「『若き日の詩人たちの肖像』の考察から『堀田善衞とドストエフスキー』へ」の紹介 2021年に書いた標記の記事にだいぶ手を入れて、スレッドの形で内容を紹介するようにした。それゆえ、ここでは冒頭の主なツイートとそのページにリンクできる二つのツイートを再掲する。 堀田善衞の『#若き日の詩人たちの肖像』 は、上京した翌日に「昭和維新」を目指した皇道派の青年将校たちによる二・二六事件に遭遇した主人公が、「赤紙」によって召集されるまでの日々を若き詩人たちとの交友をとおして克明に描き出している。 → https://t.co/5R3JXf3rtI https://t.co/aWpCi1Bcb8— 高橋誠一郎 執筆中『ドストエフスキーの「悪霊」と日本の文学――黙示録的な世界観との対峙』 (@stakaha5) March 21, 2024 (改訂版)「ヨーロッパで戦争」が始まると「東京の街々では、喫茶店や映画館で、また直接の街頭でさえ、官憲によって“学生狩り”というものが行われ」、「一晩か二晩留置場に放り込み、脅かしておいて放り出す。そういう無法が法の名において」行われるようになった。⬇️(旧版)— 高橋誠一郎 執筆中『ドストエフスキーの「悪霊」と日本の文学――黙示録的な世界観との対峙』 (@stakaha5) June 13, 2020 (中略) 主人公の友人は「復古神道はキリスト教にある、愛の思想ね、キリストの愛による救済、神の子であるキリストの犠牲による救済という思想が、この肝心なものがすっぽり抜けているんだ。汝、殺すなかれ、が、ね」と語る。この「殺すなかれ」という思想は『白痴』でムィシキンが唱えていた理念だった。— 高橋誠一郎 執筆中『ドストエフスキーの「悪霊」と日本の文学――黙示録的な世界観との対峙』 (@stakaha5) June 15, 2020 (中略) 「赤紙」と呼ばれる「臨時召集令状」が来たので、すぐに実家に帰れとの電報が主人公の父から届いたのは、それから間もなくのことであった。https://t.co/Xel8AqxRYi— 高橋誠一郎 執筆中『ドストエフスキーの「悪霊」と日本の文学――黙示録的な世界観との対峙』 (@stakaha5) June 15, 2020 https://t.co/5MpWkvzaUb pic.twitter.com/2A8mMQb6xE— 高橋誠一郎(待機用アカウント) @stakaha6 (@stakaha6) March 22, 2024 当該ページへのリンク先のツイート 『「罪と罰」の受容と「立憲主義」の危機』では、まず『夜明け前』をとおして平田篤胤の復古神道を考察した。『堀田善衞とドストエフスキー』では『若き日の詩人たちの肖像』が描いている昭和初期における「祭政一致」の復活を考察し、黙示録的な世界観の危険性にも言及したhttps://t.co/OzrJZCIMSL pic.twitter.com/sPDCruyZ6d— 高橋誠一郎 執筆中『ドストエフスキーの「悪霊」と日本の文学――黙示録的な世界観との対峙』 (@stakaha5) March 22, 2024 日本をエバ国家と見なす #統一教会 の広告塔だったために殺害された安倍元首相の国葬は、「軍神」を賛美した戦前の価値観への回帰を思わすような儀式となった。 安倍氏の政策を受け継ぐことを正式に表明した安倍派と統一教会との縁を切るつもりはない自民党・岸田首相🔽 #緊急事態条項に反対します https://t.co/NaYwVexE4Z pic.twitter.com/zM7ls6w05u— 高橋誠一郎 執筆中『ドストエフスキーの「悪霊」と日本の文学――黙示録的な世界観との対峙』 (@stakaha5) May 3, 2023