ノ瀬俊也に私をくわえたメンバーは、2013年頃から戦争社会学に関する講座ものの企画を検討しはじめ、2021年2022年と5巻シリーズを岩波書店から刊行した。このシリーズには50本の論考が収められており、現段階での社会学による戦争研究の到達点となっている。
そこで、ウクライナとガザの現状をにらみながらも、このシリーズは何を明らかとしたのか、社会学は戦争をどのように明らかにできるのかを4名の社会学者、歴史学者と共に検討したい。そして、その批判に基づきながら、編者たちはこのシリーズで何を明らかにしたかったのか、さらにはアジア太平洋戦争と戦後日本社会を主たるフィールドとする戦争社会学による研究の個別性と普遍性、すなわち限界と可能性を振り返っていきたい。この作業を踏まえたうえで、最後には、やはりウクライナとガザの状況への各論者たちの視点も紹介し、戦争社会学研究の今後の展開を展望したい。
報告者
山本昭宏(神戸市外国語大学)
長 志珠絵(神戸大学)
津田壮章(京都大学)
吉田 純(京都大学)
討論者
野上元(早稲田大学)
石原俊(明治学院大学)
西村明(東京大学)
岩崎稔(大和大学)
福間良明(立命館大学)
佐藤文香(一橋大学)
一ノ瀬俊也(埼玉大学)*
*はオンライン参加
司会
蘭信三(大和大学)
加藤久子(大和大学)
(大会実行委員会委員長 蘭信三)