模擬台車による軌間変換試験を開始します!
フリーゲージトレイン(FGT)の開発状況について
北陸新幹線 金沢〜敦賀駅間の開業に向けて、弊社は、独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(以下、鉄道・運輸機構)が開発している軌間可変技術を基に、国土交通省および鉄道・運輸機構と連携して、北陸ルート仕様(耐寒・耐雪、地震対策、交直流対応など)に適合するフリーゲージトレインの技術開発を進めています。
このたび、模擬台車による軌間変換試験を開始することになりましたので、お知らせします。
※注釈 フリーゲージトレイン(FGT)とは
異なるレールの幅(軌間)を直通運転するために、軌間変換装置(GCE)を通過することで自動的に車輪の左右間隔を変換(軌間変換)できる車両です。
レール幅 新幹線1,435ミリメートル、在来線1,067ミリメートル
1 模擬台車による軌間変換試験
(1)場所
福井県敦賀市(北陸本線 敦賀駅構内) GCE実験線(新設)
(2)開始時期
平成26年10月
(3)試験概要
模擬台車にけん引車を連結して軌間変換装置を通過させ、軌間変換動作の確認などの試験を実施します。
2 今後の計画
平成26年度中に、北陸ルート仕様のフリーゲージトレイン試験車の設計・製作に着手し、GCE実験線で得られた結果を反映させ、平成28年度中に走行試験を開始する予定です。
(1)試験車両
車両数 6両編成
電気方式 交流25キロボルト(60ヘルツ)、直流1.5キロボルト
(2)走行試験予定線区
新幹線 北陸新幹線
在来線 湖西線および北陸本線