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No.4797の一覧
[0] 時空管理局に関する経緯 アライアンス資料室(×ACLR) 一話完結[デットコピーK1戦車](2008/11/13 11:36)
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[4797] 時空管理局に関する経緯 アライアンス資料室(×ACLR) 一話完結
Name: デットコピーK1戦車◆1f150335 ID:0f1192b6
Date: 2008/11/13 11:36
《これは以前風牙亭にてうpしていたものですが、無くなっていたようなのでこちらに置かせて頂きます》
《またこのSSは資料形式の最初に創ってみたモノですのでクオリティは低いです》
《アーマードコアラストレイヴンのIFエンドを基にしたクロスなのでご注意ください》






 双方痛み分け(事実上バーテックスを撃破出来なかったアライアンスの敗北だが)とになった、通称《24時間戦争》だが
当初に予測されていたより主力であるレイヴン達が消耗されず、未だ両勢力とも力を失っていなかった。
 戦争終結後、バーテックスの情報開示とアライアンスの調査により明らかになった、ジャック・Oによるバーテックスの武装蜂起の真相は疲弊した世界に恐怖と安堵をもたらした。
旧世代の遺産が振り撒いた破壊に関しては特攻兵器の襲来により、企業や人々に精神的外傷を与える程凄まじく、旧世代の遺産に関わろうとしない風潮まで蔓延しようとしていた。
さりとて放置する事は第二のインターネサインが見つかった時に対処のしようが無いので安全面から言って不可能であるのも明らかだった。

 この問題についてバーテックスのリーダー“ジャック・O”とアライアンス本部が不健康な会談を数ヶ月に渡って続けた結果、両勢力の科学者が集まり細心の注意を払いつつ研究・解析を行なう事に決定され、世界がある程度安定した半年後に研究チーム第一陣がサークシティに研究本部を立ち上げ解析を始める事になった。

【ArmoredCore-Magic・War-】



 旧世代研究チームがもたらした成果は人々に安堵を与えるのに十分な安全を保証した。
極一部だがシステムの解析に成功、インターネサインの起動条件や構造などが判明して制御は不可能でも起動出来ない様に安全装置を取り付ける事が可能になったのだ。
この事により解析と研究の速度は蟻の歩みから幼児の徒歩程度まで上昇し、技術発掘の利益が見込まれたので、更なる予算投入が合同監査委員会で決定
バーテックス側上層部から難色があったものの、安全性が実働証明により保証された為最終的に承認された。


さらに数ヶ月後―――
 旧世代の遺産の中に存在していたとある技術体系が世界の流れを変えていく事になった。
その技術は時空間移動に関する既に体系化された理論だった。
概念的な研究なら特攻兵器襲来前にされていたが、既に完成された理論が発掘された為にこの分野の研究速度が飛躍的に上昇、僅か半年で無人機実験を行える程にまで進んだ。

ここからの流れはまるで予定調和の如く進み、アライアンスの母体企業《ミラージュ・クレスト・キサラギ》三社(この頃にはアライアンス外に支社をそれぞれ建てられる程度には回復していた)の派閥を中心に異時空世界に対する貿易や経済活動を展開。
その利益の一部を破壊された世界に還元し、少しずつ世界は元に戻ろうとしていた。




依頼者『アライアンス異時空保安局』
依頼 敵対勢力撃破
前払い報酬 0c
成功報酬 60000c
内容
我々に敵対する武装勢力を無力化してほしい。
最近我々アライアンスは異時空にその勢力を潜在的段階だが進出させはじめている。
だがそれを阻止しようとする勢力が多数の時空で確認されている。
しかし本格的な計画進行を前に露払い程度でアライアンス戦術部隊はもちろん、本部の部隊を動かすことは政治的に大きな失点となりうる可能性が高い。
通常このような事は我々保安局の仕事なのだが、我々保安部隊の対処能力は既に飽和状態だ。
近々保安部隊の増強案は予算委員会にて可決されるが、それでは部隊増強までの間少なくない期間、職員の安全を確保出来ない。
そこでレイヴンには敵勢力の撃破を依頼する。
敵魔法少女部隊を撃破してくれ。
なお、保安部隊との戦闘データを添付しておく、参考にしてくれ。

特記事項
魔法少女は実弾防御に優れた前衛タイプとエネルギー防御に優れた後衛タイプの2種の存在を確認
高火力攻撃が有効でしょう
また、敵増援にも注意してください


契約しますか?
>YES
NO



依頼者『アライアンス戦術部隊支社派遣連隊』
依頼 敵指導者殺害
前払い報酬 0c
成功報酬 75000c
内容
とある勢力の指導者の殺害を依頼したい。
とある時空の地球圏で世界を“多少”強引に統一した勢力です。
その経緯などはどうでもよいですが、連中は国家に対して強引に武装解除を行い、また我々に対しても武装解除勧告を通達してきました。
余程の馬鹿をやらない限り直接干渉するつもりはありませんでしたが、彼等がないがしろにした秩序安定を担っている企業を攻撃するような暴挙には流石に静観するわけにもいかなくなりました。
連中は世界平和を歌っていますが最低限の統治すら満足に行き届いていません。
……もう連中には失望致しました、この世界は我々が統治する。ここで奴等を始末してください。

作戦目標:ラクス・クラインの殺害
作戦領域:北米大陸 旧ホワイトハウス 記者会見場
敵勢力:ストライクフリーダム×1 ∞ジャスティス×1 エターナル×1
友軍勢力:戦闘MT一個小隊 一個砲兵中隊

契約しますか?
>YES NO


依頼者 『バーテックス時空課』
依頼 時空管理局部隊強行偵察
前払い報酬 0c
成功報酬 120000c
内容
時空管理局部隊に対しての強行偵察を依頼する。
奴等は危険過ぎる、様々な植民地を抱えてなお世界に対しての干渉を続けている。
行動原理はともかく、ジャック・Oの策略で破壊されたインターネサインに興味を示している時点で危険だ。
あれは人の手でどうにかなるモノでは無いのだ。
……話を戻そう。
奴等の能力を知る為に強行偵察をかけてくれ、現在奴等の主力部隊の一部が第三勢力と交戦中だ。そこに急行し“詳しく”詳細を調べて来てくれ。
また今回の依頼は強行偵察だ、十分な情報を入手した後はいつ撤退してくれても構わない。
規定以上のデータに関しては追加報酬を検討しよう。
作戦目標 戦闘エリアでの一定時間以上の生存、離脱
敵勢力 時空管理局部隊(不明) 無人兵器群


契約しますか?
>YES NO


依頼者『アライアンス ミラージュ第27支社』
依頼 味方部隊救援
前払い報酬 0c
成功報酬 68000c
内容
所属不明部隊の攻撃を受けた定時哨戒中のMT小隊の救援に向かってください。
現在我々の主戦力はテロリストの拠点制圧に向かっており、防衛部隊は弱体化しています。
最悪、周辺の敵部隊を排除してくださるだけで結構です。
この程度の事でレイヴンの力は借りたくないのですが、この際仕方ありません。
秩序を守る為にご協力願います。
作戦目標 味方部隊の救出 敵部隊の殲滅
敵勢力 不明
友軍勢力 ビショップ一個小隊

特記事項
時空管理局部隊の戦闘を近隣で確認



さて、ここで何故時空管理局とアライアンス・バーテックスの三勢力が対立することになったのか改めて説明する事にしよう。
事の発端は機能を停止したインターネサインが原因であった―――
『アカヒ新聞・三月一日朝刊の一部より抜粋』


異時空間貿易がある程度順調に進み、経済や産業・市民生活が一通り回復してきた矢先
突如、時空管理局なる組織が巡洋艦クラスの軍艦で接触をして来たのだ。
当初は管理局側の調査不足で魔法技術無しで高度化した文明の発見が遅れた為、時空間移動能力を持たない先住民程度しか住んでいないと誤認していたらしく
砲艦外交から入ろうとしたために接触初日から関係悪化の種が撒かれてしまった。
この件については調査不足の責任であり後日、時空管理局が両勢力に謝罪の意を表明した為、表向きは執り成したがアライアンスとバーテックスの警戒感を強めることになっただけであった。

謝罪表明の数日後から始まった外交官と時空管理局員との会談の内容は次の通りである。

1.通常の国交(どちらも国ではないが)を結ぶ事
2.アライアンスとバーテックスが共同管理しているインターネサインの引き渡し要求

主にこの二つである。
やはりというか二つ目の要件が最大の問題であり、交渉は難航を極めた。
旧世界の遺産であり技術の塊である管理局呼称《ロストロギア》に該当するインターネサインの引き渡しは、アライアンスは利益に基づいて拒否し、バーテックスはジャック・Oを中心とした上層部の当然の帰結でやんわり拒否された。


表面上多時空を管理する大義と、自己の発展にも≪ロストロギア≫の収集が必要な管理局は、断られながらも旧企業群の抗争の中でインターネサインが起動した前例を主軸にアライアンスの責任能力を切り崩し工作を行い。
アライアンスとの小さなトラブルの絶えないバーテックスを裏から離反させようと行動を開始した。

この行動は一時的だが成功したかに見えた。
しかし、バーテックス下層部署においてアライアンスとの対管理局協力体制への否定的な考えの浸透工作が侵攻した時点で、これに気付いたジャック・Oが管理局の浸透工作を利用。
治安維持とアライアンスとの協力の解除をお題目にした、生産性の少ない武装組織としてのバーテックスを解体、レイヴン統括機構≪レイヴンズアーク≫を再建に着手。
アライアンスとの関係を必要以上に悪くせずに戦力と成り得るレイヴン達を政治家として熟達した手腕を駆使してアライアンス戦術部隊からの確保に成功、同時に企業活動と兵力の育成を始めていった。


バーテックスへの工作活動に失敗した時空管理局は、アライアンスとレイヴンズアークの存在する時空を管理外の対象から要観察対象に移行。
主に重役の胃を痛めるだけの不健康な会議が管理局内で連日発生していた。

そんな時空管理局の動きの鈍さを余所に、大中小の企業群はミッドチルダを含めた多数の時空で大規模な経済活動を展開。
この企業群の経済攻勢の影響によって魔法という個人の資質に頼る系統が広まって衰退した中産階級が、企業群のもたらした超高度機械文明によって再び息を吹き返そうと積極的に活動を開始した。

この活動傾向を察知した管理局は、自らの覇権(魔法の資質を持つ者の独占による社会への影響力保持)が揺らぐ事を危惧し、一部高度技術製品の管理世界への輸入自粛を通達。

当然これは中産階級と企業の反発を招き、この動きを半ば自覚して引き起こそうとミラージュ社が更なるC(クレジット)攻勢を展開し、押し込んでいく。

追記して置くと、強引かつ巧みな戦略を得意とするミラージュにしては何故早期に時空管理局を敵視していたのか不明な点が見え隠れする資料が幾つか挙げられている。


ミラージュを中心とした企業群の外からの圧力と力を盛り返そうと足掻く中産階級(魔法の資質の無い人々)の内からの動きに
対応が苦しくなるのが容易に予想出来た時空管理局側は、単純な経済攻勢を前に苦々しく思いながらも、自分達の組織の性質から手出しがし辛い状況(不可能では無い)を打破出来ずに苦しんでいた。


彼等の最初の誤算はアライアンスや企業の狡猾さと恐ろしさを知らずに、自分達が信じる正義を貫こうとしたからだろう。 『時空管理局の失敗と考察』 序章より抜粋 著者 不明


アライアンスや企業へ管理局の目が向かっている間に、ジャック・Oが再建したレイヴンズアークは順調に戦力・商品たるレイヴンの育成と発掘に力を注ぎ、
全盛期の半分程度のレイヴンの確保に成功。
さらに中規模企業程度のMT部隊や後方支援組織を編成して、突発的な紛争に対応可能な組織への強化を怠らなかった。

しかし、アライアンスも軍拡の原理通りに戦力を確保すべく奔走し、エヴァンジェ・ジャウザー・トロットSスパー・ズベンLゲヌビ・グリーンホーン・ゴールディゴードン、≪24時間戦争≫の生き残り組の一部をアライアンスに引き抜き、アライアンス戦術部隊を以上のレイヴンを擁する組織として新しく創設した。
結果として余裕が出来た状態のアライアンスがレイヴンの数こそアークには劣るものの、軍事力を大幅に回復させる事にもなった。

このアライアンスとレイヴンズアークに取っては回復作業に過ぎない軍拡を脅威として捉える組織がやはりあった。
――時空管理局である。
工作活動が失敗してから更に強化された監視を続けていた管理局は、自分達の足元を揺らす企業群の親玉たるアライアンスとバーテックスの生まれ変わり(彼らはそう思っていた)のレイヴンズアークの軍拡に大きな焦りを感じていた。
接触黎明期のACやMTとの偶発的戦闘で、エネルギー兵器や空想の領域に片足を突っ込んでいた実弾兵器等の武装局員に対する充分過ぎる殺傷能力が証明されていたからである。
更にACや一部のMTに標準装備されている防御スクリーンの高い防御力とそれを突破する破壊力を持つ対AC用兵器。
『ストライカー』や最低限Aクラス以上の魔導師でないと対応不可能な熟練レイヴン達。

これだけの材料が揃えば時空管理局が不安にならない方がおかしいだろう。
故にこの後の管理局の行動は、生存の為の自衛行動と解釈しても問題にならない筈であろう。


管理局の行動が直接見える様になったのは、アライアンスが貿易船団護衛用のアーレイバーグ級次元駆逐艦四個戦隊分とアトランタ級次元巡洋艦四個戦隊分が進水式を終えた時期だった。
『月刊アーマードコア・管理局戦争特集』一部より抜粋


円卓の上での政治の戦争は、アライアンスの熟達した駆け引きと、絶好の政治的位置取りを繰り返すジャック・Oに、数名の執務官を精神病院送りにされつつも
時空管理局が強気な姿勢を崩さずに済み、時間が掛かってしまったが平和条約と言う名前の軍縮条約が締結された。
何故、今急に軍縮条約かと説明すると、管理局はアライアンスとレイヴンズアークの軍拡を止めたい。
アライアンスは必要以上の軍拡は維持費だけでも金をドカ食いするetc…で必要量で軍拡が留まる様に足枷を嵌めたい。
レイヴンズアークはアライアンスが戦力を保有しすぎると依頼が減ったり横槍を入れられかねないからである。

しかし、アライアンス上層部とジャック・Oはそんな事をおくびにも出さずに管理局の提出した草案に猛反対。
よりよい条件を引き出す為に担当局員に強烈な精神的ダメージを与え続けて病院送りにした。


軍縮条約の中身は以下の通りである。
ダートマス平和条約(最終決定案)
・戦艦の保有率 管3:ア2:レ1
・戦艦(満載排水量25000t以上)は今後十年は新規建造しない。但し老朽艦の代替艦は認める。
・巡洋艦 (満載排水量5000t以上15000t以下)は10000t未満には特に制約をかけない。10000t以上の保有数は 管5:ア5:レ3 に準ずる。

・駆逐艦以下の小型艦艇は制限を設けない。
・母艦類は満載排水量25000t以上は各組織、新規を禁止。現在建造中の物は建造可。保有率は管3:ア2:レ2 満載排水量10000t以下の護衛型母艦については制限を設けない。


条約は締結はしたものの、管理局内部から軍拡条約と揶揄される程緩い内容であり、取り敢えず保有数に制限をかけただけの内容であった。
この結果に納得のいかない時空管理局は、密かに高ランク魔導師を集めた部署を開設しようとする動きを利用。
その任務に教導隊としての役割も追加させる事を条件に物資と人員の追加の根回しを行ない、魔導師全体の底上げの為、アグレッサー部隊の設立を行なった。
これが現在の機動六課の母体である。


この条約締結後、一時的にアライアンス・レイヴンズアーク・時空管理局の関係が良好に見えたが、それは当然の如く上辺だけの話であり、
水面下では血で血を洗う情報戦が展開されていた。

しかし此処でも謀略の絶対的経験不足が目立ち、管理局は次第に追い詰められていく。

―――そして、遂に最後通告となる事件が勃発した。



その事件の発端は、時空管理局がロストロギア捜索協力にレイヴンを雇う事から始まった。
別に管理局がレイヴンを雇う事は珍しいが、問題のある事では無かった。
問題はロストロギア捜索中に、捜索隊全員がロストロギアに汚染されてしまい、それによって雇われたレイヴンが捜索隊から攻撃を受けてしまう。
当然レイヴンは友軍から攻撃を数回に渡り受けて、オペレータが警告しても効果が無かった為にそのレイヴンは友軍信号を解除。
汚染された捜索隊魔導師を殲滅した。
そこにちょうど運悪く、捜索隊が汚染されきる前に発信した救難信号を受信した、L級次元航行艦の武装局員隊と民間協力者・依託魔導師が到着。
到着した彼らの目視出来る範囲での予測と救難信号の内容から《友軍信号を解除しているレイヴンと捜索隊の一部がロストロギアに汚染されてしまい戦闘開始→捜索隊がミンチと消し炭に》
と判断、敵ACの捕殺(可能ならば捕縛)作業へと移行した。
戦闘自体は弾薬と装甲を消耗していたACピンチベックが最初の不意打ちで食らった砲撃魔法で損傷状態にあった脚部が破損、行き足が止まり連続して受けた大威力の砲撃と高レベルバインドの多重掛けで戦闘能力を喪失。
その後L級次元航行艦アースラに輸送された。

勿論これをレイヴンズアークが黙って見ている筈も無く、速やかにACピンチベック(正確にはその残骸だが)と貴重な24時間戦争の生き残りレイヴンたる『モリ・カドル』の身柄引き渡しを要求。
しかし、L級次元航行艦の提督は捕縛直後に実際の経緯を知ったが、該当レイヴンの怪我が重傷であり暫くは絶対安静である為身柄引き渡しを拒否。
ACの残骸引き渡しのみを当日中に行なった。

人道面から見れば妥当な判断に見えるこの対応だが、モリ・カドルは強化人間であり、技術的にあまり仮想敵勢力に拘束されるのは好ましくないとレイヴンズアークは判断。
モリ・カドル奪還作戦を発動する。

作戦参加戦力
・グリーブランド級次元巡洋艦三隻(ミラージュ社製)
・金剛型イージス次元駆逐艦十二隻(キサラギ社製)
・シャルンホルスト級小型正規母艦三隻(クレスト社製)
・母艦搭載機(各母艦三十五機)
・MT10‐BAT×十五機(ミラージュ社製可変MT)
・MT09E‐OWL×八機(ミラージュ社製ECM搭載主力戦闘MT)
・CR‐MT85B×八機(クレスト社製主力重MT)
・CR‐A82(空間戦仕様)×四機(クレスト社製小型爆撃機)

・作戦総指揮官 ウォータン・バスカー
・MT隊指揮官 G.ファウスト
・奪還隊指揮官 VOLA‐VOLANT


次元航行艦(戦艦級)一隻に対して戦力が過剰に思われるだろうが、むしろまだ少ないのでは無いかと作戦を立案したアークの作戦部内での意見もあった。
これはアーク全般にも言える事だが、元々武装組織としてのバーテックスから再構成されたレイヴンズアーク軍事部門だが、その戦力の多くをACに頼っていた為に通常戦力の最適な運用に関する積み重ねが不足していたのだ。
この組織としての未熟さが、最終的に戦争への最後の止め金を外してしまった。


     記事の貼り付けがある。
       読みますか?
   →YES NO


作戦空域に事前偵察を行い付近に潜伏していたアーク所属第三機動艦隊は、ミッドチルダ標準時間0300時に付近を航行中のL級次元航行艦に対して航空攻撃を行なうべく、艦隊の潜航状態を解除。
レーダーと巡回偵察機からの情報を元に小型正規母艦三隻から第一次攻撃隊、さらに時間を置いてから第二次攻撃隊を発進。

『第一次攻撃隊(撹乱部隊)』
・MT10‐BAT×二十四機
・MT09E‐OWL×十ニ機
・CR‐MT85B×十ニ機
・MT隊指揮官 G.ファウスト


『第二次攻撃隊(奪還部隊)』
・MT10‐BAT×八機
・MT09E‐OWL×八機
・CR‐MT85B×八機
・CR‐A82(突入部隊総勢一個歩兵中隊搭乗)×十二機

・奪還隊指揮官 VOLA‐VOLANT

残余MTは艦隊直援機


これより先の詳しい内容は、レイヴンズアークが機密事項としている為に情報の開示を待つしかないだろう。
しかし、戦闘による被害や作戦の成否は開示されているので記載しておく。

レイヴンズアーク所属第三機動艦隊損害

グリーブランド級次元巡洋艦一隻大破 修理不能 廃棄
グリーブランド級次元巡洋艦一隻小破 修理改装 三ヵ月後戦線復帰
金剛型イージス次元駆逐艦三隻大破 修理不能 廃棄
金剛型イージス次元駆逐艦二隻戦闘続行不可能 修理改装 二ヵ月後戦線復帰
シャルンホルスト級小型正規母艦二隻 飛行甲板損傷 戦闘能力喪失 同型艦九隻と共にドック入り 対空レーダーをSPY系(イージスシステム)に積み替え、自動対空火器増設、機関交換、飛行甲板の装甲化 八ヵ月後全隻戦線復帰

未帰還機
・MT10‐BAT×九機
・MT09E‐OWL×三機
・CR‐MT85B×一機
損傷機
・MT10‐BAT×十六機(六機廃棄)
・MT09E‐OWL×六機(二機廃棄)
・CR‐MT85B×十機(全機修理可能)
ACパンツァーメサイア 脚部破損 頭部損傷 コア損傷
ACサドゥンドロップ 頭部損傷 左腕部損傷 脚部損傷 コア損傷

突入隊数名負傷

作戦目標は達成。
モリ・カドルと医療記録、ACピンチベックの解析データを回収。


これらの内容から予測出来ることは、奪還には成功したが何かしらの要因によって被害が拡大したと見る事が見て取れる。
現に、危険度の高い直接砲戦と航空攻撃を受けたとしか思えない程艦隊の被害は甚大であり、母艦は三隻中二隻が飛行甲板を破壊されて一時的にMTの発着艦が不能になっている。
以上の事から、相手を撃沈する気の無い戦いであっても、相手が精鋭である場合はこれ以上の大戦力の投入もしくは高レベルレイヴンの参加が必要である事は予測出来るであろう。
作戦に当たり、戦術部隊の投入の必要性ありと申告する。
―――アライアンス情報部 担当ケイ・ナガセ
機密レベルB 閲覧には部門長クラスの権限が必要


E‐88の戦いの後に時空管理局はレイヴンズアークのこの行動を独善的な身勝手かつ悪意ある行動とし激しく糾弾した。
勿論アーク側もこれは“少し”やり過ぎたとし、謝罪を行なったが奪還の意図はレイヴンの機密保持を目的として、艦船の撃沈等の過激な事は行なっていないと責任を回避。

そんな事を管理局側が気にする筈も無く、『今後このような自体を行うならば“少々”強い武装解除の方法を考えなければならない』との声明を発表。
両組織の関係は急激に悪化、あとはどちらが宣戦布告文書を担当官に渡すかというところまで自体は進行していた。
その間、アライアンスとしての行動は目立たない様に経済攻勢をゆっくり進行させつつ、《E‐88の戦い》の戦訓と成りうるデータの収集と解析を行い、条約内で制限されていない部分での戦力の拡充作業に没頭していた。


十一月初旬 ついに管理局がアークの中枢拠点、サークシティへの奇襲制圧作戦を発動させる。
作戦は宣戦布告の十分後に開始、少数艦艇から連隊規模の武装局員と十数名のAクラス以上の魔導師が
衛星軌道上からサークシティ内部に直接転送。
この反則のような戦力投射方法にサークシティ守備部隊は一時期混乱にみまわれ、中隊規模の武装局員とSランク以上の魔導師三名のサークシティ地下部への突入を許してしまう。

ここからサークシティ地下部での戦闘は詳しい資料が無い為に詳細は不明だが、同時期にサークシティ近郊で即応体制にあったレイヴンに動きがあった。
これから推測するに、依頼があったものと考えられる。
時空管理局の作戦結果はSランク魔導師三名が、鳥大老、ジャック・O、雇われたレイヴンとの戦闘を最後まで耐えきり
武装局員隊がその間にインターネサイン中枢への侵入に成功。
インターネサインへエネルギーを供給する熱源の一つとインターネサインの一部分の強奪と転送に成功。
大隊規模の死傷者と数名のAクラス以上魔導師が捕虜にされながらも辛勝している。


後は時空管理局の逃げ勝ちかと思われたが、事態は管理局がもっとも回避したかった最悪の方向に転がっていき、アライアンスもこの戦争に足を突っ込んでいってしまう。


*注意*
これより下にあるのはあくまでオマケです、本気にしないでください。










管理局ですがどうしたものか
1 :名無し三等兵:11/15(水) 22:09:29 ID:???
今ひとつ思いつきません
(σ゜∀゜)σエークセレント!!

 前スレ
 管理局ですがサークシティ近郊の精鋭部隊は阻止用です
 ttp://hobby9.3ch.net/test/read.cgi/army/1188918364



27 :名無し三等兵:11/15(水) 22:24:37 ID:???
>>23
サークシティ侵攻は明らかにやり過ぎだよな。
執念深いアライアンスの報復を受けるぞ?(`・ω´・)キリッ

28 :名無し三等兵:11/15(水) 22:26:04 ID:???
>>27
管理局に常識とか期待するなよ可哀相だろ。

武装解除とかほざいておきながら最初にヤったのがサークシティ侵攻の電波ちゃんなんだから。


29 :名無し三等兵:11/15(水) 22:27:42 ID:???
謝れ!デムパに全力で謝罪と賠償をしる!1

そんな事より弱王vs八神はやて、鳥大老vsフェイト・T・ハラオウンの動画が見つからないorz


30 :名無し三等兵:11/15(水) 22:29:31 ID:???
>>29
弱王の尻の比率がやけに多かった、少し気持ち悪いかったの。

はやてちゃんのカッコ良い姿が見れないよ(´;ω;’)


33 :名無し三等兵:11/15水) 22:33:08 ID:???
>>30
白い悪魔乙



『さんちゃんねる軍事板:ですがスレより抜粋』





  『時空管理局はその体制と創設理念から対応出来ない物事に首を突っ込んだのが間違いではないかと、私は此処に思考を記す』
アライアンス戦術部隊のとある士官の手記



時空管理局は旧バーテックスの本拠地サークシティへの奇襲に成功。
それ相応の被害を出しつつも、インターネサインの一部分を奪取した。
しかし、内政的(管理世界を含む)な警察・司法機関である管理局が対外的な政策につまずく事は最早恒例行事であり、
我々アライアンスとレイヴンズアークの共同管理地帯(補給物資集積所等)も戦域に入っていた為、見事にアライアンス本部からの宣戦布告を通達されてしまった。

この事件をレイヴンズアークとだけの抗争にしてさっさと終わらせるつもりだったであろう時空管理局の希望は潰れ、消耗著しい全面戦争へと発展した。

此処から先は戦史書を紐解けば詳しく解る事なので今まで通り概要だけで済ませるが。

戦争自体は至極短時間の数ヶ月で終わった。
個別の戦闘では魔導師の力が発揮されることもあったが、多少自分の所属している組織の正気を疑う程入念な前準備をあからさまに行っていたアライアンス本部は
管理局艦隊をアライアンス主力艦隊で釣り、主力艦隊が不利な戦いを行っている最中に、万単位で生産した戦闘MTを、最寄りの航空基地総てから発進した大型輸送機に搭載し出撃。
管理局艦隊の砲撃を分散させて火力が薄くなった地点に多くのACを投入、管理局の防空網を喰い荒らし、後続のMTが前線を寸断。
管理局前線艦隊の包囲殲滅を行なった。

アライアンスは艦隊戦力の60%を撃沈・廃棄処分にされ、壊滅判定を受けたが。
時空管理局の艦艇は前線の包囲殲滅された40%を喪失しただけで済み、部隊機能停止判定であった。

しかしアライアンス本部は更なる攻勢を強める。
24時間戦争時の回復しきっていない貧弱な生産力ならまだしも、全力発揮可能な時は艦艇なら戦艦と母艦を除けば【一山幾ら】の感覚でドックから数週間の内に送り出せる。
故にたった二回の海戦で時空管理局は主力艦隊を完全に戦闘不能にされ、軍縮条約参加組織総てが開戦したのでアライアンス艦艇は際限無くが増え続け、三ヵ月後には開戦当初の倍に増えていた。
海での戦いが終われば次は陸であるのは子供でも想像がつく事ではあるが、陸は海より悲惨であった。
Bランク以下の魔導師は155mmや203mmなどの古風な自走榴弾砲の支援要請砲撃や、山程造られたM.L.R.Sの鋼鉄の計画射撃に耐える事など出来ず。
運よく生き残った高ランク魔導師も一般MT部隊は撃破出来ても、高級MTで固めたベテラン部隊やACを送られて各個撃破されていき、
近代要塞に立て籠もれば、ここぞとばかりに倉庫で埃を被っていたバンカーバスター・デイジーカッターの在庫一掃セールで吹き飛ばされる始末。

それは正しく屠殺であった。

開戦序盤で陸戦を逆転できる大規模魔法砲撃が可能な艦艇を沈められた時点で戦争用の装備と体制を真面目に作っていなかった管理局の敗北は決まっていたのだ。

勿論超高ランク魔導師による大規模な攻撃で数多の師団や艦艇が戦闘不能もしくは沈められたが、幾ら《戦闘》で勝利しようとも戦略が重要な《戦争》に勝てるはずも無く。
開戦から僅か半年で戦闘終結宣言が出される。

この戦争により、時空管理局は多数の艦艇と優秀な陸士部隊の殆どを喪失。
以降、時空管理局は企業群やアライアンスの管轄には口出ししなくなり、自己の損失補填に追われる事となる。

年代を解りやすいように示すと、大体《闇の書事件》の二年後に戦争が開始され、その半年後に集結した計算になる。






また、不確かな情報しか存在しないが、管理局のサークシティ侵攻や中産階級の一時暴走、ミラージュの疑問に思える敵対姿勢などに関しての資金や情報の意図的な漏洩、トップ同士の接触などでジャック・Oの影が見え隠れしているように私は見えた。

アライアンス本部情報部情報整理課 ダグラス・M・ハルゼー



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