イマーシブ・フォート、没入は追加料金次第55人が採点
「世界初の完全没入体験のテーマパーク」という「イマーシブ・フォート東京」（東京・江東）が開業して間もなく2カ月になる。日経MJは出だしの評価を探るべく、来場者に星3つを「期待通りの満足」として5点満点で尋ねたところ、結果は「3.5」。「イマーシブ（没入）」が消費者に支持されるための鍵は何か。他施設の満足度も調査し、消費者計117人の声から探った。 イマーシブ・フォート東京は観客が物語の世界に入り…
Evernote（エバーノート）は27日、日本法人の解散後も日本でのサービス提供を継続することを明らかにした。同社の公式アカウントがX（旧ツイッター）に「日本国内のお客様はこれまでと同様にEvernoteのご利用が可能です」と投稿した。 同社はインターネット上でのメモ作成やスケジュール管理機能などを提供している。26日付の官報に日本法人の解散公告を掲載していた。 …
中国のネット大手、字節跳動（バイトダンス）が運営する動画共有アプリ「TikTok（ティックトック）」を規制する法律の成立を受け、運営側が法廷闘争に敗れた場合のシナリオが浮上している。運営側は法律が違憲として提訴する考えを示すが、主張が認められなければ米国事業の売却かサービス停止を迫られる見通しだ。 バイデン米大統領は24日、TikTokを規制する法案に署名した。新たな法律はTikTokの運営主体…
パンのなかでも人気が高いクロワッサン。その形からフランス語で「三日月」を意味する名がついているが、似ても似つかない「進化系クロワッサン」が韓国で生まれ、日本に上陸している。おにぎりのような三角形だったり、おせんべいのように平たく伸ばしてみたり……。若い世代の間で話題を呼んでいる。 進化系クロワッサンのひとつは「オニワッサン」。「オニ」はおにぎり、「ワッサン」はクロワッサンから来ている。韓国でトレ…
【ニューヨーク=吉田圭織】米食品医薬品局（FDA）は26日、米製薬大手ファイザーの血友病の一種である「血友病B」向けの遺伝子治療薬「ベクベス」を承認した。従来の血友病の治療と異なり、治療は1回の投与で済む。ファイザーの遺伝子治療薬が米国で承認されたのは初めて。 血友病は血を固めるはたらきを持つたんぱく質「血液凝固因子」がうまく働かず、出血が止まりにくくなる希少遺伝性疾患だ。10種類以上ある凝固因…
【ニューヨーク=朝田賢治、ロンドン=湯前宗太郎】世界の高級ブランドの業績が曲がり角を迎えている。最大手の仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンなど2社が2024年1〜3月期決算で減収に転じた。中国の景気減速に加え、米国と欧州でも新型コロナウイルス禍の収束以降続いてきた急成長にブレーキがかかった。各社は商品戦略の見直しを迫られそうだ。 26日までに、株式を上場している主要高級ブランド企業のうち5社が…
米投資ファンドのカーライル・グループが、日本KFCホールディングス（HD）を買収する方向で最終調整に入った。KFCは強いブランドを持ち収益性は高水準だが、株価は低位に甘んじる。背景にあるのは唐揚げなど鶏肉（チキン）商品を拡充するコンビニエンスストアとの競争激化だ。ファンド傘下で再出発することになる「チキン」レースでは再び優位に立てるか。 日本KFCを巡っては三菱商事が保有株の売却先を選定しており…
【ヒューストン=花房良祐】石油メジャーの米エクソンモービルが26日発表した2024年1〜3月の純利益は前年同期と比べ28%減り82億2000万ドル（約1兆3000億円）だった。天然ガス価格が低下したほか製油所の利幅も悪化した。 ガス価格の低迷が逆風だった。米国では暖冬で暖房需要が伸び悩み、ガスの需給が緩んだ。エクソンが取引したガス価格は前年同期と比べ3割減だった。石油・ガス開発部門の純利益は12…
日立製作所は27日、工場自動化システムを手掛けるドイツのMAマイクロオートメーションを買収すると発表した。買収金額は7150万ユーロ（約120億円）。同社はコンタクトレンズや検査キットなど医療機器の生産ライン構築に強みを持っており、日立は欧州で顧客企業の裾野を広げる。 MAマイクロは工場の生産設備や搬送装置、画像検査システムなどを手掛ける。2003年設立で従業員数は約200人。主に欧州の医療機器…
【北京=多部田俊輔、松本晟】中国で電気自動車（EV）の生産が変調してきた。自動車業界で工場の稼働率の損益分岐点は通常8割前後とされているが、足元でEVを含む新エネルギー車は5割程度にとどまる。需要を上回る生産能力の拡大が要因で、経営破綻する新興EV企業も相次ぐ。供給過剰分は海外にあふれ出ており、EVの価格競争に拍車がかかる恐れがある。 25日から開かれている世界最大級の自動車展示会「北京国際自動…
ワコールは今、組織改革の真っただ中だ。2023年4月から販売、商品、マーケティングの3つを軸とする新体制に移行、社長直轄の部署横断組織「マーケティング会議」を新設した。これをベースに24年4月にも組織を再編。ブランドマネジメントとマーケティングの体制強化を急ぐ。同社執行役員マーケティング本部長の篠塚厚子氏は、次代に向けた組織をつくる上で、「ブランドが目指すものは何か。それを実現するために必要な能…
