バイオリンの先生の日記帳

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1人でもたくさんの子供達に経験してほしい

先日のブログで、私は元々、バイオリンではなく教育がしたくてスズキメソードを仕事にしたと書きました。


もちろんそうなのですが、やはり根底にある1番の大きな理由が、


「自分が今、音楽が身近にある環境に身を置き、たくさんの友人たちに囲まれ、幸せに人生を過ごせているのは、スズキメソードで(師匠のクラスでと言った方がしっくりくる?)小さい頃から育ったおかげである。この環境がなかったら今の私はない。」


と思っていて、1人でも多くの子供達にこういう人生があるのだということを伝えたいと思っているからです。


昨今、少子化や指導者の高齢化などで会員数が減ってしまっている日本のスズキ・メソードで(海外ではそうではない)、指導者会などでもどうしたら会員拡大できるかということが話題になります。


私たちは他の大手音楽教室の講師と異なり、完全に個人事業主ですから、営業や経営、生徒への事務面での対応など、レッスン以外の運営面も全て自らやるので、レッスンだけ一生懸命してれば良いというものではありませんので。


しかし、どうしたら?などというのはいたってシンプルな話と思います。

皆が自分の教室の生徒さんを昨年より1人でも多くすれば、全国で指導者が500人いたとしたら、翌年には500人生徒さんが増えているわけです。


要するに、自分のクラスの目の前の生徒さんを大切にし、しっかり楽しませて満足させ、生徒さんたちが「スズキの教室楽しいよ!」とお友達を連れて来てくれて、そういうクラスの様子をSNSで発信し、「わー、うちの子もこんな環境に入れたいな!」と共感してくださる親御さんを1人でも増やして行くということです。


私は自分のクラスの様子をブログやインスタで発信していますが、1番の読者さんはクラスの生徒さん。

そもそも、ブログのルーツは師匠がクラスの生徒さん向けに定期的に発行していた新聞のマネです。


普段のレッスンではなかなか伝えきれないことを、師匠は新聞にして発信していました。

それが、先生と生徒(保護者)、お互いの理解を深めるのにとても役立ったのです。


鈴木先生がされていたのは、才能教育「運動」で、自分が教えやすい選ばれた子供達ではなく、全ての子供達にこの教育法を届けたかったはず。


この会に対する1番の貢献は「1人でも生徒さん(才能教育運動の理解者)を増やすこと」であり、会員減少の中でも、(ネットをやらないので表には出ないけど)そうしてたくさんの生徒さんを教えて頑張っている先輩の先生や、若い人らしくインスタなどを上手く使って発信して、人に頼らず地道に生徒さんを増やして、数字の上でもちゃんと教室運営に貢献している若者達を仲間として尊敬しています。


時代がめまぐるしく変わりまして、ちゃんと読まないと淘汰されていきます。

その時が来て慌てるのでは遅い。

今こそ、鈴木先生の教育法は普遍的で本質的であると自信を持ち、自分のクラスに、目の前の生徒さんに目を向けて、しっかり足元を固めていく時と思います。






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