海氷面積数値データについて
- 2002年6月から最新の観測日まで及び1980年代、1990年代、2000年代の各10年平均の面積値データ(単位:平方キロメートル)がダウンロードできます。
- 面積値が「-9999」となっている日は、衛星運用上の制約により観測が行えなかった期間、または流星群・太陽フレアの影響を避けるために装置を待機状態にした期間に該当します。
- 海氷面積値情報は毎日12時頃(日本時間)に更新されます。
- 1978-最新年の日単位の海氷面積情報は、JASMES-Climateページよりご利用いただけます。
面積算出方法について
- 本webにて公開する海氷面積は、年代ごとにそれぞれ以下の衛星搭載マイクロ波放射計が観測した海氷密接度(SIC)※データをもとに算出しています。
• | 1980年 1月~1987年 7月 | : | SMMR |
• | 1987年 7月~2002年 6月 | : | SSM/I |
• | 2002年 6月~2011年10月 | : | AMSR-E |
• | 2011年10月~2012年 7月 | : | WindSat |
• | 2012年 7月~現在 | : | AMSR2 |
※海氷密接度アルゴリズムは、JAXA/NASAの協力関係のもと、米国航空宇宙局ゴダード宇宙飛行センター(NASA/GSFC)のComiso博士が開発したものを用いています。
- 通常海氷面積はデータ欠損による算出エラーを防止する為、複数日データの平均値を算出しますが、本サイトでは速報性を重視し、最低単位である2日平均を採用しています。なお、WindSatのデータについては、直近2日間のデータでは埋まらなかった海域についてのみ2日前のデータで代用する処理を行なっています。
ご注意事項
- 本サイトの海氷面積値は一定の処理方法(アルゴリズム)に基づき算出される推定値です。
- 上記面積グラフ及びテキストデータの利用については、こちらをご確認ください。
海氷厚、メルトポンド率:プロダクト算出方法について
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本Webにて公開する海氷厚およびメルトポンドのプロダクトは、IARC-JAXA北極圏研究プロジェクト(第1期~第4期)のもと舘山らによって開発された研究アルゴリズム1)を使用しAMSR-EとAMSR2データから算出したものです。本プロダクトはあくまでも実験・研究段階のプロダクトです。本プロダクトは、秋季から春季(9月~5月)にかけては有効性が確認されていますが、表面に融解水が存在する夏季(6月~8月)は正しい厚さ情報を表示できませんので注意をして下さい。
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本データは、研究やアルゴリズム検証の為に一般に公開しますが、精度の保障は致しません。また利用者が本データを利用することによって生じる,いかなる損害についても責任を負いません.
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引用文献
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Krishfield, R. A., A. Proshutinsky, K.Tateyama, W. J. Williams, E. C. Carmack, F. A. McLaughlin, and M.-L.
Timmermans (2014), Deterioration of perennial sea ice in the Beaufort Gyre from 2003to 2012 and its impact on he oceanic freshwater cycle, J. Geophys. Res.Oceans, 119, doi:10.1002/2013JC008999.
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謝辞
AMSR-2: | AMSR-2輝度温度、海氷密接度は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から提供を受けています。 |
AMSR-E: | AMSR-E輝度温度は、海氷密接度は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から提供を受けています。 |
WindSat: | SDR(Sensor Data Record)形式のWindSat輝度温度は、米国海軍研究試験所(NRL)と米国海洋大気庁の環境衛星データ情報局(NESDIS)から提供を受けています。 |
SSM/I: | SSM/Iアンテナ温度データは、RSS(Remote Sensing Systems)が作成したものを使用しています。 |
SMMR: | Nimbus-7 SMMR 輝度温度データは、米国航空宇宙局(NASA)の支援のもと、米国カリフォルニア州パサディナにあるカリフォルニア工科大学(CIT)ジェット推進研究所(JPL)より提供されました。 |