ニコライ・バーグマン（フラワーアーティスト）

1976年デンマーク生まれ。鉢物卸業をしている父とフローリストの母の間に生まれ、幼いころから自然たっぷりの環境で育ってきた。
フラワーデザインを学んだビジネスカレッジを卒業後の19歳の時、父が仕事の関係で縁のあった日本行きを提案。1人で来日し、日本の文化、草花に触れるうちに大きな感銘を受け、日本の花屋でアルバイトをすることを決意。
全く日本語は話せず、遠い異国の地での一人暮らし。労働時間の長さや生活環境に戸惑いながらも、花に対する情熱を忘れることはなかった。
地道に働いた滞在4年目、大きな転機が訪れる。あるファッションブランドのギフト商品のコンペに参加。「狭いスペースに積み重ねられるもの」というテーマのもと、考えた結果、ニコライさんの代名詞とも言える「フラワーボックス」が誕生した。
そのコンペには落選するものの、店頭で販売したところ、斬新な形の花に注目が集まり始める。フラワーボックスのヒットを契機に、有楽町・六本木ヒルズ・新宿・大阪、南青山と次々にお店を展開。
日本の草花とデンマークのフラワーデザインの要素を組み合わせ確立した、独自のスタイル。そのフラワーデザインは、様々なイベントでも使用され、彼にしか作り出せない独特の世界観に注目が集まる。