路線改廃ニュース


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2021年   2022年   2023年以降

営業キロ・旅客キロの推移(と私の乗車率)

頻繁に臨時列車が運転される区間


【凡例】
作者自身の乗車記録の整理上の便宜を原点にしているので、公式統計とは一致しない場合があることに注意してください
・■ 色は予定(未開業線のキロ数は建設キロ、駅名は仮称のものを含む)
・廃止、休止、運転終了に関する月日は最終運転日の翌日
・「摘要」
 (開業)、(廃止) …… 正規の許可(免許)・特許区間ではないが、実質的に開業、廃止等に相当する場合はカッコ付きで掲載
 期間限定 …… 期間限定許可(免許)取得、取扱い範囲変更等により、一定期間のみ列車を運転する区間で、合計には含まず
※団体専用列車による臨時運転区間は掲載せず
 臨時運転 …… 既存の許可(免許)・特許を活用し、一定期間のみ旅客列車を運転する区間で、合計には含まず(2002年からきちんと掲載)
※いわゆる「イベント列車」についても、誰でも乗車できる場合は把握できた範囲で掲載
※年間を通じて繰り返し臨時列車が走る区間は別表の頻繁に臨時列車が運転される区間を参照
 改キロ …… 複数区間にまたがる改キロについては、1995年までは営業キロの純増減が生じた場合に限り一括して掲載し、各駅間の内訳は省略
 休止  …… 工事等により正規の手続きを経て営業の一部または全部を休止した区間
 運休 …… 自然災害等により概ね1年超の長期にわたり運休しているか、運休することが見込まれる区間(ケースバイケースで判断するので最近になるほど詳しい)。災害等の発生日から起算し、運転が再開されるまでの間、乗車対象の「旅客キロ」から除外(私の乗りつぶしルール参照)
※運休期間の起算日は、2011/03/11の東日本大震災発生を機に変更(2008年以前は、運休期間の開始日を終日不通となった初日=大抵は災害発生の翌日=としているので注意。順次、新基準に沿って修正予定です)
 付替 …… 許可(免許)・特許区間の廃止・開業を伴わないルート変更のうち、実質的に路線の改廃と見なしうる比較的大きな変更であると判断したものについて、改キロの有無にかかわらず掲出(私の乗りつぶしルールでは、乗り直しの対象となる)
 名称変更 …… 事業者名、線名、駅名・停留場名(起終点に限る)の改称
・「種別」
 貨2種 …… 貨物専業の第2種許可(免許)区間で、合計には含まず(詳細はこちらを参照)
 3種 …… 第3種許可(免許)区間で、合計には含まず
 鋼索 …… 鋼索鉄道(ケーブルカー)
 跨座 …… 跨座式鉄道・軌道(跨座式モノレール)
 懸垂 …… 懸垂式鉄道・軌道(懸垂式モノレール)
 案軌 …… 案内軌条式鉄道・軌道(ガイドウェー)
 無軌 …… 無軌条電車(トロリーバス)
 浮上 …… 浮上式鉄道
 −− …… 独立した営業キロを持たない短絡線や並行別線
 国鉄 …… 旧・日本国有鉄道法に基づく営業区間(1987年まで)
 地方 …… 旧・地方鉄道法による免許区間(1987年まで)
・「区間」
 (信) …… 停車場の一種である正規の信号場。民鉄の場合は正式名称の如何に関わらず、(信)とした
 (信号所) …… JRの正規の信号場でない分岐点
 

2020年(1〜12月)

月日 摘要 事業者名 種別 線名 区間 営業キロ
増減
旅客キロ
増減
備考
01/03 (廃止) 東京地下鉄 1種 3号(銀座) (新)渋谷〜(旧)渋谷 △0.1 △0.1 副都心線と東急東横線の相互直通運転を契機とした渋谷駅周辺再開発の一環として、ホームを「JR線直上〜西側」から「東側」へ約130m移設し、拡幅。渋谷〜表参道、青山一丁目〜溜池山王は前日まで6日間、運転を休止して工事したため、旧ホームの使用は18/12/27がラスト。正式には表参道〜渋谷の改キロ(1.3km→1.2km)。同区間の営業キロは半蔵門線(1.3km)と異なることになったが、運賃計算には引き続き、半蔵門線の営業キロを用いる
02/01  (廃止) 阪堺電気軌道 軌道 阪堺 (旧)恵美須町〜(新)恵美須町 △0.1 △0.1 2018年台風21号で被災した駅施設復旧とバリアフリー化のため恵美須町停留場を移転。正式には恵美須町〜新今宮駅前の改キロ(0.6km→0.5km)。両停留場にはそれぞれ「通天閣前」「新世界前」の副駅名を設定
 休止 鹿児島市 軌道 第一期 桜島桟橋通〜鹿児島駅前 -- △0.2 鹿児島駅前停留場の建て替え工事のため休止
02/22 吸収合併 富山地方鉄道 軌道
運送
富山港 富山駅北〜奥田中学校前 +1.1 +1.1 路面電車南北接続後の運行体制の一元化のため、経営統合。存続会社は富山地方鉄道(富山地方鉄道+富山ライトレール→富山地方鉄道)。軌道区間の軌道整備事業者は富山市。ちなみに同線は1924/07/23、富岩鉄道として開業。41/01/01、富山電気鉄道(現・富山地鉄)に譲渡された。43/06/01に国有化されており、富山地鉄への復帰は約77年ぶり
1種 奥田中学校前〜岩瀬浜 +6.5 +6.5
富山ライトレール 軌道
運送
富山駅北〜奥田中学校前 △1.1 △1.1
1種 奥田中学校前〜岩瀬浜 △6.5 △6.5
03/14 再開 東日本旅客鉄道 1種 常磐 富岡〜浪江 -- +20.8 2011/03/11から運休(2年後から休止扱い)。福島第1原発事故の帰還困難区域を含み、国道6号経由の代行バスは15/01/31、富岡〜原ノ町で運行を開始していた。特定復興再生拠点区域内の先行解除エリアで除染等が完了し、避難指示が解除されるのを受け、常磐線は全線復旧した
改キロ 東武鉄道 1種 桐生 藪塚〜阿左美 +0.2 +0.2 群馬県みどり市と連携し、阿左美駅を移設したのに伴い営業キロ変更(3.2km+1.7km→3.4km+1.5km)。
阿左美〜新桐生 △0.2 △0.2
名称変更  京浜急行電鉄 1種 逗子 金沢八景〜逗子・葉山 -- -- 終点駅改称(新逗子→逗子・葉山)。創立120周年記念事業として、沿線地域活性化に繋げることを狙った駅名変更の一環で、他3駅も同時改称(産業道路→大師橋、花月園前→花月総持寺、仲木戸→京急東神奈川)
1種 空港 京急蒲田〜羽田空港第1・第2ターミナル -- -- 羽田空港国際線旅客ターミナルの改称(→第3旅客ターミナル)に伴い、空港内各駅の名称を統一的に整理。京急は終点駅改称(国内線ターミナル→第1・第2ターミナル)など、東京モノレールは起点駅改称(第2ビル→第2ターミナル)など
東京モノレール 1種
(跨座)
東京モノレール
羽田
羽田空港第2ターミナル〜モノレール浜松町 -- --
03/21 名称変更 富山地方鉄道 軌道 呉羽 安野屋〜富山大学前 -- -- ダイヤ改正に併せて終点停留場改称(大学前→富山大学前)
開業 軌道
運送
富山港 富山駅〜富山駅北 +0.1 +0.1 富山駅在来線高架化にあわせた「路面電車南北接続事業」第2期として延伸(正確な距離は90m)し、富山駅をくぐって南北の直通運転を開始。初日は運賃無料とした。富山駅北停留場は廃止。起点変更に伴い2区間で営業キロ変更(0.5km+0.6km→0.4km+0.7km)。全体では増減ナシ。萩浦小学校前駅含む2駅改称も同時実施
 富山市 軌道
整備
(+0.1) (+0.1)
改キロ 富山地方鉄道 1種 萩浦小学校前〜東岩瀬 △0.1 △0.1
東岩瀬〜競輪場前 +0.1 +0.1
03/25 改キロ 日本貨物鉄道 貨2種 函館 苗穂〜白石 (+0.3) -- JR北海道が2019/10/01に実施した札幌〜苗穂〜白石の改キロのうち、JR貨物の第2種営業区間である苗穂〜白石(ただし定期列車は運行されていない)について後追いで実施(3.6km→3.9km)
04/01 廃止 札幌市 軌道 -- −− △8.9 △8.9 コスト抑制により経営健全化を図るため、地域公共交通活性化再生法に基づく「札幌市軌道運送高度化実施計画」を変更し、上下分離方式を導入
開業 札幌市交通事業
振興公社
軌道
運送
-- −− +8.9 +8.9
札幌市 軌道
整備
-- −− (+8.9) (+8.9)
廃止 東日本旅客鉄道 1種 気仙沼 柳津〜気仙沼 △55.3 -- 2011/03/11から運休、BRT(バス高速輸送システム)で運行中。東北運輸局による意見聴取を経て、公衆の利便を阻害するおそれはないとする国土交通相の通知を受けたことから、廃止日を20/11/13から繰り上げ。BRTは道路運送法に基づくため、運行形態に変更はない
大船渡 気仙沼〜盛 △43.7 --
04/18 運転終了 北海道旅客鉄道 1種 札沼 北海道医療大学〜新十津川 -- △47.6 JR北海道「単独維持困難線区」で2区間目の廃止。浦臼〜新十津川は1日1往復だったが、同社は04/03、04/11から同区間を2往復に増発すると発表。同時に、新型コロナウイルス感染拡大の予防として、05/02以降の石川当別〜新十津川間の列車を全て指定席にすることを決めた。ところが政府が7都府県に緊急事態宣言を発出した後の04/15には、最終運転日を04/24(沿線4町民のみの「ラストラン運転」は04/27実施)に繰り上げると一旦発表。さらに翌04/16、緊急事態宣言が全国に拡大されると、同日夜、最終運転を04/17にすると再度繰り上げた。届け出ている廃止日は変更されておらず、04/18以降は「運休」扱い 
05/07 廃止 △47.6 --
06/01 名称変更 大阪モノレール 軌道
(跨座)
大阪モノレール
など
−− -- -- 開業30周年を機に、「お客さまに親しみをもってお呼びいただいている愛称」に社名改称(大阪高速鉄道→大阪モノレール)
譲渡 北神急行電鉄 2種 北神 新神戸〜谷上 △7.5 △7.5 神戸市と阪急阪神ホールディングスが2019/03/29、市営地下鉄としての一体的運行により運賃低減を図るため、鉄道資産を市交通局へ譲渡することで基本合意。鉄道事業法26条7項「鉄道事業の譲渡を受けた者(中略)が同一の路線について第二種鉄道事業の許可及び第三種鉄道事業の許可を取得することとなつたときは、当該路線に係るこれらの許可は失効し、当該路線について第一種鉄道事業の許可を受けたものとみなす。」が適用される。北神線区間の運転管理は神戸電鉄(北神急行電鉄社員が出向)に委託するため、新神戸駅での乗務員交代は引き続き行われるとみられる
神戸高速鉄道 3種 (△7.5) (△7.5)
譲受 神戸市 1種 +7.5 +7.5
07/04 運休 九州旅客鉄道 1種 肥薩 八代〜吉松 -- △86.8 令和2年7月豪雨により、被害甚大で運休
くま川鉄道 1種 湯前 人吉温泉〜湯前 -- △24.8
07/08 運休 叡山電鉄 1種 鞍馬 市原〜鞍馬 -- △3.5
07/18 休止 四国旅客鉄道 1種 牟岐 阿波海南〜海部 -- △1.5 阿佐海岸鉄道のDMV(デュアルモードビークル)導入工事のため、牟岐〜海部11.6kmが運休に入り、代行バスの運行を開始。8/11、このうち阿波海南〜海部の事業廃止届が提出された。この結果、同区間のJR四国としての列車運行は07/17が最終日となったため、旅客キロから除いた
08/08 再開 九州旅客鉄道 1種 豊肥本 肥後大津〜阿蘇 -- +27.3 2016/04/14から運休
10/01 廃止  日本貨物鉄道 貨2種 予讃 松山貨物〜伊予横田 (△2.7) -- 松山貨物駅は2021/03/14開業(正式にはJR貨物・松山駅の移転・改称扱いかもしれない)。これに伴い、JR貨物の第2種区間でありながら定期列車が運行されていなかった松山〜伊予横田8.6kmのうち、新たに運行が始まった松山〜松山貨物5.9kmを除いた区間を廃止
10/31 再開 阿武隈急行 1種 阿武隈急行 富野〜丸森 -- +15.4 2019/10/12から運休
 11/01 廃止 四国旅客鉄道 1種 牟岐 阿波海南〜海部 △1.5 -- DMV移管のため、阿佐海岸鉄道に編入。ただし11/30までは、牟岐〜阿波海南〜海部はJR四国の代行バス(阿波海南〜海部は無償化)、海部〜甲浦は阿佐海岸鉄道の気動車列車運行を継続。なお牟岐線の届出上の廃止日は10/31だが、「廃止日は最終運行日の翌日」とする当サイトの基準に拠り、阿佐海岸鉄道への編入日である11/01に揃えた 
12/01 休止 阿佐海岸鉄道 1種 阿佐東 海部〜甲浦 -- △8.5 DMV導入工事のため、阿波海南〜海部〜甲浦の全線を自社運行の代行バスに切り替え(阿波海南〜海部は無償継続。JR四国の代行バスは牟岐〜阿波海南に短縮し、2021/01/31まで継続された)。気動車による運行は終了するため、いったん旅客キロから除外した
12/31 廃止 秩父鉄道 1種 三ケ尻 三ケ尻〜熊谷貨物ターミナル △3.9 -- 貨物線。2019年度で石炭貨物輸送が終了し、その他の需要が見込めないうえ、設備老朽化で更新には多額の費用が必要なことを理由としている。従来、同線経由で行われていた東武鉄道の車両の甲種輸送は栗橋経由に変更

合計

△150.6 △109.5

2021年(1〜12月)

月日 摘要 事業者名 種別 線名 区間 営業キロ
増減
旅客キロ
増減
備考
 03/13 名称変更 西武鉄道 1種 多摩湖 国分寺〜多摩湖 -- -- 西武園ゆうえんちリニューアルに併せて起終点駅改称(西武遊園地→多摩湖)。新たなメインゲート最寄り駅となる山口線の中間駅も改称(遊園地西→西武園ゆうえんち)
1種
(案軌)
山口 多摩湖〜西武球場前 -- --
03/27 再開 東日本旅客鉄道 1種 水郡 袋田〜常陸大子 -- +3.8 2019/10/12から運休
再開 鹿児島市 軌道 第一期 桜島桟橋通〜鹿児島駅前 -- +0.2 2020/02/01から休止
03/28 再開 上田電鉄 1種 別所 上田〜城下 -- +0.8 2019/10/12から運休。被災した千曲川橋梁を上田市が取得。同市が復旧事業の事業主体となる上下分離方式により、特定大規模災害等鉄道施設災害復旧事業費補助(予算補助)の対象となり、実質97.5%の国費負担で復旧した(同補助は、2016年熊本地震で被災した南阿蘇鉄道にも適用)
04/01 廃止 北海道旅客鉄道 1種 日高本 鵡川〜様似 △116.0 -- JR北海道「単独維持困難線区」で3区間目の廃止。鵡川〜静内51.6kmは2015/01/07から、静内〜様似64.4kmは02/28から運休
廃止 秋田臨海鉄道 1種 秋田港〜向浜 △5.4 -- 南線を利用する最後の荷主である日本製紙秋田工場がトラック輸送への切り替えを決定したことから、事業を終了し、会社を解散。北線は2015年から休止状態だった
秋田港〜秋田北港 △2.5 --
05/22 改キロ 南海電気鉄道 1種 南海本 浜寺公園〜羽衣 +0.1 +0.1 高架化(連続立体交差化事業)工事の進捗で、2016/05の下り線高架化に続き、上り線の高架化も完了。高架駅となる羽衣、高石両駅の中心位置がそれぞれ和歌山市方面へ約88m、難波方面へ約93m移動するため、3区間で営業キロを変更(0.7km+1.9km+1.1km→0.8km+1.7km+1.2km)。全体では増減ナシ
羽衣〜高石 △0.2 △0.2
高石〜北助松 +0.1 +0.1
休止 高師浜 羽衣〜高師浜 -- △1.5 高架化(連続立体交差化事業)工事のため約3年間休止。仮線化による運行継続が検討されたが、工期短縮(5→3年に)・コスト縮減のためバス代行に変更。中間の伽羅橋については、「(代行)伽羅橋(北)駅」「(代行)伽羅橋(南)駅」の2カ所を設置(ただし両駅間相互の利用は不可)。ちなみに線名・駅名の読みは「たかしのはま」
09/18 再開 叡山電鉄 1種 鞍馬 市原〜鞍馬 -- +3.5 2021/07/08から運休
11/28 再開 くま川鉄道 1種 湯前 肥後西村〜湯前 -- +19.0 2021/07/04から運休。比較的被害の小さかった区間の先行再開を目指す。全線復旧時には特定大規模災害等鉄道施設災害復旧事業費補助を受けるため上下分離方式に移行予定
12/01  新設分割 伊豆箱根鉄道 1種
(鋼索)
十国鋼索 十国登り口〜十国峠 △0.3 △0.3 新設分割(簡易分割)により十国峠ケーブルカーとレストハウスを分社化(伊豆箱根鉄道→伊豆箱根鉄道+(新設分割)十国峠)。そのうえで22/02/01、十国峠の全株式を富士急行に売却
 十国峠 +0.3 +0.3
12/25 改キロ 阿佐海岸鉄道 1種  阿佐東 阿波海南(信)〜海部 △0.1 -- DMV(デュアルモードビークル)による運行開始。阿波海南、甲浦にはモードインターチェンジ(MIC)が設置され、乗降はバスモードで路上で行われるため、鉄道施設としては駅ではなく、信号場化。これに伴い、阿波海南〜海部(1.5km→1.4km)、宍喰〜甲浦(2.4km→2.5km。終点方向への延伸のため、当サイトでは実質開業扱い)で改キロ(トータルは増減ナシ)。なお改キロ実施日は『令和3年度 鉄道要覧』では20/10/23としているが、当サイトでは実態に即し、DMV開業により改キロが実施されたとみなすことにした(「JTB時刻表」22年1月号も参考にした)
(開業) 甲浦〜甲浦(信) +0.1 --
 再開 阿波海南(信)〜甲浦(信) -- +10.0
合計 △123.9 +35.8  

2022年(1〜12月)

月日 摘要 事業者名 種別 線名 区間 営業キロ
増減
旅客キロ
増減
備考
03/12 改キロ 北海道旅客鉄道 1種 宗谷本 風連〜名寄高校 +1.5 +1.5 東風連駅を移設・改称(4.5km+3.6km→6.0km+2.1km)。トータルは増減ゼロ
名寄高校〜名寄 △1.5 △1.5
廃止 九州旅客鉄道 −− −− 陣原〜折尾(短絡線ホーム)〜東水巻 -- -- 折尾駅高架化幹線により、鹿児島本線と筑豊本線(福北ゆたか線)の短絡線(鷹見口A・Bのりば経由)を廃止。黒崎〜陣原〜折尾間に設定されていた区間外乗車特例も終了
年度初 付替  阪堺電気軌道 軌道 阪堺 船尾〜(現)浜寺駅前 △1.2 △1.2 南海本線諏訪ノ森〜浜寺公園間でオーバークロスする線形が、同線連続立体交差化事業に支障するため、同線の東側に単線で移設。浜寺駅前停留場は浜寺駅西口から東口に移設
船尾〜(新)浜寺駅前 +? +?
04/01 吸収分割 富士山麓電気鉄道 1種 −− −− -- -- コロナ禍による観光客激減など急変する外部環境の下で、機動性確保と地域密着を狙いとして2021/05設立の完全子会社に鉄道事業を分社化(富士急行→富士急行+(吸収分割)富士山麓電気鉄道)。1960/05/25に改称する前の旧社名に戻る
10月 付替 熊本電気鉄道 1種 菊池 熊本高専前〜(現)御代志 △0.9 △0.9 熊本県合志市による御代志地区の土地区画整理事業に伴い、熊本高専前駅の約150m先からルート変更し、最大東へ70m移設。御代志駅は約200m南に移設されるため、改キロと推定(0.4km+0.5km→0.7km?)。中間にある再春医療センター前駅の設置場所等は未定
熊本高専前〜(新)御代志 +0.7? +0.7?
開業 九州旅客鉄道 1種 西九州新幹 武雄温泉〜長崎 +69.7 +69.7 九州新幹線・長崎(西九州)ルートの一部。営業キロは武雄温泉〜諫早は実キロ(44.8km)、諫早〜長崎は在来線と同一(肥前古賀経由、24.9km)。フリーゲージトレイン(軌間可変電車)で博多〜新鳥栖(九州新幹線・鹿児島ルート)、新鳥栖〜武雄温泉(在来線。佐世保線の肥前山口〜武雄温泉13.7kmは整備新幹線事業として複線化)と直通運転する予定だったが開発が不調に終わり、武雄温泉で対面乗り換え
廃止 1種 長崎本  肥前山口〜諫早 △60.8 △60.8 整備新幹線着工条件の一つである並行在来線の経営分離に、佐賀県鹿島市と江北町が同意しなかったため、長崎・佐賀両県とJR九州が協議し、上下分離方式にすることで合意。施設は両県が設立した一般社団法人に譲渡され、JR九州による運行を23年間維持する。起点の肥前山口は町名にあわせて江北(こうほく)に改称(東京都交通局日暮里・舎人ライナーに同名駅あり)
開業 2種 江北〜諫早 +60.8 +60.8
開業 佐賀・長崎鉄道管理
センター
3種 長崎本 (+60.8) (+60.8)
22年度
下期
開業 東急電鉄 1種  東急新横浜 新横浜〜日吉 +5.8 +5.8 都市鉄道等利便増進法に基づく速達性向上事業。整備主体は鉄道建設・運輸施設整備支援機構。運行主体である両社重複の第1種許可区間になるかと思われたが、新横浜駅を境界として営業区間は分割される模様。相互直通運転を実施
相模鉄道 1種 相鉄新横浜 羽沢横浜国大〜新横浜 +4.2 +4.2
2022
年内
廃止 東日本旅客鉄道 1種 只見 只見〜会津川口 △27.6 -- 2011/07/30から運休。福島県と沿線自治体は16/12/26開催の第6回「只見線復興推進会議検討会」で上下分離方式で復旧させる方針を決定。17/06/19、JR東日本と基本合意を締結。復旧工事は18/06に着工し、当初は21年度中に運行再開予定だったが、第6只見川橋りょうの地質条件が想定よりも悪く、工法の再検討を要したことから、1年遅れとなった
開業 2種  +27.6 +27.6
福島県 3種 (+27.6) (+27.6)

2023年以降

月日 摘要 事業者名 種別 線名 区間 営業キロ
増減
旅客キロ
増減
備考
2022
年度内
開業  福岡市 1種 3号(七隈) 天神南〜博多 +1.4 +1.4 2016/11/08に博多駅前で発生した道路陥没事故により、開業は当初予定より2年遅れに
2022
年度末
付替 広島電鉄 1種 宮島 (臨)宮島ボート前〜(旧)広電宮島口 △0.2 △0.2 厳島港宮島口地区港湾整備事業の一環として広電宮島口駅を移設
(臨)宮島ボート前〜(新)広電宮島口 +? +?
2023
/03
開業 宇都宮ライトレール 軌道
運送
宇都宮
ライトレール
宇都宮駅東口〜芳賀・高根沢工業団地 +14.6 +14.6 地域公共交通活性化法に基づく軌道運送高度化事業(上下分離)。宇都宮市は21/01、「新型コロナウイルス感染症の影響などにより、事業用地の取得に時間を要している」などとして開業時期の1年延期と事業費増加を発表
 宇都宮市 軌道
整備
宇都宮駅東口〜(市町境) (+12.1) (+12.1)
 芳賀町 (市町境)〜芳賀・高根沢工業団地 (+2.5) (+2.5)
2023春 付替 日本貨物鉄道
(西日本旅客鉄道)
2種 東海道 新大阪〜梅田(信)〜福島 △4.7 △4.7 大阪駅北側の再開発エリア「うめきた」2期地区の基盤整備として、通称・梅田貨物線を移設・地下化し、旅客駅を新設。北梅田駅(仮称)としていた中間駅の名称は「大阪」駅と決定。既存の大阪駅とは地下の改札内連絡通路で結ばれる。なお、案内上は「うめきた(大阪)地下駅」という呼称も用いられる。現在はJR西日本は独自の営業キロを設定していない(鉄道事業法Q&A内の「Q4 なぜJR旅客会社に旅客列車が走らない区間があるか」を参照)が、運賃計算上は既存ルートと同一となる(新大阪〜大阪〜福島3.8km+1.0km=4.8km)ことから、その扱いは変わらなさそう。一方、東寄りにルート変更され、やや距離が伸びることから、JR貨物の第2種事業区間としての営業キロが変更されるかどうかも注目される
新大阪〜大阪〜福島 +? +?
2023夏 廃止 南阿蘇鉄道 1種 高森 立野〜高森
(立野〜中松は運休中)
△17.7 △7.2 熊本地震で被害が大きかった立野〜中松10.5kmは2016/04/14から運休し、中松〜高森7.2kmのみで運行を継続。復旧工事が完了し、全線での運行再開に併せ、鉄道事業再構築事業として上下分離。新法人の南阿蘇鉄道管理機構(仮称)は熊本県と南阿蘇村、高森町で構成
開業・再開 2種 立野〜高森
(立野〜中松は運行再開)
+17.7 +17.7
南阿蘇鉄道管理機構 3種 +17.7 +17.7
2023
年度
改キロ 東武鉄道 1種 伊勢崎 浅草〜とうきょうスカイツリー +0.3? +0.3? 高架化に伴いとうきょうスカイツリー駅を約300m東へ移設、同一駅扱いの押上駅に近づく。営業キロ変更は推定(1.1km+1.3km→1.4km+1.0km)
とうきょうスカイツリー〜曳舟 △0.3? △0.3?
2023
年度
開業 北大阪急行電鉄 1種 南北 千里中央〜鉄軌分界点 +1.3 +1.3 2014/03/31、同社と大阪府、箕面市、阪急電鉄の4者が費用負担割合等で基本合意。鉄道延伸に国の社会資本整備総合交付金を活用する全国初のスキームで、区間ごとに鉄道事業法と軌道法をそれぞれ適用。軌道区間のインフラ部は箕面市が整備主体。鉄軌分界点は中間駅(箕面船場阪大前)の0.1km手前。用地取得の遅れと、地下埋設物の撤去に時間がかかることから、開業時期は当初予定より3年遅れ
軌道 鉄軌分界点〜箕面萱野 +1.2 +1.2
2023
年度
開業 岡山電気軌道 軌道 東山本 (新)岡山駅前〜(現)岡山駅前 +0.1 +0.1 岡山駅前広場に乗り入れることにより、JR線との乗換時間を短縮。現在の岡山駅前停留場も存続(新・現両停留場の名称は未定)
2023
年度末
開業 西日本旅客鉄道 1種 北陸新幹 金沢〜敦賀 +125.2 +125.2 営業キロは実キロ適用。福井駅部(約800m)は2009/02/19完成済み。金沢〜白山総合車両基地12kmは長野〜金沢とともに14/03/14完成。国土交通省は21/03/31、完成時期の1年延期と工事費増額を盛り込んだ工事実施計画の変更を認可
廃止 西日本旅客鉄道 1種 北陸本 金沢〜敦賀 △130.7 △130.7 並行在来線として北陸本線(金沢〜敦賀)を経営分離
開業 IRいしかわ鉄道 1種 IRいしかわ鉄道 金沢〜大聖寺 +46.4 +46.4 資産上の区分は金沢〜県境51.5km
開業 福井県
並行在来線準備
1種 (北陸本) 大聖寺〜敦賀 +84.3 +84.3 資産上の境界は県境〜敦賀79.2km。開業までに公募により社名変更予定
2024/
04/01?
廃止 近江鉄道 1種 米原〜貴生川 △47.7 △47.7 経営再建のた全線計59.5kmを上下分離。施設管理法人は滋賀県と沿線自治体が資金拠出
多賀 高宮〜多賀神社 △2.5 △2.5
八日市 八日市〜近江八幡 △9.3 △9.3
開業 近江鉄道 2種 米原〜貴生川 +47.7 +47.7
多賀 高宮〜多賀神社 +2.5 +2.5
八日市 八日市〜近江八幡 +9.3 +9.3
(施設管理法人) 3種 米原〜貴生川 (+47.7) (+47.7)
 多賀 高宮〜多賀神社 (+2.5) (+2.5)
八日市 八日市〜近江八幡 (+9.3) (+9.3)
2024春 開業 ひたちなか海浜鉄道 1種 阿字ケ浦〜国営ひたち海浜公園西口 +3.1 +3.1 延伸区間に2駅設置。駅名は未定で、事業許可上は終点駅を「新駅2」と記載
2024/
05頃
再開 南海電気鉄道 1種 高師浜 羽衣〜高師浜 -- +1.5 2021/05/22から休止
2024
年度
開業 大阪市高速電気軌道 2種? 4号
(中央)
コスモスクエア〜夢洲 +3.0 +3.0 大阪港トランスポートシステム(OTS)が「北港テクノポート線」として事業着手後、凍結状態となっていたが、2025年大阪・関西万博の開催決定を受け、会場最寄り駅として整備方針。現在はOTSの第1種事業区間だが、大阪メトロが運営主体となる見通し
大阪港トランスポートシステム 3種? (+3.0) (+3.0)
2025春 開業 広島電鉄 軌道 駅前大橋 広島駅〜(比治山交差点) +1.1 +1.1 広島駅に高架で進入することにより、定時性・速達性を確保。市内中心部の環状ルートも整備し、利便性向上を図る
廃止 広島駅〜的場町 △0.5 △0.5
2025
年前後
開業 広島高速交通 軌道
(案軌)
新交通
西風新都
広域公園前〜石内東 +3.2 +3.2 事業費抑制のため、単線で建設。最急勾配は59‰で、埼玉新都市交通と並び、新交通システムで国内最大となる
2027年
以降
開業 東海旅客鉄道 1種
(浮上)
中央新幹 品川〜名古屋 +約286 +約286 通称「リニア中央新幹線」。法的枠組みは全国新幹線鉄道整備法の整備計画に拠るが、いわゆる「整備新幹線」と異なり、建設費は全額JR東海が負担(うち3兆円は国の財政投融資)。ルートの一部となる山梨リニア実験線(42.8km)は2013年度全通。静岡県内工区は未着工で、開業は遅れる見込み
2029年 開業 大阪モノレール 軌道
(跨座)
大阪
モノレール
門真市〜瓜生堂 +8.9 +8.9 2015/07、大阪府と東大阪市が延伸に合意。府は16/01、戦略本部会議で延伸計画を決定。瓜生堂には近鉄奈良線(八戸ノ里〜若江岩田間)の新駅も設置予定
2029
年度
改キロ? 東日本旅客鉄道 1種 東海道本 浜松町〜東京貨物ターミナル +0.3 -- JR東日本が整備する「羽田空港アクセス線」3ルートのうち「東山手ルート」。草町義和「羽田空港『戦前』と『最新』の新線計画」」(鉄道ジャーナル2021年6月号)によると、情報開示された公文書に記載された路線延長は「12.4km(既設線改良区間含む)」なので、既設の浜松町〜東京貨物ターミナルが田町付近で分岐し東海道新幹線をアンダークロスする線形への変更により、営業キロが変更されると推測した(7.1km→7.4km)。
旅客列車
運転開始
-- +7.4
開業 東京貨物ターミナル〜羽田空港 +5.0 +5.0
2030年 開業 横浜市 1種 3号 あざみ野〜新百合ケ丘 +6.5 +6.5 2019/01/23、横浜市と終点側経由地である川崎市が事業推進の覚書を交換。キロ数は、3つのルート案のうち最も整備効果が高い「東側ルート」の場合
 2030年 開業 多摩都市モノレール 軌道
(跨座)
多摩都市
モノレール
上北台〜箱根ケ崎 +7.2 +7.2 東京都が2020年度予算で基本設計に関する調査費1億円を計上
2030
年度末
開業 北海道旅客鉄道 1種 北海道
新幹
新函館北斗〜札幌  +211.5 +211.5 営業キロは実キロ適用。並行在来線として経営分離する函館本線(函館〜新函館北斗〜小樽)の扱いは未定。このうち函館〜新函館北斗について、JR北海道は2011/12/13、新青森〜新函館北斗開業時の電化とあわせて「札幌開業後も第三セクターから新幹線アクセス列車の運行委託を受ける用意がある」として、一定の関与継続を表明 
2030
年前後
開業 広島高速交通 軌道
(案軌)
新交通
西風新都
石内東〜西広島 +3.9 +3.9
2031春 開業 西日本旅客鉄道 2種 なにわ筋 北梅田〜西本町〜JR難波 +4.0 +4.0 関西空港連絡列車が経由し、少なくともJR運行列車は新大阪駅まで直通予定。整備区間は計7.4kmで、JR東西線の整備主体でもある関西高速鉄道が建設。北梅田〜西本町2.6kmはJR西日本と南海が共用する。関連して、阪急電鉄は、なにわ筋連絡線(北梅田〜十三、2.5km)及び新大阪連絡線(十三〜新大阪、2.1km=事業許可取得済み)の整備を検討中
南海電気鉄道 北梅田〜西本町〜新今宮 +6.0 +6.0
関西高速鉄道 3種 北梅田〜西本町〜JR難波 (+4.0) (+4.0)
西本町〜新今宮 (+3.4) (+3.4)
2037
年にも
開業 東海旅客鉄道 1種
(浮上)
中央新幹 名古屋〜新大阪 +約152 +約152 JR東海は2045年開業を目標としていたが、政府は「未来への投資を実現する経済対策」(16/08/02閣議決定)で、財投債を原資とする財政投融資の積極的な活用・工夫により、最大8年間前倒しすると決定
2046
年?
開業 西日本旅客鉄道 1種 北陸新幹 敦賀〜新大阪 +約143 +約143 与党PTは小浜・京都ルート、京都以西は南回りルート(学研都市経由)とすることを決定。新大阪駅は地下ホームが想定され、国土交通省は山陽新幹線のホームを地下に増設し、一体化することを検討しているもよう
2060
年度
付替 近畿日本鉄道 1種 奈良 大和西大寺〜新大宮〜近鉄奈良 △4.4 △4.4 4カ所の踏切を除去する連続立体化事業により平城宮を横切る現ルートを南側に移設・地下化し、景観にも配慮することで奈良県・市と近鉄が合意した。新駅2カ所の設置については協議を継続する。2041年度に着工し、工期は20年間を見込む
大和西大寺〜朱雀大路〜新大宮〜油坂〜近鉄奈良 +? +?

(2022年01月03日最終更新)


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