ゆかたんブログ

IT戦士ゆかたんこと岡田有花のブログです。フリー記者ですが、ブログには記事未満のいろんなことを書きます。

レシピ本は電子書籍で買うべきだ

昨年まで私、「本は紙で読む派」でした。

理由は

・ディスプレイより読みやすい

・読み終わったら売れる

 

ですが、紙だと外出先に持っていくのも重いし、かさばるし、確かに売れるけれども、売る作業が正直めんどくさい、売るまでの管理(きれいに読むなど)も面倒だと思い、今年からは電子書籍Kindle)中心に買うことにしました。

 

そして、特に、レシピは電子書籍が「神!」だと気づきました。

・買い物先で「あの本に載ってたあのメニューを今日は作りたいけど、材料何がいるんだっけ?」と思った時に、すぐに確認できるから!

 

先日、紙で買ったレシピ本に載ってたメニューを作りたくてスーパーに行ったのですが、材料がうろ覚えでメモも持ってきておらず、「書名」「レシピ名」でググったところ、何となく必要なものは分かったんですが、量が分からず、適当に買ったら、やっぱり材料が足りなくてもう一度スーパーにいく羽目に・・・

 

 

レシピ本も全部電子書籍で買ってしまえば、そんなことはなくなる!出先でもスマホを開けば材料を確認できる!

 

というわけで、まずこれを買いました。

 

おいしそー!わくわく!

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「断捨離したら現金が出てくる」は本当だった…


昨年末ごろから勝間和代さんがはてなブログに積極的に投稿されるようになり、その徹底的な「効率化」の考え方に、すっかりファンになりました。

 

この年末年始、勝間さんの本を何冊か読んだのですが、そのうちの一冊「2週間で人生を取り戻す! 勝間式汚部屋脱出プログラム」中の一説に「私だけかもしれませんが、断捨離すると現金が出てくる」といった内容のことが書いてありました。

 

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(「2週間で人生を取り戻す! 勝間式汚部屋脱出プログラム」(勝間和代著)より )

いやーさすがにそりゃないでしょ、と思ってたら・・・・出てきたよ・・・w
封筒に4万円ぐらい入ってました。ああ、これ、昔「いつ結婚式に呼ばれてもいいようにピン札置いておこう」と思って忘れてたやつや・・・

さらに、まったく覚えのない銀行のキャッシュカードまで出てきました。1700円ぐらいしか入っていなかったけど。

 

というわけで、断捨離、おすすめです。

 

私は片付けが苦手なので、これまで片付け本は何冊も読んできました。その都度学びはあったけど、勝間さんの断捨離本は、著者の実感や経験がこもっていて、かつ、目線が読者と同じで、ほかの本にはない説得力がありました。

 

もともと片付け上手な人が教えてくれるのではなく、汚部屋の人がプロ片付け師に教わるのでもなく、汚部屋だったご本人が、自分で考え実践して、「幸せ」になっている。書いてある内容は自己啓発本ですが、目線が上からではなく、かつ、ロジックに筋が通っているので非常に受け入れやすかったです。

 

勝間さんの家がブログの写真のように綺麗になったのってほんのここ数年なんですね。ビフォーアフターのビフォーも恥ずかしがらずに出していて、「この状態からあそこまできれいにできたなら、自分もできるかも」「やりたい!」と思えました。(残念ながら我が家はまだ全然片付いてないですが・・・!) 

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 (「2週間で人生を取り戻す! 勝間式汚部屋脱出プログラム」(勝間和代著)より )

 

その後私は立て続けに「ヘルシオホットクック」「ヘルシオ」まで買ってしまったのですが、たいへん重宝しています。その話はまた書きますね。

 

 

本が「売れない」時代に……編集者の「今」を知る 『重版未定』『“天才”を売る』を読む

 編集者ってどんな仕事なんだろう・・・そんな疑問に答える本を読みました。

 

 弱小出版社の編集の姿を本人が漫画で描いた『重版未定 弱小出版社で本の編集をしていますの巻』(川崎昌平作)と、漫画編集者のインタビュー集『“天才”を売る 心と市場をつかまえるマンガ編集者』(堀田純司著)です。

 

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 両書とも「編集者」の姿を描いていますが、ほぼ対極といっていいほど見え方が違う一方で、根底では通じ合っており、2冊を読むことで編集者の「今」がリアルに見えてきます。(以下、ネタバレありです)

 

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「重版未定」が描く、出版不況下の編集者の厳しさ

 『重版未定』は、弱小出版社の編集者が自ら描いたという漫画です。シンプルで温かい雰囲気のイラストで、シビアな出版業界の姿が描かれています。出版点数を稼いで何とか食いつなぐ、自転車操業な出版社の様子です。

 編集長「お前さあ、何を考えてこの本を編集した?」

 主人公「間に合わせることだけを考えました」 

 編集長「ならOK」

(第1話 「入稿」より)

主人公「企画を発表します、○○です」 

同僚「類書の売り上げは?」「無理だろこれは」「原価率36%以下にできないか」「実売印税8%以下で書いてくれる有名人なんていないだろ」

(第3話 「企画会議」より)

  とにかくシビアです。数字だけを追っている、追わざるを得ない中小出版社の現実。「編集現場ってこんなに数字第一なのか!」と驚かされました。

  一方で、こんなシーンも描かれています。

 主人公は「バンバン重版のかかる本」を出せず、編集長に辞表を提出しますが、編集長にこう言われます。

「重版しない本はダメな本なのか?」「重版して儲かって・・・それが何だ?」「1000人の読者が求める本と1万人の読者が求める本は違う」「1万人のために編集すると1000人を見捨てることになる」「1万人が求める本ばかり編んでいたら似たような本だらけになる」

(第15話 「辞表」より)

 出版不況の中で「本を編集する」とは何なのか。絵も表現も軽く、クスッと笑えるシーン満載で楽しく読めるマンガながら、深く考えさせてくれます。

 

「面白さ」を追求する編集者たち……「“天才”を売る」

 『“天才”を売る』は、そのアンサーソングのような書籍です。『少年ジャンプ』や『少年マガジン』などそうそうたる漫画雑誌から、『ハーレクインコミックス』『コミックシーモア』など新興媒体の編集者に、「漫画編集とは」を尋ねたインタビュー集。

 「売れる」作品を作ることは大前提にしながらも、「面白い作品を作りたい」と真剣に考え、作家と伴走する編集者の姿をあぶり出しています。根底に流れているのは、編集者の漫画家への敬意です。

 

「だって、マンガ家さんって、ずっと座ってマンガを描き続けることを職業として選んだ人たちなんだよ。その覚悟は尋常じゃない。それだけで頭が下がります。(中略)。本当にめちゃくちゃ尊敬しています。編集者は、そういう漫画家のケツを拭く仕事だと思っています」

(『P.249 『ハーレクインコミックス』明治理子さんインタビューより) 

 

 筆者の堀田さんはそれぞれの編集者に、「いかにも売れなさそうなマイナーテーマ(例えば「ポーランドの革命の英雄のマンガ」)をマンガ家さんから提案されたらどうしますか?」と聞きます。ほとんどの編集者が「ボツにはしない」と話します。

 

――たとえば、まだ賞を獲ったばかりの新人に『僕はポーランドの革命の英雄を描きたい。これを描けないとマンガ家になった意味はない』などと、渋すぎるテーマを提案されたら、さすがに『それはやめとこうよ』とは言わないでしょうか?

 

「いや、それは相撲の話といっしょで、その場でボツには、僕はしたくないですね。『それは相当難しいぞ』という話をして、そこで考えられる『なんで難しいと言うか』という理由をお伝えしたい。その上で『それらのハードルをクリアしたアイディアを考えてみてくれませんか。そうしたら、可能性はあるかもしれません』という打ち合わせをしたいと思います」

(p.36 『少年ジャンプ』小池均さんインタビューより)

 売れるマンガとは、市場のニーズを数字で分析し、「ニーズのないもの」を切り捨てるような通り一遍のマーケティングからではなく、作家の情熱や思い入れから生まれるものであるという考え方は、どの編集者にも共通しているように思いました。

 

 2冊から見えてくるのは、出版社の厳しい現実と、それでも「売れる売れない“だけ”にとらわれず、文化の担い手であろう」「面白いものを作ろう」と奮闘する編集者の姿です。『重版未定』では業界のビジネスとしての厳しさがよりシビアに描かれている一方で、『“天才”を売る』は、一歩引いた形で、作家とともに編集が生み出す「作品」そのものによりフォーカスしています。

 

「お金だけほしいなら、ほかの仕事をしたほうがいい」

 

 筆者は10年以上、Webで記事を書く仕事をしてきました。紙の書籍の「部数」に相当するのは、Webでは「ページビュー」(PV)や「シェア数」に当たると思います。無料媒体の場合、PVは広告売り上げに直結しますから、PVを追うことは、ビジネス上は「正義」です。

 

 ただ、PVを稼げる記事は「芸能ニュース」や「話題のゲーム・アニメの最新情報」または「炎上ネタ」だったりします。『重版未定』の表現を借りれば「1万人のための本」に近いもので、こればかり追っていると疲弊することもあります。

 そんな中で読んだ今回の2冊には、現実を知らされるとともに、勇気をもらいました。

 『重版未定』では、出版社の社長がこんなことを言います。

出版はもう商売にならない。だから稼ごうとしなくていい。文化を創る手伝いをしなさい。

(第14話 「決算」より)

 

 『“天才”を売る』には、こんな言葉がありました。

「今時は世知辛くなりましたから、『五万部の数字を持ってる作家を連れてこなきゃダメだよ』とか平気で言う人もいるようになりましたね。そういうのはもはや企画や面白いといったこととはまったく関係なく『札束もってこい』と言っているのと同じではないか、と感じることがあります。途中をすっ飛ばしてお金だけ欲しいなら、こんな商売はやらずに、みんな株やFXでもやったほうがいい」
(P.280 『モーニング』 宍倉立哉さんインタビューより)

 

 自分も文章を仕事にしているからには、新しいことや面白いことをを伝えて、文化を創る手伝いをしていきたいなあと、改めて思いました。

2016年お疲れ様でした

気づいたら1年以上ブログを書いていなかったようです。

 

今年もいろいろありました。

 

ネットで記事を書く仕事に対して悩みを深めた1年でもありました。

 

ネットの「今」は、この記事に象徴されているように思います。

 

japan.cnet.com

 

 ソーシャルメディアの登場で「感情や個人的信念への訴え」が、さらにしやすくなり、「見たいものだけを見る」環境で感情が”増殖”されるようになった。

 

この記事をここに貼り付けるという私の行為も、「見たいものを見て、言いたいことを代弁してくれる記事」を拡散しようとする行為なんだなあ。

 

メディアとしてのインターネットが、マスメディアよりも醜悪なものになってしまった・・・という感覚が強まった1年でした。

 

 こうした感情的発言は米メディアや有名ブロガーにも見られるが、本人たちは自らを「客観的事実に基づいて判断する知的層」だと信じており、自分たちがpost-truthの担い手である自覚はまったくない。

 

私もこんな感じかもねえ。

 

今年はふらふらとした発信をしてしまいましたが、来年は洪水のような流れに任せず、自分の足で立つことを、もう一度しっかりと意識していきたいです。

 

では、よいお年を!

インターネットは逆転したなぁ

 

1990年代のネット黎明期から活躍されている林雄司さんがこのように書かれていて、共感しました。

 

私は2003年から2011年にかけて、クリスマスを女1人で過ごす様子を記事にしてきました。03年当時は「女が1人でクリスマスを過ごす様子を記事にする」ことそのものが珍しかった記憶があります。

ITmedia +D PCUPdate:やっぱりキミは来なかった 「線メリ」と過ごすひとりきりのXmas

 

当時のインターネットは、社会のはじっこにあって、「クリスマスは1人」であることがしっかり自虐的でしたし、1人のクリスマスを過ごす日は、恋人や家族と過ごせる人を羨ましく思っていました。

 

でも、今のインターネットでは「1人のクリスマス」が多数派で、恋人や家族と過ごすとは言いにくくなった。何だかこの10年で、逆転した気がします。

ちょっと毛色は違いますが、「ネットで人生、変わりましたか?」という言葉の意味も、180度変わったなぁと思いました。

 

ネットで人生、変わりましたか?」は、わたしの著書のタイトルで、2003年~06年ごろに、ITmediaで書いたインタビュー記事をまとめたものです。

 

ネットがきっかけで出会ったり、仕事を得たり、夢を実現した人を描いていました。ネットで人生が素敵なほうに変わった人を、描いていました。

 

当時は、インターネットが人生に深くに関わってくるということ自体が珍しくて、ネットと人生を結びつけたこのタイトルは、手前味噌ですが、新しい価値観を提示していたように思います。

 

10年経った今となっては、誰もがネットを当たり前に使っていて、人生の一部に最初からネットが組み込まれているので、「ネットで人生、変わりましたか?」は、そもそも問いとして成り立たない。

 

今あえて「ネットで人生、変わりましたか?」って問う時は、ネットで人生が良い方に変わった人ではなくて、むしろ、ネットで炎上して人生終わった人を連想するように思いました。

 

たった10年で、逆転してしまったなぁ、と。

アメリカのハロウィンがガチすぎて引いた

トピック「ハロウィン」について

こんにちは。

先日、「お前ブログを6月から更新してないだろ」と言われてびっくりしました。8月ぐらいが最後だと思ってた。ほんとに6月だったぜ・・・

 

さて、ハロウィンですね。ここ最近は日本でも定着した感ありますが、本場はアメリカですよね。先日グアム(アメリカ領)にいったところ、まだ9月だったんですが、すでにスーパーにハロウィングッズがたくさんならんでいました。

 

でもそのグッズが、ちょっと日本のとは違ったんですよ。

 

日本のハロウィングッズっていえば、かぼちゃのランタンとか、かわいい仮装とかですよね。そういうのもまぁ、アメリカにもあったんですが(↓こういうやつね)

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まぁ、かわいい(?)仮装グッズもあったんですが

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幽霊がガチだった。

 

こちら、近づくと顔がせり出してきて光り、音が出る幽霊です。暗闇に現れたらマジでこわいです。おしっこちびります。

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骸骨もリアルですよ。

 

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 理科室の人体模型みたい。

 

極めつけは、ゾンビの手足。

 

左下にご注目。

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アップにするとこんな感じですよ。

 

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・・・とまぁ、日本人のセンスでは絶対できないだろうなというガチさ加減で感動しました。これが本場のハロウィンやで・・・