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終身雇用が終えていく

 

 

豊田章男社長からトヨタはこれから終身雇用を守れないとの発言がありました。同時期には経団連会長の中西氏からも同様の発言が。日本を代表する最大企業のトヨタの社長、、しかも豊田一族直々の発言。さらに大企業の総帥である中西氏の発言ですので、これからの日本企業の方向性として、終身雇用を守れない、というか、終身雇用は無くなります、、、との方向性が出されたことになります。

 

これはどういうことかと言うと、言葉の通りなのですが、その影響はこれまでの終身雇用に付随するあらゆる変化を意味することになります。

 

私たちは、勉強をして良い大学に入り、良い企業に就職し、良い生活を営む、、、ことを戦後一番の目標にしてきていました。その中で、落ちこぼれる人は多く、勉強ができれば憧れのルートに乗れたわけです。

 

ダメな人とできる人がこうして作られていったわけですが、終身雇用がなくなれば、まずそうした考えが真っ先に消えます。人生の成功は、良い学校、良い企業に入ることではなくなるためです。

 

終身雇用が守れないというのは、途中で能力の無い人には辞めていただく、、、と企業が言い出したわけで、ではどういう人がトヨタのような大企業に最後まで残れるのかというと、一言でいえば、給料以上を働いてくれる人、、、ということになります。

 

時給の安い季節労働者などは給料以上確実に働いてくれますので、都合の良い扱い方をされるものの、企業にとっては絶対に必要な人材です。しかし、高給を取っている上部の社員や管理職についてはどうでしょう。

 

トヨタともなれば年収1000万円はおろか、2000万円の高給取りはたくさんいるはずです。その人達が、本当にその分の仕事をしているかどうか、、、これまでは大企業は城のようなものですから、仕事云々よりも組織を固める意味において、上級社員は必要でした。組織体自体の維持のために、社長から専務、常務、取締役、部長、管理職などを必要としていたわけです。

 

しかし、今後予想されるAIの働き、ブロックチェーンの役割など、一般事務はもちろんとして、通常以上の頭脳的働きは、AIの方が人間よりも上に来ることは確かです。組織体維持の必要性が小さくなり、実質的な機能がマシンに取って変わるご時世においては、一般的な意味での優秀な人の価値が少なくなっていくのが今後の方向です。

 

抜け目ない銀行業界は、こうした時代の到来を真っ先に読んでいますので大リストラの時代となり、今まさにそれはすすめられています。一銀行につき、何万人ものリストラです。リストラ対象者は、これまでの考えで言えば、皆、優秀な人です。

 

中学、高校でずば抜けた成績で勝ち残り、良い大学に入り、遊びにうつつをぬかすことなく無事に卒業してやっと入った大銀行です。そうした勝ち組の優秀な人が、すでに大リストラにあっているのです。

 

トヨタでも、日本を代表する大企業でも同様であり、その方向が管理職はおろか、重役に至る幹部にまで浸透していこうとしているのが、今回の発言でもあると思います。彼ら幹部は頭は良いかもしれませんが、この30年間、日本の経済をある一定の方向に導いてきました。

 

余計なことはするな、、、極限まで経費を削れ、、、そのために泣く小企業のことなど気にするな、代わりはいくらでもいる、、上にさからう者を締め出せ、、新しいことなどやらせるな、、、今、儲かっているこのシステムだけに特化しろ、、、輸出で儲かるようにしてくれる制度を維持しろ、、、消費税をどんどん上げろ、、、上がれば、それだけ還付金が増える、、、売れている物を真似しろ、、、それよりも安くつくれば必ず儲かる、、、、

 

まだまだ彼らの体質については語るべきものがありますが、要するに頭だけは良いが、心の冷たい人が、ついに日本経済の上を占めてしまったのです。経済だけではありません。政府も官僚も政治家も同じ傾向があります。中には心ある官僚や政治家もいることはいますが、そうした勢力はどうしても陽の目を見ず、押しやられる方向にあったこの30年でした。

 

その結果が問題なのです。確かに目先は儲かりました。しかし、それは制度やシステムに乗っかった形での利益であり、利益幅を広くするための経費の節減によって維持されたものばかりです。その結果、中小企業、及び、さらにその下にある最小企業、泡沫企業などは苦しみのどん底を体験していることでしょう。冷たいのです。夜通し働いてもほとんど利益が出ない工場に、いやならやんなくてもいいんだよ、、他に沢山あるからね、、、などと本社の若造が年上の工場長を怒鳴りつける、、、そんな風にして維持されてきた日本の大企業には、こう言っては大変失礼かとは思いますが、業を積んでしまっていると思います。

 

大企業が悪いというより、こうした大きなシステム、構造があり、それを維持する上で、東大に向かう勉強スタイルがあり、学校関係者の価値観があり、そこから落ちこぼれた人をさげすむ意図を持ち、人々を恐怖に陥れることで、このレールは守られてきました。

 

そして、そのトップである人達が、「もう終身雇用は守れない」と言ったのです。この意味はとても重大であり、日本の今後の方向性を真逆に変えていく発言でもあります。まだ多くの人が、この言葉の重大性に気づいていません。

 

東大の入学式で上野さんが語った内容が話題となりましたが、すでにその内容を凌駕する変化がこの数か月で起こってしまっているように感じます。

 

今もし東大の入学式があったとしたら、話すべき内容は大きく変わってくると思います。「東大に入学された皆さんは、中学校でトップ、高校でもおそらくトップと勝ち残り、厳しい受験を勝ち残った人ばかりです。しかし、皆さんのそうした能力は、これからはほとんど意味がないのです。皆さんのそうした頭脳の価値にはあまり意味が無くなるのです。」と、そんな感じでしょうか。

 

なぜ私ごときがこうした変化について語れるかというと、見えているものがあるからです。AIやブロックチェーンが登場することで、人に求められるものが究極のものに変化せざるを得ないからです。人がやるよりもAIやシステムが行うものが上のものはもの凄い勢いで今後淘汰されて行きます。

 

淘汰されないものは、AIではできないものでしかありません。一言でいえば、処理能力はマシンが上ですし、管理能力もマシンが上です。収益計算もそうでしょう。マシンができないものに人は特化していく以外に仕事がなくなる方向がこれから始まるのです。

 

人にしかできないもの、、、、というと、また人は同じようなことを考えてしまいますので、誤解を生じます。そうではなく、あなたにしかできないもの、、、と考えるといいのです。ただし、これもハードルが高い印象を与えてしまいますので、誤解を招く段階がきっとやってきます。

そうですね、最後まで誤解ない表現で言うなら、あなたが考えた新しいこれまでにない価値を作ってみること、、、でしょうか。

 

決して難しいことではないと思いす。昔、ホームレスの人が現金収入を考えて始めたのは、駅に捨てられたり置き去りにされた雑誌を拾ってきて安く売るビジネスでした。あまりに単純ですぐにマネをされるし、取り締まりにもあったでしょうから、そんなには広がらなかったかもしれませんが、それだけでもかなり儲けたホームレスの人もいたとか。

 

突然ホームレスの話しになると、やっぱりなんかみじめでいやだな、、、という印象を持たれると思いますが、確かにそうでしょう。ただここで言いたいのは、新しい価値という観点でのお話しであることをご理解ください。ホームレスはあくまで例です。

 

誰にでも考え付く商売ではあるものの、まだなかったことを始めた時点で新たな価値の創造があったわけです。安い雑誌なら買う、、、という人がいた以上、この商売は成立します。ただ、この新たな価値はマネしやすい上に普遍性はない一時的なものですので、今はほとんど陽の目を見てないことでしょう。

 

どんな価値でもいいのです。それが新しく、あなたが考えたものであることが重要なのです。本当に無数に新しい価値は生まれます。それができるのは個人だけなのです。大企業では絶対にできません。個人の発想を受け入れる企業に今後変化していくはずですが、その前に管理システムがある以上、無理だと思います。

 

なので、新しい時代の対応は、個人の方が早いはずで、その分チャンスが大きいのです。そうしたことを抜け目なく考えると、どうしてもホームレスが始めた雑誌売りのようなものになりがちですが、そこに個人の価値観が入ってくると、方向は突然、芸術性に向ったり美しいものが開花する方向が出てきます。

 

皆さんが目を向けるものはそちらが良いのではないでしょうか。皆さんが捉えた新しい価値によって、人が微笑み、幸福になり、嬉しくなる、、、それならば発展しないはずはなく、しかもやっている本人の本当の生きがいになっていきます。

 

イメージを膨らませる意味では具体的な内容を話しあう場を設けたり、刺激しあう場があると面白いと思います。

働かせられてばかりで、自分の時間が持てず、疲れ切って家に帰る、、、そうした流れを断ち切る意味においても、未来に向かい、具体的に新しい価値を創造するにはどういう態度でどういう考えを持ち、実行すべきか、、、今後、それが問われてくると思います。

 

システムへの依存を心の中だけでも断ち切れば、きっと未来は見えてくると思われますし、また、そのような方向に私たちは進みだすと思います。元の心のありようを変えない限りは、見えてくるものは違ってきませんので、たとえ会社にいても、依存の意識を断ち切ることで、次なるものの世界に私たちは足を踏み込めるでしょう。その時が来ていると思います。

 

 

お知らせ

懐中電灯2本・光教則本セット 8500

 

光と光を同個所に照射すると光のゼロポイントができて、エネルギーが生じる、、、という私独自の考えに基づいたものです。現在の科学的な根拠はありませんので、ご注意ください。

エネルギーはゼロからしか訪れません。様ざまなゼロポイントを通して私たちはエネルギーを得ているのですが、その中でも光がつくるゼロポイントは強烈なエネルギーが得られると私は考えています。ごの詳細な原理と実践の方法はセットになっている光教則本に詳細に書かれています。

 

多くの方が今、ご覧になられているアメーバブログ「水瓶座の時代」の横に私の写真がありますが、顔の左ほほに黒い大きなシミがあります。このシミは今は陰も形もありません。2週間の光照射でポロポロと取れてしまったからです。ただし光照射によってシミがとれたかどうかは科学的な話しとは違います。あくまで私の場合はそうだった、、、ということですが、自分的には確信しています。

 

ゼロポイントとエネルギーについて、光のゼロポイントを解説し、光照射を全身にどのように行うかについて詳しく書かれた、世界で初めてのここにしかない内容です。


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