ちょっと気になると夜も眠れない。 武器、装備全般 Ans.Q どうでも良いことなのに…、誰か助けて! |
955 |
なぜソ連(ロシア)は122榴を使っているのでしょうか? 師団砲兵に装備させる場合、10榴と比較して威力は上でしょうが重量が重い事によるデメリットの方が大きい様に思えます。そもそも威力を追求するなら15榴を師団砲兵に組み込めば良い訳でやっぱり中途半端な気がします ペンダント |
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13164739878
一旦、口径が決まると変更するのが大変みたいですね。
ウクライナとの戦争でロシアは弾薬不足に陥りそうになると
北朝鮮や旧ソ連の同盟国から弾薬を補充してるみたいです。
まさのり
76ミリ野砲は対戦車用途も兼ねるため高初速砲となっています。
ソ連も他国に倣った10榴の導入を検討したのですが、対戦車用途には使いづらいため76ミリ野砲を置き換えるわけにはいかず、12榴を置き換えると火力減少となるので、10榴導入は却下されます。
短砲身15榴は日本軍の九六式と同じぐらいの射程。対して軍砲兵が持っていた長砲身15榴は同じく八九式15加に近い射程でした。
なお、独ソ戦が始まると師団砲兵の短15榴は撤廃され、生産も中止されます。
師団砲兵にとっては重く機動性に劣るわりに射程が短いため、中途半端な存在と判断されたのです。
そのかわり軍砲兵は必要に応じてライフル兵師団の火力増強に派遣されるという仕組みになりました。
そのため軍砲兵の勢力は強大なものとなり、砲兵旅団あるいは砲兵師団となる場合もありました。
こうした経緯で師団砲兵は12榴までとされたので、他国の師団15榴より威力が劣って見えますが、大戦末期以降は160ミリ迫撃砲も師団に配備されているのです。
超音速
片
片
954 |
米軍がプロペラ効率を上げるために採用した、カフス付きプロペラですが、同時期の他国にはほとんど採用例がありません。どうしてでしょう? 米軍の一種の機密事項だったのでしょうか?それとも米国がカフスを採用してほどなくジェット推進時代が到来したので、今さらプロペラ推進を改良する意義が見いだせなかったのでしょうか? 備後ピート |
カフスの構造は、外殻が板金整形で作られ内部は発泡ゴムが注入されています。ブレード本体には接着剤で取り付けますが、回転バランスをとるため非常に慎重に取り付ける必要があります。
ブレードの修理の際は取り外しますが再組立ての時も同じ。
したがって製造・修理の手間、コスト・重量・故障リスクが増えます。
機密じゃなかったとしても、すすんで導入したいものではありません。
効果は効率向上のほかエンジン冷却性の向上があります。
高高度は空気が薄く放熱性が悪いので、B-29やP-47にはエンジンの過熱対策でカフスがついています。
同じくカフスつきのF4Fも2段2速過給R-1830エンジンが過熱気味でした。
同じエンジンでもカフスの有無がまちまちですが、展開地域や運用環境によってエンジンが過熱気味となるからだと思います。
カフスとは別の過熱対策として手っ取り早いのはプロペラスピナーを外すこと。あとはカウリング開口部増加やオイルクーラー拡大、強制冷却ファンなどがあります。
戦後のターボプロップ機は大馬力を吸収する必要性からカフス付きが多いです。
超音速
953 |
大砲は弾を発射した後、圧縮空気で内部のごみを吹き飛ばす必要があるとのことです。砲身内清掃装置と呼ぶらしいですが、これについての質問です。 1. そもそもごみとはどのようなものでしょうか。発射薬の燃え残り、覆帯がライフルを通過するとき掻き取った(掻き取られた)金属粉、あるいはこれらの混合物でしょうか。またこれらが残存するとどのような弊害があるのでしょうか。 2. この装置はどんな太さの砲にも必要なのでしょうか。20mm,25mm,37mm などの機関砲にはついていないのではと想像するのですが。 3. 圧縮空気はどのように用意されるのでしょうか。艦砲なら艦内の空気配管があるかもしれませんが、野砲にはありません。後退する砲身のエネルギーを利用するのでしょうか。 よろしくお願いいたします。 電気戦艦 |
>発射薬の燃え残り、覆帯がライフルを通過するとき掻き取った(掻き取られた)金属粉、あるいはこれらの混合物でしょうか。
だいたいそんなところです。
薬嚢式や燃焼式薬莢の場合はそれらの燃えカスも含まれます。
それらのカスには火薬の燃焼ガス成分が吸着しています。
>またこれらが残存するとどのような弊害があるのでしょうか。
火薬の燃焼ガスは硫化化合物が含まれているので、硫化化合物が付着してしまったゴミは清掃しないで砲身内に残しておくと砲身内が急速に腐食します。
砲ではありませんが旧日本軍も三十年式歩兵銃(三八式だったかも)が採用された当初、配備された小銃の銃身内径が広がってたったの二年で使用不能になるという開発時には予想もしていなかった事例が頻発し、調査の結果火薬の燃焼ガスによる腐食が原因と特定され、清掃方法の見直しと改訂が実施されています。
おうる
電気戦艦
砲弾や信管の不良による場合もありますし、砲身に問題がある場合、あるいは撃発装置に問題がある場合、使用方法に問題がある場合もあります。
砲身内に汚れが残っていて……というケースは無いわけではありませんが、全体から見ればレアケースと考えていいと思います。
清掃装置が壊れた砲が腔内爆発を起こしたとのことですが、清掃装置が働かなくなって汚れがたまったせいでというのは考えにくいと思います。御存知とは思いますが、砲弾の直径は砲身の内径よりも大きく、それを高いガス圧で無理やり押し込むことで砲弾を砲身の溝に食い込ませて回転運動を加えさせながら打ち出します。砲弾を押し出す際の抵抗の大きさは多少のゴミが詰まった程度は無視して良いレベルの誤差であり、まして軍艦なら毎朝清掃もしてるんでしょうから砲身内にその日撃った分の火薬の燃えカスが多少残っていたからといってそのせいで砲弾が砲身内に詰まるなんてことはまず考えられないでしょう。
実際のところは清掃装置が圧縮空気を送り込まなくなったせいで砲身の冷却が間に合わなくなり、砲身が過熱して変形したか、あるいは砲身内の摩擦抵抗が極端に高くなったのが直接の原因じゃないでしょうか?
あるいは運悪く砲弾の出来が悪かったか、信管が不良だったという可能性も無いわけではありません。
いずれにせよ一部の装置が故障した砲が腔内爆発を起こしたからと言って、その故障した機会が爆発事故の原因だったと決めつけることはできないと思います。
おうる
電気戦艦
他の艦は分かりませんでした。
hush
・アイオワ級のは空気利用のようです。窒素ガスは伝聞によるものかもしれません。
・戦艦では、主砲を発射すると自動的に清掃装置が働き圧縮空気により砲身内部の清掃が行われます。その後尾栓をあけ、次の弾を装填する、ようです。
・装置の構成図が知りたいのですが、今のところわかりません。尾栓のすぐ前に高圧空気のパイプが開口しており、空気噴出方向は円周に接するようなものでは、と想像します。噴出口が複数あると旋回流(サイクロン)が形成され、ゴミを噴き出すのに具合がいいのかな、と思いました。そのうち詳しい構成図を見つけられる時を待っています。
・薬莢を使うものではどうなっているか興味あります。
電気戦艦
>>大砲は弾を発射した後、圧縮空気で内部のごみを吹き飛ばす必要があるとのことです。
ご質問の装置は、砲弾を再装填する際に砲手に危険をもたらさないようにする目的のものだと思います。(排煙・高温ガス・一酸化炭素ガス等の逆流防止。)
http://www.navweaps.com/Weapons/WNUS_16-50_mk7.php
4. Air purging was used on these guns in order to quench and remove smoldering particles as a preventative measure against flareback. In movies or pictures, this purging can be seen as a small puff of white smoke that is emitted a few seconds after the gun fires.
http://www.navweaps.com/Weapons/WNIT_15-50_m1934.php
A compressed-air smoke scavenging system was used to remove propellant gasses after the guns fired.
>>6・薬莢を使うものではどうなっているか興味あります。
戦車砲、艦載速射砲などでは↓の排煙器が該当するかと考えます。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Bore_evacuator
船員さんができる長期の防食対策は地道な掃除でしょうね。(開発の方なら装薬に添加物をいれる等いろいろやっていると思いますが。)
太助
電気戦艦
>>7で言及したevacuatorの概略ですが、
設置目的は砲身内の燃焼ガスを砲口から排出し、砲塔内部への逆流を防ぐものです。
下にポンチ絵を作りましたが、動作イメージは以下の通りでしょう。
一般的かは判りませんが排煙器と砲身の連絡管を斜めに設置しています。排煙器自体は単なる圧力容器と考えてよろしいかと。
□排煙器
■砲身
*燃焼ガス(高圧)
・燃焼ガス(低圧)
@砲弾が砲身内にある間は、砲身内も排煙器も高圧の燃焼ガス(↓図の「*」)で満ちています。
□□□□□□□
□*****□
□□□\*\□
■■■■■■■■\*\■■■■
**********
砲尾 ********** 砲口
**********
■■■■■■■■/*/■■■■
□□□/*/□
□*****□
□□□□□□□
A砲弾が砲身を離れると、砲身内の圧力はすぐに下がります。一方で排煙器圧力は連絡管が細い為、すぐには圧力は下がりません。
するとどうなるか?
排煙器から高圧ガスが砲身内に吹き出てきます。連絡管が砲口に向かってついているので、高圧の燃焼ガスは砲口に向かって流れます。(↓図の「*⇒」)
こうして排煙器から砲口への流れができると、砲尾〜排煙器間の燃焼ガス(↓図の「・→」)も流れに引かれて砲口へ向かいます。この頃になるとタイミングをみて砲尾閉鎖機を開けます。
□□□□□□□
□*****□
□□□\*\□
■■■■■■■■\*\■■■■
・・・・・・→**⇒
砲尾 ・・・・・・→・・→ 砲口
・・・・・・→**⇒
■■■■■■■■/*/■■■■
□□□/*/□
□*****□
□□□□□□□
ちなみにevacuatorの採用は大戦後のはずです。それ以前はベンチレータや運用で戦車砲塔内の環境を保っていたんですね。
太助
電気戦艦
952 |
旧日本海軍の高射砲の砲弾について質問です 89式12.7センチ高角砲の砲弾は重さが開発時に作業員の体力を考えて35キロ以下に抑えて34.3キロにしたとのことですが それでも30キロオーバーは重すぎると思うのですが。 手で抱えて34キロの砲弾を装填架に置く作業を続けるとなると戦闘時間が長くなると疲労し連射速度の大きな低下を招いてしまうのではと思います。 アメリカ軍の当時の5インチ砲は装薬と砲弾が分離していて重い砲弾側の重量が25キロで比べると軽量になっているようですが 当時の日本軍で高角砲の作業員から砲弾が重すぎて改良してほしいと要望が出たり、戦後の米軍の調査で砲弾が重すぎると評価されたりしなかったのでしょうか? おでんくん |
戦前、米俵60sを運んで一人前の男性とされていましたから、30s以上あっても問題あるとはされなかったと思いますし、戦前の日本で、「砲弾が重すぎて改良してほしい」と作業員が要望を出したらリンチに遭うでしょう。
hush
おうる
御指摘ありがとうございます。
旧陸軍のほうは、その後、それではB29に対抗できないため、高射砲の口径増大に向かい、旧海軍のほうは発射速度の低下という「運用側の意向」により10p高角砲を開発したということでしょうね。
このクロスは興味深いですね。
hush
砲弾を軽々つかんで次々セットして1〜2秒に一発くらいの速さで連射している動画を見たことがあって
日本軍の高角砲の砲弾重量調べたら34キロもあると知ってこんな重い砲弾を見た映像のように次々撃つのは難しいのではないかと思い質問させてもらいました。
たしかに米俵60キロに比べたら高角砲の弾は軽いですね
回答ありがとうございます
おでんくん
http://www.navweaps.com/Weapons/WNUS_3-50_mk27-33-34_museum_pic.jpg
このような外見の砲であれば3インチ(7.6センチ)で薬莢含め11kg程なので「軽々と」扱うように見えてもおかしくないかと。
元自
https://www.youtube.com/watch?v=mYpvtU1SDEk&t=150s
1〜2秒に一発とまでは行かないものの、3:40〜の所で、約20秒の間に4発を装填・発射する様子が写っています。
ぱやーん
951 |
WW2時に実用化された高射砲用の近接信管砲弾ですが これは大戦中期に投入されましたが、そうなると対戦初期はまだ砲弾は時限信管式が使われていたことになりますけど 時限信管式と近接信管式の砲弾でそれぞれ一発当たりの製造にかかる時間と費用はどれほどなのでしょうか? あまりに製造に時間がかかったり高額なら時限信管式から移行に時間がかかるのではないかと思いました。 そこまで旧式砲弾と差がなく一気に移行できたのでしょうか? それとも大戦中期〜後期でも時限信管式高射砲弾の製造も続いて一部で使われ続けたのでしょうか? おでんくん |
アメリカ軍の近接信管です。
ドイツも近接信管の研究はしていたはずですが
アメリカ軍の大砲で使われたVT信管についての質問です。
おでんくん
信管自体も、大量生産の結果、最初の$732から1945年には$18まで下がっています。
では、近接信管の採用により、時計式の生産がなくなったかというと、水中に没する太平洋戦線では使用されたもの、欧州ではバルジの戦いまで秘密保全の立場から使われなかったので、生産が中止されていないと思っています。
hush
たしかに秘密保持で使用していなかったなら時限信管式を使っているはずですね。
> 信管自体も、大量生産の結果、最初の$732から1945年には$18まで下がっています。
すさまじいコストダウンで驚きです。値段が1/10以下にまで抑えるとは
VT信管は時限信管に比べてとてつもなく高額だというイメージだったんですが
高額ではなかったんですね
回答ありがとうございます。
おでんくん
おうる
フォロー多謝。
hush
950 |
水難事故対策用として消防署のレスキュー隊は救命索発射銃を装備しています。 単発式グレネードランチャーのような形状をしており、空気圧で救命ロープや浮輪を斜め上に発射するのですが、照準器が粗末なのです。 発射体は山なりに飛ぶのに、小さな照星と照門がついているだけなので、銃身の仰角は勘で決めるしかなく、良好な命中率は期待できません。 同じように発射体が山なりに飛ぶM79には立派な照準器がついているのに、緊急事態に一発必中が求められる救命索発射銃の照準器が粗末なのはなぜでしょうか? 追記:「メーカーに聞け」というご意見があろうかと思いますが、複数の機種が同じ仕様なので、「当局の指導」などがあるのではないかと思い、投稿させていただきました。よろしくお願いします。 PIAT |
そうでしょうか。
救助対象者に当たったらまずいでしょうが、その近在に落としてからロープを操作して近くに持っていくのなら、高価な照準器を装着しても意味がないように思いますが。
hush
正確性がそれほど要求されないという理由は考えていませんでした。
20年ほど前、川の中洲でキャンプしていたグループが増水した川に流され、十数人が亡くなるという水難事故があり、救命索発射銃を使ったのですが、外れてしまい、再発射したときは手遅れでした。
テレビで遭難場面が放送され、私は衝撃を受けたので、救命策発射銃は正確さが必要と思いこんでいました。
他に情報やご意見のある方は、どうか投稿願います。
PIAT
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%A2%E7%99%BA%E5%B0%84%E9%8A%83 の一番下にある写真を見ますと、ライフルを改造したものと思われる索発射銃が多数見られます。当然、何らかの照準装置を持っているとは思われますが、艦船間で索を張り渡すためのものです。
これに対し、同Wikipediaの説明では「日本の消防が採用している空圧式救命索発射銃の射程は、ロープ付きゴム弾が約90m、浮環弾は約80mとされる」と舞鶴消防本部の発表に基づいて書かれており、120‐230mとされる他の空圧式索発射銃よりかなり短いように思えます。
あまり、射程を長くしたり、きちんとした照準をつけると銃刀法上での問題が生じるという可能性もありますが、そのような射程なら簡易照準でもよいと考えられた可能性はありますね。
hush
照準の改良はさほどむつかしいとは思えませんので、必要であればやっていると思うのですが。
hush
遠弾でいいんです。引きずってるロープが必要なとこまで届けば
とおり
テレビ(Eテレ:みいつけた)で救命索発射銃の訓練風景を見たのですが、溺れている遭難者のかなり遠くに浮き輪が落ちていました。
照準が不正確すぎると思ったのですが、ロープを引っ張れば、浮き輪が遭難者に届くわけですね。
実は、市街地でクマやイノシシを捕らえるため、動物の頭上から投網をかける器具のアイデアがあり、救命策発射銃を投網の発射に使えないかと考えたのが、今回の質問のきっかけでした。
PIAT
949 |
高度な質問ばかりで恥ずかしいですが。 1915(大正4)年の時点で最強の実用拳銃/実包はなんでしょうか。第2次イーペル会戦のころです。 段々畑 |
たとえば、銃弾の威力は大きいが、命中率は異常に低いとか、その逆というような特性があります。この場合、どちらが最強かというのは主観の問題ですので、それが分からない以上、仰るより「高度な」質問だと思いますが。
hush
>主観・・・ではなく定量的な銃口エネルギーでお願いします。
.38spの登場が19世紀末で、銃口エネルギーは250Jくらい。.357Mgは戦間期です。それで、WWIの前には登場していた45ACPの500Jより以上のものがあったのかどうかをお聞きしたかったのです。
>銃弾の威力は大きいが、命中率は異常に低い・・・
黒色火薬以来の.455Webleyをおっしゃっておられるなら納得です。1915時点では300Jほどでしょうか。WWIIのある将軍が「拳銃で死んだのは敵味方で7人。全部部下で、暴発」。
段々畑
門外漢なので頓珍漢かもしれませんが、.45ACPよりは銃口エネルギーは大きいかもしれません。
Wikipediaには、
・.45コルト弾は1872年に開発されたアメリカ陸軍に採用された拳銃弾である。
・リボルバー用弾。
・1904年には.45コルト弾を自動拳銃に適合するように短縮し、リムレス化した.45ACP弾が開発された。
太助
超音速
.45coltは登場時は黒色火薬で銃口エネルギー350J程度でした。それがいまや1,500Jの実包がリリースされています。45ACPも当初の500Jからいまや1,000J超えです。
実包は、同じ呼び名でも時代により変わっていると思います。重ねてですが歴史としてWWI初期の拳銃事情が知りたいのです。
超音速様 有難うございます。
>7.63x25mmマウザーは対象内でしょうか。
もちろんです。個人的に好きです。似たコンセプトで、ちょっと後の7.62×25mmTokarevも好きです。FMJなら至近距離でビッグゲームの頭蓋骨も貫通できそうです。
段々畑
まさのり
一応言い訳しておくと、Wikipediaですが以下の記述があったんですよ。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/.45_ACP
The resulting .45 caliber cartridge, named the ”.45 ACP”, was similar in performance to the .45 Schofield cartridge and only slightly less powerful while significantly shorter than the .45 Colt cartridge that the United States Cavalry was using at the time.
確信はないのですが、.45ACP登場時の比較かと思います。定性的ですがね。
あとは単純な話ですが、.45Coltは.45ACPよりも火薬が多く詰められそうです。同時代の拳銃弾に同じような性能の火薬が使えたという仮定があれば、Wikipediaの内容とも矛盾しません。もっとも、この仮定からの計算結果を元にWikipediaの記述が作成された可能性もありますが。。
弾毎に火薬が違うと使う方が大変かもしれませんし、安全の面も気になりますが、近年のデータですか?1500Jの品があるのでしたら、500Jや600Jのニーズもあったと考えるのが自然ではないでしょうか。つまり同時期で比較すると.45Coltは.45ACPよりもpowerfulではないかと。
太助
パラベラム弾(Luger P08)がドイツ陸海軍に採用されたのはたしかにWWI直前です。バランスというかピストルからサブマシンガンまで、マクロでいえばタマの汎用性は兵站では重要と思います。ミクロでいえば当時の9×19の銃口エネルギーは400Jほどで、.45ACPを下回るかと。
太助様 有難うございます。ご紹介のサイトは形容詞が多いようで、定性的かもしれません。
>近年のデータですか?1500Jの品があるのでしたら・・・
妄想でたびたび安易・安直に訪れておりますWikiの、List of handgun cartridgesの
https://en.wikipedia.org/wiki/.45_Colt からです。鹿やクロクマ、さらに自家ロードでは.44マグナムなみとあります。でも、現代の話です。皆様のおかげで、私が知りたいWWI初期の最強(また叱られそう)の拳銃弾は、500J前後でドングリの背比べだったようです。
段々畑
いわゆるストッピングパワーを数値化する式では同じマズルエナジーでも口径が大きい方が有利となる計算ですね。
反対に貫通力や射程を重視すると小口径高速弾のほうが有利です。
私が挙げた7.63mmマウザーは貫通力と射程で優れていますけど、ボトルネック薬莢なので製造コストがかかり、コストパフォーマンスの点では不利になるでしょう。
なにが最強かは状況に応じて変わってくると思います。
超音速
https://hb-plaza.com/forums/topic/9mm%E3%81%A845acp%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/
上記サイトにも有るようになかなか優劣は付かないみたいですが…
段々畑さんはマズルエナジーを重視してるみたいですが、当たらないと意味がないとか
上記サイト内にあるコンクリートブロック等のハードターゲットには効果が有るが、人体は命中箇所が重要
ストッピングパワーは数値化出来ないので分からない という意見に対しどういう考えをお持ちなのでしょうか?(笑)
まさのり
まさのり様 有難うございます。ごめんなさい。
>当たらないと意味がない >ハードターゲットには効果、人体は命中箇所が重要 >ストッピングパワーは数値化出来ないという意見に対しては・・・
わたしの質問はそれほど高度のものではありません。ここはお歴々の集う場所で、1914ころの拳銃事情(歴史)を知りたかっただけです。意見をいうつもりは。
段々畑
拳銃の弾数では、ブローニングハイパワーとモーゼルミリタリー。
一般的に使えると言うと、ルガーとモーゼルにストックを付けて使う。
信頼性でルガーとモーゼルでは、環境に強いモーゼルでしょうか?
後、ルガーとモーゼルは、威力の点で9x25モーゼル弾がマイナーですが、有る。
ストックを付けて、フルオートで撃てるとするなら、バースト的に使う事が出来るなら、モーゼルが上位には、入るかな?
青江
青江様はじめ、こちらには昔から大変お世話になっております。
ハイパワーとは装弾数の多さ。オートマ拳銃を横にして射つのは映画の演出、ただしモーゼルなら反動を利用して水平に掃射できるなどとご教示いただきました。わたしの質問は装弾数や一定時間の投射火力ではなく、1914ころの拳銃事情(歴史)を知りたく、タマ1発の銃口エネルギーを。アメリカの45口径信仰とピストルによる狩猟の経過を知りたかったのです。
段々畑
948 |
ヘルメットに関して質問します。第一次世界大戦初期までドイツ軍で使用されたピッケルハウベの突起部の目的は白兵戦での頭突き戦術を想定したものでしょうか?フランス軍のM26ヘルメットにみられる鶏冠状?ウルトラマンの頭みたい?な突起部の目的は何なんでしょうか?ヘルメットの剛性補強かなとも思いますが my |
M26は、フランス陸軍主計総監の名を取ってアドリアン・ヘルメットと呼ばれるM15の改良版で、突起は榴弾の破片から身を守るための偏向板です。
hush
おうる
947 |
いつもお世話になっております。 日本陸軍の第四師団の装備について質問です。 以前第四師団は主力軽機関銃に十一年式軽機関銃を装備している、というのをここで教えて貰いましたが、その後装備の更新はあったのでしょうか。 それとも十一年式軽機関銃を終戦まで主力軽機関銃に使っていたのでしょうか。 よろしくお願いいたします。 みかん段ボール |
第4師団は大阪の部隊ですので、大阪府下の図書館で関連する従軍記、特に機銃兵のそれを探してください。
https://calil.jp/ https://calil.jp/local/osaka で、歩兵第八連隊や淀部隊のような検索をかけるという方法もありますし、図書館のリファレンス・サービスを利用するという方法もあります。日本の古本屋等のサイトで関連する書物を探してもよいでしょう。
その中に使用している軽機関銃の種類が書いてあるものもあると思うのです。
地道な方法になりますが、正解にたどり着ける日が来ることを祈っております。
hush
946 |
ボルトアクション方式でストレートプルというのが有りますが、いくつかのデメリットがあり一般的ではありません。その中でシュミットルビン、マンリッヒャーM1888、Lee navy m1895、がありますが、Lee navyだけ機関部が斜めになってます。これは他のストレートプルのライフルと何が違うのでしょうか? まさのり |
2. 同様に構造図、または部品の写真を探す。
ボルト・アクションの構造がある程度分かっているなら 1.だけで理解できるはず。
タンジェント
945 |
フランスというか世界初の無煙火薬使用弾のルベル小銃ですが、この小銃はチューブマガジンとなってます。後にボックスマガジン使用の小銃が出てきたにも関わらず、第一次大戦後まで主力小銃でした。尖頭弾が使いずらい、弾を撃ち切ったら1弾々装填するのが面倒くさい、銃全体の短縮化が難しい 等々 難点があるにも関わらず使われた理由って何でしょうか? まさのり |
実際、リー・エンフィールドなどは1895年から60年間ほど使用されていますが、いまだに現役の部隊もあるそうです。1960年代に採用されたM16などもそうです。
そしてルベルの場合はM1886のモデル名が示すように1886年の採用で1940年まで使用されたとなっていますが、後継のベルティエ小銃は1916年には採用されています。
hush
もしかしてベルティエ小銃への更新って塹壕戦の影響ですかね。?
まさのり
あれからベルティエを調べていたら http://mgdb.himitsukichi.com/pukiwiki/index.php?%BE%AE%BD%C6/%A5%D9%A5%EB%A5%C6%A5%A3%A5%A8%BE%AE%BD%C6 等によると最初の騎兵銃モデルが1892年、ライフルのほうは1907年に採用されているようです。だとすると、ルベルが1916年まで更新されなかったのはなぜかということになり、それを調べていましたら https://en.wikipedia.org/wiki/Lebel_Model_1886_rifle にルベルが愛用されたのはマガジン内に8発、緊急用に2発の計10発を収めることができたからと書いてありました。これに対し、ベルティエは3発(後に5発)だったので、その差が大きかったようです。
hush
944 |
核兵器について質問です。 威力可変型核弾頭というものがあり、数キロトンから数百キロトンの間で威力を選べるというものです。 しかし素人目には「なんでわざわざ威力を落とすの?」と思います。 少し調べたところ、「小型核の使用なら敵からの報復も小型核にとどまる」という理由がみつかりました。 これも疑問で「報復が怖いなら最初から核使わなきゃいいじゃん。敵の自制なんかあてになるの?」と思います。 偉い軍人さんや政治家は本気で等価報復?みたいなのを信じているんでしょうか? 酔来亭天福 |
例えば、破壊したい目標の近辺に中立国の大使館があるとかです。
酔来亭天福
威力を落とす→戦争当事者同士がオーバーキル或いは周辺国にダメージがある。下手をすると地球にもダメージを与える。戦争の目的が失地回復の場合放射能汚染に晒された土地どうするの?それは福島原発事故のその後を考えたら…
報復が怖けりゃ…→その昔、毛沢東という中国の独裁者が核兵器は「張り子の虎」と評していました。なかなか使用できないけどハッタリには使える みたいな。
まさのり
やはり核兵器に関することは機密扱いでしょうから推測するしかないですね。
酔来亭天福
943 |
軍事に限った話じゃないですが・・・ 海難事故の映像とか見ていると事故を起こした船舶の近くで、激しく白煙と閃光を放ちながら燃えている物体が海面に浮かんでいたりすることがあります。 あれって信号弾ですよね? 信号銃から撃ちだした信号弾って水に浮かぶんですか? それとも別物ですか? おうる |
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14158673259
海岸に漂着した信号弾で子供が怪我をした事例もあるみたいです。
まさのり
942 |
簡単な質問です。一般に、弾丸と薬莢はどのように接続されていますか。ゆるゆるで差し込むだけではまずいし、接着剤的なものを使うのもちょっとかなと考えます。私は、弾丸部分を薬莢先端に軽く圧入すると思っているのですが。 電気戦艦 |
使用済みの薬莢に弾丸を込めなおす、リローディング作業の動画を探すと分かりやすいかと思います。
使用する Reloading Press という器具を探すと良いと思います。
タンジェント
電気戦艦
941 |
レバーアクションライフルですが、現代販売されてるのを含んでも殆どがチューブマガジン式で、弾倉式なのは私が知る限り ウィンチェスターM1895とブローニングBLRくらいです。これは何かこだわり、理由が有るのでしょうか? まさのり |
前者はメカ全体が冗長しますし、後者はただでさえデリケートで強力な弾丸が使いにくいレバーアクションのデメリットが強調されてしまいます。
既存のメカニズムの組み合わせであまり成功してない、あるいは採用例が少ないのはそれなりのデメリットが存在するからで、こだわりとか趣味趣向が理由になることは無いと思って良いでしょう。
おうる
https://youtube.com/shorts/8h7WqPH9dIU?feature=share
この動画を観ますと弾倉式よりチューブ式の方が良さげですね。
https://youtu.be/8uePsf0SJ1o
となると上記の動画のレバーアクションライフルや設問にある2つのレバーアクションライフルは、他のレバーアクションライフルと違う機構とかあるの?という疑問が湧きます。
まさのり
チューブマガジンのM1873だとトリガーが完全に銃本体に固定されていますが、質問で挙げられた2丁はどちらもレバーを動かすとトリガーが銃本体から一度離れる構造になっています。
ウインチェスターM1895はボックスマガジンを採用し、なおかつ反動の強力なフルサイズライフル弾を使用するためにレバー機構全体を大型化し、レバーのリンク機構でボックスマガジンを左右から挟み込むようにしています。そしてトリガー自体もリンク機構の一部に組み込んでいるため、レバーを動かすとトリガーが銃本体から一時的に離れるという、よく見るとかなり複雑なメカニズムになっているのが伺えます。
ブローニングBLRはレバーアクションをウインチェスターライフルのようなリンク機構で動作させず、ギヤ機構によって動作させるものであり、全く別の構造になっています。
>>2の最後の動画に出てくる銃は動作機構自体はウインチェスターM1873と同じリンク機構を内蔵したものであり、ボックスマガジンを採用するためにマガジン取り付け部分をリンク機構の前に配置しています。このため、トリガーとマガジンの間に隙間が出来ています。
流行りの拳銃弾を使うカービン銃というコンセプトだから成立しているもので、軍用や大型獣狩猟用のフルサイズライフル弾は使用できません。
おうる
https://youtu.be/Hk9U8Q5xz0U
この動画を観ておうるさんの説明が理解できました。
まさのり
レバー上下動作の必要性からレバーアクションライフルの射撃姿勢は、ほとんどがスタンディングや中腰射撃です。
ニーリング射撃では、そのレバー上下動作は少々苦しいものです。 机や土嚢などへの依託射撃ならまぁ可能でしょう。
プローン射撃でのレバー動作の繰り返しはそのままでは非常に操作し難いものです。
銃を横向・水平に持てばレバー操作可能ですが、熱い薬莢が自分に飛んできます。
つまりレバーアクション動作の銃は、ボックスタイプマガジンにしたり強装ライフル弾仕様を出しても実用性に劣ります。
繰り返しになりますが、プローン射撃が不向きでは軍用や精密射撃に不適な銃です。
従って銃メーカーはレバーアクションライフルの発展性を捨てました。 それが、今でも続いています。
オートマチックライフルの全盛の現代、上で紹介の現代版レバーアクションライフルは精密射撃より趣味性重視のものです。
軌跡の発動機?誉
どのみち無理やりボックスマガジン仕様にしても自動銃ほどの火力はなく、強力な弾丸を使うにはレシーバーの強度も出しにくく、それならノスタルジックに古風なチューブマガジンで気分を出す方がいい、ということでしょう
レバーガンの強みが生きるとしたら比較的近距離での連射・・・例えばブッシュガンですが、これなら尖頭弾を使う必要もなく、チューブマガジンの欠点も露呈しませんし
とおり