医療現場を支えるパルスオキシメーター、生みの親は新潟県人だった!感染禍ではフル稼働…原理発明の長岡市出身・青柳卓雄さん、世界を救った“逆転の発想”
不足すれば命にかかわる血液中の酸素濃度を、指先に軽く挟むだけで測れる医療機器がある。パルスオキシメーター。人体を傷つけることなくリアルタイムで状態を把握できることから、今や医療現場に欠かせなくなっており、新型コロナウイルス禍では呼吸不全の早期発見にも活躍した。その原理を見いだしたのは、新潟県長岡市出身で2020年4月に84歳で亡くなった青柳卓雄さんだ。医療機器メーカーの技術者として1974年に原...