前回の続きです。
ポイ捨てって英語で何という?
ゴミ拾いをしていると、以前はビールの缶が目立ったんです。瓶はさすがに落ちていないので、車から投げ捨てたりするのかな。
けれども、先日は違ったんです。
圧倒的に多かったのが犬の糞が入った袋だったんです。ちょっとびっくりですよね。
袋に入っていない糞がそのままになっていることはままあって、百歩譲って土に還るから拾わないとしても、袋に入っている糞は土に還りませんからね。誰かが拾わないといけない。
そうなると「なんで置いてったんだ!」と腹が立ちませんか。
私は少し前なら腹が立っていたんですが、最近は腹が立たなくなったんです。
「なんで置いて行っちゃったんだろう?どんな心理なんだろう?」と考えなくはないんだけど、考えるのも無駄。
だって本当のことはわかりっこないから。
それに、置いて行っちゃった人も同じ人間だから。
軽く捉えて、代わりに拾っておいてあげるという感じでいいんじゃないですか。
そんな気持ちになったんです。
それって英語でいうとforgivenessと言えるでしょうか。ちょっと重いですかね。
皆さんはforgive許すと覚えていますか。
このforgiveという単語、感覚を掴むのが難しい言葉なんです。
10年以上前ですが、ヒーリング系の通訳のお仕事をした時に感じました。
日本で行われた個人セッションの通訳で、アイルランド人の英語を日本人に伝えるのですが、
かなり噛み砕いて伝えないと非常に伝わりにくいな、と思いましたね。
forgiveというと、例えば「誰かに殴られたのを許す」「何かを盗まれたのを許す」となった場合、
極端な話、「いいですよ。気が済むまで殴ればいい」
「好きなだけ盗めばいい」と思わなきゃいけないのか、と捉えてしまうわけです。
決してそういうことではないのに、forgiveが日本語の「許す」とは完全に一致しないために、
日本人にとっては捉え方が難しくなるな、と感じましたね。
forgiveを他の語で言い表すとlet go(放す)に近いです。
「もう終わったこと。それについてはこれ以上時間とエネルギーを使いませんよ。」と放しちゃう。
完全に手放す。それを温かい気持ちでやる、ということなんですね。
事柄や相手によっては非常に難しいことだけれども、「早く忘れちゃおう」と思うことがforgiveなのかなと思います。
そういう意味ではforgetにも似ていますよね。
▼他にもエピソードを交えてお話しているこちらの動画も参考に!
さて、そんな私がゴミ拾いをしていて感じたことがあったんです。
ゴミを拾い上げた時、心臓のあたり、その表面が暖かくなってゾワゾワっとしたんですね。
清々しいフワフワっという感じで、それがとても気持ちよくてびっくりしました。
そして、その時降ってきた感覚。
「宇宙銀行に預金されました!」みたいなイメージ。コインがチャリーン♪みたいな感じで嬉しかったです。
読者の皆さんにもそんな習慣と喜びみたいなもの、ありますか。
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