WORLD CELL 2015 CG

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DVD化に伴い、ブックレットのために用意した高解像度の画像です。
※クリックで大きな画像を表示します
world cell 01
world cell 02

今作でもライブ映像の編集をさせていただきました。ありがとうございました。

DVD「HYBRID PHONON」/ 平沢進,核P-MODEL

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 ライブから二年半経ってようやく出ましたDVD。編集作業自体は去年の夏頃には大体終えていたんですけどね。
 それはともかくとして今回は有島さんチームによるカメラワークが素晴らしく、舞台演出と照明の肝な部分とオーディエンスの盛り上がりをバッチリ収めてくださったおかげで、編集作業も楽しく行うことが出来ました。

 ステージ上のLEDパネルへ映す映像作りに関しては、インタラ(※インタラクティブライブ)とはまた違う仕掛けの面白さがありました。
 インタラの場合はストーリー重視で、とにかく短期間で画を作り込まないと話が成立しないからそっちに注力しがち、というかそれしか出来なくなってしまうんです。
 だけど今回は文字・単純な形体・断片的なイメージなどを曲に合わせ繋いでいく手法。これらは動きや表示の工夫で遊べる要素が多く、VJまたは視覚エフェクトのようなノリで作業できたので。
 といっても実質2週間くらいしか制作時間がなかった為、色々もうちょっと作り込みたかった部分もありますし、全く勉強が足りていないなと痛感する部分もありました。

 あの火花や水飛沫、諸々の映像は楽曲に自動で同期しているわけではなく、僕がVJツールを使って音を聴きながら映し出しているんです。しかし配線や機材の都合により、ボタンを押してから0.3~0.5秒遅れてステージ上のパネルへ表示されるという。
 つまりピッタリのタイミングでボタンを押すと間に合わない。半拍くらいちょっと早めにボタン押すと良い。
 この遅延はライブやコンサート会場で映像を操る人にとっては織り込み済みの話なんですけど、僕普段はこういう仕事をやらないので、ええ......慣れてないと案外難しいですねこれ......失敗したらカッコ悪いし......
 初日の会場リハーサル中に必死こいて練習しました。
 それでなんとか慣れてきたかな、ってところに前奏や間奏の長さが打ち合わせと違う曲が出てくる。
 ちょっとおおお!変更したなら言ってくださいよ!!!
 (といいながら映像を作り直す本番前)

平沢進 INTERACTIVE LIVE SHOW「WORLD CELL 2015」

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 去年の話を今更という感じはしますが、twitterのほうに貼った画像は埋もれていってしまうので、こちらにもupがてらの報告です。
 今回のスケジュールに関してはとにかく、なんとかCG素材が間に合って良かったなという......
 今までで一番制作期間が短かったんじゃないかと思う。

worldcell2015_1.jpg

 WORLD CELLや橋(谷)に関しては、インタラクティブライブ開催が決定した時点で登場が確定していたので、わりと早々に着手できたんですけど、平沢さんから本編のストーリーが仕上がって来ないと最終的な絵作りが出来ません。
 とはいえマルチエンディングのシナリオを書くのって想像以上の大変さがあると思うんですよ、それに並行してステージ全体の演出を構想したり、関係各所に連絡したり諸々の仕事をこなしていくと、ほんと眠る暇ないのでは?と思う。
 色々あって台本が仕上がってきたのがライブまで一ヶ月半切ったあたりで、クロマキー撮影が3週間前。

 そのスケジュールは無理だ...... あり得ない......

 過去向く士さんも未来から時間遡行してきたっていうなら、僕の所にも予めライブのマニュアル送ってきてくださいよ!!

worldcell2015_2.jpg

 WORLD CELLのCGについては17年前の自分の行いとはいえ、拙い仕事が嫌で、デザインを変えたかったというのが正直な所です。しかし物語の設定上そういうわけにも行かず。
 とにかく昔は下描きもせずに雰囲気で適当に作ってたので構造の辻褄がまるで合ってないわけでして。

 なにこの油圧シリンダー風の役に立たない棒...

 せめて実際にあれが動作した場合に破綻の無さそうな機構にしたいなと、細部の形を全面的に作り直しました(とはいっても結局は謎のパワーで空中に浮いてますけどね!)。
 質感も平沢さんの要望により、錆びて古びた感じに変更。叩いたら鉄の鈍い音がしそうな感じになるといいなって。時間が許せばもう少し細部も写実的にしたかったですけど。

 ところであのWORLD CELL。誰がどういう技術力で建造したのかも謎ですが、大昔から、少なくとも第二次世界大戦より前、もっとずっと以前からあの場所に存在するんですよね。
 だとしたらやっぱりもうちょっとレトロっぽいデザインでも良かったのかもしれない。とか。

コンピに参加させていただきました

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 GatlingTune様からiTunes Storeで配信の「ボカロのパレード feat.初音ミク」に星音残像石で参加しております。
 再ミックス・マスタリングで素敵に仕上げて頂きましたので、よかったら聴いてみていただけると幸いデス。
https://vocaloparade.com

 収録曲はポップスやクラブミュージックやオルタナ系など多彩な印象です。

 最初にコンピ収録のお話を頂いた時に(僕の曲の再生数とか人気度からして)大丈夫なんでしょうか...
 と思ってしまったんですけど
 実際のところ、1トラック毎の音源から丁寧に再ミックスして頂きまして、尚更そこまでしてもらって大丈夫なのかという気持ちに。
 僕の素人ミックスでは埋もれがちだった音も綺麗に聴こえます。
 ありがとうございました。

 そもそも自分はDAWの基本が分かっていない為、エフェクト等も滅茶苦茶に挿してあって素材の段階であまり音が良くないので、扱い辛かったのではという気掛かりも。お手数かけました。

 個人的に感じた細かい事としては、低音上げ気味になった事でオケの聴こえ方も結構変わってきて、これならベースのメリハリをもう少し付けたほうが良かったとか、808系スネアの響き方やシンセリフの何箇所かを修正したいなとか思ったりしましたが。
 今更もう遅いのデース...

不確かに翳る V3

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 2012年に投稿したボカロ処女作ですが、全体的に音が篭っていて、
 新しいiPhoneのイヤホン(EarPods)で聴いた時などに低音が気持ち悪かったので、直せる所だけは直したいと試みた結果。

 ついでといってはなんですが、歌もV3ミクさんで新たに調声し直しました。

 これを作った頃はボカロのみならずDAWの事もミックスのこともまるで分かっていなかったため
データの作り方が酷くて、修正でなんとかしようとするのではなく、イチから全部やり直さないと駄目な気もしました...w