ヘアスタイルの基本は、カットから。

髪のクセ・骨格のお悩み解決から、簡単スタイリングまで。なりたいヒントはカットにあった?
カット理論の基礎から歴史まで、スタイリストさんに突撃インタビュー!

Interview Profile
Fiber Zoom
池北 五津子さん

ヨーロッパから輸入したカット技術。だからセットが大変だった?

1980年代は、ヨーロッパから輸入したカット技術が主流だったってご存知ですか?西洋人のためのカット技術ですから、当然日本人の骨格や髪質にはあわない。重すぎて、動きを出すためには、セットに頼らなくてはなりませんでした。だから、スタイリングは当然大変ですよね。でも、1990年代になって、美容業界にも変化がでてきます。もっと軽い動きのあるヘアスタイルにしたい、スタイリングを楽にしたい、というお客様のニーズ。「誰かと同じじゃ嫌!」というデザインへのこだわりも強くなり、カットの技法も大きく変化を迎えます。

毛先がぺらぺら、スタイリングできない!

“そぎ”をたくさん入れて、動きや軽さを出す。お客様には喜ばれましたが、問題も生まれました。そぎすぎた髪は傷んで、スタイルチェンジしようとしてもぺらぺらの毛先ではどうしようもない。感覚ですいているから、自宅でのスタイリングも難しい。しかも、スタイリストの教育の場でも困った事態がおきたんです。

日本人のためのカット理論を作ろう!

感覚に頼って“そぎ”を入れていたので、理論的に教えられない。教育もカットの仕上がりも人によってばらばらで、お客様も美容師も困りました。そんな問題に直面して、日本人にあった新しいカットの法則を作ろうとするグループが出始めます。私たちFiber Zoomもその1グループでした。

NEXT
特集TOPに戻る カットの基本知識 ヘアなんでも相談室 アドバイス サロンリスト
ご協力サロン Fiber Zoom
※2006年5月9日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税5%の税込価格です。
「あなたの感想」をお聞かせください。
※上のどれかのボタンを押すと編集部宛てに感想を送信できます
最新のらしさ特集
らしさ特集  バックナンバー