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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

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2024.5.10(金) 「全店」とは

伊豆へ行く前に完成させておいた火曜日の日記の公開ボタンをクリックする。次いで水曜日の日記を完成させる。きのう木曜日の日記は文章のみを完成させてWordPressを閉じる。

検索エンジンに「パタゴニア、バギーショーツ 5インチ XS」と入れてみる。するとパタゴニアのオフィシャルサイトの、当該のページが現れた。そこにはきのうパタゴニアの神田店で「全店に在庫無し」と言われた濃い青色があったから即「ショッピングカートに追加」のボタンをクリックする。ウェブショップの在庫は「全店」の在庫とは別なのだろうか。

先月26日に銀行で両替をしてもらった釣銭の在庫が底を突いてきた。今週末を乗り切れないことは一目瞭然である。よって朝のうちに銀行へ行き、金種別の払い戻しを頼んで会社に戻る。

明日は黄金週間が過ぎて初めての週末。商品は、どれくらい売れてくれるだろう。道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へお出しする分としては、とりあえず平日の倍を作るよう、包装係にはメモを残した。

夕刻「ご注文製品を発送しました」の表題を持つメールが「パタゴニアカスタマーサービス」より早くも届く。来月の上旬には、僕は濃い青色のバギーショーツを穿いて、プールサイドのハンモックで寝ている予定である。


朝飯 スペイン風目玉焼き、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、胡瓜のぬか漬け、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 エリンギのソテーとベビーリーフのサラダを添えたパテとソーセージパン2種のチーズ飲みさしの白と赤のワイン


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2024.5.9(木) 伊豆治療紀行(25回目の2日目)

きのうとおなじ手順により足首から膝までを触った先生は「うん、柔らかくなった」、次いで首の両側を押して「快復、早いなぁ」と言った。ここで僕が何を感じるかといえば「からだの具合が整って良かった」というよりも「だったら今日の治療は辛くないに違いない」という安堵である。からだの状態が良好なら、治療もそれだけ早く終わる。

伊豆高原11:02発の伊豆急行は熱海に11:58着。乗り換え案内では12:35発の「こだま714号」に乗るべしと出る。しかし熱海駅の構内を急ぎ足で移動すれば、12:02発の「こだま712号」に間に合う。品川には12:40の着。

品川から新橋に移動をして、昼食の後、いつもの床屋で散髪をする。そこから外苑前まで地下鉄銀座線に乗り、トリッペン原宿店を訪ねる。3月8日にかかとの修理を頼んだ靴は、綺麗に直されていた。きのうからのゴム草履をその革靴に履き替えて、ゆるやかに起伏した道を青山通りに戻る。外苑前のプラットフォームで木綿のセーターを脱ぐ。半袖のポロシャツ1枚では寒さを感じるものの、セーターを着ていては暑いという、微妙な気温である。

地下鉄銀座線を今度は神田で降りて、行きつけの皮膚科で診察を受ける。薬は6月末までの分を処方してもらった。そして今後は「目と鼻の先と」とは言えないまでも、タクシーが必要な距離でもないパタゴニア東京神田を目指す。

2014年に買ったMサイズのバギーショーツは、この10年間の体重の漸減により、今やゆるすぎる。また随分とくたびれてきた。それは冬のころから分かっていたものの、2月9日にR1セーター2着を買ったときには、夏物のバギーショーツはいまだ出ていなかった。

女店員はSとXSを手渡してくれた。XSを先に試着すると、胴回りはこれがちょうど良かった。しかし僕の望む濃い青色は、全店に皆無という。僕は買い物においては、妥協はほとんどしない。「また来年にします」と言うと「そうしてください」と女店員は気持ち良く微笑んだ。

またまた銀座線に乗ってabcマート、無印良品と回る。その無印良品の店内でiPhoneを確かめると、家内と待ち合わせた時間が迫っていた。即、本日5回目の銀座線で日本橋へ移動する。

Tik Tokに東京の美味そうな店が紹介をされていても、その場所が山手線の目白から大崎のあいだ、あるいは山手線の西側であれば、僕は大抵、上にスワイプをしてしまう。何かを買うにしても食べるにしても、それが銀座線の沿線にあれば、行く気もしようというものだ。

そうして浅草19:59発の「リバティけごん49号」に乗り、22時前に帰宅する。外の気温は8℃だった。


朝飯 “Bon Ap”の2種のパイ、牛乳
昼飯 「ドトール」のカルツォーネ3種の魚介のペスカトーレ、コーヒー
晩飯 「吉野鮨本店」のあれやこれやそれや、他あれこれ、「櫻正宗」の「櫻正宗」(燗)


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2024.5.8(水) 伊豆治療紀行(25回目の1日目)

雪駄はかかとを後ろにはみ出させて履くのが粋と、どこかで耳にした覚えがある。それに影響をされたわけではないけれど、手持ちのhavaianasのゴム草履は、僕の足のサイズより2センチメートルほど小さい。それはウェブショッピングに付きものの「試着できない」という問題による。メーラーの「通信販売」のフォルダを検索すると、僕はこれを2007年5月に買っていた。最後に使ったのはバンコク、チェンマイ、チェンライで、2014年9月のことだった。

そのゴム草履を、今朝は久しぶりに履いて会社を出た。靴下は、どこかの旅館でもらった足袋型である。小さすぎる草履はしかし、荷物の容量をできるだけ小さくしたいという僕の性格には合っている。

下今市から09:34発の「きぬ116号」に乗れば、東京11:57発の「こだま723号」には余裕を以て間に合う。しかし今日は乗換駅の北千住に常磐線が遅れて来たため、いささか気を揉んだ。そして伊豆急行の伊豆高原には熱海を経由して13:57に着いた。足元がゴム草履のため、駅前で借りたレンタカーは家内に運転をしてもらって、先ずはホテルに落ち着く。「伊豆高原痛みの専門整体院」での治療は16時30分から。

治療台にうつぶせになった僕の、先ずは両のかかとを外に開いて「どこかに響きますか」と先生が訊く。ここで違和感を覚えたことは、2018年秋に宇都宮ではじめて診察を受けたときから皆無だ。次に足首、ふくらはぎの真ん中あたり、ふくらはぎの最上部と先生は押していき、膝の両側を両手で挟み込んで「微妙」と呟く。今度は首の両側を押して「ちょっと硬い」と言ったから不安になる。からだの調子が良くないときには、それに比例して治療中の痛みが増すのだ。

腰と左肩の数ヶ所を肱で強く押されたときには、思わずからだが弓状にのけぞった。9,000ボルトを発する電子ペンによる痛みは昨月にくらべれば強かったものの、ことし1月のそれからすれば、どうということもなかった。

「疲れだね」と断じた先生から解放されれば後は安楽が待つのみだ。行きつけの焼鳥屋には新しいボトルを入れた。そしてホテルに戻り、入浴をして早々に寝る。


朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、トマトのスクランブルドエッグ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、大根おろしを薬味にした納豆、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 「笹八」の爆弾おむすび、JAVA TEA
晩飯 「和居」のあれやこれやそれや、他あれこれ、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)


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2024.5.7(火) マンデビラ

お金の入ってくる銀行からお金の出ていく銀行へと、インターネットを用いて資金移動をしている最中にiPhoneが鳴る。幾重にも安全対策の施されたサイトの関門を抜けつつようやく辿りついたページででタイムアウトなどということになれば、再度、おなじ面倒を繰り返さなければならない。電話とはまことに「出物腫れ物ところ嫌わず」の道具である。会話は幸い1分と少々で終わり、振替も無事に済んだ。明日から明後日まで伊豆に出かける。会社を留守にする前には、いろいろとすべきことがあるのだ。

会社を留守にするといえば、6月3日発の深夜便でタイへ行く。前日2日の夕刻は忙しい。よって事務机の左手に掛けたカレンダーの6月1日の余白には、特に売上金に関する注意を書き込む。

夕刻、朝に外へ出した幾鉢かを店の中へ取り込みつつ「あっ、すごい」と思わず声が出る。昨年のいつごろだったか、蔓性の植物をいただいた。一輪だけあった花は、いくらも経たないうちに落ちた。だからといって目立たない日陰に移して枯れさせることには気が引けた。以降、秋から冬、そして春と水をやり続けた。その鉢の蔓から、朝には気づかなかったつぼみが紅く突き出でいたから驚いたのだ。つぼみは明日にも開くだろうか。


朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、納豆、茎山葵のおしたし、蕪と胡瓜のぬか漬け、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 茹でた空豆エンドウ豆の甘煮太刀魚の串焼きごぼう天グリーンアスパラガスと豚肉のソテー大根のたまり漬、メシ、「黒龍酒造」の「九頭龍垂れ口」(冷や)


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2024.5.6(月) 八十八夜

お茶を買う、その数量に気をつけなければならない季節が近づいているような気がする。

「自分の畑のお茶と上澤梅太郎商店の味噌を交換しよう」という提案を、ここ何十年もくださる方がいらっしゃる。物々交換でも相手はお客様、ということになるのだろうか。とにかく新茶の季節には毎年、その方のお茶を1キログラムほども買ってきた。

在庫は心を豊かする。しかしこの時期にうっかりお茶を買い溜めると、その方からの1キログラムも含めて在庫は過剰気味になる。よって冒頭の「気をつけなければならない」になるのだ。

今朝は検索エンジンに「八十八夜 いつ」と入れてみた。するとその最上段には「八十八夜は立春から数えて88日目の日で毎年5月2日ごろ。2024年の八十八夜は5月1日」と出た。とすれば、そろそろ油断はできない。

その八十八夜を過ぎても手の指と足のかかとにはアカギレが切れる。かかと用の「キズパワーパッド大きめ12枚入」の在庫はいまだ充分だ。しかし手指用の同「水仕事用10枚入」は、日中に右の中指に3枚を使ったところで残りは数枚になってしまった。いつものように価格.comで値段を調べると、昨年から3割ほども値上がりをしている。必需品であれば逡巡はしていられない。もっとも安い値を付けていたamazonの店ですべての在庫8箱を、次に安い値を付けていた楽天の店で10箱を確保する。

夕刻にiPhoneを探す。「毎日そうして探しているのだから、首から提げておけばよい」と家内は言うものの、救急外来に勤める医師や看護師でもなければ、そんなことはできない。事務室の電話機にその番号を押す。周囲に音は聞こえない。「ということは店だろうか」と考え事務室を出る。ひと月かふた月ほど前にバージョンアップをしたときより微かなものに変わってしまった呼び出し音は果たして、事務室の裏に置いた配達用のトートバッグの中から聞こえていた。めでたし、である。


朝飯 トマトサラダ、牛肉と玉葱のすき焼き風、納豆、めかぶの酢の物、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 納豆素麺
晩飯 「コスモス」のコンビネーションサラダカツレツドライマーティニ、ハウスの白ワイン、家に帰ってからのアイスクリーム、Old Parr(生)


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2024.5.5(日) 規則性

「こりゃ、大変だー」というナレーションと共に終わるアメリカのテレビアニメーションを、子供のころ毎週、観ていた。番組の名は覚えていない。

早朝にメーラーを回したところで「汁飯香の店 隠居うわさわ」に複数のご予約の入っていることに気づく。それらは初見の方からご常連まで、数時間後にご来店の方や、ここ数日のあいだ予約とキャンセルを繰り返していらっしゃる方などが入り交じって、まるで絡みついた糸玉のようだ。それを目にして思わず「こりゃ、大変だー」と声が出る。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」へのご予約は「ぐるなび」をはじめ、電話、口頭、友人知人はそれ以外の方法も用いるから、事務室の壁に貼ったガントチャートにより一元管理をしている。即、4階の食堂から1階の事務室へ降り、その表を手にふたたび4階へ戻る。そうしてきのうの閉店後から今朝までに戴いたご予約を、その紙に記していく。

店の忙しさは、昼を過ぎるころより”continuous”の状況を呈してきた。事務室からもっとも近いところに置いている営業車のホンダフィットは、お客様のお車が最大限の台数で駐められるよう、午前のうちより国道121号線向かいの駐車場に移動しておいた。13時45分より昼食。いくら忙しくても、食事の規則性を保つことは大切である。

連休の最中は特に、お客様が途切れないため、定時に店を閉めることはできない。それでも19時前には明後日の釣銭の準備を済ませて自宅へ戻る。


朝飯 香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ブテチゲ風味噌汁
昼飯 納豆を添えた素麺
晩飯 モロコの佃煮、たまり漬あれこれ、若布と玉子のスープ茹で鶏の香草魚醤ソースメシ、「黒龍酒造」の「九頭龍垂れ口」(冷や)、葛餅


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2024.5.4(土) 紫外線

今年の黄金週間は、前半の3日間は晴れ、谷間の平日は水曜日のみ雨、以降は晴れ続きと、空の状態は理想的なものになりつつある。おとといときのうは晴れても気温は低かった。しかし今日は「水銀柱はうなぎ登り」などと書けば「日本語の作文技術」を著した本田勝一には叱られそうだけれど、とにかく気温が上がって嬉しい。

朝のテレビの天気予報は、宇都宮の最高気温が東京より高い28℃を記録すると伝えていた。とはいえ上澤梅太郎商店は県都より北にあり、且つ社屋は鉄筋コンクリート製のためか、屋内は涼しい。よって午前から頻繁に外へ出て、高い気温を満喫する。まるで日光浴を最大の目的として南へ旅する北欧の人、である。

ところで日本ではここ数年、紫外線を避けようとする人が急に増えた気がする。ということは、日光浴はからだに悪いのか。そのあたりについて調べると、日光を避けるにしても当たるにしても、いずれも程度の問題らしい。

昨年のハジャイでは、日陰を選んでプールサイドにいたものの、ひどく日焼けをして参った。気は進まないながら、今年は遂に、紫外線を避けるための長袖シャツを着る必要があるかも知れない。


朝飯 牛肉と玉葱のすき焼き風、ブロッコリーのソテー、納豆、めかぶの酢の物、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布と長葱の味噌汁
昼飯 納豆を添えた素麺
晩飯 グレープフルーツとベビーリーフのサラダトマトと浅蜊と白魚のスパゲティChablis Billaud Simon 2018シュークリーム、Old Parr(生)


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2024.5.3(金) Luca Pacioli

会計に関する仕事は年度末が忙しいということになっている。しかし町内のそれにおいてはむしろ、年度はじめの方がややこしい。

向こう三軒両隣の「組」から町費を集めるのは地区委員長。東、西、中央の3名の地区委員長から届けられる町費を記帳して保管するのは会計係の僕。その町費は組によって月払い、年払い、半年払い、ときには四半期払いと異なるから、年度はじめの記帳は厄介になる。その仕事に今日は朝の9時から取りかかり、自治会長による出金伝票の処理も含めて11時前にようやく完了する。

ひと息をついて「コンピュータが無くては、この仕事は辛いわな」と思う。「しかし」と、また別の考えも湧く。イタリアではルカ・パチョーリの出現より前、14世紀とも15世紀とも知れないころから商人たちは複式簿記による帳簿を携帯していたのだ。驚く他は無い。

11時以降はようやく普段の仕事に復帰をして、店に立ったり、あるいは道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に複数回の配達に出かけたりする。道の駅の広場ではプロレスが行われていた。今年の黄金週間では、明日の4日がもっとも忙しくなるだろうか。


朝飯 スペイン風目玉焼き、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、肉じゃが、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とキャベツの味噌汁
昼飯 きのうのアクアパッツァの残り汁をソースにしたスパゲティ
晩飯 トマトとベビーリーフのサラダブロッコリーのソテーとたまり漬によるソースを添えたハンバーグステーキチーズCLOS DU MAROUIS 1986“Chez Akabane”のタルト、同パイ、Old Parr(生)


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2024.5.2(木) 関門

きのうの雨から一転して空は晴れた。空気は「パリパリ」と音の聞こえそうなほど乾いて、いかにも5月らしい。ただし気温は低く、それだけは歓迎できない。

着るものを乱れ籠に用意することを前の晩にし忘れても、暗闇の中で誤ることなくそれらを箪笥から取り出すことができる、というのが僕の密かな自慢である。それは、箪笥のひとつひとつの引き出しをシャツや靴下や下着の専用にしていること、もうひとつは同じシャツ、同じ靴下、同じ下着を揃えていることによる。これのできる人は、全人口中の何割くらいだろう。あるいは「そんなことは自画自賛であって、客観的にはどうということもない」と言われるかも知れない。

箪笥の別の引き出しには、gicipiの襟の高い長袖シャツとセントジェームスの長袖シャツという、いわば「よそ行き」が納められている。それらをできるだけ早く半袖のシャツに替えたい。しかし今日の気温では、いまだ無理だ。夏の前には梅雨寒がある。それもまた関門である。

「2024 梅雨」と検索エンジンに入れてみる。関東甲信の梅雨入りは平年並みの6月上旬と出た。その梅雨は長く続き、梅雨明けの後は猛暑の予想もあった。猛暑は嬉しくても、梅雨が長く続くのは嫌だ。

らっきょうの大生産地のひとつは九州南部で、最近は梅雨の最中にしばしば線状降水帯が発生する。「今年は豊作傾向」と伝えられても、たった一度の大雨で不作になり、価格が高騰することも少なくない。「今年はどうか無事であってくれ」と、祈るばかりである。


朝飯 牛肉と玉葱のすき焼き風、牛蒡と人参のきんぴら、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、炒り豆腐、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 アクアパッツァパンChablis Billaud Simon 2018エクレア、Old Parr(生)


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2024.5.1(水) ようやく5月

本文は書けているものの、最上部に置く画像が決まらないから日記を公開できない、ということがしばしばある。この1週間ほどもその連続で、日記の更新がしばしば遅れた。「画像を撮るなど一瞬のことではないか」と問われれば、対象をカメラに納める時間は一瞬でも、それをし忘れることが頻繁なのだ。

列車に乗って100キロメートル以上も離れたところへ行くとか、飛行機に乗って数千キロメートル以上も離れたところへ行くなどのときには、その「し忘れ」は発生しない。行った先には日常に無い風景や文物があるからだろう。

しかしよくよく考えてみれば、日常にあっても、見慣れない風景や珍しい文物には出会っているはずだ。それに気がつかないということは、それを感知する受信装置が錆び付いているからに違いない。

「春が来た」と喜んで防寒のための服を3月のうちに洗濯に出すと、三寒四温の戻りがあって後悔する羽目になる。それを毎年のように繰り返してきた。今年はそれを忘れず、中綿入りのベストや上着はクローゼットに温存した。しかし今日から5月であれば、もう大丈夫だろう。そう考えて午前のうちに、それらを洗濯屋に預けに行く。

寺山修司はむかし、麻布の小さな焼肉屋でちかくのテーブルに見かけたことがある。別のテーブルには石野真子と陽子がいた。「あの空間は何だったのだろう」と、今でも不思議に思うことがある。


朝飯 豆腐の玉子とじ、炒り豆腐、納豆、牛蒡と人参のきんぴら、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 肉じゃが、鮪の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、三つ葉の辛子和え、胡瓜のぬか漬け、湯豆腐、「黒龍酒造」の「九頭龍垂れ口」(燗)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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