こんばんはニコニコ

 

本日も休業のサトウです。

 

 

気がつけば10月。

 

模試に過去問に…、どの塾にお通いでも嵐のような毎日だと思いますが、みなさん体調は大丈夫ですか?

 

 

息子はこの時期に運動会と修学旅行がありましたガーン

 

運動会の練習量が多くて疲れ、集中力は続かない。宿泊学習がある日は塾に遅刻。がんばって行ったもののテストはボロボロ…。

 

小学校での勉強・生活が大切なのはわかっていても、募集要項が出そろうこの時期の学校行事はわたしには辛く、ストレスで胃がきりきりしたのを覚えています。

 

 

とは言っても、

悩んでいても何も始まりませんニコニコ

 

 

運動会や修学旅行があるのは、皆同じ。

 

ならば、勉強の量を少し減らして睡眠を優先させ、集中力をUP。運動会の練習は疲れるけれど、冬期講習は座りっぱなしなので、今のうちに体力強化。疲れが残っているとテストはボロボロだけど、集中力が欠けるとミスをしやすい単元の発見に。

 

修学旅行は

ニコニコ「思いっきり楽しんでおいでーー」

と送り出しました。

 

これが最後のリフレッシュなのでグラサン

 

 

 

受験は何が起こるかわかりません。

 

次々に合格をもらって慢心してしまう場合もあるし、不合格が刺激になって想像以上の結果を出す場合もある。

 

試験前日に急に緊張して体調を崩す場合もあれば(→息子…)、ハイテンションになって次々と良い結果を出す場合も(その反対も…)。

 

大人は予想が立てられますが、子どもにとって受験は未知の世界です。

 

もし、今、1年前の息子と同じく学校行事の多さに悩んでいらっしゃる方がいましたら、何が起きても前向きに「次」に向かわせてあげられるように、今の忙しさを「合格につながる切替の練習」だと思って乗り越えてください。

 

これが難しいんですけどえーん

 

 

 

さて、前置きが長くてすみませんあせる

 

本題に入ります。

(※過去の投稿と重複する内容があります)

 

 

思い返せば1年前の今頃、わが家は「穴」を埋めるのに一生懸命でした。

 

 

何せ、時間がない!!!

 

 

学校行事もありますが、サピに通えば通うほど、模試や過去問をやればやるほど「穴」が見つかる。でも、4・5年の時と違い、今取り組んでいるのは入試レベルの実践問題なので、すぐ埋められないんです。

 

算数は解法を組み合わせた複合問題になっているし、国語は(あたり前ですが)同じ問題は出てこない。ポロポロ忘れていく理科・社会の知識を埋めようにも時間がなく、埋めても実際に差がつくのは複合問題なので得点に反映されにくい…。

 

 

ちなみに、この時期のマンスリーは「入試問題を当てにいっている問題」なので、完全に入試レベルです。

 

息子がお世話になった先生はテキストや問題作成をされている方が多く、マンスリーの偏差値が急降下した教科があったので問い合わせをしたところ、

 

 

グラサン「〇〇君は、気持ちいいほど『ひっかけ問題』に引っかかってますね。」

 

と言われました汗

 

 

よくよく問題を見ると、ひっかけというよりは「思考があと一歩足りないと間違うようにできている問題」だったのですが、そういった入試によく出る選択肢を散りばめているので、まずはしっかり読み、慣れることが大切だとアドバイスをいただきました。

 

国語の先生からも、「大人でも間違うような絶妙な選択肢を作っているのでかなり難しい問題もあります。〇〇君が志望する学校はそういった問題は出ないので、そこは捨てて大丈夫ですよ。」といった具合でした。

 

よって、力試しのつもりで万遍なく解こうとすると偏差値がぐッと下がることもあるので今後は注意が必要。問題を見極める力を養う時期に入っているのだとわかりました。

 

 

 

では、どうやったら問題を見極める力を養うことができるのか…。

 

 

ズバリ、

 

子どもが自分で考え、問題を

 

①確実にできる問題

②あと一歩で(時間があれば)解ける問題

③あと一歩で(解答解説を見ればすぐ)解ける問題

④解答解説をじっくり読めば解ける問題

⑤質問教室に行かないと解けない問題

 

の5つにわける力を家庭で養うこと、です。

 

 

保護者会で同じことをお聞きになった方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

ここで(私が考える)大切なポイントは、親が仕分けるのではなく、子ども自らができるように訓練すること。そして、訓練の過程で親が補助する場合は①②の存在を大切にしてあげることです。

 

①と⑤の区別はすぐできると思います。

自信をもって正解したか→①、解説を読んでも全くわからないか→⑤に分ければいいだけですので、すぐ判別できるでしょう。

 

問題は、②③④です。

 

得点を上げることを考えれば、②と③を強化すれば良いのですが、これらを見分けるには「自分の弱さ」と対峙する必要があります。親は人生経験が豊富ですので、自分の弱点を見つめて強化することに慣れていますが、子どもの中には弱点を見つめ続けることが苦手な子もいます。めんどくさがる子もいます。

 

すると、

処理スピードが上がるだけで解消する②と、あと1歩の思考パターンを身につければ正解できる③と、じっくり腰を据えて取り組む必要がある④の区別を曖昧にしてしまいがちです。

 

でも、この②③④は質が全然違います。

 

②は時間が解決してくれる可能性が高い→【ほぼ正解】、③は何を気をつければ正解にたどり着けるのか考え、パターンを身につける必要がある→【1番おいしい得点源】、④は時間と練習が必要→【すぐ得点には結びつかないが正解したい問題】です。

 

これを理解してパッパッと仕分けられば、膨大なテキスト・プリントから「今、勉強すべき問題」を見つけることができます。

 

何を拾って、何を捨てるのか。

 

取捨選択が明確化するのです。

 

 

 

わが家では、まず、4教科の中で偏差値が一番高い「社会」でこの練習をしました。正解数が多いので、息子が面倒くさがらずに取り組んでくれるからです。

 

まず、①・⑤を分けます。

 

 

次に②を見つけ、

 

ニコニコ「これは実践問題に慣れてくれば処理スピードが上がるから、「正解」と一緒だね!」

 

と言って、正解扱いに。

アップポイントアップ

 

過去問の場合は、制限時間内で解いた得点の脇に「②を加算した点数」を書き込みます。

 

ひらめき「慣れてきたら、これだけ取れるね!」

 

 

過去問はあくまでも過去の物。

子どもが1・2月になった時に目標点数をクリアすればいいだけなので、②を加算した見込み点数を出しました。

 

(場合によっては、③も加算した得点を出しました。特に息子は算数の過去問がなかなか取れなかったので、モチベーションUPに効果大でした)

 

ご機嫌がよくなったところで、③④に。

③と④は解説を読んで「すぐ理解できるか、できないか」なので、実際に解説を読んでもらって印をつけます。

 

息子にとって社会は得意分野なので、その場で③→④の順に復習してしまいましたが、学校行事で疲れている時や、気が乗らない教科は③の復習だけにして、別に④の時間を設けたりもしました。

 

 

これを4教科すべての学習で繰り返していったところ、少しずつ①~⑤に分ける力がつき、成績が伸び悩んでいた教科をなんとか引き上げることができました。

 

 

 

この時期はついつい「できないことをできるようにする」ことに目が向いてしまいがちですよねショボーン合格に近づくには必要な作業ですから、それは当たり前のことです。

 

でも、塾のテキストもそのほとんどが過去の入試問題やその類題から構成されているので、そもそも正解できていること自体が凄いこと。成績がどうであれ、テキスト・プリント・過去問・模試のすべてに「子どもが今まで努力してきた証」が詰まっています。

 

 

それを何とか認めてあげたいびっくりマーク

 

「がんばってるね」って伝えたいびっくりマーク

 

 

と思い、わが家はこのように10月を走り抜けました。

 

 

ちょっとでも参考になれば嬉しいですウインク