｢行くべき」3番目の山口市、GWへ準備交通やデジタル
山口市がゴールデンウイーク（GW）を直前に控え、インバウンド（訪日外国人）を含めた観光客の受け入れ体制整備を急いでいる。米ニューヨーク・タイムズ（NYT）の「2024年に行くべき52カ所」の3番目に山口市が選定され、国際的な知名度も高まっている。同市や県、地元事業者が連携し、山口県全体に効果を波及させるべく2次交通やデジタル対応に力を入れる。 「得がたいチャンスを得られた。知恵を出し合い宿泊や運…
全国の3割弱の市町村がコメの産出額を増やしている。全国有数のコメ所である秋田県では、4分の3の市町村で2022年の産出額が14年を上回った。人口減や食の多様化などで日本の食卓でのコメの存在感が薄れるなか、新しいブランドや用途の開発、輸出強化といった農業者の地道な努力が実りつつある。 農林水産省によると、22年のコメの総産出額は1兆3946億円。市町村別の推計産出額の公表が始まった14年に比べて3…
能登半島地震で被災した石川県珠洲市で、栄養価の高い葉物野菜「ケール」の栽培を継続させる取り組みが始まった。津波などの影響で苗を育成できない状況に陥ったが、現地と取引のあったトキタ種苗（さいたま市）が苗3万株を無償提供。特産品に定着しつつあった「能登のケール」を絶やすまいと、地域を超えた連携が進む。 亀裂や穴が目立つ農道や屋根がゆがんだ家屋など周辺に震災の傷痕が残る農地で23日、数センチに育った若…
東京都は27日から、都庁第一本庁舎（東京・新宿）で「ゴジラ」をプロジェクションマッピングで映す。高さ100メートルのゴジラが都庁を襲撃する設定だ。過去の作品では西新宿や都庁が舞台になった。世界的に人気の高いコンテンツの活用で夜間の観光振興を図る。 ゴジラの上映は土日・祝日のみ。27日から5月6日までは午後7時、8時、9時に、5月11日以降は午後7時半、8時半、9時半に上映する。 森記念財団都市戦…
八ツ場ダム（群馬県長野原町）周辺の観光地を周遊する路線バスが27日に動き出す。東京都内から草津温泉（同県草津町）への高速バス事業などを手がけるDts creation（長野原町）が運行する。首都圏などから鉄道で訪れてもダム周辺のスポットに向かう交通手段が乏しかった。移動の利便性を高めて観光誘客につなげる。 新たな周遊バス「八ツ場ぐるりん」はJR長野原草津口駅近辺の同社本社から道の駅「八ツ場ふるさ…
山梨中央銀行は23日、山梨県内の観光情報を発信するインスタグラムを開設した。2023年秋に参入した観光事業を推進するツールとして活用する。県内各地で活動する行員が集めた地域の魅力を発信し、富士山周辺に集中するインバウンド（訪日外国人）客らに周遊を促して地域経済の活性化につなげる。 「富士山から始まる『ちょい旅』」とのアカウント名で開設した。行員が薦める地域の人、風景、食、体験、イベント、産品など…
JR四国は23日、2023年度の鉄道事業の運輸取扱収入が前年度比25%増の337億円だったと発表した。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ客足が回復したことに加え、23年5月に実施した運賃引き上げが収入増につながった。コロナ禍前の19年度比では5%減だった。 普通収入は四国内と本州―四国間の両方で前年度から2割以上増えた。定期収入は19年度比でも12%増となった。同日に記者会見したJR四国の西牧世博…
