2022. 5. 18. Wed 2023年3月20日(月) オゾン層 2
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数日前のことです。 いつものように夜、毒ガスや細菌消えろ!と願いながら 庭に水をまいていました。 夜の9時くらいのことです。 夜空には小さな星がぽつぽつと輝いていました。 脳の状態が変わったせいで、私はもう昔のように星が大きく輝いて見えることが なくなったようでした。 その夜もこの1週間ほど毎晩、西の空に大きく輝く白い星ひとつが 妙に目立っているだけの夜空でした。 コンタクトを入れないと視力が0,07くらいしかない私の目では その白い星がどんな状態かきちんと確認することはできません。 ぼんやりわかるのは2つの星がくっついているお団子みたいに見えました。 お団子と言うか8の数字のように見えると書いた方がいいかもしれません。 目を細めて何度もその星を見ましたが、 どうしても8の数字のように2つ重なって見えます。 ですからものすごく大きな星にも見えるので そんな大きな星って今までの星なら何だろう? そればかり考えていました。 1週間ほどその8の星を眺めていたら、 思い出したのです。 海王星だ!(笑) 海王星がなぜ見えるのかはわかりませんが 私の脳なら見えないとも限らないのです(笑) しかも輝いているのです。 海王星があんなに輝くか、それすら怪しい話なので 海王星を見たと言う話は、読んだらすぐに忘れてください(笑) そして海王星か何かわからない妙に大きな星を眺めながら 庭に水をまいていると、 ホースが絡まって引っ張ることができずに 私は癇癪を起こしながら水をまいていました。 ふと空を見上げるとさっきまで海王星だけが目立っていた普通の夜空では なくなって白い雲が「田」や「囲」の文字のように 縦横にぐちゃぐちゃに繋がって、その隙間には 漆黒の闇の夜空が見えていました。 2秒前まで海王星が見えていたとしても普通の夜空だったのに、 一瞬で空は変化していました。 おどろおどろしい恐ろしい夜空になっていました。 嵐が来るんだ、私はそ思いました。 こんな一瞬で変化する夜空なら嵐以外考えられません。 それにしても恐ろしい空! 田や囲みたいに見える変な形状の白い雲、 その間に見える夜空の黒はあまりにも黒く、 不気味でした。 その黒い夜空には生命も星も、優しさも、親しみも 救いも何もないように見えました。 空なのに、見上げているのに、まる上に落ちて行くような錯覚を起こす 不気味な漆黒の闇でした。 嵐だ。 絶対に嵐が来るんだ。 私はそう思い、ホースを引っ張り、急いで水まきを終えることに しました。 そして再び空を見上げると。そこには白い雲も隙間から見える漆黒の闇も なく、またさっきまでの海王星が妙に目立っている普通の夜空に 変わっていました。 私は何を見たのだろう? ホースを片付けながら考え続けました。 何を見たのだろう? 嵐はやっぱり来ないのだろうか? それにしても気持ち悪くて不気味な空だった。 一瞬で消えたから良かった。 あれは何だったのだろう? 私は家の中に戻ってからずっと考えていました。 (続く)
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