ヨークベニマル社長「上場へ、ヨーカ堂とさらに協力」
セブン&アイ・ホールディングス（HD）傘下の食品スーパー、ヨークベニマルの大高耕一路社長は日本経済新聞社のインタビューで、同HDのスーパー事業（SST）の上場問題に関し「イトーヨーカ堂と気持ちを一つにして業績改善に協力していく」と述べた。自社にとっても「上場は新たな成長戦略を描くいい機会になる」とした。 セブン&アイHDはヨーカ堂とヨークベニマルが手掛けるスーパー事業を新規株式公開（IPO）する…
大型連休には公園へ足を運ぶ人も多いだろう。海外に比べて少ないといわれることもあるが、国や自治体が整備する「都市公園」は徐々に広がっている。2022年度末の1人当たり面積は全国平均で10年前より1割弱増えた。岡山県矢掛町は子どもらに人気の施設をそろえ、人口の6倍の来園者を集める。民間の資金やノウハウを生かす取り組みも全国で広がっており、地域の魅力向上への期待も高まる。 公園は自然を守るために一定区…
茨城県つくば市でスタートアップ支援の厚みが増している。4月下旬には先端サイエンス領域に特化したレンタルラボが誕生した。バーベキュー（BBQ）もでき、研究者の交流を促して新事業を生む。後方業務の支援拠点も開業した。社会課題を先端技術で解決する「スーパーシティ」を推進する同市の新興企業創出構想も後押ししそうだ。 研究室設計のオリエンタル技研工業（東京・千代田）が市北西部のショールーム跡にレンタルラボ…
モーター製造のTOP（トップ、福井県越前市）は金沢大学の学生と連携し、小型電気自動車（EV）を地域の移動手段として活用する事業に乗り出す。実用化の第1弾として、自社製モーターを搭載したEVを同社に訪れる顧客向けに無料で提供し北陸新幹線の越前たけふ駅などとの往来に役立てる。将来的にはカーシェアリングを念頭に置いて車両台数を増やし、観光客の足などとして運用していく考えだ。 4月20日、ハピラインふく…
学生の採用支援サービスを提供するスタートアップのABABA（アババ、大阪府吹田市）が3月、経団連に入会した。設立して間もない関西の未上場企業が経団連に名を連ねるのは異例だ。経団連での活動を通じて将来の顧客となる大企業と接点ができると見込むほか、信用力の向上につなげる。 経団連はスタートアップを「入会時に設立30年未満で事業の革新性があること」と定義している。大企業と中心とする約1500社のうち7…
バレエやダンス用品で国内シェアの約半分を占めるチャコットの上田工場（長野県上田市）で20年以上トーシューズ作る高野昌幸さんは、英国老舗メーカーに認められた唯一の日本人職人だ。バレエ経験者でも服飾を学んだわけでもない高野さんだが、もの作りへの思い一筋でシューズ作りを極め、英国にも渡った。英国で学んだ職人としての自負を上田工場にも根付かせようとしている。 高校まで長野県で過ごし、石川県の専門学校を卒…
日本製鉄グループで耐火物を手掛ける黒崎播磨が業績を拡大している。2024年3月期は売上高と利益がともに2期連続で最高を更新したもようだ。鉄鋼生産の増加に伴って耐火物需要が急拡大するインド市場がけん引する。江川和宏社長は日本経済新聞のインタビューに、インドでの耐火物生産を30年に2倍以上に引き上げると言明した。 黒崎播磨のインドでの耐火物売上高は23年3月期に338億円と前の期比36%伸びた。売上…
