幹事クリタのコーカイ日誌2024

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6月1日 ● 太陽が友達だった頃。

 今日から6月。夏至も近く1年でもっとも陽射しが強い時期です。もちろん真夏の方が気温や湿度の高さもあって環境的には厳しく感じますが、単純に太陽光線を浴びていて疲れるのはこの季節です。今日は午後からテニスをしていて本当に途中で疲れてきました。日陰にいれば比較的快適なのに、太陽の下に出るとどんどん体力を削られていく感じです。太陽光は有害光線かなと思ってしまいます。

 子どもの頃は全然そんなことは感じませんでした。今より気温は低かったこともありますが、太陽光を全身に浴びるのは気持ち良いことだと思っていました。最近「日光浴」という言葉は死語になってしまったのかも知れませんが、1960〜70年代は健康のために推奨されていたし、よくプールサイドで裸で寝転がって体を焼いていたものです。真っ黒に日焼けしていると子どものみならず若い女性でも「健康的」だと称賛されていました。日焼けした夏目雅子や榊原郁恵がグラビアを飾っていたのが懐かしいです。

 1990年頃でもまだその名残はあり、夏場のテニスの時に上半身裸でプレイしている若い男性を良く見かけました。と言うか我々も裸になってテニスしていたのを思い出します。今なら女性陣からハラスメント事案として訴えられてしまうかも知れません。それにあの頃は女性でもテニスの時に今のように顔を覆うマスクをして帽子を被ってサングラスをしてテニスしている人なんていませんでした。むしろノースリーブのワンピース型のテニスウエアでこんがり日焼けしながらテニスをしていたものです。

 ともあれ、真っ黒に日焼けしているのが男女とも魅力的だとプラスに評価された時代は遠く過ぎ去りました。今は男性でも美白が称賛され、真っ黒な顔でテレビに出ているのはハワイ帰りの長嶋一茂くらいなものです。我々の世代の感覚では韓国アイドルのように男性が真っ白な顔をしているのは馴染めないのですが、あの男性性を極限まで抑え込んだ中性的な雰囲気が良いのでしょう。太陽が友達だった頃が懐かしいです。



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