閑話休題。

 

 わかっている人はわかっている?話なのですが。

 

 

 貨幣のオントロジー5(国債を考える(前))で、わたくしはこう書きました。

国債は、その金額に対して定まった比率の金利を将来支払うという政府の約束の表現である

 この続編を書かずに放置したまま、前回前々回では準備預金とはどのような存在なのか考え始めました。

 

 今回はここでは二つの話を統合するために、ここで国債と準備預金がどのように「同じ」なのかを示しておきます。

 

 これでどうですか?

準備預金は、その金額に対して定まった比率の金利を将来支払うという中央銀行の約束の表現である

 

 二つの文を並べてみます。

 

国債は、その金額に対して定まった比率の金利を将来支払うという政府の約束の表現である

準備預金は、その金額に対して定まった比率の金利を将来支払うという中央銀行の約束の表現である

 

 よろしいでしょうか?

 

 国債制度と準備預金制度は、二つ合わせて、カネを預けた人に対して統合政府が一定の金利を支払い続けることにコミットする制度、です。

 

 というか、まずはそう把握していただければ。