あらためて自分の食事を振り返ってみたら、やっぱり食べすぎなのかなぁ? だから血糖値が爆上がりして下がらないの?
よく、「食事は腹八分目に」と言うよね。
わたしはいつもお腹いっぱい食べてる。全然腹八分目じゃない。
「腹八分目」というのはカロリーのことかと思っていて、体重が増えないように食べろという意味で、お腹いっぱい食べていても体重が増えなければいいと思っていた。
そうじゃなくて、食べるボリュームも減らさないといけないのかな。
そしたら、血糖コントロールが良好になるんだろうか?
糖質制限をしていたときは、食事の一番最後にもち麦(炊飯後70〜75 g)やオーツブランパンを食べる(カーボラスト)予定にしていても、おかずだけで満足したら、無理してもち麦やパンを食べることはしなかった。これらはオマケの食べ物で、必ず食べなければならないものではないという考えだったから。
今は糖質の摂取量を増やしているから、必ずもち麦(炊飯後140〜150 g)や全粒粉パンを食べるようにしている。増えた摂取カロリー分は、ココナッツオイルやオリーブオイル、マヨネーズなどの使用量を減らし、肉の量を少し減らすことで調整している。
そうすると、食べるボリュームは減るどころか増えた。だから、いつもお腹いっぱい。食後はお腹パンパンになっている。
ボリュームを減らすとなると、野菜の量を減らさないと難しい。
糖質を摂取するために野菜の摂取量を減らすのって、なんか優先順位が違う気がして納得いかんなー
野菜をしっかり加熱してクタクタにすればいいのかな。でも、そんな野菜は食べたくない… シャキシャキ食感が残っている野菜をたっぷり食べたい。
わたしの食事はボリュームがあるのかもしれないけど、なんでもモリモリたくさん食べられるわけじゃないよ。食品によっては量を食べられないものがある。たとえば、豆類。茹でたひよこ豆とかは、毎日は食べられないし、一度にたくさん食べられない。糖尿病患者は茹でた豆類を1日1カップは食べるべき!なんて情報を見るけど、そんなの絶対無理。
納豆でも、食後にひどい膨満感に悩まされることがある。これ、納豆を食べていつも起きるわけじゃないから、本当に納豆が原因かどうかは分からないんだけど。
とりあえず、納豆は好きだけど毎日は食べず、平均して2、3日に1パック程度にしている。
うーん、しばらくは食事のボリュームを少なめにしてみるか? 病院食のように、ごはんがメインでおかずはちょっぴり。野菜はクタクタにして1日350 gを確保して。
いや、クタクタ野菜はムリー!
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じつは「紅麹」よりも圧倒的にヤバい…大事故が起きていないのが不思議な「最近、増えている身近な食べ物」
記事の内容に概ね賛同する。
ただ、
紅麹自体に問題はなく、小林製薬社製の紅麹原料を入手している企業173社に対して、厚生労働省が聞き取り調査を行い、過去に健康被害が起きた例は皆無であることが判明した。
紅麹は昔から味噌や醤油、酒などに広く使われてきた。健康被害があるのであれば、とっくに出ているはずで、問題は紅麹ではなく該当するサプリメントの何らかの成分か、あるいは被害そのものがなかった可能性がある。小林製薬によれば、サプリメントにより死亡したとされる5人のうち3人にはガンなどの既往症があったという。
単なる風評被害であれば、真偽の検証もせずに情報を流したマスコミや厚労省の責任は非常に重大になる。
この部分はどうだろうか。
紅麹サプリを摂取したことと死亡事例の直接の関係を証明するのは難しい。
けれど、多くの腎障害事例が発生したのは、紅麹サプリの摂取と関連づけられるんじゃないだろうか。
だから、サプリによる被害そのものがなかった可能性は低いように思う。
また、マスコミや厚労省が「紅麹」自体を危険なものとして情報を流したっけ? 「紅麹サプリ」によって腎障害が起きた、と報じたと思うのだが。
中には「紅麹菌はシトリニンという毒性のある成分を産生するため、欧州では規制している国もある」という報道もあったけど、多くは「しかし、小林製薬が培養していた紅麹菌はシトリニンを産生しない株であり、今回の分析でもシトリニンは検出されていない」と伝えていたと思う。
小林製薬が製造した紅麹原料のどこに問題があるのか不明だったために、食品メーカーは自主的に紅麹を使った商品の回収を決定した。これはマスコミや厚労省が煽った結果ではなく、各食品メーカーが独自に先手を打ったのだと思う。
この段階では、紅麹サプリだけでなく紅麹を使用した一般食品にもリスクがあるのかどうかは分からなかった。分からない状況では、消費者が紅麹を使った商品に不安を抱くのは仕方がない面もある。リスクの有無がはっきりしていないのに、マスコミや厚労省が「安全です、大丈夫です」とは言えないだろう。
結果的にはサプリ以外の食品では腎障害の被害が確認されなかったが、だからと言ってそれを「騒ぎすぎ」と評するのは無責任な結果論じゃないだろうか。小林製薬が製造した紅麹原料に何か問題が発生していたのであれば、それを使った商品にも問題が生じているのではないかと疑うのは筋が通っているし、小林製薬以外のメーカーが製造した紅麹原料を使用した商品は回収対象になっていなかったので、紅麹そのものが危険視されたわけじゃない。(それとも、わたしの勘違いで、別メーカーの紅麹を使用した商品も回収騒ぎになっていたの? マスコミや厚労省のせいで?)
今回の報道を受けて、消費者が紅麹そのものが危険と考えたり、紅麹と麹を混同したりしたのは、マスコミや厚労省の発表が悪いのではなくて、情報の受け取り手の問題だろう。
紅麹原料のどこに問題があったのかはまだ不明だけど、紅麹菌が産生しないはずのプベルル酸が検出されている。プベルル酸は青カビが産生することから、おそらくは紅麹菌の培養中に青カビがコンタミしたと考えられる。プベルル酸の他にも、新たに複数の化合物も検出されたらしい。青カビが発生していたのなら、そりゃいろんな物質が産生されただろう。むしろ、いろんな物質が検出されるのが当然だ。仮にプベルル酸しか検出されなければ、それは青カビ由来ではなく、(人工的に)精製されたプベルル酸が(意図的に?)混入された可能性が高くなる。(でも、プベルル酸は珍しい物質のようなので、そんなものを試薬として入手して紅麹の培養タンクに混入させるというのは考えにくいと思う)
リンク先の記事に戻ると、
もしかしたらサプリメントの製造過程で何らかの雑菌が混入、今回の事件を起こしたとも考えられる。そうだとしたら、製薬会社の厳密な衛生管理体制下でさえ、そうした事故が起きるということだ。発酵食品ブームで、自家製のみそやヨーグルトにハマる人が増えている個人が行う発酵食品の自作は危険を伴う自覚が必要だろう。
ほんこれ。
自分で作って自分で消費する分には勝手だけど、他人に提供するのはちょっとね。
前に書いたけど、友人が何度も植え継いだカスピ海ヨーグルトを断り切れず持って帰ったものの、申し訳ないけどすぐに廃棄した。
ほかには、里山生活を実践する団体に関わっていたときのこと。そこは自家製味噌を造って味噌汁などで提供していた。あるとき、大きな味噌樽を見たらカビだらけだった。でも、樽についたカビは拭き取り、味噌の表面のカビは薄くすくい取って廃棄するだけで、残りの味噌は普通に使っていた。「手作り味噌はこんなもん。カビが生えるのが当たり前」という感じだった。
里山生活を再現するのはいいとして、当時の衛生状況まで再現しなくてもいいんじゃないの?と思った。言えなかったけど。
天然酵母もねぇ…
自分で酵母を増やして、それでパンができるのは、実験としてはとても楽しいと思う。稲わらを煮沸消毒して、煮豆をくるんで保温して納豆を作ったりとかもね。本当に納豆ができたらめっちゃ楽しい。(試したグループは失敗していたので、わたしは成功例を見ていない)
天然酵母とか天然納豆菌というとすごくいいもののように聞こえるけど、つまりは野良酵母、野良納豆菌だからね。得体の知れない微生物なのよね。
安全面から言えば、大手メーカーが使用している株として確立された微生物の方が、性質がよく調べられているから安全性が高いと思う。
ま、今回の騒動は、その大手メーカーが衛生面でやらかしちゃった可能性が高いからこそ、悪質なんだけどさ。微生物の培養って、それくらい管理が難しいものだってことを理解しておいた方がいいと思う。
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「味噌汁は加熱するから酵素が死んでしまう」は二重に誤解している…発酵食品が健康にいい本当の理由
「酵素」を生き物だと勘違いしている人がいるのか〜
高校生物を必須科目にした方がよさそう。
健康食品でもよく「酵素」の文字を見る。あの「酵素」って、なんなんだろう? すごくザックリしてるんだよね。
たとえば「ナットウキナーゼ含有」だったら分かる。でも、「酵素」ってだけ言われてもねー(ナットウキナーゼにしても、経口摂取でそのままの形で血中に入るとは思えないが)
「酵素」についての基礎知識がないと、「青パパイヤに含まれるパパインは、三大栄養素(糖質・脂質・たんぱく質)を同時に分解」なんて文言に疑問を抱くことなく、素直に「青パパイヤってすごい!」となってしまう。(ここ)
だから、サプリのような健康食品だけの問題じゃないんだよね。自然の食品にしても、何らかの機能性を強く訴えているものには注意が必要だ。本当に根拠があるのかどうか、少し疑いの目で見る必要がある。
食品だけじゃなく、電化製品や日用品も同じ。ロカボ炊飯器はわりと大きなニュースになった。空間除菌系の商品は科学的根拠がないとされた。クレベリンは今でもメーカーが効果を主張しているみたいだけど。
わたしとしては、マイナスイオン機能が付いたドライヤーとか、プラズマクラスター、ナノイーといったものも、どうも理解できない。でも、あまりにも当たり前に普及しているから、わたしが理解できていないだけなんだと思うことにしている。
とりあえず、今回の紅麹問題をきっかけとして、発酵や酵素について正しく解説するネット記事が増えたのはいいことだ。
発酵食品そのものはいい食品だと思う。ただ、持ち上げすぎもよくない。「甘酒は飲む点滴」とか、誰が言い出したんだか? 菊芋の「天然のインスリン」もだけど、こういう謳い文句は規制ができないものかと思う。
「発酵玄米」なんてのもある。「酵素玄米」や「寝かせ玄米」とも言われるようだ。
作り方は、玄米と小豆を一緒に炊飯し、炊き上がったらしゃもじで軽く混ぜ、3〜4日間炊飯器でずっと保温する。1日1回はしゃもじで全体を返す。
こうすることで、パサパサした玄米がまろやかな味のモチモチとした玄米になり、栄養素も増えるのだとか(?)
玄米を「発酵玄米」にするメリットが、わたしにはイマイチよく分からん。玄米を3日間保温してモチモチ美味しくなるなら、普通の白米も同じように小豆と一緒に炊飯して3日保温したら、さらに美味しくなりそうな気がするのだが。たとえば、パサパサで食べにくいと不評だったタイ米を同じように3日間保温したら、美味しくなるんだろうか?
わたしの昔の経験では、炊飯した白米を丸1日保温して、2日目に食べようとしたら色が黄色くなってプンとイヤな臭いが鼻についたんだけど。小豆を入れていればよかったのかな?
酵素玄米の「酵素」というのは、炊飯後に混入した(しゃもじにくっついて?)乳酸菌の酵素のこと? 炊飯中の高温で、玄米や小豆自身の酵素は失活してると思うんだけど、もしかして高温に耐えるのだろうか?
そういうことを科学的データとして表示しているサイトが見当たらないんだよね。わたしの探し方が悪いのかな。
発酵と腐敗は紙一重。
多分、先人たちは試行錯誤を繰り返して、独自の発酵食品を生み出してきたんだろうね。そのノウハウを軽く見てはいけないと思う。
さて、今年もまたインスタントぬか床を買って、夏野菜で簡単なぬか漬けでも作るかな!