― 鉄道の旅の楽しさ ―

このページでは私からの旅に関する意見や注意事項などをまとめたドキュメントを紹介しています。
鉄道の旅の場合や車の旅の場合など、その状況に応じたIndexを用意していますので、興味がある内容についてできればこれからの旅の参考にでもしていただければ幸いです。


Jul,1998.

寄り道する計画の楽しさ
鉄道の旅の楽しさの一つに寄り道計画を立てる楽しさがある。時刻表を見ながら、気分はもう既に旅に出ている感覚になってしまう。行き当たりばったりの気ままな旅もいいだろうが、私は時刻表片手に寄り道計画を練っているこの時がたまらなく楽しい。
ただし、寄り道計画を立てることを楽しむためには、幾つかの壁を乗り越えなければならないだろう。まずは、どこにどんなものがあるのか、大雑把でも知らないとどこで降りていいかわからずに結局最終目的地に直行するだけの旅になってしまう。従って時刻表を見ても新幹線の時間を調べるだけで終わってしまう結果となる。次に時刻表自体に慣れることである。乗り換え駅で次の路線の時刻表を調べたい場合に路線の検索に手間取ってしまい嫌になってしまったり、ローカル線と主要路線の区別がつかずに、ローカル線で計画を進めすぎて目的地に到達できなくなるようなケースで嫌になってしまう場合などがあるからだ。また、途中にバスや船での移動を盛り込めるくらい時刻表を活用できれば尚計画の幅が広がる。
つまり、ある程度の勉強が必要になるということである。ここら辺の壁さえ乗り越えれば、寄り道計画の楽しさは誰でも味わえるだろう。
ローカル線や各駅停車の楽しさ
新幹線で目的地へ直行というのではなく、ローカル線や普通列車を乗り継いで旅をするのもまた楽しいものだ。 実際に普通列車に乗っていると正直に言って「早く着かないかな~」と思っている時間も少なくない。しかし、車窓の風景をのんびりと眺めながら、物思いにふける至福の時でもある。また、地元の人の会話(言葉)を何気なく聞いていると、その言葉の響きと車窓の風景が妙に一体化しているように感じるのも、また不思議な感覚だ。
「今、○○駅を出発したから次は××駅だ。」などと主要駅単位に区切りをつけながら、次に訪れる町とそこに到達するまでの山や川を楽しみに待ち、その風景を思い浮かべたり、思いもよらぬ風景が目に飛び込んできたら、手放しでその風景に驚く。そんな退屈を楽しむのも、現代では至福の贅沢なのではないだろうか。
駅弁の楽しみ
旅に出てその土地のものを食べたいと思うのは当たり前だが、鉄道の旅の場合には「駅弁」が”食”の選択肢に加わる。
「この駅でこの名物駅弁を食べよう。」と計画的に食べるのもよし。行き当たりばったりの駅で変わり種駅弁を食べるもよし。いろいろな駅の幕の内弁当を食べ比べるのもよし。その楽しみ方は人それぞれで、駅弁を味わうのがよいだろう。
ただ、最近の駅弁は決して安くないのが気にかかるところではあるが。
小回りの利く乗り物への乗り継ぎ
鉄道の旅の場合には駅で下車した後、目的地まで到達するためには市電やバスなどの小回りの利く乗り物に乗り継いで行かなければならないことが少なくない。それを苦痛ととらえてしまえばそれまでだが、逆に楽しみとして考えてしまうと鉄道の旅がいっそう楽しくなる。それこそ普段であれば地元の人しか乗らないような乗り物に乗って、その土地の空気を肌で感じるというのも決して嫌な感覚ではない。特にそのローカルな乗り物の路線をおぼえて、乗りこなす域まで行ってしまえばなおさらである。
広島、松山、高知、長崎、熊本など市電(路面電車)が主要な移動手段である町へ行ったならば、是非チャレンジしてみてほしい。
鉄道の旅の楽しさをざっと考えてみると以上のようなことがあげられるだろう。



― 新幹線と在来線について「鉄道の旅」という観点からの比較 ―
(ビジネスでの利用は考慮しない。)

Jul,1998.

新幹線の利点は、「はやい」と「サービスがいい」に尽きるだろう。また、欠点は、「値段が高い」と「はやい」だろう。ここで注目すべきなのは、「はやい」については、各個人のその時の状況や目的によって利点にも欠点にも変身してしまうことだ。当然ながら”はやく”目的地に到着したい状況下では、新幹線を利用するのがよいだろうが、必ずしも”はやく”到着する必要が無ければ、一つの選択肢として在来線を考慮するのもよいのではないかと思う。
新幹線 Image ここで謎解きだが、何故「はやい」のが欠点であるかという点について私の考えを述べておきたい。
そもそも旅は、家を出発してから、家に戻ってくるまでと仮定する。行き帰りの車中も旅の途中である。そう考えると車窓の景色を楽しまない手はない。例えば、東京から大阪までの東海道の路線で車窓の景色考えると、東京の高層ビル群を抜ける。しばらくして左手に横浜のランドマークタワー、左手に天城山、右手に富士山、南アルプスの山々、左手に太平洋、富士川、大井川、天竜川、浜名湖、名古屋を過ぎると木曽川、長良川、右手に伊吹山、京都を過ぎて大阪到着。これらは、少なくとも新幹線でも在来線でもみることができる。しかし、新幹線だと一瞬で通り過ぎてしまうため、これらを見逃すまいと思うと、常に緊張していなくてはならない。これが在来線であれば、見る気さえあれば多少ボ~ッとしていてもじっくり見ることができる。また、通り過ぎる町の様子も細かに見ることができる。
普段は新幹線を利用する人も、たまにはそんな退屈を楽しんでみてもらいたい。


― JRの各種サービス ―
Jul,1998.

鉄道を利用して旅をする場合、通常ならJR線を利用することになるだろう。そのJRのサービスとして旅に有効なサービスがいくつかある。鉄道の旅になれている方は別として、あまり鉄道の旅になれていない方は意外とこれらのサービスを知らない場合が多い。ここではそれらのサービスを紹介する。

青春18きっぷ [\11,500 (1998夏現在)]
青春18きっぷ'98 JR東日本パンフレット
言わずと知れた、鉄道の旅の最強アイテムである。簡単に言えば「普通列車 1日乗り放題券の5枚組」で、1人で使用し5日間乗りまくろうが、5人で使用し1日で使い切ろうが、その組み合わせは自由。また、「青春18きっぷ」というネーミングが誤解を招きやすいのだが、使用できる年齢制限は一切ない。しかし、こんなうまい話しが何の制限も無く存在するわけではない。
制限事項/注意事項は主に以下の3つ。
・使用期間の制限
「青春18きっぷ」のネーミングの由来であろう制限とは、”18才以下の学生が休みの期間”に期間制限されることだ。つまり、夏休み、冬休み、春休み頃にその使用期間が限られてしまう。なお発売は各開始日の約1ヶ月前から行われる。
・特急・急行列車は使用できない
青春18きっぷが使用できるのは、普通列車(快速を含む)のみである。旅の途中で急行・特急などを利用する場合には、急行券・特急券の他にその区間の乗車券も別途必要となる。
・日付の区切りは、午前0時
普通に電車の切符を購入すると「本日限り有効」と書かれているにもかかわらず、例えば23:55に購入した切符で入場し、0:30に電車を降り改札を出ても当然だが何の問題も無い。しかし、青春18切符の場合には、23:55にその1日分の使用を開始してしまうと、0:30に下車する際に、もう1日分の券が必要となってしまう。つまりあくまでも日付により1日の区切りが判定される。そのため夜行列車などを旅の開始列車とするような場合には、注意が必要となる。
[例] 東京 23:43発 大垣行き 「ムーンライトながら」を利用する場合には、0時を過ぎてからはじめて停車する横浜までの運賃を事前に切符で購入しておき、横浜から青春18切符の使用を開始するという業を使うのが通例である。
これらの条件さえクリアすれば、格安の旅ができるのである。尚、前述の「ムーンライトながら」のような夜行快速列車を併用できれば同じ時間内で、より遠くまで行けることは言うまでもない。夜行快速列車は、東京⇔大垣の「ムーンライトながら」(通年運行)の他に、京都を基点に、京都⇔博多の「ムーンライト九州」(臨時列車として運行)、京都⇔高知、松山の「ムーンライト高知」「ムーンライト松山」(途中切り離し。臨時便として運行)などが、青春18きっぷ御用達列車となっているが、何れの列車も大人気のため出発前1ヶ月をきったら、即指定をとらなければならない。最近はほとんどの夜行列車が全席指定で、指定券を持っていないと乗車すらできないので、まず間違いなく指定券を確保しておかなければならないだろう。
もう一つ参考までに、実際に片道1日2日くらいでどこまで行けるのか、東京を出発点とした場合の例を記述する。
北へは、夜行がないため上野駅を7:00頃出発し東北本線を乗り継いで行くと、その日の内に青森まで到達できる。北海道へは次の朝一番の津軽海峡線快速列車を利用すれば最速で北海道へ渡ることができる。(ちなみに青森駅前にはカプセルホテルがあるので仮眠するのには便利。)
西へは、ムーンライトながらを利用し、東海道線、山陽本線を乗り継いで行くと、その日の内に山口県内まで入り込むことができる。しかし九州へ向かう場合には、夜間にムーンライト九州がその地点を素通りしてしまうので、九州に最速で入りたい場合には、京都~岡山の間で時間をつぶし、夜行リレーを利用することになる。
長距離乗車券の有効期限と途中下車
JRの営業距離で100kmを超える乗車券を購入した場合、途中下車が可能となる。また、乗車券の有効期限も100kmを超えると2日間有効で、以降200km毎に1日づつ有効期間が長くなる。具体的にどんな利点があるかというと、目的地へ行く途中で観光したり、食事休憩をとったり、宿泊したりできる。
通常の近距離切符だと途中下車をするとそれ以降の分は無効になってしまう。そのためにこのサービスを知らず、たとえ長距離切符利用時でも駅改札を出ない不自由な状況で時を過ごしている人も多いのではないかと思う。
このサービスは青春18きっぷと違い、通年利用可能で、特急や新幹線を利用する場合でも乗車券自体は有効で特急券のみを購入すれば乗車することができる。
効果的な利用例としては、青春18きっぷのような使い方をしたい場合、つまり目的地までのんびり観光しながら安く行きたいと言う場合と目的地までの途中でついでに用事を済ませたい等という場合があげられる。少なくとも言えることは、例えば、「東京から大阪まで新幹線で行く途中に名古屋で用事を済ませたい」というような場合に、東京でのチケット購入時、まずは名古屋までの乗車券、特急券、指定券を購入し、名古屋で用事が済んでから大阪までの乗車券、特急券、指定券を購入するのではなく、乗車券だけは東京で大坂まで購入したほうが断然安くなるということだ。
このサービスは在来線と新幹線の乗り継ぎでも有効だが、在来線と新幹線では走っている路線が異なる為に、チケット購入前に、新幹線を利用する区間と在来線を利用する区間の計画を立てておかなければならない。また、当然だが後戻りしたり計画したコースから外れたりすることはできない(その場合は料金が別途必要となる)ので、計画は慎重に立てておく必要がある。 
Hotels City Rating

Hotel Sunroute Plaza Shinjuku Tokyo  4 stars

Tokyo Great

Hyatt Regency Tokyo Hotel  4 stars

Tokyo Great

Shinagawa Prince Hotel Tokyo  4 stars

Tokyo Great

Park Hotel Tokyo  4 stars

Tokyo Great

Hotel Gracery Shinjuku Tokyo  4 stars

Tokyo Great

Tokyo Marriott Hotel  4 stars

Tokyo Great

Asotsuruya Hotel  3 stars

Aso Great

Yuyutei Hotel Iwaki  3 stars

Iwaki (Fukushima)

The Royal Park Hotel Iconic Tokyo Shiodome  4 stars

Tokyo Great

Shinjuku Washington Hotel Annex Tokyo  3 stars

Tokyo Great

Shinjuku Granbell Hotel Tokyo  4 stars

Tokyo Great

Hotel Villa Fontaine Grand Tokyo-Shiodome  4 stars

Tokyo Great

Isaribi (Adults Only) Hotel Higashiizu  4 stars

Higashiizu Great

Kinugawa Onsen Hotel Nikko  4 stars

Nikko Very good

Hilton Tokyo Bay Hotel Urayasu  4 stars

Urayasu Great

Yufuin Kaorinosato Hanamura  3 stars

Yufu Very good

Shibuya Excel Hotel Tokyu Tokyo  4 stars

Tokyo Great

Shiba Park Hotel Tokyo  4 stars

Tokyo Great

Miyako Hotel Kyoto Hachijo  4 stars

Kyoto Great

Hotel Niwa Tokyo  4 stars

Tokyo Great