怪しいTV欄

放送作家の町山広美さんが、テレビが映し出す森羅万象を斬る。
信濃毎日新聞の人気連載コラム「怪しいTV欄」です。

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    「漫画みたい」に夢を実現した韓国人男性の13年

     地元局の長期取材ならではの濃密な60分でした。TBSテレビのドキュメンタリー枠「解放区」で、UTYテレビ山梨が制作した「ワタシ桑ノ集落再生人~限界集落で挑戦した13年」を見ました。  取材対象は、 … 全文を読む

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    新資料から今を突き刺す下山事件への「自問」

     「独立国家の検察として、我々は本当に独自の判断を下しているか」。1976(昭和51)年夏、ロッキード事件で田中角栄元首相(当時は前首相)の逮捕に踏み切った、森山未来演じる布施健検事総長の独白が開幕を … 全文を読む

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    茶番だった原子力政策決定の実態

     今年のアカデミー賞で作品賞など7部門を受賞した、アメリカ映画「オッペンハイマー」が間もなく公開されます。原爆投下による人類消滅の可能性がゼロではないことを把握していながら開発を進め成功に至った、理論 … 全文を読む

【まちやま・ひろみ】 1964年、東京生まれ。84年から放送作家として活動。バラエティーを中心にテレビ番組の構成を手掛け、現在は「有吉ゼミ」(日本テレビ)、「マツコの知らない世界」(TBS)などを担当。「幸せ!ボンビーガール」(日本テレビ)ではナレーターも兼任。コラム、エッセーも多数執筆。本紙「怪しいTV欄」は17年以上続く名物コラムに。著書に「怪しいTV欄」「イヤモスキー」など。


撮影:三浦憲治