神保町裏通り日記
 
トップページへもどる
2017年 2018年 2019年 2020年
2021年 2022年 2023年 2024年
4
7 8 9 7 8 9      
10 11 12 10 11 12  

 

2024年
5月4日
(土)
天気(晴)

 

 お暑うございます(^_^;)

 今週の新着目録です。夢野れい関連個人誌2冊、グループ誌13冊です。

 

 1982年9月、ファルコン発行「コンタクト 1」。夢野れい、神前はじめの二人のメンバーでスタート。まだ高校二年生で本名名義での発行。

 

 

 1983年10月発行「コンタクト 3」。1年後の3号。メンバーも増え、ゲストもトニーたけざき、士郎正宗、かがみあきらと豪華。トニーたけざきと士郎正宗は関西系なので接点は分かるけど、かがみあきらはちょっと世代も違うのでどこで接点があったのかは不明。

 

 

 1984年4月発行「コンタクト 4」。ゲストに園田健一を迎えますます豪華。

 

 

 1985年12月発行「コンタクト 4.5」。「5」への中継ぎ的に発行された「4.5」。サイズはこの号だけA5。劇団☆新感線のポスターや美術をやっていた藤井昌浩がこの号から参加。「劇団☆新感線のCM&イラストが掲載されている。ちなみに「5」が出たかどうかはちょっと不明。

 

 

 

 ファルコン機関誌「フリーダム」。1,2,3,6号。1号だけ判型違いで2種類あり。最初のものがB5版で後から出し直したものがA5版だと思われる。

 

 サークル名も冊子名も変えて変更。1995年12月クラビウス発行「クラウス 3」。夢野れい、藤井ひまわり、三条誠司、菅野博士、佐藤道明等が参加。

 

 1997年12月発行「クラウス 7」。佐藤道明、トニーたけざきも参加。

 

 

 コピー誌「アストロクラウス」1号、2号。三条誠司、佐藤道明、藤井ひまわり、夢野れいが中心メンバー。

 夢野れい個人誌「琵琶湖の本+α」。荒巻義雄「琵琶湖要塞1997」の設定資料本。

 夢野れいオリジナル作品「ティナ」。完結したかどうかちょっと不明(^_^;)。

 今週はこんなところで(^_^;)

 

 

 

2024年
4月27日
(土)
天気(曇)

 

 

 天候不順が続きます。雨が降ると古本屋は作業がしにくくて困りもんです(^_^;)

 今週の新着目録です。今週は超レア同人誌1点(3冊セット)とコミケカタログの古いところの売切補充11冊です。相変わらず点数少なくてすみません。

 コミケを発足したサークル「迷宮」の前身の一部であるCPSの同人誌「いちゃもん」全3冊セットです。CPSの正式名称はコミック・プランニング・サービス。1973年9月ころに霜月たかなか(かみしまえい)の声掛けにより久地岡明、高部純一、式城京太郎と女性2名を加えた6名で発足した。後に漫画ジャーナルの亜庭じゅん、高宮成河とMOBの鈴木哲也等が加わる。

 

 1973年11月発行「いちゃもん 創刊号」。A5サイズガリ版刷り44ページ(表紙込み)の装丁である。内容的には小っ女漫画系の評論が中心で創作はほとんど無い。マンガで遊ぼうという精神に満ち溢れた1冊である。
  別冊付録として花園聖香「愛はバラ色」という青焼き12ページのパロディマンガが付属した。花園聖香はこの場限りのPN。誰が主筆だったかは推測は可能だがとりあえず秘密(笑)。
 差し込みで次号企画のCOMに関するアンケート用紙が付属した。

 

 1974年8月発行「いちゃもん 2号」。当初は隔月刊として1月に発行予定だったものがずれにずれて8月発行となったもの。
 1972年に廃刊となった虫プロ「COM」に関する特集が組まれた。COMの編集者であった大塚豊・飯田耕一郎・瀬川羊子・水谷進・鶴野久男等を迎えた座談会の内容が紹介されている。またCOMに関する読者アンケートの集計(中途)やCOMに関する評論、エッセイが中心の紙面。ただしこの号でCOMに関する記事が消化できなかったため特集事体は次号に続くこととなった。
 別冊付録として うのだ痔ろう(かみしまA)「恐怖新聞 日曜版」 A5青焼き8ページ冊子が付属した。

 

 1975年8月発行「いちゃもん 3号」。発行は遅れに遅れ2号から1年後。すでに迷宮は結成されCPSは発展的解消となっていた。内容的には2号でやり残したCOMの特集の続き。
 別冊付録は「’75全国漫研不完全リスト」。実用性はすでに無いが、当時どのようなまんがサークルが存在したのかを知るには良い資料。

 全体的に俯瞰してみると、CPS及び迷宮の成立がCOM及びぐらこんのに対する喪失感から出発しているのがよく分かる。 同人誌界の転換期の貴重な資料である。

 コミケットカタログは冊子形式となった21号から11冊。当然のようにリスト中にチェックが入っていたりしますが、その点はご容赦を。

 今週はこんなところで。GW中はとりあえず暦通りです。ただ突発的に荷物整理も兼ねて営業する日が出るかもしれません(笑)。

 

 

2024年
4月19日
(金)
天気(晴)

 

 

 良い天気というより暑いくらいですね(^_^;)

 今週の新着目録です。所要によりいつもより早い目録更新となりました。ちなみに明日20日は臨時休業となります。ご面倒をおかけして申し訳ありません。今週も同人誌系です。

 

 ハッピー興行新社発行「鶴田謙二作品全集 壱」と「非売品」の2冊セット。最初の単行本以降ちっとも本が出ないのを業を煮やした庵野秀明が音頭取りで発行した鶴田謙二全作品集。諸般の事情で「非売品」と題した作品集はオマケに付けたもの(^^)。本来セットのもの。

 

 

 

 新児童少女漫画界発行(以降新界)「若草」。同人誌と言うには微妙です。新人育成サークルだった新界の会誌です。今回は48号、53号、65号の3冊。新界は漫画家草野ヒカルが運営した新人育成サークルです。活動は1961年7月ころから1972年頃までと結構長かったようです。このサークルが営利団体だったのか草野ヒカルの趣味で運営された非営利だったのかは微妙です。いちおう会費を取っておりましたが、会費だけで運営できたかどうかは微妙です。
 このサークルからプロになった少女漫画家はかなり多いです。有名なところで初期は杉本啓子・大岡まち子・高階良子がおります。後期は数が増えておそらく30名くらいデビューしているはずです(そのうちきちんとカウントしてみたいです)。
 色々調べて入るのですが、未だに実態がよくわからないサークルです。

 

 シベール廃刊後の後継サークルの一つ、グループ601発行「エピカル 1号」。三鷹公一、計奈恵、早坂未紀、仁科蒼一、うのまさみ、沖由佳雄、このま和歩等がおります。

 

 

 マンガ研究団体アトラス発行「パテ」。3号、4号、5号、6号の4冊。全て士郎正宗の表紙ですが、マンガ作品は3号のみ掲載。後半は忙しかったようで、お詫びページばかりです(^_^;)。

 

 

 講談社なかよし編集部発行「なかよしまんがスクール通信 るん」。124号、125号、126号、127号の1995年のものが4冊。なかよし編集部が投稿者向けに発行した小冊子です。

 今週はこんなところで。GWが近づくと営業も不安定になりご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたしますm(_ _)m

 

 

 

 

2024年
4月13日
(土)
天気(曇)

 

 

 今日明日あたりまでぎりぎり花見日和でしょうか。

 今週の新着目録です。同人誌個人誌3冊、グループ誌4冊。小杉あや色紙2点。今週も少なめですみません。

 

 

 木城ゆきと「OUT RIGGER」初板です。高校時代の1985年から86年にかけて書き溜めた7作品を収録した同人誌。全184ページは両面コピーで自家製本。本体表紙はおそらくプリントゴッコによる印刷。本体裏表紙側は取扱注意のシール貼付(^_^;)。恐ろしくこだわった自家製本で、最初の制作の際に盛大にコピーに失敗して制作費の大半を失い少部数発行になってしまった(部数の記載はなし)と二版のあとがきには書かれている。発行元の木城タイル工業所はサークル名ではなく実家の会社名(^_^;)

 

 

 こちらは、木城ゆきと「OUT RIGGER」二版。オフセット印刷188ページ。二版というよりも改訂版に近い。発行はコスモグループ中央構成執行部。コスモグループとは土浦で「米ケット」という同人誌即売会を主催したグループ。二版もこのイベントに合わせて発行されたもの。発行の経緯は作者のブログに詳しく記載。
 二版では原稿の加筆修正と広告の記載により4ページ増加している。

 ちなみに1993年頃にアシスタント達により復刻版が作成されている。二版のものとほぼ同じ装丁のようだが、背にタイトルが追加されたのとページ数が2ページ減っているのが違い。手元に復刻版がないので詳細はちょっと不明。

 

 ユニオン・オブ・ザ・スネーク発行、新田真子「HARE ON THE MOON」。この頃の作者の絵柄が最高に可愛いくて、店主の好みなのである(笑)。

 

ぷーぐるえとわす発行「エトワス10(ファイナル)。長谷川哲也・のみやすはる・池田恵・くら☆りっさ・徳光康之などなど(^_^;)

 

  

 ルナインダストリア発行「83式」。由井正香(伊藤まさや)「2083」収録。後ろ見返しに由井正香のサインとイラスト付き(^^)。

 

 大友克洋ファンクラブ発行「童夢」。さくまあきらによる「大友克洋あらかると」とか矢作俊彦・大友克洋「気分はもう横歩き」とかとか。ちなみに「童夢」は7号まで確認したことがあるのですが、結局何号まで出たのでしょう?

 

 よいこのなかよしりぼん発行「花の魔法使いマリーベル キャラクターグッズコレクション 改訂増補版」。普通のグッズから女児用パンツ(^_^;)まで、よくもまあコレクションしたものです(^_^;)(^_^;)。なぜか馬券までありますね(笑)

 小杉あや1/4色紙2点。「みみこは私のかわいいいうさぎ」と「うさこは私のかわいいいうさぎ」。ホルベインの色紙を使用しておりますが、「みみこ…」は中目、「うさこ…」は細目の紙で、結構表現力が変わります。キラキラ系の画材を使用しているのでPCではちょっと暗っぽく写っております(^_^;)

 今週はこんなところで。来週は所要の関係で目録更新は19日金曜日となります。よろしくお願いいいたします。

 

 

 

2024年
4月6日
(土)
天気(曇)

 

 

 桜も満開に近いですが、あいにくの花曇りの天気です。

  今週の新着目録です。同人誌と雑誌です。同人誌は山田参助の初期のもの数点と雑誌はなかよしと週刊少女フレンド(^^)

   

 アートファクトリー1994年11月発行「創(Kiz) 2号」。前遊び紙にベルネのサインとカット。朴念(山田参助)「寒い男」。ちょっとホラー風味。山下晴子・岩田次夫・中村公彦は文章系で参加。

 

 東風社1992年2月発行、しおつら箔(山田参助)「昭和の繪本」。東風社での1冊目の発行だそうです。

 

 東風社1992年6月発行、しおつら箔(山田参助)「KUMAGUSUダイナマイツ」。南方熊楠と奥さんのエピソードを漫画にしたものです。奥さんかわいい(^o^)。

 

 東風社1994年8月発行A4コピー誌、朴(山田参助)「星ヒトツ」。軍隊物ですね(^_^;)。

 芳崎せいむ「金魚屋古書店 単行本未収録漫画&描き下ろし小説&ビールの漫画」。タイトルが内容すべてを物語っております。最近発行のコピー誌ですが刊記とかサークル名の記載なし。こちらだけ新刊委託ですが、残部残り僅か(^_^;)

 

 なかよし1974年1月号。永井豪・岡崎優「キューティーハニー」最終回。

 

 週刊少女フレンド1967年37号。細川知栄子「おしゃれな逃亡者」新連載と谷悠紀子「300さい少女」読み物。

 

 週刊少女フレンド1971年33号。杉本啓子「千代がよみがえった!」掲載。クルマで轢き殺された少女が残した人形が復讐するという割とベタなホラーですが、轢いた青年が人形に追い詰められる描写が良いです。杉本啓子はホラーが上手かっtのでもっとホラー作品残したら良かったのになぁ(^_^;)。

 今週はこんなところですー。来週も同人誌やりたいなぁ。

 

 

 

 



東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮