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本気でU87の代わりに使えるマイクを探す旅です　その③

 

といっても

 

U87に不満があるわけではなく...

 

むしろ

先日受けたアルバムの仕事では、Vintage の U67と併用しましたが

あとで聞き返しても、一瞬どっちのマイクか確信が持てないくらい

良い感じで枯れてきた自分のU87なのですが、

常に　「何か今っぽいもの」　を探したくなるのも人情...

 

今回は

日頃、色々な動画などでマイクの試聴を欠かさない自分が

一番気になっていたマイク

Soyuz 017 FET

Soyuz 017 Tube

です！

 

中でも 017 FETは、本気でボーカルのメイン・マイクになるのではと期待していました。

 

　　

 

実際の音は動画をご覧いただくとして

皆様はいかがだったでしょうか？

 

自分は期待通りすごく良かったです！

実物で聞くと、当然のように Tube の方も捨てがたし。。。

 

どちらも、音の「座り方」「mixの中での立ち位置」　で言うと、U87よりは少し腰高です。

ノイマンのマイクの「座り位置」がカラダに染みついている身としては

この腰高な「座り位置」が、今っぽくもあり、慣れない部分もあり

 

悩ましいマイクですね

 

代理店のミックスウェーブさんに

Soyuzを使っているアーティストを内緒で教えてもらいましたが

音源を聞くと、なるほど！とうなづけました

 

それと

モノとしても魅力がスゴイです

 

デモ機のSoyuzをお返しした後で、家から友人が一人いなくなったような

家族が一人減ったような（というのは言い過ぎ）

喪失感を覚えました

 

喪失感というか

「あのお客さん、インパクトあったな～」

という残り香的なものですね

 

 

そういう機材、マイクはあんまりないです。

 

ロシアの職人の伝統と執念を感じる

素晴らしいマイクでした

 

では