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3枚のカードを選んでオークション『オッポチャッカ物語』日本語版、5月17日発売

ケンビルは5月17日、『オッポチャッカ物語(Tails on Fire)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:T.セルナー、イラスト:M.G.オルネラスラモス、2~6人用、10歳以上、20分、2420円(税込)。4月30日まで先行販売中。

ハイデルベア出版(ドイツ)から、『スパイシー』『コヨーテ』『アナンシ』などに続く「光り輝く文化(Radiant Culture)シリーズ」として2022年に発売された。英語版『テイルズ・オン・ファイア』はゲームストア・バネストが取り扱っている。

各自、1~9のオポッサムカードから3枚を選んでスタート。場のファイヤーカードで指示された数から、時計回りに+1大きいカードを出すか、パスをする。9の次は1になるので必勝はない。またパスをしても抜けるわけではなく、再び自分の手番になって前の人より1大きいカードがあれば出すことができる。

他のプレイヤーが誰も出さないまま1周したらファイヤーカードをゲット。最終的に出したオポッサムカードと一緒にしておく。このとき、他のプレイヤーに同じ数字のオポッサムカードがあればそこからファイヤーカードをすべて盗むことができる。

残りカードを回収して再び3枚選び、次のラウンドへ。9ラウンド終了時に手元にあるファイヤーカードの合計得点で勝敗を決める。

手札から3枚選択するときは、最初の数字、他のプレイヤーが出せない数字などを加味して行うため、他のプレイヤーとの読み合いがゲームのキモ。読みが見事に当たっても、棚からぼた餅が起こっても嬉しい。

ケンビル:オッポチャッカ物語 日本語版

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ゴールデンボックス賞2023ノミネート発表

Goldenbox2023ゴールデンボックス・ボードゲームアワード運営委員会は本日、6部門のノミネート作を発表した。業界従事者数十名による推薦・投票で選ばれた作品は以下の通り。

ゴールデンボックス賞は、ボードゲーム制作者にフォーカスして優れた活動を讃える賞。ボードゲームデザイナー・イラストレーター・プロデューサー・ディレクター・翻訳者などの会員が専門家の目で推薦・選出する。昨年は作品賞に『まちがいさがし開発課』、ゲームデザイン賞に『OPEN(オープン)』、アート賞に『破宮の十重奏(デクテット)』、グラフィックデザイン賞に『キャット・イン・ザ・ボックス』、プロダクション賞に『ナッツアゴーゴー』、ルールブック賞に『ゴジラ』、特別賞に『スカウト』が選ばれている。

部門は、総合評価の作品賞、優れたゲームデザイン・デベロップメントのゲームデザイン賞、魅力的なイラストのアート賞、ロゴや演出などビジュアル全般のグラフィックデザイン賞、企画・ローカリゼーション・プロモーションなど製品化に関するプロダクション賞、翻訳やDTPなどのルールブック賞が用意されている。日本語版も対象にはなるが、昨年に引き続き、ノミネートは全て国内のものとなった。

今回の対象は昨年1年間に発売された作品で、年明けに会員が他薦し、会員の投票で各部門3タイトルずつに絞ってノミネートした。本日現在、会員による最終投票が行われており、今月末に各部門賞が発表される予定となっている。

作品賞
・『ゴーアウトガール』(ハレルヤロックボーイ)
・『スノープランナー/Snow planner』(14games)
・『ナナトリドリ』(株式会社アークライト)

ゲームデザイン賞
・『MOT COIN(モットコイン)』(mor!)
・『マイトロッコタウン』(Shun、AYA)
・『沈黙ノ艦長』(赤瀬よぐ)

アート賞
・『Swider(スワイダー)』(イワムラタクヤ)
・『ギブトレ』(OBOtto)
・『ナナトリドリ』(ことり寧子)

グラフィックデザイン賞
・『MUSH SMASH(マッシュスマッシュ)』(西原将矢)
・『ラフレシアン』(遠山美月、藤縄英佑)
・『六華』(高畑慧)

プロダクション賞
・『テープルゲームズ』(橋口貴志、神山剛)
・『ハーベスト』(郡山喜彦、岡野翔太)
・『六華』(橋本淳志、野澤邦仁)

ルールブック賞
・『ハーベスト』(郡山喜彦、岡野翔太、井上磨)
・『RATORO ラトーロ』(Sunny)
・『ラフレシアン』(堀和紀、藤縄英佑、遠山美月)

note:ゴールデンボックス ボードゲームアワード 2023 ノミネートの発表