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オーブンなしで作るパン

炊飯器

魚焼きグリル

フライパン

オーブントースター

たこやき器


炊飯器で焼くパン

  1. パン生地を作る。(粉250g(中種含む)、水、砂糖大さじ1強、塩小さじ1/2強)
  2. 炊飯器の釜の内側に油を塗って生地を入れて一次発酵させる。保温機能は熱すぎるので使わない。
  3. 2倍に膨らんだらパンチして丸め直してまた釜に入れる。
  4. また2倍に膨らんだら炊飯スイッチON
  5. 焼き終わってスイッチが切れたら(保温モードになったら)再びスイッチON。(※1)
  6. スイッチが切れたら(保温モードになったら)一度蓋をあけてパンを裏返して再びスイッチON
  7. できあがり。釜から出して網の上でさます。

※1 最近の炊飯器は、スイッチが切れて本体が熱いうちは再度スイッチを入れても入らないことがあります。その場合は、一度コンセントを抜いて、再び入れてみます。それでもダメなら蓋を開けてちょっと冷ましてから(蓋に温度センサーがついてるので)、スイッチを入れてみてください。

(試作感想) 大きなおまんじゅうの様なパンができます。外側がカリッとやけるよ。子どもでも簡単に焼けるのがGood!

魚焼きグリルで焼くパン

  1. パン生地を作る。
  2. タッパーの中などで一次発酵する。
  3. 1個40g程度に分割して丸める。乾燥しないようにカバー等をして二次発酵させる。
  4. 魚焼きグリルの受け皿に水を張り、強火で30秒空焼きして内部を暖める。
  5. アルミホイルに油を塗り、その上にパン生地を載せる
  6. 弱火で1分半(時間は目安。生地が焦げないように見張っていよう)
  7. 裏返して1分半(同上)
(試作例)



フライパンで焼くパン

  1. パン生地を作る。
  2. タッパーの中などで一次発酵する。
  3. 1個40g程度に分割して丸める。。
  4. フライパンにオーブンペーパーを敷き(火の当たりを柔らかくするため)、パン生地を並べて蓋をして、二次発酵させる。
  5. ガスコンロに魚焼き網を載せ、その上にフライパンを置く。例2では魚焼き網を使わず、薄い高温焼成レンガ(\100)をフライパンに置いてその上で蒸し焼きしてみた(注意!フライパンは空だきになるので、傷んでも惜しくない物で、頑丈な鉄製を使うべし。
  6. 蓋をして弱火で数分(時間は目安。生地が焦げないように臭いに注意するなど見張っていよう。ガラス蓋が便利)
  7. 裏返し数分(同上)
(試作例1)クリームチーズ&レーズン入り平焼きパン。2004.10.2
(1)
魚焼き網の上にフライパンを載せる。二次発酵が終わった天然酵母パンをシートごと載せてガラス蓋をして点火。
(2)
薄く色づくまで弱火で10分。裏返して10分。
(3)
上は同じパンをオーブンで焼いたもの。

[感想]
中に具が入る「お焼き」や「あんパン」の様なパンは、生地が膨らまなくても具で美味しいので、フライパンで焼くのに向いている。膨らみが悪いとは言っても、オーブンの場合の8割程度なので問題なし。焼きたて直後はふんわり度でオーブン焼きに負けるが、翌日はしっとり度でフライパン焼きの方が美味しい。
今回は予熱なしで焼き始めた。ドライイーストだとこれでまた余計に発酵が進んでしまうので、天然酵母パンが向いている。


(試作例2)バターロール 2004.9.1

(1) (2) (3)
鉄製フライパンで高温焼成100円レンガを予熱 二次発酵が終わったパンをシートごと載せる 大さじ一杯(小さじ1杯で良い)の水を入れて蓋をして弱火で20分。蓋を開けて蒸気を飛ばしてから裏返して10分
(4) (5)
右は同じ生地をオーブンで焼いたもの 断面を見るとやはり厚みは半分(^^;

[感想と反省]
 (3)の段階ではかなり大きく膨れて、蓋にくっつく程だったが、10分焼いて裏返そうと触ったらつぶれてしまった。(その時、まだ裏側も焼けめがついていなかった)水の量が多すぎて温度が低かった。予熱をもっと熱く、焼くときの火力ももっと強くした方が良い?。
この、レンガを敷いて最初に蒸気入れて焼く方法は、火加減を工夫すれば良いパンが焼けそう。ただし、30分も空だきしたフライパンは表面が傷んでしまった。金属タワシでこすり、油を塗って高温で焼く(油が樹脂の様な膜を形成するらしい)工程をやり直したら復活。その後は普通に卵焼きでも餃子でもくっつかずに焼けています。
フライパンで焼く場合、フライパンに接しない部分はどうしても焼きが甘くなるので、皮を楽しむハード系パンには向かないのではないかと思います(試作してないので実際はわかりませんが)。食パン生地か菓子パンがお勧め。


オーブントースターで焼くパン

  1. パン生地を作る。
  2. タッパーの中などで一次発酵する。
  3. 1個40g程度に分割して丸める。乾燥しないようにカバー等をして二次発酵させる。
  4. 油を塗ったアルミホイルに載せ、火加減に注意しながら5分〜10分焼く。(オーブントースターは一般に高温すぎるので、切ったりつけたりを繰り返し、上にアルミ箔を被せたりする)
(試作例)ドライイーストによるミックスベジタブル+ツナマヨパン
温度設定が二つある機種だったので、「ピザ・フライ暖め」キー(低温)で5分+「トースト」キー(高温)で5分。

表面が焦げ気味だが、それなりに普通のパンが焼けた。



たこ焼き器で焼くパン

  1. パン生地を作る。大玉18個の場合、粉160gが良い。
  2. タッパーの中などで一次発酵する。
  3. 1個30g程度に9分割して丸める。乾燥しないようにカバー等をしてベンチタイム15分。
  4. 丸めた生地を手刀で転がしながら2分割する。(スケッパーで切ったり、無理に引きちぎったりしないこと)
  5. たこ焼き器に薄く油を塗って生地を並べて(2次発酵なしで)4分弱焼く。裏返して4分弱。
  6. 焼成直後は中まで火が通っていないので,、たこ焼き器のスイッチを切って最低15分は置いておく。たこ焼きならば「あじあじ」と言いながら焼きたてを食べるがパンの生焼けは不味いです。

※成型方法は「ぱくぱく★しゅがーぼーる」http://cookpad.com/chip_kun/index.cfm?Page=recipe&RecipeID=138200&Mode=fullを参照のこと。

(試作例)ドライイーストによる電子レンジパン生地使用。
強力粉180g+牛乳130+塩3+砂糖大さじ1+ドライイースト小さじ1+キャラメルチョコチップ


生地量が多かった。焼いている間に膨らんだ上半分が、裏返した時に潰れたため、やや詰まったパン。キャラメルチョコチップが溶け出し、かなり甘いパンになり、焦げやすかった。これだけ甘いとカステラ並み。発酵時間かけてパン生地を使う必要があったのか、ホットケーキミックスで焼いた方がいいんじゃないだろうか、たこ焼き器で無理にパンを焼かなくてもいいんじゃないだろうか、とあれこれ考えてしまった。
次回チャレンジすることがあるならもっとパンらしい味のするハード系の生地でやってみよう。

「オーブンなしで焼く」と言いながらオーブントースターはオーブンの仲間ではないかとの抗議が殺到しそうだが(ウソ)、上記5つの方法のうちで、オーブントースターを使う方法が一番パンらしく焼ける。
「ダッチオーブン」は、火加減に注意すれば、普通の台所のオーブンと同じパンが焼ける。
「パン焼き鍋」「無水鍋」についてはよくわかりません。すみません。


■高価な道具を買わずに工夫することが好き。少し前までオーブンを持っていなかったので、オーブンなしでパンを焼くことにとても興味があります。