電極保護 ホルター検査 独独独禁
昨日12日(金)、武蔵境にある大病院へ通院しました。昨年11月に施術した心臓カテーテルアブレーションの術後経過観察の一環で①造影剤CT検査、②心電図測定&ホルター装置装着が目的でした。
①が10時15分、②が10時30分、予約票のタイムスケジュールには①と②の間が15分しかないのね。
そこで、①がどのくらいの時間を要するのかがわからなかったので、予約時刻よりも早く着いていたいと、家を1時間も早く出ましたよ。
自動受付機で本日の受診票を受け取ってから総合受付で今月の保険証確認を済ませて、1番館1階奥にある放射線センターの受付に「造影CT検査予約票」を提出。放射線センター受付表「121番」をもらい15番室の前のシートに着席。
このとき9時45分でありました。混み具合のもよるけれど、予約時刻よりも早く検査を受けられるかもね。
着て行った春用ジャンパーを脱いでたたんで手提げ袋に収め、待ち時間に読むつもりで持参してきた「30秒ドローイン! 腹を凹ます 最強メソッド」植森美緒・著、石井直方・監修(高橋書店)を手提げ袋から取り出そうとしたとき「121番でお待ちの方」と呼ばれましたさ。
よしよし、だいぶ時刻より早いじゃん。検査室の中に入って、看護師さんの指示のもと手荷物をかごに入れてから、寝台に横になりました。
今日は「造影剤CT」なので看護師さんからこまごまとした質問が矢継ぎ早に飛びました。血液サラサラにする薬は飲んでいますか? 糖尿病はありますか? 腎臓病はありますか? テープでかぶれたことはありますか? これから造影剤を注入する点滴用の針を刺しますね。
あきぼうは注射や採血では左腕を差し出しているんだけれど、造影剤CTの造影剤は右腕なんだってね。その理由は、右腕の静脈から注入するほうが造影剤が心臓に早く到達するからなんだそうですよ。人体の不思議ではありますな。
やがてウインウインと音がして寝台が動くとドーナツ型をしたガントリの中に入っていきますよ。少しすると「息をすってください、息をはいてください、息をとめてください」とアナウンスが聞こえて、その通りにするとどうやら撮影しているらしい機械音がしました。
いったん寝台がガントリから引き出されると放射線技師からの放送がありました。「これから造影剤を注入します。体が熱くなりますが大丈夫です。気分が悪くなったら声を出してください」とのアナウンスが終わると再び寝台が動いてガントリの中に入っていきました。
「息をすって、息をはいて、息をとめて」というアナウンスはひょっとすると人工音声、AIなのかなぁ~、感情の全くない声でありましたね。
午後午後ぉ~という機械音が響くんだけど、きっとこのときに放射線が発射されているんだろうなぁ~、てなことを考えていたら「はいっ、終わりましたよ」と張り切った看護師さんの声がかけられました。こちらは「よく頑張りまちたねぇ~」と幼稚園児に語り掛けるような声のニュアンスを感じたのは、機械音声が耳に残っていたからかもしれません。
「今日はコップ2杯ほど多くの水分を摂ってくださいね」と看護師さんに念を押されてCT検査室を出ました。
次は②心電図検査なので2番館2階にある生理機能検査室へ向かいます。以前十二指腸潰瘍穿孔で入院したローズ棟の2階に生理機能検査室はあります。
はじめて来院した人は病院案内図を見ながらでないと目的の場所に行きつくのは大変だと思うけれど、こちとらベテランですから、目をつむっても歩ける、とは言いませんが曲がり角を間違えて曲がることはほぼありません。
生理機能検査室の受付に「1週間ホルター心電図検査予約票」を提出。名前を呼ばれるまで待ってくださいと言われたんだけれど、待合室のベンチはすべてが埋まっていましたから、廊下側の柱で通行に邪魔にならない場所を選択。
それにしても付き添いの人が多いなぁ~。待合ベンチがいくら広くても患者プラス付添人だから足りなくなるわなぁ~。このとき10時10分です。予約時刻は10時30分なのでずいぶんと早く消化している感じ。
柱に寄りかかって立ったままなので「ドローイン」を取り出すのをやめました。生理機能検査はてきぱきと進むから待ち人が多くても次々に室内に呼び込まれていきます。
あきぼうの名が呼ばれました。広い機能検査室の中に心電図室と札がかかったカーテンの中に入ってベッドに寝ます。ズボンの裾をまくって靴下を降ろして足首を出し、手首を出して胸をはだけました。
テクニシャンが「あらま準備がよろしいこと」とコロコロと笑いながら心電図計の電極を足首手首胸に貼り付けていきます。
「今日は何秒計測ですか?」と尋ねると「10秒です」と簡潔なお答え。前回の計測では「3分」だったので「10秒」とは短いなぁ~、と感じました。一般的には最短でも20秒くらいは計測するんじゃないの? それとも精密な最新鋭装置でも導入したんかいな。
ピーピーポロンと機械音がすると、テクニシャンが胸手首足首の電極を取り外してから「これからホルター心電図計の記録器を設置します」と宣言しました。
寝台に寝たままで胸の中央みぞおちののあたりを丁寧に消毒ふき取りをしています。「ああ、胸の中央に装置を装着するのね。だったら夕べ入浴した時に胸毛をそっておけばよかったな」とつい口をついてしゃべってしまいました。
電極を張り付け、記録部本体も張り付けるのだけれど、どうやら苦労なさっているみたい。電極が皮膚に密着しないと微弱電流を検出できないみたい。
ようやくセットし終わって電源を投入。「あっ、うごいた!」それは感動のこもった発声でしたよ。
「それでは、長期間ホルター心電図の注意事項をお伝えします。まず本体は防水処理はされていますが水没はいけません。入浴は湯船には漬からずシャワー浴にしてください。本体が肌から剥がれたらそこで測定は終了です。少なくとも8時間は剥がれないように気を付けてくださいね。測定目標は7日間です。7日間が過ぎたら本体の電源を切って、この宛名が印字されているレターパックに入れて郵便ポストに入れてください。このときアンケートにもこたえて同封してくださいね」
ええっ! 一週間は入浴禁止だと! 手術入院した時、看護師さんの清拭があるだけで入浴はしなかったよなぁ~、自宅で生活をしているんだけれど、まるで入院生活みたいじゃん。
というわけで一晩が無事すぎました。今のところ剥がれていません。あとカウントダウン6日間でやんす。長いよなぁ~。
次回の通院予約は5月22日。もう半そでの季節になるんだろうなぁ~。
心拍は 通院帰り 花吹雪 (秋望)