7月2日

 昨日、イーズの新しいウェブがオープンした。私以上に私のことをわかってくれている素敵な方々につくってもらえて、とっても幸せ。

 さて、そちらのサイトに、Eda Blog というコーナーがあり、ダイアリーはこれからはそちらで書くことになる(もう書いちゃった。^^;)

 ので、物好きにもこのダイアリーにブックマークをしている方がいらしたら、変更してくださいませ。

 http://www.es-inc.jp/

 こちらで〜す。

 

6月28日

昨日はJFSのボランティア・ミーティングだった。金沢、名古屋などからも駆けてつけてくれて、とても楽しく、実のある会合となった。いつも「JFSのボランティアさんやスタッフはすごいなあ〜」と思う。昨日もますますその思いを強くした。新たにボランティアや個人サポーターに加わってくれた方々もいる。うれしいことである。

懇親会も楽しかった。安くておいしかったので、お店の場所を覚えておこう!と思う。すでにふたたびたどりつけるか、自信がないけど。(^^;

 

ところで、プチ宛のメールをもらった。

 

プチさんへ

はじめまして。今日は思い切ってお手紙を書きます。

1000号でのインタビュー、すてきでしたよ。

なんとなく、蝶ネクタイをしているプチさんを想像してしまいました。

 

いつも枝廣さんのそばにいてくれてありがとう。

プチさんのちょっとぶっきらぼうだけど、愛情にあふれるコメントの大ファンです。

プチさんがいるから、枝廣さんも上手にリズムを取りながら、たくさんのお仕事を

こなせるのだと思います。

これからも枝廣さんのナビ、よろしくお願いしますね。

 

 プチは、「アンタのナビって、聞くもナビだ、語るもナビだ、という涙物語なんだからさー」とプチプチ文句を言っている。照れてるのだ。(^^;

 あ、ナビで思い出した。今日の午後、初めてうかがう大学で講師をするのだが、私のアシスタントをしてくれているスタッフと、今回いっしょに行ってくれるスタッフが「枝廣さんのまわりには方向音痴が集まるんですかねえ」と感心しあっているのである。「類は友を呼び」「三人寄っても、迷う」という事態が容易に想像できる。ヒジョーに不安である……。

 

6月26日

 こんなメールをもらった。

 

日誌を見ております。

「凝りないヤツ」とありましたが肩こりではないから

「懲りないヤツ」と思いますが。

それとも意図的誤用?

 

あやー、もちろん、意図なし誤用である。もっとも肩こりは事実なので、「凝りっぱなしの懲りないヤツ」かな。(^^;

それにしても、ダイアリーを「日誌」というあたり、書き手の年齢が感じられるなぁ。

……と言っていたら、ハムスターのプチが「自分の父親をそんなふうにネタにしないの!」と戒める。あはは、そうだけどさ、父から「見ております」って書かれた娘の照れ、ということで。(^^;

さて、昨日も楽しいハッピーな1日だった。

 午前中は、Style という20〜30代の女性の多くが読んでいる雑誌の取材&撮影だった。「1枚の写真」という、昔の写真からその人の今までを紹介する、というようなコーナー。

 「昔の写真だって! どこにあったっけ?」と物置から段ボール箱を引っぱり出し、これはどうかな?と出していったら、ハムスターのプチが「これはさすがに……。幼少のみぎりすぎるよ」。確かに……。赤ちゃんも赤ちゃん、2ヶ月の私である。(^^;

 しかし、プチは大喜びでアルバムをめくっていた。確かに面影があるだの、この髪型のほうがいいだの、にぎやかである。とりあえず、大学時代のサークルの写真や会社時代、アメリカ時代、仕事風景などの写真をお渡ししたが、何が出てくるか、お楽しみである。取材のお話も楽しく、撮影も、いつもの如く落ち着かない感じがしたが、楽しい雰囲気を作ってくださって、無事(たぶん)終了。7月末に発売の9月号だそう。

 午後からは、研究会に呼んでいただき、これまた楽しいひとときだった。初参加にも関わらず温かく迎えてもらい、例によって思ったままのコメントもポジティブに受け取ってもらえたようでよかった。懇親会にも参加。

 今朝は、メールニュースの1000号を出す。よくぞ、というより、よくもまあ、とプチとともに呆れている。ホント、好きだってことだね。(^^;

あるとき、「継続は力なり,かな?」と言ったら、「アンタの場合、継続は暴力なり、だわさ。読むの、大変なんだから」と言われたことがある。あと40年ぐらい続くかもしれないので、要注意!である。(^^;

さて、今日は「英語の勉強を通じて自分マネジメントを身につける」第3回。毎回発見があってとても面白いので、今日も楽しみ〜。

 

6月24日

 言いにくいことをそれでもきちんと注意してくれる友人がいることは幸せである。そういう人間関係は恵みである。そして、そのような人間関係を保つのは努力である。……と肝に命じたところ。

 さて、9月のハンガリーでのバラトン合宿からの「宿題」が届いた。バラトングループは、ちょうど変革期にさしかかっていて、今年から3年かけて、戦略的に今後の活動について考えていくという。その1年目の会議のための宿題だ。ファイルを開けたら、英語で、文字と図がぎっしり詰まっているので、思わずくらくらして閉じてしまった。夏休みの宿題にしておこう。(^^;

 今週、2冊の本の翻訳出版企画書を仕上げて出した。1冊は環境の本、30年に1冊出るか、というほど大切な本である。もう1冊は、「人間関係をラクにするための心理学に基づいた実践書」。

これもまた絶対に出したい面白い本なのだ。実はこれを日本で出したいと思い始めたのは10年以上まえのこと。この考え方を知ったのは20年以上まえのことなのだ。ずーっと抱いていた思い(途中でトライしたことがあるのだが、状況がよくなく通らなかった)、今回は状況的にも大きなチャンスなので、ぜひ!と思っている。

 あとは「果報は寝て待て」である。(^^;

 寝て待っているあいだに、そろそろもう1冊の翻訳にかからなくては。この翻訳書、ずーっと納期が先だったので、「余裕だわん」と思っていたが、だんだん「余裕かも」「余裕だったかも」「元・余裕」と変形しつつあるのだ。(^^;

 そうそう、7月上旬に『ライオンボーイ』第2巻が出る。

ライオンボーイII―奇跡の翼

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/456963673X/junkoedahiro-22

 この翻訳は、「余裕のヨ」の字もないスケジュールであったけど、喉元を過ぎるとまったく忘れてしまうというめでたい性分である。「凝りないヤツ」っていうのかな。(^^;   

 今日は、午前中ある財団の評議委員会(どーして私なんかが……?であるが)。午後に、六本木&日比谷のあたりで打ち合わせが3件。最後にカットに寄る予定。明日急にファッション雑誌の取材&撮影が来てくれることになったからだ。(ふたたび、どーして私なんかが……?である)

 

6月22日

 昨日、今日は久しぶりにスローテンポで過ごしている。2本ぐらい原稿の締切があるのだけど。(^^;

 昨夜は、いただいたキャンドルやこれまで使い切らずに残っていたロウソクでキャンドルナイト(といっても夜8時には終了ね、寝ちゃうから)。「ロウソクで食べるおやつはおいしいねぇ」とボリボリ。暗闇だと、どれくらい食べたかまわりから見えないので好都合である。(^^;

今朝は、残っているロウソクのしずくを集めて、まえから溜めてあるガラス容器に入れて、湯煎にかける。ロウが溶けたところで、クリップをはさんだたこ糸を下ろし、割りばしで固定。冷めたら、リサイクル・キャンドルのできあがり!である。

いろいろな色のロウソクが混ざっているので、どういう色になるかと思っていたら、ちょうどパパイヤみたいな黄桃みたいな色だった。たこ糸の芯がちょっと曲がっているけど、まあ、なんとかなるでしょ。こうやって使っていけば、永久にキャンドルナイトが楽しめそうだ。(^^;

今日は台風一過で青空、風も気持ちがいいのだが、「今日はめちゃくちゃ暑いでする〜」とメールが来た。熊谷は37度を超えるそうだ。あち〜。

そういえば、先週末に出た新刊、読んでくれた方々から好評のメールをもらって(ま、本人にはだいたいよく言ってくれるのが世の常ではあるけれど、それでも)うれしい。

『7分後、7年後の幸せなあなたへ−エコから学ぶ「自分マネジメント術」』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022579269/junkoedahiro-22

JFSの本、子ども向け、そして今回の本で、だいたいいまのところやりたいことは本にできた気がする。あと1冊、どうしても書いておきたい本があるけど、、、これはまだ先の話。

さ、そろそろ仕事をしようっと。これだけ風が気持ちいいと、お昼寝の誘惑ではあるが。(^^;

そういえば、翻訳道場が終わってから、「ぼーっとしたくならないんですか?」「疲れること、ないんですか?」と聞かれた。まえの通訳道場でも、やはり参加者の方から、「どうやって休憩を取っているんですか?」と聞かれたっけ。どうも走り続けているイメージがあるらしい。(^^;

翻訳の納期がキツイときなど、1日16時間ぐらいぶっつづけで仕事をしているわけで、確かにそういう日が続くと、「あー、早く終わって、何の納期の待ち構えていない日が1週間ぐらいこないかな〜」とはかない夢を見ることもある。ただし、そのあとに「そうしたらメールニュースが思う存分書けるのに!」と思うので、これが休憩やぼーっとした時間になるかどうかは定かではないのだが。(^^;

自分の時間は「ゴム」みたいな感じがしていて、ぎゅーっと伸びるときもあれば、ゆるむときもあって、それをある意味自分で調整できるから、伸びきってもうツラクて、しばらくぐったりしちゃう、ということはないのかもしれないなあ。

ぎゅーっと伸びている時間のほうが緩んでいる時間より、確かに生産性や仕事量は多いわけだけど、だからって、そればかり続けるのがよいわけではないのであって、そのあたりは仕事のようすも見ながら、テキトーに調整しているのである。ただ、外からはガンガンやっているところが見えやすいから、そういう印象を与えているのかもしれない。

昨日も今朝も、言ってみれば「緩んだ時間」である。ぐだぐだ〜、ぐだぐだ〜と唱えながら、メールニュース三昧、机や資料を片づけながら、すこし前まではとても開くことのできなかった雑誌や冊子をぱらぱらしているもの。(^^;

ほらね、こんなことを書いてるってことからして、緩んだ時間なのである。(^^;

 

6月21日

 18〜19日は大分県日田市におじゃましていた。NPO法人「日本の杉桧を守る会」に呼んでいただいて、1日目の朝から、翌日午前中まで、森林(やま)や製材所などをいくつも見せていただく。現場を見せてもらって話を聞けるのは、とても勉強になる。それにしてもいい香り〜。木のにおいはいいなあ。

 2日目の午後に、このNPOの設立記念講演をさせていただく。林業や木材関係の方が対象だと、つい力が入ってしまう。久しぶりに時間オーバー。(^^;

 でも呼んで下さった方、つないで下さった方が「よかった!」と言って下さってほっとする。「愛が伝わりました?」と聞いたら、「そりゃ、もう!」とのこと。(^^;

 それにしても不思議だなあ〜、と思う。たまたまこの同じ時代に生きている63億人の人々の中で(日本だけだって1億人以上)こうしてどういうご縁か、人生がクロスする人々がいる。今回2日間ずっとついて案内・説明をして下さった方だって、もしかしたら出会わなかった可能性の方がずっと高いのに、こうしてたまたま出会って、2日間時間を共有して、話をして、冗談を言いあって、また会うことがあるかわからないけど、共通する思いを確認したような気持ちで、飛行場で手を振ったのだ。

本当に不思議。そして、これから、九州の地図を見たり、「大分」と聞いたりするたびに、彼の地でああやって暮らしている方々を思い出すのだ。

こうして日本や世界のあちこちに「思いを馳せると心がぽっと温かくなる人々」がいる私はなんて幸せ者なのだろう、と思う。大袈裟だけど、生きるっていいなあ!と思うのだ。

大分から21:30過ぎに帰宅。翌20日(昨日)は、「買ってもらえる翻訳ができるようになるための翻訳道場」1日目。10人で3時間びっちり「違う目で自分の訳文を見る訓練」「おかしい、改善の余地のある箇所を自分で感じる腑を鍛える訓練」「日本語と英語の違いから、翻訳で気をつけること、使える技」などを実習。自分にとってもとてもよい勉強になった。あと2回も楽しみである。次回の課題を渡して終了。

そのあと、道場参加者の数人といっしょに、東京タワーの足元にある東京プリンスホテルへ。100万人のキャンドルナイトのイベントの「東京八百夜灯」。

ふつうの観覧席で東京タワーの消灯カウントダウンを楽しもうと思っていたのだが、キャンドルナイトの呼びかけ人代表をしているということで、急遽、「小池大臣との懇談の場」にもどうぞ、と言われ、「やっぱりお化粧直しをしてから来ればよかったか〜!」と思いつつ、控え室へ。

小池大臣のお部屋に入ったら、すぐに「先日はご本をありがとう。まだ朝2時起きはやっていませんけど」と。すごいなー。すこし前に環境ビジネスウィメンの集まりの最後に、名刺代わりに朝2時の本をお渡ししたのだけど、すぐにそれを思い出して声をかけられるなんて、私にはできないな〜、すごいな〜。

懇談が終わって、仲間のいる観覧席に戻ろうと思ったら、「席が用意してありますので」と言われ、なんとステージ横の来賓席にて、小池大臣の隣に座ることに。目の前にはずらり〜と報道陣のカメラ。ま、私は写らないけど、それにしても、それだったらキャンドル模様の洋服でも着てきたのに。(^^;

カウントダウンイベントの目玉は(事前には内緒だったが)モーニング娘。の石川さん、道重さんの特別ユニット「エコモニ。」の登場。来賓席の私の隣に座ったおふたりは可愛かった。そうしてみんなで、カウントダウンして東京タワーの照明が消えて、拍手〜!

そういえば、「夏至って東京タワーが消える日」って覚えている人もいるんだって。楽しい。(^^;

カウントダウンイベントのあとは、仲間共々、国産食材だけでおいしい食事を提供してくれる特別カフェで、飲んだり(あ、これは私だけ?)食べたり、呼びかけ人代表の大地の会の藤田さんや作家の立松和平さんたちともお喋りを楽しんだ。

帰り道、見上げたら、さっきみんなで消した東京タワーの照明が明々とついている。夜10時を過ぎたのだ。現実に引き戻されたシンデレラみたいで、何だか残念。

ちょうどさっき、フジテレビでキャンドルナイトのようすをやっていた。エコモニ。の隣にしっかり映っていた。あは。(^^;

今日は夏至。今日がキャンドルナイトの中核日だと(私たちは)思っている。人間の都合に左右されない、宇宙と地球の時間として、私たちは「夏至」をキャンドルナイトの日に選んだのだ。今日は自宅でゆっくりとスローな夜を。みなさんもぜひどうぞ〜!

 

6月16日

 何とかカタログハウスの「通販生活」、回収ルートを辿る旅の原稿ができた。今回はパソコンである。

 ところで、海外出張のおみやげで、GODIVAのチョコをもらった。個別包装のチョコが10枚×6列入っている。ご丁寧にも値段もついていたので、「一枚あたり60円もするのかぁ」とため息。思わず、定規で測ってしまった。32ミリ×32ミリ×4ミリ。

 「どう測ったって、ようするに『一口分』じゃない?」とハムスターのプチが言う。そのとおりである。いや、半口分かも。(^^;

 今日は大宮で講演。3回シリーズで呼んでいただいた3回目である。そうそう、今日はこのあいだ書いた「日本語と英語で喋っているときの自分の状態の違い」をちょっと意識して、話をしてみようと思う。

今日は爽やかでいい日だなぁ。本当に気持ちがいいことであるよ。こういう日は紫陽花もほっとするだろうな。

 

6月15日

 先週の土・日は、はじめての「同時通訳道場」だった。少人数制で7人が参加。大阪や福岡など、半分以上が新幹線か飛行機での参加。盛岡から日帰りで2日間来てくれた人も。熱心さにできるだけ応えたい!と、いろいろとくふうをし、思いつくかぎりのアドバイスや勉強法を話す。今回も濃い2日間であった。

 これで3月、4月、6月と、通訳道場をやってみたのだが、参加者から「定期的にやってほしい」という要望をたくさんいただいているので、考え中である。最初は、勉強法(というより、自分にあった勉強法の見つけ方、試し方)を教えれば、あとはそれぞれ自分でできるだろう、と思っていた。のだが、どうもペースメーカーというか、進捗を確認したり、お互いに刺激を受け合ったり、自分を叱咤激励する場があったほうがよいようなのだ。

 もちろん、毎月とか隔月とかでそういう場を設けることはできるのだけど、「気持ちや能力的にできること」「やりたいこと」と「時間やエネルギー的に実際にできること」「自分の限られた人生ですべきこと」は重なっていながらも、だいたい「気持ちや能力的にできること」「やりたいこと」のほうが「時間やエネルギー的に実際にできること」「自分の限られた人生ですべきこと」より多いので、時間資源の配分を考え中……。

 6〜7月に開催する「翻訳道場」も同じである。教室だけで食べていくつもりはないので、あくまで「今回やってみますわ〜」というノリであって、したがって、その後どうなるかは、自分でもまったくわからない。「次回はぜひ参加したい」というメールもいただいているのだが、「やるかどうかわかりません」という至極いい加減なお返事しかできないのである。ごめんなさい〜。

ただ、この冬に「教室やってみようかな」と思いついて、3月からやりはじめてみて、「やってみてはじめてわかること」がいっぱいあって、そういう意味では新しい境地が開け、もっとやりたいことがでてきているのも事実である。これからどうなることやら。(^^;

 そうそう、7月10〜11日の『カサンドラのジレンマ』の著者のアラン・アトキソンを招いての会に、イラストレーターの黒田征太郎氏が会場に駆けつけ、ライブペインティングをしてくださることに。どんな素敵な新しいスタイルの会になるのだろう!ととっても楽しみ。

http://www.japanfs.org/alan/

 昨日は、3本原稿を書く予定で、2本半終わった。ふ〜。今日はしたがって、3本半書く予定。プラス本の企画書づくり×2冊分。

 といいつつ、朝メールニュースを出してしまった。今日は1日自宅で仕事。こういう日は(少なくとも朝のうちは!)気分的に余裕があってうれしい。

 

6月12日

 うー、やっといま、翻訳書の練り直し&仕上げ作業が終わった〜! あとはプリントアウトして目を通し、いくつか手直しをすればOKのはずだ。

ちなみに、翻訳をするときは、このように何度も何度もしつこく読むことになるので、翻訳書が出た頃にはほとんど興味を失っている(もうおなかいっぱい、という感じでもある)。なので、私は、自分の翻訳書はほとんど自分では読まない。

「やっているプロセス自体」が私にとっては「命」であって、結果的にできたものは(って、これが売り物なのだが。^^;)自分にとってはあまり興味がなかったりする。ので、自分が書いた本もほとんど読んだことがない。朝2時の1は刊行後1〜2年経って読み返したことがあって、「へー、けっこう面白いじゃん」と思った(^^;)が、朝2時の2は、いまだに読んだことがないような気がする……。

今回の翻訳は、いろいろな意味で、私にとって新境地への一歩となった。けっこう大変だったのだが、その大変さは多くの翻訳者の壁でもあると気づいたことから、翻訳道場を開催することになったのだから、転んでもタダでは起きない性格である。(^^;

さて、8日はJFS主催の日米学生環境会議。9日は、午前中「回収ルートをたどる旅」の取材。午後、少し時間が空いたので、新宿でマッサージに駆け込む。左手もしびれてきていて、タイプ速度が落ちている。30分しかなかったけど、ずいぶんラクになった。よかった。

その足で、環境省の「環境ビジネスウィメン」の集まりへ。エレベーターホールで会ったスタッフに「枝廣さん、寝てたんですか?」と聞かれてしまった。うー、やっぱりばれたか〜。うつぶせでマッサージをしてもらっていたので、顔にタオルなどの跡が……。(^^;

顔に縦線や横線を入れたまま、小池環境大臣ほか環境ビジネスウィメン懇談会のメンバーと懇談。懇談会としてメッセージを発表することになっていて、そのメッセージについての議論など。最後に大臣室で記念撮影。小池大臣が「先週レスター・ブラウン氏に会いましたよ」と声をかけてくれた。前回(2週間ぐらい前)自己紹介でレスターのサポートをしている、といったことを覚えていて下さったのだ。

10日は朝食会で、排出量取引に関するプレゼンテーションの通訳。とっても早口だったので、メモが追いつかなかった。「メモが追いつかない時ってどうすんの?」とハムスターのプチが聞く。「アタマで覚えておくんだよ」と私。「ただし、一瞬にして消えるから、瞬間芸だわね」。

通訳の仕事のあと、東京駅へ。新幹線まで時間があったので、待合室で仕事する。名古屋へ。回収ルートの旅の取材である。たっぷり2時間半取材させてもらって、名古屋駅に戻り、ひつまぶし弁当とビールを買い込んで、帰京。珍しく新幹線で寝なかった。今週末の「同時通訳道場」の進め方をあれこれ考えていたからである。だいたいの流れができた。

昨日は、Graziaの取材&撮影。いただいた雑誌を見ながら、こんなオシャレなファッショナブルな雑誌に載せてもらえる場所があるんだろうか?と思う。取材の話は朝2時系の話で、とっても楽しく、2時間あっという間だった。9月号だったと思う。

そして今日と明日は、同時通訳道場である。

ところで、まえにNHKの「地球大好き」を見て下さった方から、「ダイアリーのイメージが強くて、冗談を言われるのを期待したりしてました」というメールをいただいて笑ってしまった。カメラが回っていないときには、けっこう冗談を言っているのである。ところが、先日の英語の海外向け番組では、本番でも冗談が言えて楽しかった。

菜の花プロジェクトの紹介をしたときに、ホスト役のピーター・バラカンさんが「でも二酸化炭素吸収に必要な量を考えると、どこもかしこも菜の花を植えなくちゃいけないという人もいるそうで」とおっしゃったので、間髪入れず「そりゃ、すてきじゃありませんか〜!」と。そのあと、「だからやらない、じゃなくて、ゼロよりマシ、じゃないですか?」と真面目にフォローもしたのであるが。このヘンのノリが英語と日本語では違うんだよな〜。

海外向けの番組のビデオを見た実家や親戚から、「英語で喋っている方が、凛とした顔つきで、表情もジェスチャーも豊かに、生き生きと喋っている」と言われて、ああ、やっぱりそうなのかな〜、と思っているところである。これはとっても興味深い点なのである。

今週の日米学生環境会議の際に、主催者代表として挨拶をしたのだが、英語/日本語/英語/日本語……と同じ内容を、米国人と日本人に1パラグラフずつ語りかけた。そのときに、英語を喋っている自分と、同じ内容を日本語で喋っている自分の「感じ」や「スタンス」が全然違うことを感じたのである。

単純に言うと、英語のときは、一歩前に出て喋る感じ。日本語は一歩引いて喋っている。私はだいたいいつも語り口がソフトで柔らかい、と言われるが、英語だと違うかもしれない(英語としてはソフトに聞こえるだろうけど)。

この違いは何なんだろうなあ???とずっと考えている。面白いなぁ。

 

6月8日

 大好きな紫陽花の季節となった。夢が咲く時期なのだ。

 紫陽花が梅雨を連れてくるようで、なので私は梅雨もキライではない。でも、もし紫陽花が咲かずに、梅雨だけ来るのだったら、キライになっていたかもしれない。これは、心理学的に解説すると、「紫陽花=快」と「梅雨=もしかしたら不快」がほぼ同時に起こることによる「条件づけ」である。(^^;

日曜日に実家に、録画したNHKのBS1放送を持っていった。なぜか副音声の日本語が入っていないので、自分の喋っている英語を自分で同時通訳することになった。なんてやりやすいんだろう!(^^;

 そういえば、友人がたまたま乗っていた寝台車で衛星放送をつけたら、私が出ていてびっくりした、と言っていた。そりゃ、びっくりしただろうなあ〜。きっと寝られなくなっちゃたのではないかなー。申し訳ないことである。(^^;

 昨日は、子ども向け連載を書き、あとは1日翻訳の仕上げをしていた。今日は、JFSのイベントで日米学生環境会議。日米の大学生が環境問題や「どういう国・地域・大学にしたいか」を議論するのである。学生さんはもちろん、事務局、スタッフ、ボランティアさんたちのがんばりでいい会になりそうだ。楽しみである。

 

6月6日

 楽しかったレスターウィークが終わった。レスターと私は low profile なところが似ていて(つまりテンションが高くなることはめったになく、省エネ型。^^;)いっしょにいても気を使わずにいられるので、ラクである。(レスターもそう思っているようだ)

 昨日は運動会の大玉転がしに出場して、すごい勢いで転んでしまった。あんまりにおかしくて、帰り道もずっと笑っていたのだが、いまでも思い出すと笑えてくる。

 大玉が勢いよく転がっていったので、ダッシュで追いつこうとしたのだが、足がついていかずにすっころんだのである。何かおかしかったかというと、どんなスピードで大玉が転がっていても「一生懸命走れば追いつける!」と固く信じていた自分の自己イメージである。私らしいというかなんというか……。(^^;

 「ふだん走っていないから、自分がどれぐらいで走れるか、まったくわからないんでしょ」とハムスターのプチに笑われる。確かにそうである。

 学校の先生や付近の親たちに心配されてしまった。相当な勢いで転んだらしい。確かに、ノースリーブのシャツからGパンまでドロドロである。出場記念にタオルをもらったので、すぐにそれで顔を洗いに行く。こんなにすぐに役立つなんて、まるでだれかが転ぶのを見越していたかのようである。(^^;

 それにしても、右手の手の平と手の甲の両方に擦り傷があるなんて、いったいどういう転び方をしたのだろう?と思って、ビデオテープを再生してみたが(撮っていた人がいるのだ。^^;)、よくわからなかった。とにかく器用なヤツである。(^^;

 そういえば、今朝早く、先日収録した海外向けのNHK番組の放映がBSであった。自分で見るのははじめて。英語を喋っている自分を見るのは、やっぱりヘンな気分である。今度レスターやバラトンのグループなどに送って見せて上げようと思う。日本の取り組みや江戸時代の話が英語で聞ける貴重な機会からだ。

英語が苦手なプチは「ピーター・バラカンさんたちとのお喋りが楽しかった、という雰囲気はわかるけど」と言っていた。ま、それが伝わればいいって。(^^;

 『ライオンボーイ』第2巻の再校が来ている。7月9日に発売だそうな。楽しみである。

 今日は、昨日の晴天とうって変わって、しとしと雨が降っている。こういう日も好きだなあ。今日は高知新聞の子ども向けの原稿などを書く予定。

 

6月2日

 かくして怒濤の5月後半が終わったのであった。今年は不思議なことに、5月は32日まであった。(^^;

 今月(いや先月だ……最近、日にちも曜日も超越していたのでわからなくなってる。_ _;)後半は、翻訳書(ビジネス書)の仕上げをしていた。内容も勉強になるし、著者の語り口にもとても好感を持ったし、自分は翻訳が本当に好きなんだなぁ!と感心しながら、やっていた。諸条件を考えても、好きでないとできない仕事だ。それに、たとえ翻訳が好きでも、対象の本や著者が好きになれなかったら、やっぱりツライ仕事になっていたと思う。

 「それでも、これからは翻訳の仕事を引き受けるのはよっぽど考えてからにしたらどお?」と、それなりに心配していたらしいハムスターのプチが言う。

 私もそう思う。喉元過ぎればナントカになりそうなので、書いておこう。(^^;

 今年はあと3〜4冊翻訳が進行中+企画中。って、これだけでもけっこうな量かもしれない。これ以上は増やさないようにしよう。(きっぱり)

 5月27日はNHKの海外向け番組で、ピーター・バラカンさんたちと楽しいひとときだった。この番組は、日本でもBSで放送するそうな。しかも、副音声は日本語。

ということは、私の英語をどなたかが日本語に吹き替えてくれるということだ。自分が英語で喋っているところはあまり見たいと思わない。でもその吹き替えは聞いてみたいっ!(^^;

 28日は1日翻訳の仕上げをしていた。しびれていた左腕がとうとう上がらなくなった(まだ直っていない……)

 そういえば、新潟で27日に講演をしたとき、いつもはハンドマイクを持つので、そのように用意をして下さっていたのだが、マイクを最後までもっていられるか不安だったので(力が入らないのだ)演台にスタンドで立ててもらった。

たまたま訳している本(スピーチやプレゼンの効果的なやり方などが書いてある)で「マイクは手に持ってはいけません。なぜなら……」というところを読んだ直後だったので、実験してみよう、と思ったこともある。効果はなるほど!であった。これから、ハンドマイクではないマイクにしようっと。

 29日は「英語の勉強で自分マネジメントを学ぶ」コースの第2回。今回もいろいろと盛りだくさんになったが、面白かった。それぞれ感じ、考えていただけるところがあったのではないかと思う。私もいろいろと勉強になった。面白い展開になりそうである。また今回から個人カウンセリングはじまる。個別の話にも少しでもアドバイスや提案ができたら、と思う。

 30日はJFSのミーティング。午後からずーっとやって、21時ぐらいに食事&ビールの場所に変える。さすがにクラクラしてきたので(この日は翻訳をするために、朝1時に起きたので)22時半に先に帰る。

 31日は、午後、東京電力の環境顧問会に出席。その足でキャンドルナイトの記者会見へ。終了後、打ち合わせ&夕食会。大地の会の藤田さんが面白いアイディアを出したので、辻信一さん、マエキタさんたちと大いに盛り上がる。すごく面白い! 実現したらいいなぁ!と思う。

 32日(世間的には6月1日)は、お昼ごろ、翻訳を一応納品。一応、というのは、まだ納得のいかないところが残っているので、「もう少し練り直す時間を下さい」とお願いしたからだ。了解していただく。午後から出かけて、レスターの講演&パネルディスカションの通訳。

 終了後何人かの方が「すばらしい通訳でした」と言いに来て下さってうれしく思う。しかし、レスターの通訳だからできたのだ。ふつうはこれだけ準備もせず、しばらく睡眠も短めで、家を出る直前まで別の仕事をしていて、電車の中でも翻訳チェックをしているようではいけないよなあー、と後ろめたく思う。ともあれ、レスターに久しぶりに会えてうれしかった。

 このあいだにもずっと、7月のアランの会や、プロ向け翻訳道場(東京だけでなく、関西でも開催されることになった)等々、いろいろな計画が進んでいたので、ぐるぐる状態であった。(@_@)

 アランの会、詳細が決まって、参加申し込み受付がはじまったので、ぜひいらしてください! 東京会場か大阪会場でお会いしましょう!

http://www.japanfs.org/alan/

(アランの顔が見られます〜。本人はええっという感じだったみたいだけど。^^;)

 今週はレスター・ウィーク。来週まで翻訳の仕上げを進めつつ、リハビリをしなくては。(腕とか、部屋の中とか、机の上とか、いろいろ後回しにしてきた仕事や作業とか……)