iPhone12の回線をドコモ(音声)+LINEMO(データ)のデュアルSIM運用にした

今まで使っていたスマホがiPhone Xで、
古くなってバッテリーの持ちも悪くなってしまったので、買い換えることに。

iPhone Xを買ったのが、療養を兼ねて秋田で暮らしていた2018年3月のことなので、
3年ぶりのスマホ買い換え。

当時も格安SIMは存在していたけれど、
当時使っていたiPhone 5では、秋田の住んでいた場所では4Gの電波を掴まなかったりで、
電波の悪さが深刻だったために、格安SIMにするのは不安すぎて、ずっとドコモで契約していた。

関東に戻ってきて、格安SIMでも問題無いだろうし、
コロナ禍となり出かけることも減った、ようやく仕事も落ち着いてきた。
ということで、スマホの回線を安いものに変えたい。
変えるついでに、スマホも買い換えたい。

しかし、自分が回線を変えるとなると、
自分が親回線となっているドコモの家族割が無くなり、母の契約が高くなる。
それを伝えると「私のも新しいのにして、安くして」と言われてしまった(・_・)

ということで、どのようにするか。

母の要望

  • ドコモのメールアドレスは維持したい(同世代にはガラケーユーザーも多いため)
  • 電話回線もドコモだと安心
  • LINEのやりとり・LINE上での写真のやりとりをする
  • 他のデータ通信は基本そんなに使わないが、
    たまにYouTubeを見たりと、使うときは意外と使う(ので少し多めのシェアパックにしていた)

ということで、ドコモのメールアドレスの維持が懸案だった。
格安SIMにすると、ドコモのメールアドレスが無くなってしまう。
ドコモの格安プランのahamoにしても同じくドコモのメールアドレスは使えない。

メールアドレスを維持するためにドコモ(音声)+LINEMO(データ)にした

どうしようか考えていたら、iPhone 12(日本で販売されているモデル)は
nano-SIMとeSIMの両対応だということを思い出した。

これでドコモの契約を残したまま格安SIMも使える。
格安SIMは、LINEのカウントフリーということで、LINEMOにした。

iPhone12で物理的なSIMカードとeSIMとでデュアルSIMにして利用する場合5Gは使えない
(4Gになってしまう)ようなのだけど、
生活圏内がギリギリ5Gのエリア外のため問題無かった。(エリアマップ

ドコモの料金

ドコモの契約のみで利用する試算をすると、
利用データ容量3GB以内であれば5Gギガライトというプランで月額4,565円らしい。
YouTubeを見たりすると3GBでは心許ないので5GB使う想定だと、5,665円になる。

対して、iPhone12で利用できるVoLTEに対応しつつ、
ドコモでメールアドレス付き音声回線を維持する月額最安プランは
ケータイプランで税込み1,507円(税抜き1,370円)だそう。

ドコモケータイプラン

LINEMOの料金

これに、LINEMOの基本プラン2,728円(税抜き2,480円)

LINEMO基本量

で合計4,235円。

劇的に安いとは言えないけれど、
メールアドレスを維持したまま少し安くなって、容量も20GBに増えるので気にせずに利用でき、
かつLINEのデータ容量はカウントフリーというのは、中々良い気がする。

ドコモのケータイプランをnanoSIMで契約

安いケータイプランを契約するには、対応のガラケーが必要とのこと。
(実機無しでの契約変更は断られることが多いそうな)

また、iPhone 12で利用するためには、VoLTE対応のnanoSIMが必要なので、
ガラケーもそれに対応している必要がある。

ドコモのサイトでVoLTE対応のガラケーを確認し、
対応機種の中で一番古い発売時期のP-01Jを買うことにした。

契約変更とnanoSIMへのSIM変更のためにドコモショップに持っていくだけなので、
メルカリ等で「一応動く」レベルの本体を安く買っても良かったのだけど、
趣味とバックアップ用とワンセグ用として、AmazonでP-01Jの新品を購入した。

(このことで、2年間の差額は減ってしまった。
nanoSIMでのケータイプラン契約のためだけであれば、
中古を購入し、契約変更後はそのまま売ってしまえば、
実質負担は送料含めても数千円で済むかと)

そして、このP-01Jと今まで使っていたSIMを持って、
ドコモショップでSIMの変更と契約変更を申し込めばOKとのことで行ったところ、
簡単に契約変更できた。
(世間話程度のヒアリングはあったので「壊れたので安い本体と安いプランにしたい」と伝えた)

iPhoneのeSIMでLINEMOを契約

これはiPhoneからWi-Fiに接続してLINEMOのサイトから申し込み、
プロファイルをダウンロードするだけ。簡単。

※ただ、申し込みから、プロファイルのダウンロードリンクが送られてくるまでに、
意外と時間がかかって少し心配になった。

ということで

少し安く、
通話はドコモ回線、
データ容量は気にせずに済むくらいに増量、
かつ、LINEはカウントフリーとなり、まぁまぁ満足。

母が使っている中では、速度が遅い等、特に気になったことは無いそう。

「スマホの契約を安くしたいけれど、音声通話の安定性とデータ容量は減らしたくない」
という方は、
ドコモの音声回線に、LINEMOをデータ回線として運用するのも良いのでは、という話でした。

上述の通り、もう少し手間をかけて、
本体を中古で用意し契約変更後はそのまま売却してしまえば、
さらに安くなるのでおすすめです。