心が叫びたがってるんだ。

心が叫びたがってるんだ。 イラスト

映画『心が叫びたがってるんだ。』の成瀬順ちゃんのイラストを描いてみました。
放映時は気になりつつも見ずじまいになっていて…最近やっと見たんです。
とーってもいい映画でした!
タイトルでピンと来た人はぜひ見てみて下さい。
とても優しい映画ですよ。

そして!ヒロインの成瀬順ちゃんがとても可愛いんです!
小動物的な動きや仕草がとてもいちいち良いです。
田中将賀さんの絵が好きなのもあってすっかりお気に入りのキャラクターになってしまいました。

絵の背景に3DCGを使おうと思って結局使わなかった話

この絵。
BusStop_800

この絵は元々は3DCGを使って背景を描く絵の習作にしようと思って描いたもので、Unreal Engine 4を使ってバス停を簡単に作って、
ue4_busstop

風景をいい感じにセットアップして、
ue4

キャラクターの絵を描いて、
BusStop_20160229_8h

でも、背景は結局手作業で描いて完成に至りました。

イメージ通りのものを細かいとこまで作ろうとすると、手で描いた方が自由がきくし早いです。
たぶん3DCGを使うなら手で描くのが面倒な複雑なものとかProceduralに生成しやすいもの(植生とか)が特に向いてるのかもしれないなと思いました。

更新

サイトのデザインをリニューアルしてました。ついでに、非公開にしていた文章系のコンテンツも公開に戻しました。日記とか読書記録とか。昔はまめに文章を書いていたんだなぁとか読み返しながら感心してました。自分でも書いた覚えのないものも多くて、さすがに5年も前のものになると記憶に残らないものなんですね。

ウェブの世界が完全にモバイルファーストになったのが5年前と大きく変わった所でしょうか。今回はレスポンシブに対応するよう気をつけてリニューアルを行いましたが動作確認など網羅的にやったわけでもないのでレイアウト崩れが生じていたらすみません、てか教えてくれると助かります。

サイトを更新しました

コミケの準備とか告知とかしないといけないのに、何となくサイトのデザインをリニューアルしたくなってしまったので。定期的にサイトをリニューアルしたくなる気分に駆られるし、そういう時でも無い限りサイトをずっと放置してしまうので、タイミングを逃す訳にはいかないのです。

ともあれ、コミケ準備を急ぎます。

最近の更新

1. 絵を2つ掲載しました。
 ・Playing with a cat
 ・Cross Road
pixivにはアップしてませんが、それはまだ絵が未完成というか、後で加筆をしたいと思ってるからです。

2. 視線計測の記事を書きました。
詳細はこちらで:Eye Tribeでアニメ視聴時の視線を計測してみた

3. サイトの外観に変更を加えました。
トップページに記事一覧があった方がわかりやすくて良いかなぁと思ったので。

めったに更新されることのないサイトなので、もうちょっとアクティビティ上げたいなといつも思ってます。
描きたい絵や漫画、書きたい記事やコードは色々とあるのに、なんだろうやる気が足りないのがいけないんだろうか。

MBA

プログラミングや絵などの作業時はいつもこんなポーズでやってます。ラッコ的な。
 利点:ベッドの上で寝転んで作業できる  欠点:パソコンの放熱でとても暑い
冬は暖かくていいんだけど、夏はけっこうつらい…。

最近CLIP STUDIO PAINT PROを使い始めたんですが、なかなか良いです(この絵もそれで描いた)。
SAIに比べると塗りに少しやりにくさを感じたけど、慣れれば機能豊富な分いろいろ出来そうな感じ。
Macを使うようになってからSAIが使えないという理由でお絵描きから遠ざかってしまってたけど、
これでまたちょこちょこ描いていけそうです。

数学する遺伝子

数学する能力の生物学的基盤についての議論。<数に対する生得的な感覚(数覚)>と<抽象的な表象能力>の2つが数学を可能にした。前者は動物にも見られるが後者は人間に固有な心的能力。足し算を計算する時、概算をする状況では頭頂葉の数・空間処理系を用いるが、厳密な計算をする際には人は言語を用い、前頭葉の言語関連領域が活動する。言語を含むシンボル的な表象能力が数学(特に算術以上の高度な数学的能力)には重要だが、数学的思考は必ずしも言語によるのではなく、パターンに対する推論や洞察のプロセスが発見をもたらし、論理的証明はその後でなされる。

プルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか?

文字を読む際の脳の働き方の解説書。言語機能は人間に元から備わっている生得的な能力ではあるものの、こと文字に関しては人類に取って比較的新しいもので、実際3000ほどある世界の言語のうち文字を持つ言語は100に満たない。ヒトの脳には文字情報を処理するための独自の回路が生まれつき備わってはいないため、既存の回路をうまく作り替えて対応しなければならない。そのため書記体系によって脳の働き方も異なり、英語話者と中国語話者とでは脳の働き方が異なるし、また面白いことに日本人はそのどちらとも違う脳の使い方をしているようだ。

Grand Theft Childhood: The Surprising Truth About Violent Video Games and What Parents Can Do

テレビゲームが子供に与える影響、特に暴力性など負の側面の影響に関する研究を一般向けに解説した本。ゲームと暴力的行動には強い関連性は見られないと結論している。著者らは研究者(専門家)ではあるもののこの本はあまり専門的に書かれてはいない(細かい統計データまでは書かれていない)ので専門的な内容を知りたい場合には物足りないかもしれない。子供や親へのインタビューなどエピソード的な記述は多い。

石上純也 建築のあたらしい大きさ

雲のような建築や柱を利用した動線の誘導など、アイデア・考えようとしていることは面白いと思った。だけど、完成した建築が実際に意図したような機能を果たしているのか科学的に検証されていないので、筆者のアイデアがどこまで妥当性があるものなのかよくわからない。

シリアスゲーム―教育・社会に役立つデジタルゲーム

ゲームと教育に関するこれまでの研究やシリアスゲームの事例紹介などが手際良く簡潔にまとめられている。アメリカでは少し前まではゲーム研究などまともな学者のすることではないと言われていたのが、今や多くの研究者が集まり出してゴールドラッシュ状態になっているらしい。

テレビゲームと子どもの心―子どもたちは凶暴化していくのか?

テレビゲームが子供に与える影響、特に暴力性を高めるかどうかについての議論。結論としては「まだよくわからない」ということで、少なくともこの本の出た2004年頃の時点では研究の蓄積が浅くなんとも言えないらしい。今後のゲーム研究のトレンドはシリアスゲームなどに移って行くだろうから、ゲーム悪影響論は真偽のはっきりしないまま下火になって行きそうな感じもする。ゲームの悪を唱えていても何も実践的な成果を産まないし、産業振興にも繋がらないしね。

昆虫―驚異の微小脳 (中公新書)

昆虫の持つ知覚や記憶、運動制御等についての神経科学。昆虫の脳のニューロン数は100万ほどと非常に少なく(ヒト大脳は100億)、にもかかわらず相当高度な情報処理を効率的に行っている。ハチやアリは複数の方法で巣と餌場までの地形を覚えることのできるマウスにも匹敵する高い記憶能力を持っているし、また三次元空間中での姿勢制御の為に複数のセンサーを使いこなすハチの飛行能力は工学的にも面白い。心理学を勉強している人にとっても研究トピックが人間での場合と似たような物が多くて楽しめると思う。

ダメなものは、タメになる テレビやゲームは頭を良くしている

ネットやゲームなどの社会的に有害だと批判にさらされやすいジャンク文化は、むしろ人間の頭を良くしているのだと主張している。この本が出た年に『グランド・セフト・オート』の未成年への販売禁止がアメリカの議会で可決されたようで、そういう時勢もあってこの本はけっこう売れたらしい。近年は任天堂の活躍等もあってゲームが社会的に受け入れられるようになっているし、またゲーミフィケーションやシリアスゲームなどゲームを社会に役立てようという動きがビジネスや教育の世界で活発化しているので、この本の論点は少し古くなってしまった。

デジタルネイティブが世界を変える

行動規範や考え方という水準より深く、認知や脳のレベルにおいてもデジタル世代はそうでない世代とは異なる発達を遂げているのかどうか、という論点に一番興味を感じる。ネット世代やゲーム世代は視空間能力が高い事が研究事例としてあげられているけど、影響はそこだけにとどまらないはずだし、その可能性を探すのが一番面白いとこだろうなと思う。

Mind Hacks ―実験で知る脳と心のシステム

心理学と脳研究への一風変わった感じの入門書。100個ほどのトピックが「面白い現象の紹介→その理論的解釈」という手順で解説されていて謎解き気分で楽しく読めます。実際に自分で出来るような実験が多く紹介されていること、内容が現代的(最近の研究成果がフォローされている)なこと、また原著論文の情報がきちんと記載されているあたりが良いです。

ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること

ネット社会が人の知性や脳の働きにネガティブな影響を与えているのではないかという論。多くの心理学研究や脳研究の成果を引用しつつ論が展開されているので決して独断的な意見ではなくそれなりの説得力がある。情報化社会が人間の認知や記憶能力をどう変化させているかという問題についてもっと考えて行きたいと思った。

考えの整頓

日々の何気ない出来事の中にも思索の種はたくさん潜んでいて、発見されるのを待っている。それを逃さずキャッチできるケアフルさが大事なのだと、佐藤さんの文章を読んでいるといつも思わされる。10人のお巡りさんの話は読んでいて自分もとても嬉しくなってしまった。

論点思考

ちょっと流し読みだけ。要するに「イシューよりはじめよ」ということで、特に面白い部分は無かった。

ヤバい経済学 [増補改訂版]

内容はともかくとして、この教授の研究者としてのスタンス、学問との付き合い方に、興味を覚えた。その点においてこの本は自分にとってencouragingでした。

ゆらぐ脳

池谷さん特集の情熱大陸的な内容。修士時代に論文13本出したというのに震える。「プレゼンテーション(ストーリーテリング)とコミュニケーションが科学の仕事で決め手なんです」

論理学

わかりやすいテキストだと思った。中盤以降息切れしてちゃんと論理追えなかったから機会があればまた読み返したい。

銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

環境決定論的な議論(著者はそうではないと言うけれど)。ここで問題になるのは、歴史の因果をどの程度まで環境にのみ帰属して語ってよいかということだと思うのだけど、その線の議論は(なされてはいるものの)十分ではない感じでした。ともあれ、歴史の大きな流れに一貫した観点による説明を与えてくれたという点でとても興味深い本でした。

工学部ヒラノ教授

筒井康隆『文学部唯野教授』の工学部版、のようでいて小説というよりはノンフィクションというか、半分自伝で半分大学人たちの生態記録のような内容。大学教授たちが何を考えどのような生活をしているかに興味のある人には面白く読めると思う。