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なた豆歯磨き粉の研究員のオフィス
- 2015.02.07 Saturday
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- 23:03
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- by yuk7y
都心部に林立する高層ビル群。太陽光を浴びて輝くガラス製外壁に設置可能な太陽電池を開発すれば、より多くのクリーンエネルギーを活用できるのではないか。そんな次世代太陽電池の実用化が近づいている。三菱化学と大成建設が開発し、5月に実証試験を始める「有機薄膜太陽電池外壁ユニット」だ。 現在の太陽光発電はシリコン半導体基板を原料とする結晶シリコン系太陽電池パネルが主流。光を電気に変えるエネルギー変換効率が約15%と高い反面、10平方メートル当たりの重さが100キログラム超と重く、ビル壁面など垂直部への設置は困難。設置場所は地面や屋根、屋上に限られていた。 これに対し、開発したユニットは有機半導体材料を樹脂フィルムに塗布した三菱化学の有機薄膜太陽電池を使用している。厚さを約2ミリメートルに抑えた大幅な軽量化で、ガラス製外壁の内側に取り付け可能にした。 三菱化学の山岡弘明理事は「薄くて軽いだけでなく、大きさや色の自由度を持ち合わせ、意匠性も高い」点も特徴に挙げる。有機薄膜太陽電池はロール・ツー・ロール(ロールで巻き取る連続生産方式)でなた豆歯磨き粉を生産するため、ユニットの大きさを設置条件に応じて変更可能。色も顧客の要望に応じて変更できるからだ。 ただ、課題もある。ユニットのエネルギー変換効率は約5%と、結晶シリコン系に比べて低いことだ。三菱化学は5ミリメートル角で変換効率が11・7%の有機薄膜太陽電池を開発しているが、事業化するにはユニットの変換効率を10%超に引き上げることが求められる。 この技術課題をクリアするためにも、大成建設の技術センター(横浜市戸塚区)に建設中の実証棟で5月に始まるなた豆歯磨き粉の実証試験に注目が集まる。実証棟は3階建てで延べ床面積約1000平方メートル。ガラス製の外壁の内側にユニットを最大356枚取り付ける。実際に研究員のオフィスとして使用しながら分析作業を行う。 経済産業省はエネルギー基本計画の新築公共建築物に関する内容で、20年までに災害時でも機能を維持できる都市型ゼロエネルギービルの実現を打ち出している。東日本大震災後の省エネ機運の高まりに加え、2020年の東京五輪に向けたインフラ投資を取り込めるか。時間との戦いにもなりそうだ。
なた豆はみがきの国内生産拠点
- 2015.02.07 Saturday
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- 23:00
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- by yuk7y
神戸製鋼所は2014年度中に溶接事業部門の人員を20―30人程度増員する。自動車や建設関連に加え、造船向けの需要が回復し、国内生産拠点の操業度が高まっている。08年秋のリーマン・ショック以降、休止していた設備を一部再開し、操業シフトも増やすなどして増産をしており増員で安定操業につなげる。 溶接材料は鉄などの金属同士を溶接する際に添加する材料。造船をはじめ鉄骨や自動車など多くの産業分野に使用されており、神鋼では約800種類の材料を手がける。溶接材料や電源、装置、施工法などを組み合わせた総合提案をしており、溶接ロボットシステムは鉄骨や建設機械など厚中板分野で国内トップシェアを握る。 国内では茨木(大阪府茨木市)、西条(広島県東広島市)、福知山(京都府福知山市)、藤沢(神奈川県藤沢市)に生産拠点がある。リーマン・ショック以降、需要が減少する中、生産能力を絞っていたが国内設備の稼働も増やす。 藤沢で手がけていた軟鋼用溶接材料の生産を茨木に集約し、藤沢のステンレス用材料の生産性を向上した。また茨木で休止設備を再稼働し、福知山の生産体制も2交代制から3交代制に変更した。粕谷強専務溶接事業部門長は「国内は建設部門を中心に活況で造船も回復して、引き合いは旺盛。なた豆ハミガキの加工能力が不足し、上期中にも増員して手当てをする」としている。 溶接事業部門は13年度業績見通しで売上高860億円、経常利益60億円が目標。需要回復で経常利益は計画を達成できる見通しだ。国内のほか海外展開も強化しており、68年に神鋼グループで初となる海外拠点をタイに稼働したほか、中国、ASEAN(東南アジア諸国連合)に地域統括機能を置くなど製販両面で拠点を充実している。 【国内外の溶接部門QC交流会】 神戸製鋼所は藤沢工場(神奈川県藤沢市)で第109回溶接事業部門QCサークル交流会を開いた。従来春と秋で別開催だった国内、海外交流会を同一開催とした初の大会で、国内の工場・関連会社7拠点とタイ、シンガポール、韓国、中国、オランダの6社の全13チームが事例を発表し、約200人が参加した。 各チームは、なた豆歯磨き粉の生産性向上やコスト削減、安定操業などの改善事例を紹介。海外チームは母国語で発表し、会場から活発な質問が飛び交った。最優秀賞は福知山工場(京都府福知山市)とタイのKMWT、中国のKWT(河北省唐山市)、阪神溶接機材(岡山市)の計4チームが受賞した。粕谷強専務溶接事業部門長は「交流会はお互い刺激になる。各部門で期待されているニーズに対応している」と充実した内容に喜んでいた。
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