コラム
国際環境激変と日朝関係打開可能性
いつ何時政権崩壊に直面してもおかしくない岸田首相は、政権延命のためになりふり構わぬ行動を取っています。典型的一例が日朝関係打開に関する言動です。…私たちが日朝関係打開の可能性を考える上では、朝鮮をめぐる国際環境が巨大な歴史的・国際政治的な変化の潮流のただ中にあることを認識することが不可欠の大前提になります。…私は、2月15日の金与正談話が指摘した「先を見通す賢明さと戦略的眼識」、「政治的決断を下す意志と実行力」は、対朝鮮政策のみならず、日本政治に根本的に欠落している問題点を洞察したもの、と率直に評価します。