神曲奏界ポリフォニカ

神曲奏界ポリフォニカ crimsonS

神曲奏界ポリフォニカ』(しんきょくそうかいポリフォニカ)は、2006年4月28日に発売されたオセロット制作の全年齢向けビジュアルノベルです。ゲーム以外にもライトノベルが複数連載されており、2007年3月からは漫画化も始まりました。2007年4月から6月にかけて日本で放映されたアニメ化作品。2009年4月から6月まで放送されたアニメ化作品は、アニメ第1作目の出来事の前日譚を描いたもの。

原作ゲーム「クリムゾン」シリーズは、第3話と第4話をカバーする第2弾をスタートさせる。黒と白のポリフォニカシリーズは、2007年春にそれぞれ『神曲奏界ポリフォニカ THE BLACK』『神曲奏界ポリフォニカ メモリーズホワイト』というタイトルで、印刷小説からビジュアルノベルメディア化されたものである。

二〇〇七年四月より放送決定!!!

イントロダクション

イントロダクション

人と精霊が共存し、精霊が力を持って暮らす大陸--ポリフォニカ。人々は精霊の起こす奇跡に頼り、精霊は人の奏でる音楽を糧としてこの世界のありとあらゆる場面でその力を発揮していた。
 精霊は音楽家の奏でる音楽に操られ、その力を発揮する。その特殊な音楽を奏でる彼らは『神曲楽士(ダンティスト)』と呼ばれ尊敬を集めていた。

月の輝く夜、孤児院の屋根で二人は出会った。比類なき強き精霊--コーティカルテ・アパ・ラグランジェスと孤独な少年--フォロン。  「お前を私だけのものにしたい。お前の描き出す魂の形を私だけのものに。
--ダメか?」
 精霊が口にしたのは契約の言葉。絆を結ぶための神聖な儀式。だが、それは少年にとって一夜の夢のようなできごとだった。
 そして、時は流れ、あるできごとをきっかけに絆が再び動き出す。

放送情報

tvk
毎週土曜 25:30〜
テレ玉
毎週土曜 25:30〜
MBS
毎週土曜 26:58〜
三重テレビ
毎週木曜 25:25〜
岐阜放送
毎週木曜 25:45〜
チバテレ
毎週木曜 26:00〜
AT-X
毎週火曜 11:30〜/23:30〜
毎週金曜 17:30〜/29:30〜
(週4回放送)

※全ての局、放送時間については変更となる可能性がございます。

リリース

『神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS』
DVD 第6巻

収録話数
第11奏「解体:tempestoso」
第12奏「希望:vivace」

●初回生産分 限定特典
1)神奈月昇描き下ろしジャケット
2)小原充描き下ろしスリーブケース仕様
3)イラストピンナップ×2
4)特製パンフレット
5)ピクチャーレーベル

●初回生産分/通常版 共通特典
映像特典:戸松遥特典映像その6
ノンテロップED(12話Ver.)

好評発売中!
2話収録 価格:¥6,090(税込)
品番:PCBE-53366

※発売スケジュールおよび商品仕様は変更になる場合がございます。
※初回生産分がなくなり次第、通常版に切り替わります。確実にご購入頂くには発売前に店頭にてご予約下さい。

発売:ティー・オーエンタテインメント 販売:ポニーキャニオン

『神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS』
DVD 第5巻

収録話数
第9奏「野望:marcato」
第10奏「進攻:risoluto」

●初回生産分 限定特典
1)神奈月昇描き下ろしジャケット
2)小原充描き下ろしスリーブケース仕様
3)イラストピンナップ×2
4)特製パンフレット
5)ピクチャーレーベル

●初回生産分/通常版 共通特典
映像特典:戸松遥特典映像その5
音楽CM

好評発売中!
2話収録 価格:¥6,090(税込)
品番:PCBE-53365

※発売スケジュールおよび商品仕様は変更になる場合がございます。
※初回生産分がなくなり次第、通常版に切り替わります。確実にご購入頂くには発売前に店頭にてご予約下さい。

発売:ティー・オーエンタテインメント 販売:ポニーキャニオン

『神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS』
DVD 第4巻

収録話数
第7奏「始動:amabile」
第8奏「激震: furioso」

●初回生産分 限定特典
1)神奈月昇描き下ろしジャケット
2)小原充描き下ろしスリーブケース仕様
3)イラストピンナップ×2
4)特製パンフレット
5)ピクチャーレーベル

●初回生産分/通常版 共通特典
映像特典:戸松遥特典映像その4
書籍CM

好評発売中!
2話収録 価格:¥6,090(税込)
品番:PCBE-53364

※発売スケジュールおよび商品仕様は変更になる場合がございます。
※初回生産分がなくなり次第、通常版に切り替わります。確実にご購入頂くには発売前に店頭にてご予約下さい。

発売:ティー・オーエンタテインメント 販売:ポニーキャニオン

『神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS』
DVD 第3巻

収録話数
第5奏「謀略:feroce」
第6奏「双魂:affettuoso」

●初回生産分 限定特典
1)神奈月昇描き下ろしジャケット
2)小原充描き下ろしスリーブケース仕様
3)イラストピンナップ×2
4)特製パンフレット
5)ピクチャーレーベル

●初回生産分/通常版 共通特典
映像特典:戸松遥特典映像その3
DVD-CM

好評発売中!
2話収録 価格:¥6,090(税込)
品番:PCBE-53363

※発売スケジュールおよび商品仕様は変更になる場合がございます。
※初回生産分がなくなり次第、通常版に切り替わります。確実にご購入頂くには発売前に店頭にてご予約下さい。

発売:ティー・オーエンタテインメント 販売:ポニーキャニオン

『神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS』
DVD 第2巻

収録話数
第3奏「盟約:loco」
第4奏「暗躍:rubato」

●初回生産分 限定特典
1)神奈月昇描き下ろしジャケット
2)小原充描き下ろしスリーブケース仕様
3)イラストピンナップ×2
4)特製パンフレット
5)ピクチャーレーベル

●初回生産分/通常版 共通特典
映像特典:戸松遥特典映像その2
ノンテロップED

好評発売中!
2話収録 価格:¥6,090(税込)
品番:PCBE-53362

※発売スケジュールおよび商品仕様は変更になる場合がございます。
※初回生産分がなくなり次第、通常版に切り替わります。確実にご購入頂くには発売前に店頭にてご予約下さい。

発売:ティー・オーエンタテインメント 販売:ポニーキャニオン

『神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS』
DVD 第1巻

収録話数
第1奏「邂逅:misterioso」
第2奏「迷路:piangendo」

●初回生産分 限定特典
1)神奈月昇描き下ろしジャケット
2)小原充描き下ろしスリーブケース仕様
3)イラストピンナップ×2
4)特製パンフレット
5)ピクチャーレーベル

●初回生産分/通常版 共通特典
映像特典:戸松遥特典映像
ノンテロップOP
ノンテロップED(第1話ver.)

全巻購入特典
神奈月昇監修!「神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS ピクチャードラマDVD」

神奈月昇氏のイラスト満載のピクチャードラマ!
脚本はシリーズ構成&脚本を担当した金巻兼一氏が新たに書き下ろし!
描き下ろしイラストも加え、DVD全6巻購入者だけにお届けです!

好評発売中!
2話収録 価格:¥6,090(税込)
品番:PCBE-53361

※発売スケジュールおよび商品仕様は変更になる場合がございます。
※初回生産分がなくなり次第、通常版に切り替わります。確実にご購入頂くには発売前に店頭にてご予約下さい。

発売:ティー・オーエンタテインメント 販売:ポニーキャニオン

「コーティカルテ&フォロン」ポートレート

DVD第1巻購入キャンペーン実施決定!

キャラクターデザイン小原 充 描下ろし!
「コーティカルテ&フォロン」ポートレートプレゼント!

下記対象店舗で、「神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS」DVD第1巻(PCBE.53361 税込6,090円)をご購入のお客様に、先着にてキャラクターデザイン小原 充 描下ろし・「コーティカルテ&フォロン」ポートレートをプレゼント!

※実際のポートレートにはサインが入ります。(クリックで拡大表示)

対象店舗

  • アニメイト
  • いまじん
  • エディオングループ ソフト取扱い店舗
  • ゲーマーズ
  • コミックとらのあな
  • ソフマップ
  • ディスクピア 日本橋店/阪急三番街店
  • ヨドバシカメラ
  • ラオックスアソビットシティ

※特典には数に限りがございます。予めご了承ください。
※詳細は各店舗へお問合せください。

イベント「ポリフェス クリムゾンS」開催決定!

今秋にイベント開催が決定しました!
DVDご購入者の中から抽選でご招待いたします!

イベント「ポリフェス クリムゾンS」
出演:神谷浩史・戸松遥
日時:10月18日(日)
場所:都内某所

応募方法
・第3巻初回版封入の応募ハガキに必要事項をお書きの上、郵送にてご応募下さい。
・イベント及び応募の詳細は、第2巻・第3巻にてお知らせいたします。

ご注意
・イベントに関する情報は今後リリースされるDVD商品内にてお知らせしていきますので、問合せなどは受付けておりません。
・イベントに関するスケジュールや内容等はやむをえない事情で変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

※イベントは終了しました

ブログ

2007謹賀新年!

07.01.02

 明けましておめでとうございます!

 年が暮れても明けても、アニメ制作は変わらず全力で突っ走っています。

 それはそうと、「コミックマーケット71」でポリフォニカのポストカードはGETできましたか? コミケに向けて特別に作成したポストカードで、ポニーキャニオンブースをはじめとして、フレックスコミックブース、高殿先生、きなこ先生、BUNBUN先生の各ブースで手に入りましたが、2万枚全て配りきってしまいました! フレックスコミックブースでは、両面ポリフォニカの特製紙袋もありました! スタッフ一同、年末とコミケの盛り上がった興奮とともに新年を迎えることができました!

 この勢いをさらに加速させるべく、アニメ制作現場は盛り上がっています。今月のアニメ雑誌から4月に向かってドンドン情報を露出していきますので、ネット、書店、あらゆる媒体からの情報をお見逃し無く! 

 毎月連載中!?の文庫帯「月刊ポリフォニカ」も榊先生自ら執筆しているので、要チェック!!

ロックPきのぴーの『ポリフォニカ宣言』

06.12.26

 おはようございます! とうとうアニメのビジュアル第一弾が上がりました! どうですか? どうなんですか? これはたまらんでしょう。コーティの無機質なカンジとかスパーク具合とか、かなり気合入れて作業していただきました! HPもそれに合わせてリニューアルでございます! いろいろ皆で考えましたが、やはりコーティでしょー! ということで、"こども"コーティと"おとな"コーティを合わせたビジュアルを選択して、キャラクターデザインの堀内さんに何よりも先行して描いていただきました。放送が待ち遠しくなるビジュアルでしょう。

 本読みの後に、流れでメカなどの設定の打ち合わせにも参加させていただきました。各キャラクターの単身楽団、そしてフォロンのバイクであるハーメルンなど変形乗物系のメカを榊先生を交えて、監督とメカ担当の方が綿密に打ち合わせをされていました。きっとかっこいいメカが上がってきますよ。ハーメルンの変形とか本当に楽しみですよね!

 来年になれば、各キャラクターのアニメ設定も上がってきます。神奈月先生のあの絵がアニメでどう表現されるのか、フォロンやレンバルトに萌えるのか、ペルセとプリネに色気を感じとれるか、ユフィンリーの太ももは! ガーターベルトは悩ましいのか、そして、あのキャラも、このキャラも、えー!! あんなキャラまで出てくるの? スッゲー! とみなさんの期待に応えれるようスタッフ一丸となって鋭意制作中です。このHPでは、新素材が上がり次第どんどんUPしていきますのでよろしく! コミケでお待ちしております! はい!

黒なのに白!? の巻

06.12.19

編集長K村の"ぽりふぉにかわぁーるど"

寒くなってまいりました。GA文庫編集部K村です。

ようやく春の新色、「エキサイト・ブルー」も発表でき、ちょっとひと安心の今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。師走とかクリスマスとか言われるこのシーズン、世間のお祭り気分とは関係なく、GA文庫編集部はあったりまえのように年末進行。実は現在1月刊行分が校了真っ最中。刊行点数が増えれば、当然校了する点数も増えるわけで、収拾不能の大混乱状態となっております。

 アニメのほうも、シナリオ作業が大詰めを迎え、いよいよ最終3話のプロット作業へと突入。今回のアニメポリフォニカ全体を締める大切な話数ということで、関係者一同の緊張も高まる中、ふと気が付けばこのブログの締め切りがすぐそこに……。取り立て屋が取り立てられる側に回るとは、なんという不覚。
「これが締め切りというものか! おかしいではないか! ついこの間クリアしたはずだ! いや、大丈夫だ、きっとまだ1週間は引っ張れるに違いない」などと作家さんの悲哀をホンのちょっぴり味わっております。

 さて12月の新刊は、大迫純一先生による黒の新刊「神曲奏界ポリフォニカ プレイヤー・ブラック」。いつもの街中を離れて雪の山荘へと舞台を移します。
 ふとしたことでスキーに来ていた学生5人と同じ山荘に泊まることとなった黒の二人。楽しいはずの一夜が突然の爆発で破られてから、事態は急展開。鑑識も応援も望めない孤立した山荘で、彼らはどのようにして事件の謎に迫るのか。山荘の周囲に潜む"強烈な気配"の正体とは。衰弱していくマナガは、迫り来る危機から相棒を守りきることができるのか。そしてこの事件の"罪"とは。
「罪ってぇのはよ……。償い時ってものがあるんだ」
 読了後、マナガのセリフがずしりと心に響きます。

 ところで個人的な見どころは、なんといっても普段と違う二人の素顔。1巻と2巻が事件中心だったのに対して、今回は休暇。事件が起こるまでは、たっぷりと二人の日常風景が堪能できますよ。特にマティアはエプロン姿で登場してくれます。これは貴重品です、はっきり言って。口絵にもなっているので、ぜひ手にとってご確認ください。いつもはしぶ~い二人の、ゆる~い日常をご堪能あれ。
 ちなみに、大迫先生からはプロット段階で"フンドシマナガの裸エプロン"、というのをご提案いただいたのですが、
「そんな起き抜けは絶対にイヤっす。ていうか、その格好で朝からいったいなに作ってるんですか。そもそも書いてて楽しくないでしょうに」
と必死でブロックして却下。いやぁ、危ないところでした。

(マジでやるわけねーじゃん(^_^; by大迫)

 そんなわけで3巻目となり、キャラクターも物語もいよいよぶ厚くなってきたポリ黒。キネティック版の制作も発表されて、読み応えたっぷりの本作をどうぞよろしくお願い致します。

「うごうご榊くんのアニメ制作日記(3)」

06.12.12

 どうも、軽小説屋の榊一郎です。
 まあそういう訳でアニメ化が進んでいるわけですが。アニメ化作業の基本となるのはやはり脚本。特に今回は原作ものだから、キャラクター・デザインとか背景世界観の煮詰めとかは或る程度、後でもいい訳で。

 で――某月某日の事ですが。今回のアニメ化の音頭とりをして貰っているTOエンタテインメント社の担当S氏との会話。

「で――榊さん、アニメではどれだけやれます?」
「とりあえず序盤で三百人は殺したいと思います。最後に最終兵器の暴発とかで主要登場人物も全員を含め五十万人位が死ぬラストにすると、多分『イデ●ン』以来の画期的なアニメになる筈です」
「いやそうじゃなくて。どこまでやれます?」
「何の話? 『どこまで』? 大統領だって殺してみせるぜ。でも飛行機だけは勘弁な」
「そっちこそ何の話ですか。そうじゃなくて脚本とかシリーズ構成とか」
「なんだ、そっちか。ヤれますかって聞くから……ってそういうものって普通、原作者がやったりするもんなんですか? 前の作品の時は聞かれもしませんでしたが」
「何分、時間が無いので原作者の人がやってくれると、ややこしくなくていいかなあ、とか思ったりする訳ですが。プロデューサーさんもOK出してくれてますし」
「いやまあやれと言われりゃやりますが?」

 などと答えたのが運の尽きでございますな。結局、両方やる事になった訳ですが――さすがに全話一人でやる訳にもいかず。

「全話一人でやってもいいすよ?」
「死ぬ。絶対死ぬ。斃死する。逝く。身罷る。亡くなる。やだ」

 と明確すぎる話し合いの結果、他にも仲間(道連れ)を引っ張り込む事に。

「……どうせなら、『黒』と『白』と『青(?)』の人も引っ張り込むと、多分、幸せになれます。主に私が(楽になるので)。そして多分それぞれの『色』の読者の方が。あと細かい設定チェックでどうせスタッフとして参加して貰うなら、辞典作成者の日高真紅さんにも書かせましょう」
「いいすね。そうしましょう」

 というこれまた緻密な打合せの結果、ある意味で豪華すぎる脚本家陣が決定したのでした。つか五人もいて、『肩書き・脚本家』ってのが一人も居ないってのはある意味凄いなあと無責任に思う私。しかも言った後で気付きましたが、関東圏の作家って一人しかいやしねえ。つまりあれか? 脚本会議の時は一人除いて全員民族大移動か?

「……大丈夫ですかねえ」
「大丈夫です」

 と何の根拠もなく太鼓判を押して電話を切る私。その時の私は、後にこの決断が銀河帝国を二分する戦いの序章になるとは知る由も無かったのだった(嘘)。

♪ハーピバースデートゥユー

picture food

 学校で「おれ、今日誕生日!!」と発表することを夢見つつ、カレンダー上の数字が赤いため叶えられなかったある男が一人……。本読み終了後の次週本読みお知らせ時に、「次の本読み、誕生日です!」と宣言しておりました。頭脳に神が宿った男、榊先生その人でした。

 そんなことを耳にしては、お祝いせずにはいられません!

 当日の本読みでは普段どおりに進行させつつ、裏でこっそりケーキを用意。使用していた会議室は持ち込み禁止ですが、もちろんこっそりと。スタッフ、場所共々こっそり進行。

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ある話数の本読みが終了した小休止時に、今だ! とばかりにババンと展開。 ええ、当然ローソク用意しました。 名前入りのチョコプレートも作ってもらいましたよ!

火は駄目とは言われていましたが、どうせ消します! なので、点けました!

バババン!

電気なんかも消しちゃったりして、ムード満点!

最後はトレードマークのサングラスを入れ込みパシャリ!

picture

主役の榊先生のケーキが一番質素なデコレーションのないケーキだったのはご愛嬌です。ローソク刺しやすかったものですから……

神が生まれた日は、カレンダーの数字は赤いものです。

あっ、赤といえば……コーティー! うわっ、繋がった!?

「うごうご榊くんのアニメ制作日記(3)」

どうも、軽小説屋の榊一郎です。

まあそういう訳でアニメ化が進んでいるわけですが。アニメ化作業の基本となるのはやはり脚本。特に今回は原作ものだから、キャラクター・デザインとか背景世界観の煮詰めとかは或る程度、後でもいい訳で。

で――某月某日の事ですが。今回のアニメ化の音頭とりをして貰っているTOエンタテインメント社の担当S氏との会話。

「で――榊さん、アニメではどれだけやれます?」

「とりあえず序盤で三百人は殺したいと思います。最後に最終兵器の暴発とかで主要登場人物も全員を含め五十万人位が死ぬラストにすると、多分『イデ●ン』以来の画期的なア

「いやそうじゃなくて。どこまでやれます?」

「何の話? 『どこまで』? 大統領だって殺してみせるぜ。でも飛行機だけは勘弁な」

「そっちこそ何の話ですか。そうじゃなくて脚本とかシリーズ構成とか」

「なんだ、そっちか。ヤれますかって聞くから……ってそういうものって普通、原作者がやったりするもんなんですか? 前の作品の時は聞かれもしませんでしたが」

「何分、時間が無いので原作者の人がやってくれると、ややこしくなくていいかなあ、とか思ったりする訳ですが。プロデューサーさんもOK出してくれてますし」

「いやまあやれと言われりゃやりますが?」

 などと答えたのが運の尽きでございますな。結局、両方やる事になった訳ですが――さすがに全話一人でやる訳にもいかず。

「全話一人でやってもいいすよ?」

「死ぬ。絶対死ぬ。斃死する。逝く。身罷る。亡くなる。やだ」

と明確すぎる話し合いの結果、他にも仲間(道連れ)を引っ張り込む事に。

「……どうせなら、『黒』と『白』と『青(?)』の人も引っ張り込むと、多分、幸せになれます。主に私が(楽になるので)。そして多分それぞれの『色』の読者の方が。あと細かい設定チェックでどうせスタッフとして参加して貰うなら、辞典作成者の日高真紅さんにも書かせましょう」

「いいすね。そうしましょう」

 というこれまた緻密な打合せの結果、ある意味で豪華すぎる脚本家陣が決定したのでした。つか五人もいて、『肩書き・脚本家』ってのが一人も居ないってのはある意味凄いなあと無責任に思う私。しかも言った後で気付きましたが、関東圏の作家って一人しかいやしねえ。つまりあれか? 脚本会議の時は一人除いて全員民族大移動か?

「……大丈夫ですかねえ」

「大丈夫です」

 と何の根拠もなく太鼓判を押して電話を切る私。その時の私は、後にこの決断が銀河帝国を二分する戦いの序章になるとは知る由も無かったのだった(嘘)。

編集長K村の"ぽりふぉにかわぁーるど"

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 寒くなってまいりました。GA文庫編集部K村です。

 ようやく春の新色、「エキサイト・ブルー」も発表でき、ちょっとひと安心の今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。師走とかクリスマスとか言われるこのシーズン、世間のお祭り気分とは関係なく、GA文庫編集部はあったりまえのように年末進行。実は現在1月刊行分が校了真っ最中。刊行点数が増えれば、当然校了する点数も増えるわけで、収拾不能の大混乱状態となっております。

 アニメのほうも、シナリオ作業が大詰めを迎え、いよいよ最終3話のプロット作業へと突入。今回のアニメポリフォニカ全体を締める大切な話数ということで、関係者一同の緊張も高まる中、ふと気が付けばこのブログの締め切りがすぐそこに……。取り立て屋が取り立てられる側に回るとは、なんという不覚。

「これが締め切りというものか! おかしいではないか! ついこの間クリアしたはずだ! いや、大丈夫だ、きっとまだ1週間は引っ張れるに違いない」などと作家さんの悲哀をホンのちょっぴり味わっております。

 さて12月の新刊は、大迫純一先生による黒の新刊「神曲奏界ポリフォニカ プレイヤー・ブラック」。いつもの街中を離れて雪の山荘へと舞台を移します。

 ふとしたことでスキーに来ていた学生5人と同じ山荘に泊まることとなった黒の二人。楽しいはずの一夜が突然の爆発で破られてから、事態は急展開。鑑識も応援も望めない孤立した山荘で、彼らはどのようにして事件の謎に迫るのか。山荘の周囲に潜む"強烈な気配"の正体とは。衰弱していくマナガは、迫り来る危機から相棒を守りきることができるのか。そしてこの事件の"罪"とは。

「罪ってぇのはよ……。償い時ってものがあるんだ」

 読了後、マナガのセリフがずしりと心に響きます。

 ところで個人的な見どころは、なんといっても普段と違う二人の素顔。1巻と2巻が事件中心だったのに対して、今回は休暇。事件が起こるまでは、たっぷりと二人の日常風景が堪能できますよ。特にマティアはエプロン姿で登場してくれます。これは貴重品です、はっきり言って。口絵にもなっているので、ぜひ手にとってご確認ください。いつもはしぶ~い二人の、ゆる~い日常をご堪能あれ。

 ちなみに、大迫先生からはプロット段階で"フンドシマナガの裸エプロン"、というのをご提案いただいたのですが、

「そんな起き抜けは絶対にイヤっす。ていうか、その格好で朝からいったいなに作ってるんですか。そもそも書いてて楽しくないでしょうに」

と必死でブロックして却下。いやぁ、危ないところでした。