過去の日記

2024/04/13(土)
チョンキンマンションのボスは知っている


立命館大学先端総合学術研究科の小川さやか先生は、
2016年の秋から半年間、香港中文大学に客員教授として赴き、
弥敦道(ネイサンロード)にあるチョンキンマンションの
安宿に滞在して、香港や中国本土に渡航・滞在して
商品を仕入れるアフリカ系商人たちのを調査されました。

香港に滞在して1ヶ月を過ぎる頃、小川さんは
チョンキンマンションのボスと名乗るミスター・カラマと出会います。

カラマは2000年代初頭に香港にやってきた
タンザニア人の中古車ディーラーで、幅広い人脈を誇り、
多くの人たちに一目置かれる存在ですが、
時間にルーズで約束をぜんぜん守らず、
お金がない時にも気前よく奢ってしまうなど、
普段の生活では「ダメ人間っぷりを」発揮する
愛されキャラでもあります。

小川さんはカラマというインフォーマントを得て、
アフリカ系商人たちがどのようにして
各々のビジネスをシビアに追求しつつ、
仲間との時間を楽しみ、時に助け合う関係性を
構築しているのかを、深く考察していきます。
そしてその内容を『チョンキンマンションのボスは知っている』(2019年 春秋社)にまとめておられます。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393333716.html

4/25(木)のがくげいラボ×Talkin’About「アフリカ系商人たちのコモンズ」では、
小川先生がどんな風にアフリカ系商人たちと距離を詰めていったのか、
そして調査の結果、何が見えてきたのかを詳しく伺います。

がくげいラボ×Talkin’ About vol.34
山納洋×小川さやか 「アフリカ系商人たちのコモンズ」
4/25(木)19:00〜20:45
タイルギャラリー(学芸出版社3F)&オンライン(zoom)
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/gakugei-talkin-vol34-20240425/

 立命館大学の小川さやか先生はこれまで、タンザニアの零細商人マチンガ、香港と中国本土に渡航するアフリカ系商人の商慣習や商実践を参与観察されてきました。そして彼らがどのように商売を成立させているか、利益を追求しつつどのように互いに助け合っているかを観察し、そこから彼らが持っている人生観やコミュニティ観を明らかにしておられます。そのあたりを詳しく伺ってみたいと思っています。


2024/04/12(金)
「ケミカルシューズ」とは何か?


神戸市長田区に集積していたケミカルシューズ産業が、
阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた、
というニュースを覚えている方は多いと思います。

ところで、「ケミカルシューズ」とは何でしょうか?
周りにいる人たちに尋ねてみると、ほとんどの方は
サンダルやスニーカーを想像されていました。

長田で作られている靴の多くは、女性用のパンプスです。
そして震災で大きな被害を受けつつも、また昨今の
女性がハイヒールやパンプスを履かなくなる傾向に
苦しみつつも、神戸の靴産業は健闘しています。
そういう話を書いてみました。お時間のある時にどうぞ。

【シリーズ】街角をゆく Vol.9 新長田 (神戸市長田区)
https://note.com/ognwcel/n/nab20ea4b6230


2024/04/11(木)
Walkin’About @深日港


イベントとしての「Walkin'About」は3月の出町柳で終了し、
今後は個人的リサーチを「Walkin'About」と呼びます。
この日にこの街を巡りますという個人的宣言のようなものです。

次回は5/19(日)に、岬町の深日港を訪れます。
イベントではないので集合日時とは呼ばないのですが、
当日ご連絡をいただいた方、または午後2時に来られた方が
おられたら、午後4時からどこかで共有の時間を持ちます。


自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき
「Walkin’About @深日港(大阪府岬町)」

日時:2024年5月19日(日)14:00〜16:00 
場所:南海電鉄多奈川線深日港駅改札 

 昭和12年(1937)の支那事変発生後、艦船の受注が急増した川崎重工業は、工場新設用地として多奈川・深日地区を選定。昭和17年(1942)に川崎重工業泉州工場が設置されました。昭和19年(1944)には近畿日本鉄道が延伸され、多奈川駅が開業しています。昭和20年(1945)7月に工場は空襲を受け、大きな被害を受けました。
 昭和23年(1948)、工場内の船溜まりを改修して深日港が建造され、関西汽船の深日−洲本定期航路が開通しました。昭和31年(1956)、船台跡地に関西電力多奈川第一発電所が設立。昭和33年(1958)には工場跡地に新日本工機(株)岬工場が設立、さらに昭和51年(1976)には船渠跡に関西電力多奈川第二発電所が設立されています。
 深日港には四国航路も開設され、大阪と淡路島・徳島を結ぶ最短ルートを形成していましたが、1970年代以降は大阪港や神戸港を発着する航路の充実もあり、深日港を利用する旅客は次第に減少、連絡急行は平成5年(1993)に廃止となりました。その後関西国際空港の開港、明石海峡大橋の開通による航路再編で相次いで航路廃止、友ヶ島への航路も発着港が加太港へ変更となり、今では当港を発着する定期旅客航路はなくなっています。平成29年(2017)より試験運航として夏季を中心に「深日洲本ライナー」が就航しています。
 深日漁港では、水揚げされ、セリ落とされた新鮮な魚介類が販売されています。セリは出漁した日の15時頃に行われています。岬町は深日港の活性化、航路復活に取り組んでおり、平成28年(2016)には深日港観光案内所「さんぽるた」を開業。休憩所、多目的トイレ、授乳室、キッズコーナー、駐車場などを備え、観光案内・観光ガイド、レンタサイクル、無料WiFiの提供などが行われています。

 今回は、個人的にこの街を探ります。



2024/04/10(水)
5/3(祝) リュックサックマーケット@大谷茶屋


芦屋ロックガーデン・大谷茶屋での「リュックサックマーケット」、
次回は5/3(金祝)に開催します。

今回も出店料無料で、10:30と13:00には
出店者によるプレゼンタイムを設けます。
売りたいもの、譲りたいものがある方、ぜひお越しください。

*僕はこの日、終日大谷茶屋にいます。


リュックサックマーケット
 日時:5/3(金祝)10:00-15:00
 会場:芦屋ロックガーデン・大谷茶屋 参加無料

リュックサックマーケットは、
リュックがあれば誰でも参加できます。
「着なくなった服」「使わなくなった山道具」
「読み終えた本」「自分で作った雑貨・絵」などを
ザックに詰めて、芦屋川の駅から坂道トコトコ、
のんびり30分ほどで到着!
いらないものをサクッとザックから出して出店完了。

大谷茶屋の目の前にある高座の滝をながめたり、
茶屋の向かいにはカフェもあるので、
お茶しながらのんびりマーケット。
お金との交換でもいいし、物々交換も。
誰かのハッピーにつながるといいな。

お問い合わせ 大谷茶屋 ootanicyaya@gmail.com
 https://www.facebook.com/rokkosancafe


2024/04/09(火)
4/10(水) マチ会議


4/10(水)は、19:00よりマチ会議です。

【マチ会議】
 4月10日(水)19:00〜21:00頃 @都市魅力研究室 参加無料
 https://www.toshimiryoku.jp/access.html

 マチの魅力とは、なんだろう?
 訪れたくなる、住みたくなり、働きたくなるまちには、
 何があるんだろう?
 そんなテーマで、自由に話し合います。


2024/04/09(火)
“朗読キネマ”上映会


“映像が視える朗読劇=朗読キネマ”を謳い文句に、
東京を中心に活動している「idenshi195」の朗読上映会を
4/18(木)、5/16(木)、6/20(木)の19:30より
扇町ミュージアムキューブ内マチソワで開催することになりました。
当日は主宰・脚本家・演出家の高橋郁子さんによる
アフタートークも行われます。

「朗読キネマ」とはどういうものなのか?
気になった方は、ぜひご覧ください。
ご予約・お問い合わせ先はこちらになります。
https://idenshi195.peatix.com/

*idenshi195については、こちらを。
 https://idenshi195.com/aboutus/

マチソワは閉鎖空間ではなく、劇場内にあるので、
大きな音を出すイベントは難しいのですが、
ここまでのことは、実現可能のようです。
今後いろんなことができるといいですね。


2024/04/08(月)
みんなでつくる住民参画放送局


次回のうめきたTalkin'Aboutは、守口市立図書館の企画で
何度かご一緒した三宅奈緒子さんに、『みんなのあま咲き放送局』のお話を伺います。

うめきたTalkin’About「みんなでつくる住民参画放送局」
 2024年5月21日(火)7pm〜9pm
 場所:大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 
 話題提供:三宅 奈緒子氏(『みんなのあま咲き放送局』理事・パーソナリティー)
 参加無料

 2023年10月、尼崎市にコミュニティ放送局『みんなのあま咲き放送局』が開局しました。
 この放送局は、阪神・淡路大震災の後1996年に設立され、リスナーとの距離が近いラジオ局として地域の方々に愛されてきた『エフエムあまがさき(FMaiai)』の閉局(2023年3月)を機に設立されました。番組パーソナリティを務めていた方々が有志の方々とともに一般社団法人を設立。エフエムあまがさきの放送免許(82.0MHz)を継承し“住民の住民による住民のための放送局”を目指して資金集めに奔走し、クラウドファンディングも実施。その努力の結果、2023年10月に放送をスタートさせています。

 今回のTalkin‘Aboutでは、同放送局の理事・パーソナリティーの三宅奈緒子さんにお越しいただき、放送局開設に至るまでの取り組みと現在の様子、そしてこれから取り組んでいきたいことを伺いつつ、これからの地域メディアの可能性について話し合います。


※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。

【会 場】
 大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 グランフロント大阪北館 タワーC 713
 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
 *北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【お問い合わせ】
 大阪ガスネットワーク(株) エネルギー・文化研究所 担当:山納 Tel 06-6205-2366


2024/04/06(日)
マチソワ友の会(仮)


10日ほど前に「マチソワの店主募集」について
ご案内をさせていただきましたが、おかげさまでその後
7名の方にご連絡をいただけました。

順次お会いしてお話ししていますが、
店主として、ボランティアスタッフとして
みなさんに今後関わっていただけそうです。

5月以降は、以前のコモンカフェのように、
お店に入りたい方にシフト希望を出していただき
スケジュールを埋めていく形に変わります。

また、現在の早番(13時〜16時半)、遅番(16時〜19時半)を、
マチネ(13時〜16時)、ソワレ(16時〜19時半)に変え、
かつ希望される方がおられたら、マチネ前(10時〜13時)、
ソワレ後(19時半〜21時半)にも使えるようにします。こんな感じです。
https://talkin-about.sub.jp/matineesoiree/%e3%82%b9%e3%82%b1%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%83%ab/

マチソワを開けて半年、ずっと営業を続けてきましたが、
ゴールデンウィークは、少しゆっくりしようと思います。

5/4(土祝)はマチネ時間に大掃除をして、
午後4時からは「マチソワ友の会(仮)」と称して、
通常営業とは違うお茶会(または飲み会)を開きます。
お時間とご興味がありましたら、覗いてみてください。
(人数が多く集まりすぎたら、扇町公園に繰り出すかもです)

木彫りの魚がマチソワに来て、1ヶ月になります。
先日は、向かいの保育園の子どもが来てくれたらいいのに
とお店で話していると、5分後に保育園帰りの子が
廊下でこの魚を見つけて、お母さんと一緒に入ってきました。
この半年間で初めてかも知れません。
この魚は、そういう不思議な力を持っているのかも。

ちなみに後ろの花は紅茶喫茶2cups・yurikoさんの
11周年記念に贈られたものです(今はありません)。
なんだかしっくりきています。


2024/04/05(金)
「ネイティブスピードで英語を読む会」を終了します


4月になり、少し動き方が変わりました。
やることが増えたというよりは、
考える範囲が広くなったという感じです。

いろんな案件を受け取るために、
自分のスケジュールを詰め込み過ぎず
片手を空けておく、そんな構えで臨んでいます。

ということで、これまでのライフワークを
若干整理しつつあるのですが、密かに長く続けてきた
「ネイティブスピードで英語を読む会」を
次回4/11(木)で終了、といたします。
参加いただいてきたみなさま、あしからずご承知ください。

最終回は、この文章を読みます。

NPR "The eclipse gives astronomy clubs an opportunity to shine"(4/8の皆既日食のおかげで注目を集める天文クラブ)

https://www.npr.org/2024/03/16/1238389513/2024-solar-eclipse-astronomy-clubs

オンライン開催です。もし参加したいという方がおられたら、ご連絡ください。


2024/03/31(日)
出町柳散歩(2)


30(土)は昼の12時前に、烏丸今出川の「Bazaar Cafe」へ。
ブラジル料理のストロコツフィを頂きました。
このお店は今年25周年を迎えます。
https://www.bazaarcafe.org/

僕は2001年に「The Bag Magazine」の取材で訪れ、
小山田徹さんにお話を伺いました。その話に勇気づけられ、
3か月後に「Common Bar SINGLES」を始めたのでした。

その後、河原町今出川の「P-act」へ。
演劇関係者がシェアして借りている稽古場空間です。
https://p-act2009.jimdofree.com/

この日は女優の飛鳥井かゞりさんが朗読クラスの稽古を。
来週には発表公演があるのだそうです。また月に一度
「P-act文庫」と題した朗読公演も続けておられます。

午後2時の解散後に桝形商店街に行くと、
「あくび」という焙煎コーヒー屋さんに「山納さん」と。
miguel(ミゲル)という屋号でコモンカフェに入っていた
鈴木さん夫妻でした。お二人はその後堺・大小路の
「SAKAINOMA」というカフェにおられましたが、
2年前にこちらで店を出したそうです。
生豆を洗って焙煎したコーヒーを出しておられます。
https://www.instagram.com/akubi_coffee/?hl=ja

出町柳の交差点では、たまたま自転車で通りかかった
都木淳平さんにお会いしました。
コモンカフェの初期に「ザ・イプセンズ」という
演劇ユニットで公演を続けていただいていた方です。
現在は演劇活動からは離れ、仕事をしながら
下鴨神社の総代をされているのだと。

再集合後の共有は「リバーサイドカフェ」にお邪魔して、
その後「京都市左京東部いきいき市民活動センター」へ。
養正・錦林市営住宅建て替えによせて発行された
「思い出の風景」という小冊子をもらいに行ったのですが、
「夕暮れ社 弱男ユニット」の村上慎太郎さんとばったり。
5月の初めにここで村上さんが指導されている
劇団デマチカヤナギの公演があるのだと。

センターの運営は「特定非営利活動法人 劇研」が
指定管理者として行っているそうで、現在理事長をされている
杉山準さんとも久しぶりにお会いしました。
市営住宅が建て替えられ、まちが大きく変わっていくことから
地域にかつてあった暮らしを聞き、記録として残しておられます。
https://www.gekken.net/SW_IKIIKI/cn15/pg373.html

今回のWalkin'Aboutでは、思いがけない再会に恵まれました。

さて、今回の出町柳をもって、
イベントとしてのWalkin'Aboutは終了いたします。
これまでご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

今後は、個人的まちあるきとしてWalkin'Aboutを続けます。
人が来られれば再集合してシェアの時間を設けますし、
誰も来られなければ、一人でまちを探索します。

次回は5/18(土)に、大阪府岬町にある深日港を訪れます。
もしもこの日に深日港に行きたいという方がおられたら
ご連絡の上、午後2時に南海多奈川線・深日町駅改札前にお越しください。

そんな感じで。


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