本部御殿手  如是我聞 如是我見

本部御殿手  如是我聞 如是我見

琉球王家の一つだった本部家に秘かに伝承された本部御殿手 多聞館のブログです。
ブログは”私はかくの如く聞き、かくの如く見ました”という内容です。

            昨日の日曜日も晴れ渡って気持ちの良い日でした。ラブラブ

 

こういう日が続くとルンルン音譜気分になりますね

しか~し、家に帰ると即クーラーのスイッチを入れました。爆笑

 

 

この時期の沖縄はお墓で清明祭を行うので参加者も少なくなります。

浜辺に散歩者が多かったので武具は使わずに突きを取って投げたりするようにと指示しました

 

             

 

       こちらは3本突きを取って前や後ろに投げている稽古です。

 後ろに投げるのは高い位置から後方に落とすことになり危険を伴うのでゆっくり行うようにと話してあります。

       

 

 

         後半は2刀を持っての基礎の動きや霧などを行いました。

          下の写真は斬った後に蹴りを入れているところです。

 

 

O-2さんの息子の見習いクンがお手製の弓と矢を作って持ってきたのだが

なかなか良い出来で驚きました。

 

竹で弓を作り弦はタコ糸で編んで矢はススキの柄に先端は紙テープ(?)という

オール手作りだったけど結構とんでいたので驚きました。

 

実は上原先生も本部朝勇先生に弓の弾き方を教えられていました。

私は武士なら必ず弓はやっているはずだ・・・ と思って先生にお尋ねしたら

「うん、弓の引き方は習ったよ」と仰っていたのです。

 

さすが「本部御殿」だと思いました。

 

 

 

 

昨日(4月20日)はまるで初夏のような天気で風も有って涼しく

浜辺での稽古に最適な日でした。

 

爽やかに広がる青空。音譜

 

2刀を持っての走りから受け身の稽古をしてもらった。

受け身は怪我を防ぐことや様々ンことにとても重要だからだ。

  受け身でも手に何かを持っての受け身は難しく2刀を持っての受け身はだから重要になる。

                     

 

 

芝生へあがってからは素手の型や武器の型を色々と行って中盤は剣の蹴りの基本稽古を行った。

 

 

       そして後半は取手の練習です。

 

                  取手の決め技まで行った。

                          

 

昨日はとても気持ちの良い晴れた日でした。

いつも、こんな風に風が有ると稽古もやり易いですけどね。爆笑

 

 

 

 

本部御殿手を ”もとぶ うどんて” と呼ぶ元門弟の流派もいますが昨日メンバーが

「こういう動画を見つけまして・・・」と連絡してきた動画は”ゴテンシュ”と書かれていました

 

まったく、もぅ・・・アホらしくて「うどんて」の次は「ゴテンシュ」かよ~と思いました。

 

ゴテンシュの人は弟子らしき人に本部御殿手の歩きなどを教えているようですが

人の流派を知ったかぶりする前にきちんとした名称を知るべきではないか、と思いますねぇ。

 

そんなんで、いったい何をシッタカブッタかして教えているのでしょう?

 

不思議だ。 しかも、それを信じている人もフシギだ。

 

 

 

     私は上原先生から本や武具などを頂きました。下の本も、その一つです。

 

上の本の中の写真です。

 

 

これは最近見つけたもので多分頂いたものかなぁ・・・と思うのですが

覚えていないでチュ。

 

最近、本部御殿手を離れた人たちが様々な動画を出していて、その中には出すのはいかがなものか? と思うものも有りますが出している本人たちがそれが解っていない、と云うことが有ります。

 

だからマネしやすいものは真似るのでしょうね。

 

正直言うと愚かだと思いますねぇ。最終的に自分の首を絞めるようなことになりますからね。

貴方や私より優れた人は世の中に沢山いらっしゃるんですよ、と教えたいです。

 

技術を盗まれて道場やぶりでもされれば、おわり です。だから愚かだと言っているんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日(4月13日)も曇っていて蒸し暑い日でしたが

清明祭の頃はこのような天気なので、しかたませんね。

 

 

 

ストレッチの後は2刀を持っての浜走りから開始して受け身の稽古をします。

受け身はとても重要なので必ず身体をはぐしたり筋肉の鍛練の為に行います。

 

          芝生へあがって方は型の稽古をして居合の練習を行いました。

                       

                居合の練習の前には必ずヌーチクの練習を行います。

                                  

 

                            

 

ヌーチクの型を行った後はサイの型をしてヌーチクにサイを振って当てる練習などをしました。

 

ヌーチクにサイを当てるのは、なかなか難しいようで昨日は0-2さんにやってもらいましたが

当たらないのでSさんにサイを振ってもらいヌーチクは私が振って見本を見せました。

 

それを見た後は、なんとか当たるようになりましたが途中でスポンジのヌーチクを振っている

私がO-2さんのサイを飛ばしてしまう~と云うことも有りました。

 

つまりスポンジのヌーチクで金属製のサイを打ち飛ばしたのです。

 

スポンジと云えども油断はなりませんね。

 

楽しい稽古でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日、フェイスブックに日曜日のサイ対ヌーチクの動画を掲載しましたが実はその掲載の時に

(むぅ・・ どうしようかな・・・)と、ちょっと迷いました。

 

ハッキリ書きますと稽古風景を掲載するということは流派の技術や考えなどの流出になります。

 

それがどうした?  という方もいらっしゃるでしょうが本部御殿手の場合は

上原先生が直接指導していた聖道館以外の支部道場などでは行われていないことや

沢山あるからです。

 

世の中には「秘伝は無い」と仰る人も有りますが秘伝と云うのは言葉をかえて表現すると

人を選ぶ」と云うことです。

 

つまり、教える人を選ぶという伝承方法なのです。

 

簡単に云えば「大衆向け」では無い、ということです。

 

その伝承方法はどうなのか?  まぁ、いろいろ考えの異なる人もいらっしゃるでしょう。

 

でも、それは各人の物事に対する考え方の違い、だと私は思っています。

 

 

色々な方が本部御殿手に興味を持たれてお会いしましたが彼らの感想は「秘密主義だ」とか

言って、結局は御殿手を破門されて離れた人や元支部道場の人に話を聞いたりしていますが、

 

どうなんでしょう?

何か面白いことが解ったのでしょうか? 

 

私のブログを読んでいる元本部御殿手の支部道場の人は内心(そうだったのか、そういう風に

練習をしていたのか・・・)と思う人は多いはずです。

 

上原先生は聖道館と支部道場を明らかに区別しており、しかも聖道館の門弟の中でも

その区別はありました。

 

それは聖道館の門弟なら誰でも分かっているはずですが口には出しませんでした。

自分が”その他大勢”に区別されていたら口には出せませんからね。

 

 

最近、昔上原先生が「わかる人には解るんだよ」と仰っていたことを、よく思い出します。

 

だから私は今も本部御殿手を続けているのだろうな・・・ と、ふと思ったりしています。笑