はじめまして、自分はショージといいます。
英雄伝説~空の軌跡~ 金色の戦士というタイトルからわかるようにこの作品は英雄伝説・空の軌跡を舞台としています。
そんな中セルとの戦いを終えた悟飯が空の軌跡の世界にトリップし活躍するお話になっております。
はやい話ドラゴンボールと空の軌跡のクロスオーバー作品です。
作者の文章構成力のなさがにじみ出てくること間違いなしの作品ですが、自分なりによい作品に仕上げたいと思っているのでどうか温かく見守っていただけると幸いです。
ではプロローグからどーぞ
「じゃあお母さんピッコロさんのところに行ってきます。」
「ああ、遅くらねぇうちに帰ってくるんだぞ。」
「はい!!じゃあ行ってきます。」
セルとの戦いから半年が過ぎた、父さんが死んでしまったが世の中は平和そのものになった。
僕も体を動かす程度のことはしているけど修業はもうしておらず、母さんのすすめで通信教育で勉強をする毎日だ。
たまにピッコロさんや、デンデに会うことが僕の中の息抜きになっていた。
今日も一カ月ぶりにピッコロさん達にあいにいくところだ。
「最近は体を動かしてなかったからなぁー、久々にピッコロさんに稽古でもつけてもらおうかな。」
そんなことを考えながら飛んでいると目の前に暗雲が立ち込めていた。
「なんだろう?雷雲かなんかかな?」
変な感じがしたので少し迂回しようと考えたその時
「えっ!?」
いきなり光を発したと思ったら、僕はいつの間にか光に飲み込まれていた。
あまりの光に目をつぶっていたが、次第に目も治り視界が開けてくるとそこは街の中だった。
正確には建物が無残にも破壊されていて、人々が逃げ惑っている状況だった。
「なんなんだこれは、というよりここはどこなんだ?」
僕の知っている限り国はひとつしかないし戦争なんか起こってはいなかったはず。
だけど目の前では銃を持っている兵士がたくさんいた。
「おい、そこのキミ。早く逃げるんだ。」
「えーと、はい。」
とりあえず状況確認はあとにしてここはあの人の指示に従おう、としたら女の子の泣く声が聞こえてきた。
「誰かぁー、お母さんを助けて」
僕は急いで声のするほうへ行った、そこには5,6歳くらいだろう女の子とその子をかばうように崩壊した建物の瓦礫を受けて血を流している母親らしき女の人が倒れていた。
「お願い、お兄ちゃんお母さんを助けてあげて。お母さんが死んじゃう。」
「わかった、すぐに助けてあげるから少し離れていて。」
とりあえず瓦礫をすぐにどかした。けれど、女の人はひどい怪我だった。
幸い息はまだあるみたいだけど、このままだと長くはないだろう。
「う、う あなたは?」
「大丈夫ですか?いま助けますから。」
「私はいいからこの子をお願い、エステルを安全な場所に」
「いやだ、お母さんも一緒に行こうよ。」
「エステル……。」
僕は急いで持ち物確認した、確かこの前仙豆ふた粒カリン様からもらって道着のポケットにいれたはずだ。
「あったぁー」
急いで一粒取り出し、女の人に差し出した。
「これを、飲み込んでください。」
「これは?」
「急いで!!」
そういうと女のひとは恐る恐る仙豆を飲み込んだ。
「あら?どうして?体が」
「お母さん!!」
女の子は泣きながら母親に抱きついた。
よほど怖かったのだろう、しばらくそうさせてあげよう、ってここは危ないんだった。
とりあえずここから離れなきゃ。
「おばさん、その子と一緒に僕につかまってください。」
「えっ!?」
「説明は後でしますからとりあえずここから離れないと危険です。」
わけがわからないという感じで僕につかまってきて、僕はすぐに飛んだ。
「ええええええええええええぇぇー!?」
女の子は信じられないという感じで僕を見ていた。
とりあえずは人がいなさそうな山にでも行けば大丈夫かな?
そう考えた僕はいそいで街から離れた。
途中で遺跡らしき塔があったのでそこに降りた。
「大丈夫ですか?」
「ええ、大丈夫よ。それより助けてくれて本当にありがとう。」
「いえ、当然のことをしたまでですから、それよりなんで町が襲われていたんですか?」
「エレボニア帝国がいきなり宣戦布告してきたらしいの」
「エレボニア帝国?」
おかしい、そんな国は聞いたことがない。通信教育で勉強した歴史の中にもそんな国はなかったはずだ。
最近のニュースを見てても戦争なんか起きる感じでもなかったはずだけど。
第一、セルのことがあってそれどころじゃなかったはずだ。
よく考えてみると兵士の人が持っていた銃や、街並みをみてみると違和感があるというか、少し古めかしい気がした。
しかも剣を使っている人もいたし、ここはいったいどこなんだ?
「それよりまだ自己紹介がまだだったわね、私はレナ・ブライト、こっちが娘のエステルよ。」
「わたしはエステル、お母さんを助けてくれてありがとう。お兄ちゃんはなんていうの?」
「ええと、僕は孫悟飯ていうんだ。よろしくね、エステルちゃん。」
「そんごはん?へんななまえ。」
「こら、エステル失礼なこと言わないの。ごめんなさいねゴハン君。」
「いえ、よくいわれますし気にしてませんよ。」
とりあえず、これからどうしよう?ピッコロさんの所に行くはずだったけどこんな状況じゃそれどころじゃないな。
まずこの二人を家に送り届けなきゃな。
といっても街の様子をみると家が無事かどうか、ハッキリ言って無事ではないだろうな。
そう考えていたらレナさんが話しかけてきた。
「ゴハン君、どうしたの何か考え込んでるみたいだけど?」
「いえ、あのレナさん達の家はどこにあるんですか?いつまでもここにいるわけにもいかないですし、良ければ僕が送っていきますけど?」
「え、でも悪いわ。」
「え、またお兄ちゃんが空を飛んで送ってくれるの?やったー」
「エステルちゃんもこう言っていることですし、お二人だけで帰らせると危険ですから」
レナさんは少し悩んでいるようだったが少し考えて、笑って
「じゃあ、お願いするわ。ただし、お礼として今日はうちで夕食を食べていきなさい。」
「え、えーと」
「これは、絶対に譲れないわよ。」
まいったななー、母さんには早く帰って来いっていわれてるけど、このふたりをほおっておくわけにもいかないし。
仕方ない、お説教覚悟でいこう。
「わかりました、家はどこにあるんです?さっきの街ですか?」
「いいえ、ロレントから南に外れたところにあるわ。近づいたら私が案内するわ。」
「わかりました。じゃあ行きましょう。」
僕は二人をかかえてブライト家に向かった。
この時僕は考えもしなかった。
この世界が僕の居た世界と全く違う世界。
異世界であるということに…
あとがき
どうでしょうか?ハッキリ言って自信のほどは微塵もございません。
自分の書きたいように筆つづっているだけで他の皆さんに比べるとつたないもの
でしょうが勘弁してやってください。
しかし、いきなりやってしまいました。エステルの母生き残る。これはこの後の
物語に多大な影響を及ぼすこと間違いないでしょう。
この後の展開をどうするかはまだまだ未定ですが、がんばってつづけたいと思います。
応援よろしくお願いします。